革靴を履くときの必需品が、
- 靴べら
です。
靴べらを使えば革靴のかかとや履き口を傷めずに履けるため、革靴の寿命をのばすのに大いに貢献。
お気に入りの革靴であればあるほど、靴ベラの重要性が高まってくるわけです。
さて、そんな靴べら。
持ち歩きに便利な携帯用のアイテムもあります。
実際、色々なブランド、メーカーから多様なタイプの携帯用靴べらが販売されていますが、
というのが正直なところ。
そこで本記事ではおすすめの携帯用シューホーンをまとめました。
合計7種の靴べらです。
特におすすめの靴べらや選び方のポイントも紹介しますので、ぜひご覧ください。
- 携帯用の靴べらを探している
- 外出先での革靴の脱ぎ履きが多い
- 携帯用の靴べらにはどんな種類があるの?
靴べらは革靴の寿命をのばす必須アイテム
革靴は足のサイズに合わせたジャストサイズを選ぶとストレスフリーで履けます。
ただ、ジャストサイズの革靴はそのまま足を突っ込んでも履けません。
厳密にいえば、無理に履こうとすれば履けるのですが、履き口に大きな負荷が加わり靴を傷めることに…。
無理に履くのは革靴にダメージを加えるため、ご法度です。
そこで活用したいのが靴べら。
革靴を履くとき、かかとに靴べらを添えて足を入れるとスムーズに靴を履けます。
革靴の履き口に過度な力を掛けずにすみますよ。
結果として革靴の寿命をのばし、末永く付き合っていけます。
小型の靴べらは携帯に便利
革靴を長く愛用するために必須の靴べら。
玄関に置いて使う据え置きタイプの靴べら以外にも、携帯に便利な小型の靴べらもあります。
手のひらサイズの靴べらは、ポケットやバッグに忍ばせておける携帯性の高さが魅力。
靴の脱ぎ履きが頻繁な日本では、ことのほか便利です。
- 友人宅へ遊びに行ったとき
- 飲食店の座敷席使用時
- 試着室に入ったとき
など、革靴を脱いで履いてを繰り返す機会は多いですからね。
小型の靴べらがあれば、予期せぬ靴の脱ぎ履きがあったとしても安心。
ポケットやバッグからサッと取り出して、スムーズに革靴を履けます。
- お店で不特定多数の人が使っている靴べらは衛生面で心配…
なんて人にも携帯用靴べらは刺さるアイテム。
持っていると便利なのが携帯用靴べらなのです。
おすすめの携帯用靴べら2種を並べて比較
さて、便利な靴べらですが…。
僕自身、日頃から愛用している小型靴べらがあります。
それが以下の靴べらです。
右側の黒の靴べらがキプリス。
左側の茶色のカバー付きなのがコロンブスのもの。
どちらもポケットに収まるサイズ感。
キプリスの靴べらは革製。
対して、コロンブスの靴べらは革製カバーの中に真鍮のへらが収納された仕様です。
構造も違います。
キプリスの靴べらはそのまま使える即興型。
コロンブスの靴べらは使用時にカバーの中から真鍮のへらを回転させて使います。
真鍮に限った話ではないですが、金属製の靴べらの場合、ポケットやバッグに収納すると他のものと接触して傷を付けてしまう恐れが…。
そのため、カバー付きなのは嬉しいです。
カバーはヘラ自体を保護するだけでなく、ヘラに触れる可能性のある他の物を保護する効果も得られます。
また、キプリスの靴べらは金属の芯に革が巻かれているため、厚みが出やすいです。
一方のコロンブスの靴べらの場合、ヘラ自体は真鍮の薄型タイプ。
そのため、いざ使うときに足と靴の間が挟まった感がなく、足入れがスムーズ。
金属の滑らかな表面も相まって、革靴を履くのがノーストレス。
革靴への足入れが快適です。
ブランド | キプリス | コロンブス |
外観 | ||
素材 | 革 | 革 真鍮 |
構造 | 靴べら単体 | 靴べらと革製カバー |
サイズ | 縦:13.0cm 横:3.7cm |
縦:10.0cm(靴べら展開時:17.5cm) 横:5.0cm |
ヘラの厚み | レザーが巻いてあるため厚みがある | 薄型で足入れをよりスムーズに |
価格 | 8,800円 | 4,950円 |
特徴 | そのままサッと使える | 靴べら本体が保護され傷が付かない ヘラを回転させて使う |
携帯用靴べらを選ぶときのポイント
先ほど、2種類の携帯用靴べらを比較しましたが…。
察しの良い人は既にお分かりの通り、靴べらによって特徴が異なり、革靴への足入れのしやすさも違います。
携帯用の小型靴べらを選ぶときには、以下のポイントを押さえておくと良いです。
- ヘラの厚み
- カバーの有無
ヘラの厚み
靴べらの厚みは足入れのスムーズさに直結する大事な要素です。
こちらはホテルのルームキーをモチーフにしたキーホルダー。
ステンレス製で丈夫なので折れたり割れたりすることがないのも安心です。
革製の靴べらは革の厚さの分だけ、厚みが増します。
構造的に、金属の芯材の周りを革が覆っているわけですからね。
靴べらの厚みが増すと、かかとに添えたときに足と靴の隙間に余裕がなくなるため、引っ掛かりを感じやすくなります。
反対に、金属が露出した薄型の靴べらは足と靴の間の空間を埋めにくく、ストレスなく革靴を履けます。
革の独特の風合いに魅力を感じる人は、ある程度の厚みがあっても革製を。
靴べら使用時の履きやすさを重視したい人は、薄型の金属製を選ぶのがおすすめです。
- 革の風合いを重視するなら厚みがあっても革製の靴べら
- 快適な履き心地を重視するなら金属性の靴べら
カバーの有無
靴べらのカバーの有無は機能面で意外と重要。
カバー付きの靴べらはヘラ自体を保護して傷を付きにくくし、美しい見た目をキープしやすいです。
また、金属製のヘラの場合、むき出しのままだと周囲の物を傷つけてしまうリスクもあります。
カバーが付いていると、周りの物と金属製のヘラが接触するのを防げるので、互いに傷が付きにくくなるのです。
