そんな人は服を洗濯した後、乾燥機で完全に乾燥させてみてください。
生地の繊維が詰まり、服が縮みます。
洋服を小さくできますよ。
セーターやスウェットが乾かないからといって、洗濯機で乾燥までさせたらツンツルテンになっていた…。
なんて経験をした人は少なくないはず。
意図せず縮んでしまうとショックですが、狙って縮ませるなら有効な手段となります。
- 着ているうちに生地が伸びた服
- 購入時にサイズミスした大きな服
を小さくするための対処方法としておすすめです。
乾かすだけなので簡単ですよ。
ビフォーアフターはこちら。
大き目のベストを縮めてみました。
左が洗濯前、右が洗濯・乾燥後。
横幅、着丈どちらも小さくなっています。
ただし、実施にあたっては注意点があります。
本記事では大きすぎる服を縮めてサイズを調整する方法と気を付けるべきポイントを解説します。
- 手持ちの服のサイズが大きすぎる
- 服が大きくてだらしない雰囲気になってしまう
- 服のサイズを今よりも小さくしたい
服のサイズが大きいとスタイリングが締まらない
服のサイズはとても重要です。
サイズ感によって、引き締まった印象やリラクシンな印象にコントロールできます。
ジャストサイズならフォーマルに。
タイトなパンク。
ストリート系ならルーズシルエット。
なんて感じで。
服のサイズは基本的には好みで選ぶべきですが、
- 小さすぎる
- 大きすぎる
といった極端な例は別。
小さすぎるとそもそも着れないですし、大きすぎるとだらしない印象になってしまいます。
小さすぎる服とは違い、大きすぎる服は着るには着れるため、気にしなければ着ることはできます。
ただ、どうしても野暮ったい印象は拭えません。
せっかくのお気に入りの服。
どうせ着るならオシャレに着こなしたいですよね?
野暮ったいスタイリングは着ている服がもったいないです。
大きすぎる服を縮める方法
大きすぎる服は、
- 着込んでいくうちに生地の繊維が伸びてサイズが大きくなったパターン
- そもそも購入時にサイズミスをしでかしたパターン
というように原因は様々です。
サイズが大きすぎる服が手持ちにある場合、
と言われれば、決してそうではありません。
服は縮められます。
実は、洗濯後に乾燥機にかければ服は縮みます。
とはいっても、すべての服を縮められるわけではありません。
が左右されます。
コットンやウールはパッと見てすぐにわかるくらい縮められます。
一方、化学繊維は縮めにくいです。
手持ちの服の品質表示タグで、
- 綿
- 毛
と書いてあるなら、天然繊維。
乾燥機で問題なく縮められます。
天然繊維は縮めやすい特徴を持っているからです。
なぜ、服の素材で縮みやすいかどうかが変わるのか、次の項目で見ていきましょう。
乾燥機で服が縮む仕組み
乾燥機で服が縮む仕組みは、繊維の収縮を利用しているから。
生地は繊維を引っ張って織ることで作ります。
要は、常に引っ張られている状態です。
繊維はもともとクシュっと縮む性質の素材ですが、無理に引き伸ばしているのですね。
その状態の繊維を洗濯と乾燥によって元の状態に戻すことで、生地の縮みが発生。
上記が乾燥機で服が縮む仕組みです。
熱をかけると繊維が元の状態に戻ろうとして生地の縮みを発生させます。
水を含んで膨張し、縮む余地ができたところに乾燥機で一気に熱をかけ、繊維をギュッと圧縮するイメージです。
熱収縮による縮みはコットンやウールなど、天然繊維に特に有効な手法です。化学繊維では天然繊維に比べてサイズを縮める効果は薄いため洗濯と乾燥を繰り返す必要があります。
乾燥機で服を縮める方法
洗濯機と乾燥機を使えば、大きめの服を小さく縮められます。
洋服のサイズ変更は洋服修理専門のお店でお直しするのがセオリー。
ですが、乾燥機を使ってできるならお手軽です。
無料で、しかも自宅でできますからね。
自宅で洗濯・乾燥するときのポイントは以下です。
サイズを縮めやすくするためには、
- なるべく高温の水を使う
- 高温で乾燥する
上記の通り、温度を高くすることが重要です。
というのも、繊維は熱が加わると縮むから。
服の生地は繊維を引き伸ばした状態で織ります。
