そんな疑問に答える記事です。
実際のシャークレザーアイテムの購入レビューを通してサメ革の特徴を語ります。
結論、シャークレザーは丈夫で水に強く、独特のシボが美しい素晴らしい革種です。
メンテナンスもほぼ不要。
多少雑に扱ってもまったく問題なく末永く愛用できるのがシャークレザーです。
本記事ではシャークレザーのコインケースをレビューしつつサメ革の特徴を解説します。
日常で気分が上がるコインケースなのはサメ革の魅力が大いに貢献。
旅のお供にもガシガシ使っていきたいサメ革コインケース。
使い勝手の良さが魅力です。
- サメ革のレザーアイテムって実際どう?
- サメ革の特徴を知りたい
- シャークレザーの具体的な特徴をアイテムを通して詳しく知りたい
人とは違う財布を使いたいならサメ革をチェック
サメ革、つまり、シャークレザーはエキゾチックレザーの1種です。
エキゾチックレザーとは希少革を指す言葉で、牛革や馬革といった一般的に世に出回っているメジャーどころではない革種を指します。
具体的な例をあげると以下の革種。
- クロコダイル
- パイソン
- リザード
- スティングレイ
など。
要は、なかなかお目にかかれず高価な革種のことです。
シャークレザーはエキゾチックレザーの1種で、一般的な牛革と比べると値段は高め。
ゆえに、使っている人を見かけることはほとんどありません。
価格が高いので手を出すのをためらいがちなシャークレザーですが、だからこそ人とはかぶらず、持つ喜びを感じやすい革です。
革に興味を持っている人なら、
- 自分だけの革製品
という言葉に魅力を感じるのでは?
筆者もそのうちの1人。
そんなわけでこの度、シャークレザーの革製品を購入したのです。
アトリエシャークのシャークレザーコインケース
この項目では、シャークレザーの魅力を語るべく実際の製品をレビューしていきます。
そのアイテムとは、アトリエシャークのシャークレザーコインケースです。
アトリエシャークというブランドは後ほど詳しく紹介するとして…。
まずはアイテムを実際に見てみましょう。
購入したばかりなので、まずはパッケージ開封から。
サメ革モノ専門店、アトリエシャークのブランドカードが同梱しています。
コインケース本体はこちら。
海をイメージしたブルー。
何とも爽やかです。
シャークレザーならではのシボが唯一無二の表情をしています。
美しい仕立てにこだわった小銭入れです。
細部まで丁寧に。
職人の方々が仕立てています。
革の繋ぎ合わせ部分の仕上がりも申し分なし。
- 長く使える
と直感で分かる作りです。
厚みはこのくらい。
厚くもなく薄すぎず、ちょうど良い塩梅。
小銭を投入しても厚みがほぼ変わらず、安定した使い心地を誇ります。
シャークレザーの表面をじっくり見てみましょう。
シボがクッキリ入っています。
表面の凹凸が無数にあり、シャークレザーの独特の模様を生み出しているのです。
牛革などのシボとは異なり、天然の凹凸。
それゆえに、自然な美しさと強さを感じます。
見た目だけでなく、シャークレザーの特性も紹介しますね。
詳しくは後述しますが、シャークレザーは堅牢性が高く長く使える革種。
大事な財布を末永く使いたい人にとってはシャークレザーのアイテムは非常におすすめ。
- 長財布
- カードケース
- フラグメントケース
- マネークリップ
など、昨今のキャッシュレス社会で活躍する小さめの財布と組み合わせて使いたいアイテムです。
肝心の使い心地としては、手のひらサイズでコンパクト。
ジャケットやパンツのポケットにスッポリ余裕で収納可能です。
マチがあるポケットはガバっと大きく開きます。
ボタンで留めるタイプ。
内側は牛革です。
マチ部分はスエードっぽいポリエステル素材です。
内側中央にはアトリエシャークのブランドロゴ入り。
さて。
小銭を入れて実際の使用シーンをイメージすることに。
投入するのは以下の小銭。
コインケースにガッツリ入れていきますね。
こんな感じ。
マチが大きいので中身が見やすく、小銭がいくらあるのかが一目で確認可能です。
取り出しもラク。
とても便利です。
会計するときにもスピーディかつスムーズ。
スマートな支払いを実現。
モタモタしていると格好悪いですからね。
さらに、コインケースに小銭を分けると長財布やカードケースの形をきれいに保ったまま使えるのもメリットです。
小銭を大量に財布に入れると型崩れの原因になりますから、コインケースで小銭を分けて管理すると、大事な財布の型崩れを防げるというわけです。
スマートにお金を使うためにアトリエシャークのコインケースをチェックしてみてはいかがでしょうか?
