と思ったときにチェックしたいのがguépard(ギュパール)のサングラスフレームです。
フレンチビンテージテイストを取り入れたアバンギャルドなメガネフレームを展開するギュパール。
エッジの効いたデザインで一見すると難しそうなフレームですが、不思議と顔なじみの良いサングラスです。
その秘密は、ビンテージ眼鏡を元としながらも、日本人の顔に合わせて設計された作りにあります。
ディティールや空気感は残しつつ、かけやすいサイズ感にカスタムされているのが魅力です。
gp-14/hはギュパールの中でもメリハリの効いたカッティングが特徴のセルフレーム。
べっ甲調のアセテートフレームは存在感抜群。
かけるだけで洒落た雰囲気を纏えるサングラスです。
本記事ではギュパールのgp-14/hの詳細をレビューします。
- フレンチビンテージがモチーフのコスパの良いメガネが欲しい
- エッジの効いたデザインのセルフレームを探している
- ギュパールのサングラスが気になる
人とは違ったサングラスが欲しい
となったとき、
と思うのは当然のこと。
サングラスに限らず、多くの人が持っているアイテムは、
- 自分だけのもの感
が得にくく、所有欲が満たされにくいのです。
逆に、人と被らないデザインのアイテムは持つ喜びを強く感じやすく、使っていて気分が高揚します。
ことサングラスに関しては、フレームの形状が差別化ポイントです。
サングラスはフレームの形によってイメージが大きく変わるアイテム。
そのため、形状の違いで受け手の印象がまったく異なってくるのです。
- ウェリントン
- ラウンド
- ボストン
- ティアドロップ
など。
多様なフレームデザインでそれぞれに個性があります。
- 眼鏡の定番フレームデザイン
- 台形を逆さにした形状
- 鼻にかけるブリッジ部分がリムの最上部とつながっているのが特徴
- 丸い形のフレーム
- オシャレなファッションアイテムとして定番化している
- 優しく知的な印象になる
- 丸みを帯びたデザインのフレーム
- ラウンドタイプが完全な丸形に対してボストンは限りなく丸に近い逆三角形の形状
- 他のファッションアイテムと合わせやすいなじみの良さが魅力
- 涙の雫を連想させる形状のフレーム
- リムの上部分はスクエア、下部分はラウンドに近い形
- 渋い雰囲気でワイルドな印象を与えやすい
上記は多様なサングラスフレームの一例です。
フレーム形状を意識するとサングラス選びが楽しくなりますよ。
個性的でおしゃれなフレンチビンテージのフレーム
オシャレな人が取り入れている古着よろしく、眼鏡やサングラスフレームにもビンテージアイテムがあります。
眼鏡やサングラスのビンテージの中で、とりわけ人気があるのがフレンチビンテージ。
一口にフレンチビンテージといっても特徴は様々。
しかし、フレンチビンテージと聞いてパッと思い浮かぶのは形状とバランスの良さが見て取れる優れたデザイン性。
さらには、セルロイド生地の美しさ。
稀少性が高いのもポイントです。
肉厚なフロントに油圧プレスによるアウトラインを残したカット。
昔ながらのクラシカルな雰囲気が漂うアイテムなのがフレンチビンテージのメガネフレームの魅力です。
- 極太のテンプルを採用した個性的なモデル
といった感じ。
上限はスパッと角を残し、下限は丸みを帯びた仕上げ。
ヨーロッパらしいスクエアは無骨ながらもどこか知的な空気感を纏います。
見るからにタフで強度面の心配無用な堅牢性。
フレンチビンテージのフレームが醸し出す独特の雰囲気は、持つ喜びを感じさせるこだわりアイテムなのです。
フランスのメガネは左右のレンズフレームが寄っているため、手に取ってパッと見た感じは小さいと感じるかもしれません。
しかし、かけてみると意外や意外。
顔になじむスッキリとした印象になる、不思議なアイテムです。
ギュパールのgp-14
さて、この記事でレビューするのはフレンチビンテージをモチーフとしたギュパールのgp-14/hというモデル。
まずは箱からいってみましょう。
パカッと開けると…
個性的なフレームがお目見え。
さらに開けてみますね。
ペーパーボックス入りです。
付属品から当時のフレンチヴィンテージの要素を再現しているのが分かります。
クリーニングクロスも付いてきます。
では、肝心の本体を。
あらためて、ギュパールのモデル「gp-14/h」です。
メリハリの効いたカッティングこそがgp-14/hの最大の魅力。
クラウンパントのメガネフレームで高い人気を誇るサングラスです。
- フレームの上の部分を直線にカットしたボストンタイプのフレームデザイン
クラウンパントは1940~1950年代にフランスで流行したデザイン。
多様なスタイルのファッションに相性が良く、それでいて主張控えめとはほど遠い個性的な印象を押し出す独特のフレーム形状です。
