革はタフでエコな素材。
丈夫な革から生み出される革小物は、長く使えるものばかり。
- 革財布
- レザーベルト
- レザーバッグ
など、種類が豊富。
お気に入りの革小物は、日常を楽しく過ごすためのエッセンスになります。
革の基本的な性質
一口に革といっても、その種類にはいくつかあります。
この項目では、革小物を愛用する上で知っておくと良い、革の種類や性質、作り方について解説します。
一般的な革の種類
一般的に出回っている革は、牛革が最も多いです。
牛革は性別と年齢によって分類され、
- カーフ
- キップ
- ステア
など、種類が豊富。
当然、革の表情や風合いも異なります。
また、牛革以外にも、
- 馬革
- 豚革
- 鹿革
といった革種を使った革小物もあります。
それぞれ性質や触り心地が違う革。
デザインだけでなく革種にも注目すると、革小物選びが楽しくなりますよ。
革の作り方
革は動物から採れる、
- 原皮
をなめして作られます。
「皮」を「革」へと変えるなめし工程で用いるなめし剤によって、できあがる革の表情は変わります。
植物の渋を使うタンニンなめしは革本来の風合いを活かしつつ、はっきりとした経年変化を楽しむのに最適。
重金属のクロムを使うクロムなめしは時間と手間がかからないなめし手法のため、タンニンなめしの革と比べて安価です。
クロムなめしは使い込む前から柔らかいのも特徴。
それぞれを組み合わせたコンビなめしという手法もあります。
作り方を知れば、革の特徴をより深く理解できますよ。
革小物レビュー
革小物には実際にどんなアイテムがあるのかを一例としてご紹介しますね。
革財布
まずはレザーアイテムの定番、革財布から。
革は丈夫なため、日常的に使い続ける財布の素材としてピッタリ。
革の風合いを楽しみつつ、末永く愛用できます。
お気に入りの革財布は日々の暮らしに良い刺激をもたらし、ポジティブなエネルギーが得られます。
上質な革財布を探すのにおすすめの通販サイトをまとめた記事を読む
レザーベルト
ベルトは革製が主流。
それゆえに、レザーベルトは種類がたくさん。
中でも、ブラックのレザーベルトは使いやすく、合わせるパンツを選ばない汎用性の高いアイテムです。
革製ベルトを身に付ければスタイリングが引き締まり、コーデの印象もグッと大人っぽくなります。
シャツをタックインしたときには周囲の目に触れますから、こだわりたいアイテムです。
レザーバッグ
レザーバッグはフォーマル度が高く、ビジネスシーンはもちろん、カジュアルスタイルに取り入れてカッチリしすぎない雰囲気を作るのに便利なアイテムです。
高価なアイテムが多いですが、お手入れしつつ使えば、それこそ一生使えるのでコスパ良し。
お気に入りのアイテムを見つければ、出かけるのが楽しくなります。
レザーブランドの上質革小物
革小物はさまざまなレザーブランドが多くのモデルを展開しています。
その中でも、レザーブランドとして名前の上がりやすいブランドを紹介します。
エンダースキーマ
エンダースキーマ(Hender Scheme)は「m.i.p(manual industrial products)」という有名メーカーの靴をヌメ革で作り上げるオマージュ製品が存在感を放つブランドです。
財布やカードケースなどの革小物も充実のラインナップ。
タンニンなめしのヌメ革を使った製品が多く、革の経年変化を存分に楽しみたい人には特におすすめのブランドです。
ユハク
ユハク(yuhaku)は日本のレザーブランド。
世界中から厳選された上質な革を独自の染色技術で染めたレザーアイテムが魅力。
ユハクのアイテムは、革本来の風合いと、染めによって生まれる美しさを同時に味わえます。
芸術品といって過言ではありません。
実用的なだけでなく、目でも楽しめる革小物がそろったレザーブランドです。
キプリス
キプリス(CYPRIS)の革小物は見えない部分にも手間をかけ、こだわり抜いた品質の高さが魅力です。
革小物作りの技術は江戸時代から伝わる技法を用い、また進化させ、上質な革製品を生み出しています。
日本のブランドらしい、質実剛健のレザーアイテムを展開。
一生愛せる確かなクオリティを誇りながら、比較的お手ごろな値段で高コスパなのも嬉しいポイントです。