一方で、カバー付きの靴べらは使うときに、
- 毎回カバーを外す
上記のひと手間が生まれます。
その手間が面倒と感じる人には、カバーなしの靴べらがおすすめ。
サッと取り出してそのまま使えるので、動作がスマート。
ちょっとした手間であっても、頻度が高いと結構気になるポイントになりますからね。
携帯用靴べらを頻繁に使う人は、カバーがない靴べらを選ぶと良いでしょう。
- 靴べら自体や周りのものを傷から守りたいならカバー付きの靴べら
- 手間のない使いやすさを重視するならカバーなしの靴べら
おすすめの靴べらは他にも!5種の小型靴べら
先ほど2種類の小型靴べらを比較しましたが…。
実際、靴べらにはその他にもたくさんのラインナップがあります。
追加で5種類の小型靴べらを紹介しますので、好みの靴べらを見つけてみてください。
SAMTIASのシューホーン
携帯しやすい小型の靴べらです。
ツヤ消し加工された渋い質感が魅力。
適度な大きさと手になじむフォルムで使い勝手の良いシューホーンに仕上がっています。
本革のストラップ付きで、キーホルダーに取り付けて持ち歩くもよし。
日本の職人によるメイドインジャパンの靴べらです。
Dom Tepornaのシューホーン
コンパクトサイズのレザーシューホーンです。
キーリングとしてオシャレに携帯できます。
イタリアンレザーをベースに、職人の方々が丁寧に作っています。
他のレザーにはない上品な印象の革で、使用者を魅力します。
ビジネスシーンでも気軽に使える見た目なのもGOOD。
スーツの胸ポケットに忍ばせておきたい靴べらです。
アムデマスのシューホーン
こちらは日本のブランド革、
- 栃木レザー
を使った靴べらです。
金メッキのリングがエレガントな空気を纏う、高級感漂う逸品。
フォーマル・カジュアル問わない幅広いシチュエーションで活躍する小型シューホーンです。
スマートな所作で革靴を履く様は、まさにスタイリッシュの一言。
ステンレスのシューホーン
ステンレス製の無機質な靴べらはシンプルさNo.1。
無地の質感は使う人を選ばない間口の広さに貢献。
洗練された靴べらで、目立たずかつスマートに革靴を履きたい人におすすめ。
ツヤ消し加工の主張控えめな出で立ちが爽やかです。
ビジネスシーンや休日のスポーツ、アウトドアシーンにもなじむ汎用性の高いシューホーン。
ステンレスは耐久性に優れサビにも強いため、長く愛用できます。
ステンレスの頑丈さは足入れ時の負荷にも難なく耐えてくれますよ。
アビィ・ホーンのシューホーン
こちらは水牛の角を使った高級感タップリの靴べらです。
携帯用としては長めの25cm。
携帯性では先ほどまでに紹介した靴べらに劣るものの、何といっても上質な風合いが唯一無二。
天然の光沢は人口では再現できない美しさを誇ります。
また、水牛の滑らかな表面は、足入れを強力にサポート。
足が滑るように靴に入ります。
水牛の角を削り出して作るため、いずれもが1点もの。
希少価値の高い靴べらで、使う喜びを感じる逸品。
水牛の角を使ったシューホーンは高級革靴のお店で見かけることも多いですよね。
極上のシューホーンです。
お気に入りの携帯用靴べらを持ち歩いて革靴を守ろう
本記事では、おすすめの携帯用靴べらを選び方と合わせて紹介しました。
革靴を長く履くためには、靴べらは必須アイテム。
靴べらを使うと靴の履き口に負荷を掛けずに履けるため、革靴が長持ち。
お気に入りの靴と末永く付き合っていけます。
とりわけ、靴の脱ぎ履きの多い日本では携帯用の靴べらがとても便利。
服のポケットやバッグに忍ばせておけば、使いたいときに靴べらを使えます。
思いがけず革靴に無用なダメージが入るのを防げますよ。
そして、大事な靴を守るためには、靴べらを持ち歩くのがおすすめ。
小型の携帯用靴べらを選ぶ際には、ヘラの厚さやカバーの有無に着目すると、お気に入りの靴べらが選びやすくなります。
革製の靴べらは厚みが増して足入れ時の抵抗が大きくなりやすいものの、革の美しい風合いが味わえます。
一方、金属製の靴べらは薄型が多く、足と靴の空間に余裕を生みやすいため、足入れスムーズ。
スルッと履けます。
また、傷を付けたくないならカバー付きの靴べらを。
少しの手間も避けたいならカバーなしのそのまま使える靴ベラを選ぶのがおすすめ。
自分の用途に応じた携帯用靴べらを見つけましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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こんな人におすすめ | とにかく高級感のある財布が欲しい |
色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
ユハクのアイテムの特徴 | 染色が鮮やかで革の美しい色味とグラデーションが楽しめる 芸術品のような美しさ |
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こんな人におすすめ | 人とは違った美しいレザーアイテムを使いたい |
「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」をコンセプトに厳選した素材を基に機能性と品質を追求したモノづくりを徹底している。
キプリスの特徴 | 仕立ての良さと上質な革を使用 目に見えない部分の手間も惜しまない製品作りへのこだわりを持つ |
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こんな人におすすめ | 質実剛健の主張控えめな大人っぽい革製品が欲しい |