リムが厚く、存在感のあるフレームを探している人は要チェック。
ダイナミックなカッティングが施されたアバンギャルドなモデルに仕上がっています。
全体のデザインはフロントとレンズシェイプが特徴です。
吊り上がったブローラインに…
少しドロップした下部ラインが特徴的。
40年代後期のフレンチヴィンテージを再現した洒落たアイウェアに仕上がっています。
一方、レンズは縦の高さがあるので柔らかさが生まれ、第一印象とは打って変わって意外とバランスの取れたデザインだと気付きます。
鼻パッドは日本人でも掛けやすい高めの設定。
そして、ノーズパッドが本体と地続きなのは大量生産ではない証拠。
手作業を示すこだわりポイントです。
実際に身に着けるとシャープな印象で、キリッと美しく見えますよ。
かけた際に意外となじむ見た目になります。
フレームカラーは限りなく当時のフレームに近い雰囲気の、
- HAVANA
です。
魅力的なカラー。
ブラウンを基調としたまだら模様が抜群にオシャレ。
メイドインジャパンなのもGOOD。
テンプルの先にはギュパールのブランドロゴ入りです。
さりげない主張がたまりません。
ヨロイ部分は2点ずつで留めていてシンプルな印象。
フレンチビンテージフレーム特有の形をしっかりと再現できるのは、当時のフレームを徹底的に研究して細かい部分まで手を抜かないギュパールだからこそです。
gp-14/hは一見、浮世離れしたようなデザインに見えますが、顔に乗せると不思議となじむ魅力的なサングラス。
手に取りにくい個性的なモデルですが、まったくそんなことはなく。
これこそがフレンチビンテージの奥深さ。
顔全体を引き締めてくれるアイウェアです。
自分用としてはもちろんですが、特別なギフトやプレゼントとしてもおすすめの1本ですよ。
べっ甲調のセルフレーム
gp-14/hはべっ甲調のフレームがかなり特徴的です。
リムは肉厚で圧倒的存在感。
立体感が表れ、ボリューミー。
この立体感の正体は鋭角なエッジにあります。
エッジディテールは光の当たり方が複雑になるため、多様な表情を見せてくれる効果が。
gp-14/hの美しさを引き立てます。
ビンテージフレームにはよく見られるディテールですが、現行のフレームではなかなか珍しいデザイン。
テンプルは半透明で中の芯材が見える仕様に。
繊細な中にもカッチリとした印象も含んだ見た目です。
独特な質感のおかげか、実際のフレームの厚み以上に奥行きがあるように見えます。
これがgp-14/hの重厚感の秘密です。
平坦なレンズ
gp-14/hには裏面のみにマルチコートを施した、ギュパール特注のフラットレンズを使用。
反対に表側は無加工。
表面が光を受けて反射する仕様で、レンズコーティング技術が無かった時代の雰囲気を見事に再現しています。
独特な反射と透け感が特徴のレンズです。
ビンテージらしさがプラスされる要素になっていますよ。
レンズの周囲はギュパールならではの微細なテレビジョンカットが施されています。
- リムの外側から内側に向かってフレームをえぐり取ったような形状の細工
- 昔のブラウン管テレビを連想させることが由来
- ビンテージフレームに見られるディテール
テレビジョンカットはレンズの周囲を斜めにカットしてフレームの奥行きを出す技法の1つ。
現代のフレームの場合、多くがテレビジョンカットの角度を45度に設定。
全体のバランスを考えてのことです。
しかし、ギュパールでは45度ではなく75度に設定。
ちなみに、テレビジョンカットのないフレームは90度。
そのため、ギュパールのフレームは一見、カットの入っていないものと変わらない印象に見えますが…。
当時のオリジナルのディテールを追求した結果、特注で製作しているのです。
マニアにはたまらないポイント。
作り込みが垣間見えます。
ギュパールgp-14/hの仕様概要
gp-14/hの仕様について概要をまとめます。
項目 | 仕様 |
ID | gp-14/h |
ブランド | guépard(ギュパール) |
紫外線遮断能力 | UV400(紫外線99%カット) |
可視光線透過率 | 15% |
カラー | ブルー グリーン ブラウン ダークグリーン ダークパープル ダークブラウン クリア |
サイズ | フリー |
素材 | アセテート |
生産国 | 日本 |
価格 | 29,700円 |
項目 | 長さ |
横幅 | 135mm |
縦幅 | 50mm |
テンプル長さ | 147mm |
ブリッジ幅 | 23mm |
レンズ横幅 | 43mm |
レンズ縦幅 | 38mm |
ギュパールのこだわりフレームをチェックしてみてください。
ギュパールのフレームは小さい?