項目 | 仕様 |
ブランド | アトリエシャーク |
サイズ | 縦:7cm 横:9.5cm 幅:2.5cm |
素材 | 外側:サメ革 内側:牛革 |
収納 | 小銭20枚程度 |
シャークレザーの特徴
シャークレザーのコインケースの紹介が終わったところで。
ここからはシャークレザーの特徴を詳しく解説していきます。
シャークレザーには以下の特徴があります。
- 柔らかな手触り
- 高い耐水性
- 頑丈
- 軽量
- 美しいシボ
- 敬遠されるシーンがない
柔らかい
シャークレザーは、
- ザラザラしてそう
というイメージが先行しがちな革種です。
- 鮫肌
というくらいですからね。
しかし。
シャークレザーの正体は非常に柔らか。
触っていて気持ちの良い質感です。
本来、サメには鮫肌の由来であるリン酸カルシウムの硬い楯鱗があります。
リン酸カルシウムはエイ革の表面の成分でもあります。
サメ革をなめす際には、表面にあるリン酸カルシウムを塩酸で取り除いて処理するのです。
そのため、サメ革の表面は柔らかになるというわけ。
なめした後のサメ革は細かい網目状の凹凸が特徴で、サメの大小によって模様の大きさが違います。
高い耐水性
サメ革は水にも強いのが特徴。
鮫は牛や馬といった哺乳類動物とは異なり、魚類特有のある特徴を持ちます。
その特徴とは、
- 毛穴が無い
こと。
毛穴がないと水が革に浸み込まないので、牛革に比べて耐水性に優れるのがシャークレザーの優れた点です。
水に強いため多少の雨に濡れても大丈夫。
手に持ったときの手汗も気になりません。
シャークレザーは一般的な革種が苦手とする水濡れへの耐性が高く、水に濡れてもへっちゃらなのです。
副次的な効果として水汚れにも強くなります。
このように水に濡れても…
手で拭けばOK。
水のシミを作らず、なんてことなしです。
ガシガシ使える革種です。
頑丈
シャークレザーは傷に強いのも良い点。
牛革と比べて筋線維が密集しているため、しなやかで丈夫な独特の質感です。
筋繊維が密なため、しなやかで丈夫な性質を持ち、傷が付きにくいという性質を持ちます。
革製品の中でも特に丈夫であり、長く使い続けることができます。
破れに強く、爪が当たったくらいでは傷が付かないので、ガンガン使えますよ。
堅牢性が高く、先ほど説明した通り水に濡れてもOKなのでほぼメンテナンスフリー。
強いていえば、
と気になったときにエキゾチックレザー用のクリームでケアする程度でOK。
ラフに使えます。
シャークレザーは気楽に使える革種なのです。
軽量
サメ革は牛革と比べて約30%も軽量。
- 革は重い
そんなイメージをシャークレザーは覆します。
また、牛革に比べて軽いのが特長です。
美しいシボ
シャークレザーの表面には細い網目状の凹凸があり、見た目の特徴にもつながっています。
シャークレザーの革表面の模様は独特。
革自体の美しさを引き出しているのが特徴です。
それぞれの個体で違う、唯一無二のアイテムになります。
さらに、使い込むうちに表面にツヤが出てより美しく。
牛革などと同様に、経年変化を楽しめます。
使い始めこそマットですが、使っていくうちにエイジングが進み、ツヤが出てきます。
その点は牛革などの他のレザーと同じです。
シャークレザーもまた、経年変化を楽しめる素材ということ。
傷に強く頑丈なので末永く愛用でき、エイジングさせるのにピッタリの革種ですよ。
繰り返しになりますがお手入れはほとんど不要なので、気楽に使えます。
誰でも安心して末永く愛用できる素材となっています。
敬遠されるシーンがない
シャークレザーは日常になじむ革種です。
というのも、革製品は殺生を想起させるとして仏事には敬遠されがち。
しかし、サメ革については四つ足の動物ではなく、海に棲む生き物、かつ塩で清められているという理由で、冠婚葬祭や品格を重んじる式典でも使用可能。
