イギリスのトラッドスタイルの王道ブランド、バブアー(Barbour)。
武骨な印象のアイテムが多数展開されています。
バブアーの中でもビジネスに使える、比較的柔和なアイテムがキルティングべストです。
春や秋はアウターとして、冬はコートやアウターのインナーとして。
夏を除いて非常に大活躍するキルティングベスト。
重ね着でコーデをオシャレに見せられます。
キルティングベストは、毎シーズン定番の服なので、流行に左右されることがなく、末永く愛用できるのが利点。
英国王室御用達のバブアーのアイテムならなおさらです。
この記事で紹介するのはキルティングとファーのリバーシブルベスト。
ファー面を表にすれば、上品な印象を高めて、また違った雰囲気を楽しめる逸品です。
本記事ではバブアーのキルティングベストの詳細と着用感をレビューします。
- キルティングベストが欲しい
- リバーシブルで1粒で2度おいしいベストを探している
- バブアーのキルティングベストの詳細が知りたい
バブアーのキルティングベスト
バブアーのベストはタイムレスに愛用し続けられる服。
とはいっても、言葉だけでは何も響きませんよね?
早速、実物を見てみましょう。
この記事で紹介するのはバブアーのリバーシブルファーキルトベストです。
こちらはユナイテッドアローズの1ライン、
- グリーンレーベルリラクシング(green label relaxing)
の別注アイテム。
バブアーは高い人気を誇り、様々なブランドやショップが別注をかけています。
こちらのベストもそのうちの1種というわけです。
背面はこちら。
ダイヤモンド柄のキルティングがシンプル過ぎない雰囲気を放ちます。
価格は30,800円。
バブアーで人気のファーライナー。
それをキルトリバーシブル仕様に別注したモデルです。
リバーシブルの仕様は後ほど述べます。
詳細を見ていきましょう。
デザイン
バブアーのキルティングベストのキルト面は、バブアーの名品である、
- キルトジャケット
を踏襲。
ダイヤモンド柄のキルティングはトラッドスタイルの代表的なデザインです。
キルティングといえば、ビジネススタイルに相性抜群。
キルティング柄は様々なブランドから展開されていますが、バブアーのキルティングは安心感が違います。
イギリス発祥の本物ですからね。
表面はポリエステル素材のキルト生地。
その裏は起毛感のあるフェイクファー素材を使用。
きれいめからカジュアルまで。
幅広いコーディネートに活躍するベストです。
サイドにはポケット付き。
手を突っ込んだり、物を入れたり。
デザインだけでなく、実用性もバッチリです。
リバーシブル仕様
バブアーのキルティングベストは、2種類の表情を楽しめるリバーシブル仕様。
コーディネートのアクセントになるスペシャルなアイテムです。
リバーシブル仕様の証拠に、回転式リバーシブルファスナーが付いています。
引手をグルっと回せるのです。
このように。
リバーシブルゆえの仕様。
ということで、ベストをクルッとひっくり返してみると…。
ファーがお目見え。
ファーベストです。
起毛感がエレガント。
キルティングベストのときとはまったく異なる表情に。
裏面にはバブアーのロゴがきます。
リバーシブルにしているので、ロゴが見えるところに来るわけですね。
近くで見ると起毛したファーの質感が分かります。
フワフワで触り心地が良いですよ。
キルティング面と同様にサイドポケットあり。
取り付け位置がやや腰寄りになっているのが特徴です。
ファーの表情は豊かで、遠目から見るとそれがよく分かります。
エレガントなブラックファーには、ゴールドのファスナーがひときわ映えますね。
とあらためて感じる仕上がり。
なんといっても、ファーベストは見た目が優雅。
ゴージャスな印象で、1枚羽織るだけでコーディネートが一気に華やぎます。
キルティング面とは完全な別物となるファーベストは、カジュアルにもきれいめにもなじむ点が超優秀。
ロンTの上に羽織れば、カジュアルに。
シャツを着てベストを着込み、さらに上からジャケットを羽織れば、ジャケットスタイルがより上品な印象になります。
ディティール
バブアーのキルティングベストのリバーシブル、そして、ファー仕様なのはこれまで紹介した通り。
この項目では、それ以外の仕様を見ていくことにしますね。
ファスナー金具の色味は光沢のある金色。
そして、ファスナー引手にはバブアーのロゴが刻印されています。
刻印のみでカラーは同じなので、悪目立ちせずにおしゃれです。
サイズ展開はいくつかありますが、今回は38を選択。
ヨーロッパ式の表記で38。
日本サイズに変換するとM~L相当です。
着てみた様子は後ほど紹介しますね。
キルティング面の素材はナイロン100%。
裏側はポリエステル100%です。
化学繊維素材なので自宅洗濯可能。
ガシガシ着て洗って、ラフに愛用できるのが嬉しいポイント。