先ほどテーブルで示した通り、gp-14/hのフレームの横幅は135mmです。
一般的なメガネフレームの横幅として、男性は145mm。
女性は138㎜が平均値。
日本人頭部寸法データベース2001から引用しています。
ギュパールのフレームは男性には少し小さめかも。
女性にはジャストフィットです。
僕自身、いくつかサングラスやメガネを所持していますが、ギュパールのフレームの横幅は他のフレームと比べて確かに小さめ。
ですが、頭を締め付けられるほどの窮屈感はなく、フレームがずれない程度のフィット感におさまっているので、むしろ都合が良いです。
どうしてもサイズが合わない場合、ある程度メガネショップでの調整が可能なので足を運んでみてください。
ギュパールとは
この項目ではギュパールというブランドについて触れていきます。
guépard(ギュパール)は神戸「SPEAKEASY」の山村氏と札幌「Fre’quence」の柳原氏による共同ブランドです。
- 神戸のヴィンテージ眼鏡店
- 1940年代から50年代のフレンチヴィンテージ・アイウェアの専門店
- 札幌のヴィンテージ眼鏡店
- フレームフランス(フランス製ヴィンテージフレーム)の専門店
ギュパールはフレンチビンテージの持つ輝きを失わないデサインやディテールを元に、サイズ感のみをモダナイズしたフレームが特徴。
フレンチビンテージの高いデザイン性や本質を読み解き、ディテールや雰囲気はそのままに、日本人に合うデザインにしているのです。
より現代的に、多くの人がフレンチビンテージフレームの雰囲気を味わえるようにディレクション。
個性的なフレンチビンテージの空気感を手軽に味わえます。
職人の方々の手作業によって、1点ずつ生産されているのも特徴。
ギュパールはビンテージアイウェアへの敬意を払って表現したコレクションを展開しているブランドなのです。
ギュパールのアイテムはダイナミックなカッティングがなされたアヴァンギャルド系のフレームがメイン。
1940年代後期に流行したデザインの内の1つで、独創的なフォルムを忠実に再現。
フレームには比較的手が届きやすいアセテートを使用してリーズナブルな価格を実現しています。
ビンテージアイテムは非常に希少で同じものを入手するのは困難。
その点、ギュパールのリーズナブルな価格はビンテージへのファーストステップに最適です。
ギュパールのサングラスでオシャレに個性を演出しよう
本記事ではギュパール(guépard)のサングラス「gp-14/h」のついてレビューしました。
ギュパールはフレンチビンテージのアイウェアをモチーフとしたアイテムを展開する日本のブランド。
gp-14/hはブラウンをベースとしたまだら模様が特徴的なサングラスフレームです。
肉厚なフレームは存在感抜群。
フラットレンズと独特のリム形状がフレンチビンテージの空気感を見事に再現しています。
一見、ハードルが高そうな印象のサングラス。
ですが、日本人に合うようにサイズ感が調節されているので顔になじみやすい不思議なモデルです。
人と被らないこだわりサングラスが欲しいなら、ギュパールのアイウェアをチェックしてみて下さい。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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