使えるシーンが制限されません。
地味ですが、シャークレザーの確かな強みであり特徴の1つです。
アトリエシャークはサメ革専門のレザーブランド
さて、先ほど紹介したコインケースのブランド、アトリエシャークについて触れておきますね。
日本初の、世界的に見ても珍しいサメ革専門のレザーブランドが、
- Atelier Shark(アトリエシャーク)
です。
アトリエシャークのサメ革製品には世界最高品質と評される、
- 宮城県気仙沼産のヨシキリザメ
から採れた革を使っています。
世界中に数いるサメの中でもヨシキリザメは高級品。
アトリエシャークの製品群には財布や革小物が多数。
アトリエシャークの革小物は、日本の職人が1つずつ丁寧に仕立てています。
革の加工、染色、商品デザイン、縫製、そして革そのもの。
すべてが日本製です。
すべての工程でプロがそれぞれ仕事を果たし、アトリエシャークのアイテムが生まれています。
各工程でモノづくりへの熱い情熱を注ぎこんでいるのです。
アトリエシャークのモノづくりからは熟練職人の技を感じること間違いなし。
ただ、モノづくりの課題もあり。
というのも、シャークレザーはそもそも革の確保が困難。
サメは繁殖期に互いを傷つける習性があります。
そのため、サメの原皮には傷が付いているものが多いのです。
製品の革として使える、きれいな部位の確保が難しいのが現実。
製品化できる状態のサメ革はわずか。
希少です。
調達に苦労します。
また、調達したとしても、その後の工程にも難ありです。
サメ革は作る際に牛革などの一般的なレザーにはない工程があります。
それはなめし時のウロコをはがす作業。
サメは魚ですからね。
ウロコがあります。
サメのウロコはなめすときに1枚ずつ手作業で落とさなければなりません。
非常に手間。
加えて、手間以上にサメのウロコをはがしてなめせるタンナーが日本にはほとんどないのです。
いかに難しいか、採算が取れない作業かを物語っていますね。
革の種類となめしの難しさ、これらがあいまってサメ革の希少性を高めているのですが…。
アトリエシャークは果敢にこの分野にチャレンジ。
シャークレザーの魅力を世の中に伝えるべく、精力的に活動しています。
サメを愛しています。
敬意をもってサメと向き合い、サメの素晴らしさを世に広く伝えたい想いで、サメ革専門のレザーブランドを運営しています。
一人でも多くの方にサメの魅力が伝わると嬉しいです。
よろシャークお願いします🦈✨サメ革小物はこちら≫ https://t.co/IdN8AMedZL pic.twitter.com/3miaUJoy37
— アトリエシャーク / Atelier Shark|サメ革モノ🦈 (@atelier_shark) March 12, 2021
余談ですが、アトリエシャークにはキャラクターがいます。
その名もガブ。
可愛らしいキャラクターでアトリエシャークのブランド普及の先駆けとなっています。
手触り良好で長く使えるシャークレザー
本記事ではアトリエシャークのシャークレザーコインケースをレビューしました。
シャークレザーはしなやかで柔らか。
肌触りの良い革種です。
鮫肌のザラザラしたイメージとはまったく異なる優しい手触りです。
水に強く、雨に濡れたり手汗が付いても安心。
頑丈なシャークレザーの性質も相まって日常でガシガシ使えます。
非常に頼れる革がシャークレザーなのです。
この記事で紹介したシャークレザーコインケースだけでなく、長財布やカードケースもシャークレザーのアイテムがあるので、アトリエシャークをぜひチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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