そこでチェックしたいのがポータークラシックのモールスキンモディリアーニジャケットです。
光沢とやや起毛感のある生地のモールスキンはコットンとは思えない風合いの生地。
ガシガシ洗濯できる上に、上品な雰囲気を纏えます。
ポータークラシックの手にかかれば、上品な生地の風合いの中にリラクシンな雰囲気を持つ、ほどよいバランスのジャケットに仕上がるわけです。
それがモールスキンモディリアーニジャケット。
パリで活躍したイタリア人画家のアメデオ・モディリアーニ氏の名を冠した、モールスキン生地のジャケットです。
ワイドなシルエットでゆったり着れます。
着丈が長く、コートのようにも着れるジャケットです。
本記事ではポータークラシックのモールスキンモディリアーニジャケットの詳細と着用感をレビューします。
- ガシガシとラフに着れるジャケットが欲しい
- モールスキンの上品な生地感を楽しみたい
- ポータークラシックのモールスキンモディリアーニジャケットの詳細が知りたい
ポータークラシックのモールスキンモディリアーニジャケット
早速、この記事の主役に登場してもらいます。
ポータークラシックのモールスキンモディリアーニジャケット（MOLESKIN MODIGLIANI JACKET）です。
ポータークラシックというブランドについては、後ほど解説しますね。
ジャケットのカラーはブラック。
他にはネイビーのカラーラインナップがあります。
バックショットはこちら。
着丈長めのジャケットです。
価格は71,500円。
ドメスティックブランドのジャケットとしては、割りと中央値的な価格。
サイズはMを選択しました。
モールスキンモディリアーニジャケットはゆったりめのサイジング。
繻子織りで硫化染めしたモールスキン。
軽くサラッと羽織れます。
次の項目からモールスキンモディリアーニジャケットの詳細を見ていきますね。
生地
モールスキンモディリアーニジャケットの生地は名前の通り、モールスキン。
- モグラの毛皮のような質感の生地
- 厚みのある生地感が特徴
- 綿糸を生地の片面だけではなく、両面に起毛させながら織り上げている
- キャンバスやデニムよりも丈夫
秋から冬にかけて活躍するポータークラシックオリジナルのモールスキン生地です。
モールスキンの特徴はやや光沢があり、起毛した感じを受ける生地であること。
コットン100%とは思えない風合いで、まるでウールのよう。
身近な存在のコットン素材ながら、高級感漂う見た目です。
触れると柔らか。
シワが付きにくい生地だと実感します。
柔らかなので、折りが入りにくいためです。
生地は厚手。
光沢がありつつも洗いこむとやれ感が出て、より柔らかに仕上がっていきます。
洗濯表示を見ると、手洗い可能と記載あり。
洗濯機のオシャレ着洗いや手洗いモードを使えば自宅洗濯できるので、クリーニングに出す必要なし。
気軽に経年変化を楽しめますよ。
洗濯により色落ちして自分だけのジャケットになる様は、愛着わくこと必至です。
使い込んで仕上がったモールスキンの柔らかな生地は、肌触りなめらかで非常に気持ちが良いですよ。
デザインディティール
左右にはハンドポケット付き。
裏側を見れば容量が分かります。
比較的大きく、利便性の高いポケットです。
左胸にもポケット1つ。
フロントボタンは手染め。
ハンドペイントゆえのかわいらしさを感じる仕上がりです。
ポータークラシックのアイテムはこういった細かなデザインが魅力の1つ。
袖はボタンなしの筒状。
腕まくりがしやすく、よりカジュアルに着こなしを楽しめる仕様です。
また、ご覧の通りジャケットに裏地はありません。
そのため、洗濯に気をつかう必要なし。
ガシガシ洗濯して、クタッとなったモールスキンの生地感を楽しむのも一興です。
前身頃の左側の裏にはポケット付き。
財布やスマホを入れておけます。
パンツのポケットやジャケットのハンドポケットに物を入れるとシルエットが崩れる原因になりますから、胸ポケットを使えるのは大きな利点です。
シルエット
モールスキンモディリアーニジャケットは肩の落ち感のあるリラクシンなシルエット。
着丈が長く、一見、ルーズな印象です。
ただ、着てみると意外や意外。
不思議とルーズさがありません。
ポータークラシックのパターンメイキングだからこそ成せるわざです。
襟は存在感がありながらもシンプル。
着用感は後ほど紹介しますね。
| 項目 | 仕様 |
| カラー展開 | ブラック ネイビー |
| 生地 | コットン100% |
| 価格 | 71,500円 |
| サイズ | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 |
|---|---|---|---|---|
| S | 54cm | 65cm | 73cm | 53.5cm |
| M | 56.5cm | 67.5cm | 75.5cm | 56cm |
| L | 57.5cm | 69cm | 77cm | 57.5cm |
| XL | 59cm | 71.5cm | 78.5cm | 58cm |
モディリアーニはイタリアの画家
モディリアーニジャケットの「モディリアーニ」とは、パリで活躍したイタリア出身の画家に由来します。
アメデオ・モディリアーニ氏です。
クラシカルな着こなしでスリーピースが似合っています。
※出典：wikipedia主にパリで制作活動をした、エコール・ド・パリ（パリ派）の画家の1人です。