バブアーのワックスドクロスはメンテ面で敬遠されることが多いですが、こちらのキルティングベストは別です。
日常使いしやすいベストになっています。
バブアーのキルティングベストの着用感
では、バブアーのキルティングベストを着てみますね。
170cm、70kgでサイズ38着用。
中綿が入っているので、やや厚みがある着心地です。
キルティング側を外に向けて着る際は内側のファーが肌触り良好。
包まれている感覚が味わえますし、ファー側を外に向けて着れば見た目にも暖かです。
ということで、裏返しますね。
上品な光沢があります。
キルティングベストよりもエレガントな印象。
きれい目に着れます。
背面はバブアーのブランドロゴが見えてデザインとしてのワンポイントに。
1粒で2度おいしいべストなのが分かりますね。
バブアーのキルティングファーベストは、シャツやニットといったトップスの上に羽織るだけで格好良く着こなせます。
インナーとして大活躍。
上からジャケットを羽織れば、エレガントな雰囲気を崩さず、防寒対策になります。
さらには、オーバーベストとしても活用可能。
活躍の場が広いベストに仕上がっています。
インナーベストとしての機能が十分にあるので、内側に着込んで暖かさをバッチリ確保できます。
オシャレですし。
気分によって、合わせる服によって着方を変えられるベストなので、出番が多くなります。
ガシガシ着れる、高機能ベストです。
イギリスの伝統あるブランド|バブアー(Barbour)
ここで、バブアー(Barbour)の簡単なブランド解説を。
バブアーは英国のアウトドア・ライフスタイルを体現するトラディショナルファッションブランドです。
バブアーは1894年に創業しています。
創業者はジョン・バブアー氏。
イングランド北東部のサウスシールズが創業の地です。
北海の不順な天候の元で働く水夫や漁師、港湾労働者のための服を作ったのがブランドの始まり。
バブアー定番のワックスドクロスは上記の人たちのために、水を弾く服を提供したのです。
ワックスで生地をコーティングし、防水性を高め、かつ防風機能を実現。
ワックスコーティングした生地は耐久性が高く、ガシガシ着れる丈夫な服の代名詞的な位置付けになっています。
バブアーのワックスドクロスの耐水性はイギリス国内でとりわけ高く評価されているのです。
まごうことなく、バブアーの名品。
現在ではアウトドアユースだけでなく、ファッションアイテムとして定番の立ち位置を確立したバブアー。
トラディショナルな服装に身を包みたい人を中心に高い人気を誇っています。
さらに、バブアーは一般的に人気を博しているだけでなく、イギリス軍から英国王室まで幅広く愛されるブランドです。
1974年にエジンバラ公、1982年にエリザベス女王、1987年にはチャールズ皇太子の命を受け、
- 英国王室御用達(ロイヤルワラント)
の栄誉に輝いています。
現在では世界中で販売されているバブアー。
- ワックスジャケットといえばバブアー
そんな確固たる地位を確立しているブランドです。
バブアーの名品であり定番品のビデイルとビューフォート
さて、
- バブアーといえば
なモデルが実はあります。
それが以下の2点。
- ビデイル
- ビューフォート
です。
マーガレット・バブアー氏が1980年にワックスドコットン生地でミドル丈にデザインした乗馬服がビデイル。
その後、1983年にゲームハンティング用のビューフォートを発表。
ビデイルよりもやや丈が長いのが特徴です。
- 乗馬用がビデイル
- 狩猟用がビューフォート
と覚えればOK。
とりあえず、この2つのモデルは知っておきたい超定番アイテム。
バブアーに興味を持ったら、ひとまずチェックしておきましょう。
バブアーのキルティングベストで3シーズンオシャレを楽しむ
本記事ではバブアーのキルティングベストの詳細と着用感をレビューしました。
グリーンレーベルリラクシングのバブアー別注モデルのキルティングベストは、リバーシブル仕様で1粒で2度おいしいベスト。
トラッドな雰囲気醸す、キルト柄。
そして、もう一方はゴージャスなフェイクファー。
リバーシブルで印象がガラリと変わります。
中には綿が入っており、肉厚で防寒性が高いのも良いところ。
オシャレで、かつ実用性抜群。
使い勝手の良いリバーシブルベストです。
日頃のお手入れがしやすい素材なので、バブアーのワックスドクロスに抵抗のある人でも気軽に楽しめる1着。
バブアーのアイテムが気になる人にとっては、バブアーの最初の服として、手に取るのはとてもおすすめ。
トラディショナルな着こなしをぜひ楽しんでみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
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