ベストはクラシカルな洋服です。
そして、ベストはそのほとんどがノーカラー。
ただ、ベストの中には襟(カラー)付きのアイテムもあります。
カラーベストです。
カラーベストは各ブランド見渡しても数が少なく、なかなか珍しいアイテム。
- 欲しいときに買えない
そんな立ち位置の服です。
ただ、日本のブランド、
- ポータークラシック
には、カラーベストの展開があります。
その名もモールスキンモディリアーニカラーベスト。
イタリアの画家、アメデオ・モディリアーニ氏の名を冠したアイテム。
襟付きのクラシックベストでカッチリ感の高いベストです。
ただでさえフォーマルなベストが襟付きのおかげでさらに上品に。
モールスキンの肉厚で起毛した生地は暖かく、冬場でも着れます。
同生地のジャケットやパンツと合わせると、いよいよ格好良さがカンスト。
大人なダンディズムを味わえる服ですよ。
本記事ではポータークラシックのモールスキンモディリアーニカラーベストをレビューします。
- 襟付きのベストを探している
- カラーベストの特徴を知りたい
- ポータークラシックのモールスキンモディリアーニカラーベストの詳細が知りたい
ベストはフォーマルアイテム
ベストはフォーマルなアイテムです。
袖がなく、ウエストコートと呼ばれることもあります。
カッチリ感を高める服、それがベスト。
スーツに合わせることが多いですが、特に同生地のジャケットとパンツ、それにベストを合わせるとスリーピースと呼ばれるスタイルになります。
スーツはジャケットとパンツのツーピース。
意外と歴史は浅く、アメリカの効率主義が普及を促進し、今にいたっています。
それに対して、スリーピースはツーピースの源流。
1600年代にイギリス文化が生んだオシャレの結晶です。
ゆえに、スリーピース構築に欠かせないベストは、フォーマルを象徴するアイテムなのです。
襟付きベストはよりカッチリ
べストという服に着目したとき、襟付きと襟なしがあると気付きます。
ベストのほとんどが襟なし。
襟がないベストはシンプルでファッションに取り入れやすいです。
言い換えれば、フォーマルさがやや抑えられたアイテムということ。
フォーマルさが抑えられているゆえに、スタイリングのバランスを取りやすいのです。
一方の襟付きベストは、ただでさえフォーマルなアイテムのベストの中にあってさらにフォーマルな印象が強いアイテム。
クラシカルな空気が漂います。
よりカッチリとした印象で、スリーピースを組んだときの「ピシッと感」は襟なしべストよりも高め。
伝統的なスタイリングを楽しみたい人には、襟付きベストは特におすすめです。
ポータークラシックのモールスキンモディリアーニカラーベスト
襟付きのベストはフォーマルなアイテムですが、実際のアイテムを見ないとイメージがわきません。
ここでレビューがてら襟付きベストの具体例を見ていきます。
それがこちら。
モールスキンモディリアーニカラーベストです。
イタリアの画家である、アメデオ・モディリアーニ氏の名前が付いた服。
価格は51,700円なり。
日本のブランド、ポータークラシックがラインナップしているベストです。
ポータークラシックは毎シーズンこだわりのベストを展開。
この記事で紹介するのは、ポータークラシックの極上アイテムの1つです。
カラー展開はブラックとネイビーの2色。
筆者はブラックを購入しています。
というのも、スリーピースで着たかったから。
実は筆者、同じ生地のアイテムをすでに持っています。
これらにベストを加えれば、スリーピースの完成というわけです。
ディティールを見ていきますね。
ベスト定番のチェストポケットに…
サイドポケットが2つ。
いたってオーソドックスなデザイン。
襟以外は。
そして、ブラックの生地にブラックのボタン。
サイレントな印象です。
襟以外は。
2回目いいました。
襟付きベストがこの記事のメインですからね。
前身頃の裏側にはポータークラシックを意味する「PC」ロゴ入り。
さりげないポイントが心をくすぐる仕様です。
襟付きベスト
モディリアーニモールスキンカラーベストの最大の特徴である襟部分を見ていきましょう。
ベストとしては異色の襟付き。
ジャケットの袖をなくしたかのような、そんな印象。