ココマイスター
ココマイスター(COCOMEISTER)の革小物はヨーロッパの上質な革を日本の熟練工の方々の技術で仕立てたこだわりの逸品です。
経年変化を前提とした革製品を展開するココマイスターは、長く使う楽しみを存分に味わえるアイテムがラインナップ。
お気に入りの革小物の風合いの変化を末永く、とことん楽しめます。
取り扱っている革種も豊富なので、デザインや色だけでなく革の種類で選ぶのもオススメです。
アヤメアンティーコ
アヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)は、イタリア産のバケッタレザー(ベジタブルタンニンレザー)を日本の熟練技術で仕立てた上質な革製品を取り扱うブランドです。
日本の茨城県からこだわりのレザーアイテムを世に届けています。
革の風合いを活かしたナチュラルな質感は、主張控えめで飽きの来ないシンプルデザイン。
バケッタレザーのエイジングを楽しみつつ、末永く付き合っていけるレザーグッズを探している人へおすすめしたいジャパンメイドのブランドです。
ロエベ
いわずと知れたハイブランド、ロエベ(LOEWE)。
世界中で高い人気を誇る高級ブランドです。
もともと、革工房がブランドの発祥なだけあって、革小物のクオリティの高さは圧巻。
キメ細やかで柔らかなカーフレザーを使ったアイテムは、いつまでも触れていたくなるほどの肌触りの良さ。
使うたび、
- 革って良いなぁ…
とあらためて認識させてくれる魅力的な革小物を取り扱っています。
ブランド革「栃木レザー」の革小物
実は、革にはブランドとして確立されている種類があります。
栃木レザーは有名なブランド革の1種です。
栃木県のタンナー「栃木レザー株式会社」が製造しているヌメ革が栃木レザー。
化学薬品を使わず作られる栃木レザーは、使い込んでいくうちに革の風合いが変化する、
- エイジング
が楽しめるのが特徴です。
栃木レザーを使った革小物は、持つ喜びを感じさせてくれる極上アイテムが目白押し。
革自体が丈夫で、お気に入りのアイテムを長く愛用したい人には特におすすめ。
国内外で高く評価されている日本のレザーブランドです。
希少革「エキゾチックレザー」の革小物
革には、牛革や馬革といった比較的メジャーな革種だけでなく、
- エキゾチックレザー(希少革)
と呼ばれる革種もあります。
- クロコダイル
- パイソン
- オーストリッチ
- エレファント
- ヒポポタマス
- スティングレイ
- シャーク
など、珍しい革種です。
エキゾチックレザーの革小物は革自体が希少なため、価格帯も高め。
ですが、珍しいゆえに他の人とかぶることがほとんどなく、
という人におすすめの革種です。
クロコダイルレザー(ワニ革)
クロコダイルレザーは「キングオブエキゾチックレザー」と呼ばれる希少革の王様です。
クロコダイルの整然と並んだウロコ模様と光沢はエレガントの一言。
クロコ革を使った革小物は、所有欲を刺激します。
クロコ革アイテムの筆頭は財布。
クロコ革の強いツヤとお金を入れる財布は好相性。
高級感漂うクロコ革財布は、お会計のときに財布を出すのが誇らしくなります。
パイソンレザー(ヘビ革)
パイソンレザーはヘビの革。
細かなウロコがヒラヒラと立体感を生み出す独特の革種です。
パイソンレザーは柔らかい特徴があり、革小物は使い勝手が良いです。
一見、浮いたウロコが剥がれそうな印象ですが、しっかりとくっついているため、実は丈夫。
ガシガシ使えて、実用性十分なアイテムです。
オーストリッチレザー(ダチョウ革)
ダチョウの革がオーストリッチレザー。
革表面に突起があるのが特徴。
その他の革にはない、独特の表情の革です。
クイルマークと呼ばれる突起は、一目でオーストリッチと分かる存在感を放ちます。
牛革や馬革の滑らかな美しさとは一味違う、力強さを味わいたいならオーストリッチレザーの革小物をチェックしてみてください。
エレファントレザー(象革)
エレファントレザーは野性味あふれる象の革。
起毛革に分類され、凹凸感のある独特な表情が魅力です。
ワシントン条約で規制されている革種なだけあって、非常にレア。