そこに熱がかかると柔らかくなり、引き伸ばされた状態から元に戻ろうとするため、生地として縮みが出るのです。
基本的には、どんな素材でも生地として織られているなら縮みます。
ただし、
- 縮みにくい繊維
- 縮みやすい繊維
があり、縮み度合いは様々です。
より縮ませたいなら洗濯機の洗濯時間を長く設定するのがおすすめです。
水分を含んだ繊維は膨張し、収縮への抵抗が弱くなります。
その状態の引き伸ばされた繊維が熱によって戻ろうとするため、膨張している時間が長いほど熱の効果が出やすいです。
しかし、注意点も。温度を高く設定すると生地の色が抜けやすくなります。色移りが起こるので縮ませたい服単体で洗濯・乾燥するようにしましょう。
洗濯が終わったらすぐに乾燥へ。
自然乾燥は避けます。
服を縮めたいなら服がたっぷり水分を含んだ状態で乾燥機へ放り込むのが有効だから。
すぐに洗濯機から洋服を取り出して乾燥へ。
乾燥機の熱風が繊維を収縮させます。
乾燥機の一番長い乾燥時間を設定するのがおすすめです。
乾燥機は熱だけでなく、回転によって服の繊維が縮む効果も期待できます。
熱を受けた繊維が乾燥機でかき回されると衣類が収縮。
服のサイズが小さくなりますよ。
完全に乾燥するまで、洋服は乾燥機に入れたままにしておきましょう。
ポリエステルをはじめとした化学繊維素材の場合、自分の好きな大きさに縮むまで洗濯、乾燥を繰り返します。
というのも、先ほど述べた通り化学繊維は天然繊維よりも縮みにくいです。
ただ、根気良く洗濯と乾燥を繰り返すと徐々にサイズが縮んでいきますよ。
化学繊維は強度が高いため、洗濯を繰り返すことによるダメージはそれほど心配する必要はありません。
大きすぎるベストを縮めてみた
百聞は一見に如かず。
洋服を縮ませる方法を実戦解説していきますね。
この記事で縮ませるのはこちらの服。
ポータークラシックの刺し子プルオーバーベスト。
リラクシンなサイジングで思う存分楽しんだため、少し縮めて新たな着こなしをしたいと感じる今日この頃。
洗濯と乾燥でサイズを小さめにすることに。
方法はいたって簡単。
洗濯して、間髪入れずに乾燥機にかけるだけ。
超簡単です。
早速洗濯機へGO。
洗濯した後は脱水せずにそのまま乾燥ステップへ移行。
完全に乾燥するまでひたすら待ちます。
ここで注意点が1つ。
濡れた状態で高温乾燥をかけると生地が色落ちします。
他の服と一緒にしてはいけません。
縮ませたい服だけで洗濯・乾燥にかけましょう。
完全乾燥後に着てみると…
サイズが小さくなりました。
着てみると分かるのですが、写真だけだと分かりにくいかも…。
てなわけで、洗濯・乾燥後の服の状態を比較してみます。
こちらです。
左側が縮ませる前。
右側が縮ませた後です。
洗濯・乾燥後は服のサイズが小さくなっています。
横幅と縦幅、どちらも縮みが出てすっきりとした印象に。
洗濯・乾燥だけできっちり縮みました。
簡単手軽な方法でサイズを小さくできますよ。
大きすぎる服を持て余している人は乾燥機で服を小さくしてみてください。
自宅の洗濯乾燥機が能力不足ならコインランドリーで
服のサイズを縮めるためには乾燥機の出力が重要です。
一気に乾燥させれば服の繊維がギュッと縮むため、サイズ縮み効果が強力に出ます。
より縮みやすくなるのです。
試しに、先ほど自宅の乾燥機で縮ませたベストをコインランドリーで洗濯と乾燥をしてみました。
結果がこちら。
サイズの縮みがより顕著に。
べストが身体にフィット。
より適正サイズに近付いた感があります。
コインランドリーの乾燥機はいわば業務用。
乾燥能力が高いため、服のサイズをもっと縮ませたいと思ったら試してみてください。
コインランドリーの乾燥機で乾燥させたところ、襟元のゆるみが解消して首回りがスッキリ。
裾回りも引き締まりました。
良い感じ。
乾燥後でさえ服が大きいなら
乾燥で縮まないなら、大きすぎるサイズの服を着こなすにはハードルが高いです。
洋服のお直しのお店に持って行き、仕立て直してもらうしか方法はありません。
さらに、お直し店で仕立てるにしても、できることといえば、
- 裾直し
- ウエスト直し
- 裾上げ