ですが、ベストならではの空気感は確かに纏っています。
襟のおかげで襟なしべストよりもカッチリ感を感じやすいベストです。
モールスキン生地
モールスキンモディリアーニカラーベストの生地には、硫化染めを施したモールスキンを使用。
シチュエーションを問わないポータークラシックの定番素材です。
モールスキンは耐久性に優れ、着込む程に身体になじみます。
ちなみに、コットン100%。
見慣れたコットン素材とは違った風合いのため、最初は戸惑うかもしれません。
モールスキンとは、直訳でモグラの肌。
まるでモグラの毛皮のような、厚みのある綿素材を指す言葉です。
モールスキンは太い綿糸を生地の片面だけではなく、両面に起毛させて織り上げています。
ゆえに、モールスキンは厚くて非常に丈夫。
それでいて、柔らかな肌触りは非常に魅力的。
一般的に、太い綿糸の使われた丈夫な綿素材はゴワゴワしているもの。
しかし、モールスキンは逆を行きます。
生地に空気が含まれ、やさしい肌触りとなっているのが魅力の生地です。
背面ベルト
モールスキンモディリアーニカラーベストの背面にはアジャストベルト付き。
ベロア調の生地です。
フワフワとした生地で触り心地良好。
柔らかいので結びやすく、サッと結んだり、ほどいたりすることが可能です。
背面ベルトがあることで腰元をキュッと絞れるようになります。
ベストのシルエットをきれいに出せるありがたい仕様です。
ウォッチチェーンホール付き
モールスキンモディリアーニカラーベストには、フロントボタン付近に穴が空いています。
実はこれ、ウォッチチェーンを通すための穴です。
このように。
懐中時計を持ち歩くために便利。
ウォッチチェーンホールが付いているなんて、なんとも気が利いています。
ポータークラシックでは定番のデザイン。
しっかり実用的な機能でもあります。
項目 | 仕様 |
素材 | コットン100% |
サイズ | XS S M L XL XXL |
生産国 | 日本 |
価格 | 51,700円 |
ポータークラシックのカラーベストを着てみた
では、ポータークラシックのモールスキンモディリアーニカラーベストを着てみます。
こちらです。
170cmの70kgでMサイズ着用。
襟付きベストはやはりインパクトがあります。
クラシカルな佇まい。
カッチリとした出で立ちになります。
続いて、サイドショットです。
襟は目立たず、あくまでも控えめに。
横から見ると、襟なしのシングルベストと大差ない見た目です。
背面はこちら。
背面ベルトはウエストを絞るだけでなく、デザインとしても機能。
シンプルになりすぎないアクセントになっています。
フロントボタンを外してみます。
こんな感じ。
一気にカジュアルライクに。
ベストを羽織るだけのスタイルなら、フロントをガバっと開けた方がボトムスやシューズと合わせやすく、使いやすいです。
逆に、ジャケットと合わせるときは前ボタンを閉めてフォーマルに。
フレキシブルな着こなしを楽しめるベストです。
同生地のモールスキンジャケットとモールスキンパンツと合わせてスリーピースとして楽しむのも良し。
トラディショナルな恰好を存分に楽しめるのもベストの強み。
襟付きベストならなおのこと。
ファッションを今まで以上に面白く、刺激のあるものにしてくれるアイテムです。
襟付きベストでクラシックスタイルを楽しもう
本記事ではポータークラシックのモールスキンモディリアーニカラーベストをレビューしました。
襟付きベストは襟なしよりもカッチリ感が強く、フォーマルに着れる服です。
普段の洋服に合わせればカジュアル感を緩和。
ジャケットと組み合わせるとフォーマルさがブースト。
大人っぽく着こなせるアイテムです。
モールスキンモディリアーニカラーベストの柔らかなモールスキンの肌触りは非常に心地良く、身体を優しく包み込むためストレスフリーな着心地。
快適かつオシャレに楽しめるベストです。
ラフな生地にフォーマルな襟付きベストの絶妙なバランスをぜひ楽しんでみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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