希少ゆえに持つ喜びを感じるレザーです。
深く入ったシボがワイルドでありながら、どこかエレガントな革種がエレファントレザーの特徴。
エキゾチックレザーの中でも、特に珍しい革ですよ。
ヒポポタマスレザー(カバ革)
ヒポポタマスレザーはカバの革です。
希少な象革よりもさらに珍しい革種。
起毛革に分類されるカバ革の表面は細かな毛が立ち、フワフワと柔らかな質感。
上品な感触です。
革表面に入ったワイルドなシワと合いまった絶妙なバランスの下、独特な雰囲気を放つエキゾチックレザー。
野生で育ったからこその美しさを体感できるのがカバ革の特徴です。
スティングレイレザー(エイ革)
アカエイの皮をなめして作るのがスティングレイレザー。
エイ革です。
他の革種とは異なり、主成分がリン酸カルシウム。
それゆえ、石のような粒が並んだ表面をしています。
唯一無二の存在感を誇るレザーで、エレガントな印象が高い素材です。
スティングレイレザーのフラグメントケースの詳細をレビューを見る
シャークレザー(サメ革)
シャークレザーは柔らかな革種です。
サメといえば鮫肌。
ザラザラしていると思いきや、まったくそんなことはなく。
表面のザラザラを取り除いてなめすからです。
サメには毛穴がないため、水濡れに極端に強いのが特徴。
日常的にガシガシ使えます。
革小物は経年変化を気軽に楽しめる
革は使い込むうちにだんだんと革の風合いが変わっていきます。
いわゆる、
- 経年変化(エイジング)
です。
購入直後はのっぺりとした印象の強い革小物でも、1ヶ月、半年、1年と使い続けるうち、表情が変化。
奥行きのあるツヤや、使ったからこその細かな傷が付き、自分だけのレザーアイテムに仕上がっていきます。
その過程をそばで見つつ、革の変化に思いを馳せられるのが革小物の魅力のひとつです。
常に持ち歩けたり、日常的にヘビロテするアイテムは経年変化を楽しみやすいですよ。
カウレザー(牛革)のエイジング
カウレザーの経年変化は革の色が濃くなり、ツヤが表れてきます。
触り心地もしなやかに。
経年変化をすることで見た目に重厚感が出て、かつ使い勝手が良くなります。
ホースハイド(馬革)のエイジング
ホースハイドやホースレザーと呼ばれる馬革のエイジングはカウレザー同様に美しく、ツヤが増していきます。
牛革以上に強靭な革種で非常にタフな素材なのがホースハイド。
堅牢で長く使えるため経年変化をじっくり楽しめる革種です。
クロコダイルレザー(ワニ革)のエイジング
ただでさえ美しいクロコダイルレザー。
クロコ革の経年変化は一層エレガントな雰囲気に仕上がります。
ウロコのツヤに深みが増し、透明感すら感じる印象に。
加えて、素材感としても柔らかな触り心地に変化します。
パイソンレザー(ヘビ革)のエイジング
パイソンレザーの経年変化は革にツヤが表れるのは他の革種と一緒ですが、ウロコの変化は必見です。
もともとは端がヒラヒラと浮いていたウロコは、使い続けることでピッタリと寝てきます。
より落ち着いた印象に仕上がりますよ。
柔らかい革の触り心地はそのままに。
見た目の変化が大きく、インパクト強めな経年変化を見せてくれます。
革小物はプレゼントにもおすすめ
革小物は自分用はもちろん、大切な人へのプレゼントにも適しています。
財布やベルトは実用性が高く、また、革の耐久性の高さゆえに長く使えるため、思い出とともに長く愛用できるからです。
結婚3年目の記念日は革婚式とも呼ばれ、記念として革小物を夫婦互いに贈り合うのもオススメ。
結婚年数 | 名称 |
1年 | 紙婚式 |
2年 | 藁婚式 |
3年 | 革婚式 |
5年 | 木婚式 |
10年 | 錫婚式 |
25年 | 銀婚式 |
50年 | 金婚式 |
その他にも、
- 誕生日
- 父の日
- 母の日
など、革小物はプレゼントの鉄板です。
革小物はかさばりにくく、携帯性抜群。
日常でも気軽に使えるラフさがあります。
いざプレゼントする場でも、贈る人・もらう人の双方の荷物になりにくいのが地味に嬉しいポイントです。
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