これほど渋い、大人の格好良さ漂うモディリアーニ氏から着想を得たジャケット、格好悪いわけありませんね。
日本製にこだわりを持つブランド「ポータークラシック」
- 世界基準のスタンダード
をコンセプトにこだわりの服やカバン、アクセサリーを展開しているのがポータークラシック。
日本製にとことんこだわり、完成度の高い製品を生み出し続けているブランドです。
ポータークラシックの特徴は年代を問わず愛されるアイテム。
刺し子や剣道といった独特の生地を使った洋服は、日本の伝統技術を身に纏える、
- 着る芸術品
といった様相。
芸術や映画の空気感やテイストを取り入れたポータークラシックのアイテムからは、伝統や文化を感じます。
- ファッションは文化
をダイレクトに感じる仕上がりです。
流行を追わないデザインで、末永く愛用できる衣類やアクセサリーを取り揃えています。
モールスキンモディリアーニジャケットを着てみた
では、モールスキンモディリアーニジャケットを実際に着用してみます。
フロントショットはこちら。
170cm、70kgでMサイズ着用です。
コーデ使用アイテムは以下。
| カテゴリー | アイテム | ブランド |
| ジャケット | モールスキンモディリアーニジャケット | ポータークラシック |
| シャツ | シャンブレーシャツ | キャプテンサンシャイン |
| パンツ | サッチモチノ | ポータークラシック |
| シューズ | 975ロングウィングチップ | オールデン |
収まりのよい襟元はカジュアルな印象ながら、ジャケットが持つカッチリ感を残しています。
たっぷり身幅をとったポータークラシックらしいシルエット。
クラシックな雰囲気満載です。
絶妙なバランスのスタイリングに仕上がりました。
サイドショットはこちら。
着丈の長さがよく分かります。
リラクシンな雰囲気になる要因の1つです。
着丈がやや長めなので、いわゆるテーラードジャケットとはまったく異なった着こなしを楽しめます。
ジャケットでありながら窮屈感は一切ありません。
バックショットはいたってシンプル。
ブラックカラーの引き締まった印象を助長するデザイン。
ごちゃごちゃせずに、あらゆるトップス、ボトムスと相性が良いです。
ラフに羽織るだけで様になります。
シャツやチノパンに限らず、デニムパンツやTシャツといったカジュアルアイテムに合わせてもOK。
気軽に着回せます。
「カッチリし過ぎる」印象が強いジャケットというカテゴリーにありながら、非常に使いやすいアイテムです。
着やすさはただただ感動。
肩が張らずに動きやすいのもポイントです。
ドロップショルダーのラフな雰囲気がたまりません。
コートのようにも着れる懐の深さはさすがポータークラシック。
同じ生地のモールスキンクラシックパンツと合わせてセットアップで着ても良し。
インナーダウンを着れば寒い時期でも活躍します。
普段使いにもガンガン使える格好良いジャケットです。
もちろん、スリーピースにも。
格好良く、それでいてほど良いリラクシンな空気が魅力のジャケットです。
ワイドなジャケットは自然とヘビロテする
モディリアーニジャケットのような身幅があるワイドジャケットは、着画をお見せした通りラフな着心地です。
というのも、肩が窮屈でなく動きやすいから。
テーラードジャケットのように身体にフィットする着心地ではないため、快適に着れます。
また、シルエットとしてもフィッティングに余裕があり、ジャケットの下に合わせるトップスを選びません。
シャツはもちろん、インナーダウンを着込んでもゆとりがあります。
快適な着心地を損なわず、中に着込めるのは秋冬シーズンに活躍するということ。
自然と出番が多くなります。
気付けばヘビロテの1着に。
たとえ高価だったとしても、ガシガシ着ればその分、元は取れます。
着れば着るほどコスパが良くなるジャケットであると考えれば、ワイドジャケットは手に入れておくべき品です。
カッチリ感と抜け感の融合！モールスキンモディリアーニジャケット
本記事ではポータークラシックのモールスキンモディリアーニジャケットの詳細と着用感をレビューしました。
モールスキンモディリアーニジャケットは、起毛感のあるモールスキン生地を使ったジャケットです。
柔らかなモールスキンはシワが付きにくく、ガシガシ洗濯してもきれいに着続けられます。
イタリア出身の画家、アメデオ・モディリアーニ氏の名を冠したジャケットは、着丈眺めでガバっとラフに羽織れる1着。
カジュアルに着れるジャケットながら、3つボタンとシュッとした襟元はクラシカルな空気感を纏い、絶妙なバランスに仕上がっています。
カッチリ感と抜け感が共存する稀有なジャケットです。
モールスキン生地でセットアップを組み、フォーマル感をアップして着用するも良し。
Tシャツやシャツの上から羽織ってカジュアルな休日コーデを引き締めても良し。
使いやすく着回しのきくジャケットです。
ポータークラシックのアイテムとしては比較的手の出しやすい価格のジャケットですよ。
あくまでも刺し子や剣道の生地を使った服と比べて、ですけれど。
価格7万円越えはなかなかです。
とはいえ、ポータークラシックのアイテムを着たことがなく、雰囲気を試してみたい、なんて人には特にオススメ。
ぜひコーデに取り入れてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました！
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