といった対応が現実的なところ。
全体的にサイズを縮めることは難しいです。
そんなときは気持ちを切り替えて、新しい服を選んで楽しむことにフォーカスしましょう。
大きすぎる服は売却して、新たな服との出会いへの軍資金にするのがおすすめです。
利用したいのがセカンドストリートの買い取りサービス。
セカンドストリートは全国750店舗以上の実店舗とオンラインストアで中古品買取と販売を行う総合リユースショップです。
有名ですよね。
ウェブでの買い取りもしているので、宅配で洋服を買い取ってもらえます。
店舗に行かなくてOKです。
サイト上の買い取りフォームから申込めば、指定の日時に集荷。
手間なく洋服を売却できます。
ブランド品は高価買取中なので大きすぎる服をタンスのこやしにすることなく、新たな服の買い物資金に充てられます。
豊富な買取実績を元にバイヤー教育を実施しているため、適正価格で買い取りしてもらえます。
安心して利用可能。
金額に不満がある際はキャンセルできるのも良い点です。
送料、査定料、キャンセル料はすべて無料。
1点からでも申し込みできるので、大きすぎる服を持て余しているなら気軽に利用してみてください。
セカンドストリート公式サイトの申し込みボタンから手軽に買い取り依頼できます。
せっかく買ったとはいえ、着ないのでは持っていてもしょうがありません。
気持ちを切り替えて着てくれる人のもとへ旅立たせ、次の新たな服との出会いに活かしましょう。
裾を詰めてサイズ調整もあり
乾燥機で思ったような効果が出なくてダメ。
服自体に思い入れがあるので売るのもNG。
そんな人は洋服のお直しがおすすめです。
丈を詰めてサイズ調整すれば、大きすぎる服であってもスッキリ着れます。
ネットで簡単に依頼できるので気軽にやってみてください。
ヘビロテできる理想的なサイズになります。
服を縮めたくないならケアを慎重に
これまで、洗濯後の乾燥機の使用で服が縮むと述べてきました。
裏を返せば、服を縮めたくないなら乾燥機を使うことはNGです。
さらにいえば、大事な服を縮めたり傷めたくないのなら、洗濯を含む洋服のお手入れは慎重にすべき。
自宅で洗濯すると、設定ミスで乾燥処理をかけてしまうなど、不慮の事故に見舞われる可能性があります。
そこで頼りたいのが洗濯のプロの力。
プロフェッショナルの確かなクリーニングでお気に入りの1着を末永く愛用できる状態にキープしましょう。
- 汚れが気になる大事な服
- 縮めたくない一張羅
上記の服を持っている人は確実なプロのクリーニングをおすすめします。
宅配クリーニングサービス対応なので、自宅に居ながらクリーニングが完了する便利さが魅力です。
大きすぎる服を縮めて活躍させよう
本記事では大きいサイズの服を小さく縮める方法について書きました。
大きすぎるサイズの服はだらしない印象が強く、スタイリングがイマイチ締まりません。
せっかく買ったのだからといって、大きすぎるサイズのままいつまでも着続けるのでは気分が上がりませんよね?
そんなときは乾燥機でサイズを縮めてみてください。
大きすぎる服がほどよく縮んで適度なサイズ感に仕上がります。
無料で、しかも自宅でできる簡単手法なので思い立ったらすぐに実行可能。
ただし、色落ちする可能性があるので他の服と混ぜず、単体で洗濯・乾燥するように注意。
自分の体型に合った服を着て快適なファッションライフを送りましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
上記のような高品質な洋服はそれだけ値段が高いです。普段は見るだけ。気軽には買えない、手を出しにくい価格。
そんなときはリユースショップを活用しましょう。古着なら高品質な服を低価格でゲットできます。
国内最大級の商品ラインナップのセカンドストリートなら、憧れのブランド服を驚きの低価格で購入可能。ウェブ上で試着できるので便利。
以下の図の通り、自分の体型を入力しておけば、気に入った服を見つけたときにサイズ合わせができるのです。
百聞は一見に如かず。まずは豊富な商品ラインナップを以下のリンクからご覧ください。セカンドストリート公式サイトへジャンプします。