アパレルの単語ってよく分からないこと、ありませんか?
僕はあります。
ジャケット1つとっても、部位や生地・仕立てなど専門用語が満載。
アパレルに精通した方だと、シンプルに表現できる専門用語は便利なのだと思うのですが、素人の僕にはチンプンカンプンなこともしばしば…。
ということで、アパレルに関する用語をトップス類に絞ってまとめました。
本記事はシャツやジャケット、ニットといった、トップスのよく使われる用語をあいうえお順の辞典形式でまとめました。
トップス用語まとめ
早速ですが、ジャケットやニット、シャツに関する上着関係のアパレル用語をあいうえお順にまとめていきます。
トップス用語-あ行-
アイビーシャツ…ボタンダウンカラーで背中中央にボックスプリーツがある。ボタンダウンシャツとも。
アイビーストラップ…アイビーリーガーが愛用したストライプ柄の総称。
アウターシャツ…シャツのデザインの上着。オーバーシャツとも。
アクションプリーツ…袖の後ろの部分や背中中央に付けられる立体的なプリーツ。動きがスムーズになる効果がある。
アクリルニット…人工繊維であるアクリルで編んだ生地。羊毛に似た特徴を持つ。
甘撚り糸…撚りの緩い糸。1インチ間の撚りが18回以下の糸を指す。
アームホール…身頃の袖をつけるための部分。袖ぐりとも。
綾織り…織り目が斜めのツイル時の総称。ギャバジン、デニムなどが該当する。
アンコンジャケット…裏地や肩パッドなどを省略し、ソフトな仕立てのジャケット。アンコンストラクテッドジャケットの略。
いせ込み…平面の布を立体的に形成する技法。袖の縫製に使う。
インターシャ…はめ込み模様を作るための柄編みのこと。柄の部分が表裏で同色。
ウイングカラー…フォーマルな服装(タキシードなど)のシャツに使用される襟の形。
ウィンザーカラー…英国のウィンザー公が好んだ襟の形。ワイドスプレットカラー。
上前…ジャケットの前身頃を重ねたときに上になる部分。ボタンホールがついている側。
ウェルトポケット…ジャケットの胸元にあるポケットの定番的なデザイン。箱ポケットとも。
ウォッシャブルウール…水に弱いウールに防縮加工を施し、洗濯に耐性を付けたウール。
ウールギャバジン…ウールの緻密な綾織り物。
エポーレット…肩飾り、肩当て。
エルボーパッチ…袖に付けられる肘当て。
オーバープリント…淡い色の生地に濃い色を重ねた柄。
オックスフォード…縦糸・横糸をそれぞれ2本ずつ引き揃えて織った平織り生地。英国オックスフォード大学に由来。
トップス用語-か行-
貝ボタン…貝殻で作られたボタン。光沢のある質感。シェルボタンとも。
カウチンセーター…カナダのインディアンであるカウチン族に由来。未脱脂の原毛を使用する。防水性が高い。
ガウン…丈が長めのカーディガン。ウェストベルトが付いている。
カシミア…ウール素材の一種。毛が細く美しい質感を持つ。
ガゼット…裾のサイドに設けられた補強のための布地。
カッターシャツ…スポーツ用シャツの商標名。発祥はミズノ。
カーディガン…前開き式のセーター。カーディガン7世が考案したことに由来。
カフ…シャツの袖口。カフスとも呼ばれる。
カラー…襟の総称。襟のデザインによって細かな名称が異なる。
カラーステイ…襟芯のこと。カラーキーパーとも。
カルゼ…うねのはっきりした厚手の毛織り物。
キャメル…ラクダの毛のこと。独特の肌触り。
クリンプ…波のようにうねった羊毛の特徴的な形状。
クールビズ…室温28℃でも快適に働けることを目安とした夏向けの服装。
クレリックシャツ…カフスと襟が白無地のシャツ。
クロスステッチドボタン…4つ穴ボタンをX状に縫い付けたボタン。最も一般的なボタンのつけ方。
形状記憶…洗いジワが残らない加工のこと。
毛玉…繊維同士の摩擦でできる、丸まった毛糸の塊。
剣ボロ…袖を開くために設けられた短冊形のスリット。
ココナッツボタン…ココナッツの実でできたボタン。
ゴージライン…上襟と下襟が接する縫い目のこと。
コーデュロイ…表面が毛羽立ったコットンの織り生地。
コードレーン…表面にデコボコがある素材。シアサッカーも含まれる。
コットンツイル…2、3本の糸を撚り合わせた糸を使って織られたコットン生地。
コットンニット…綿で編まれたニット生地。
コンパーチブルカラー…フロントの胸元を開けても閉めても着ることができる襟。両用襟のこと。
トップス用語-さ行-
サイドシーム…身頃の脇部分の縫い目。
サイドベンツ…ジャケットの両脇の裾を割ったベントを指す。フォーマルな印象が強い。
サージ…斜めに入った綾目が特徴の生地。
サファリシャツ…プリーツ入りポケットやエポーレットが付いた機能的なシャツ。サファリは「小旅行」という意味。
サテン…滑らかで光沢のある生地。
サンフォライズド…生地を機械的に縮まないようにする処理。防縮加工。
シアサッカー…表面にデコボコをつけた生地。しじら織りとも。
シェットランド…スコットランド北東の島々。生息する羊の毛の質は最高級とされる。
下前…前身頃を重ねたときに下になる部分。
ジップアップカーディガン…フロントジッパー式のカーディガン。
シャギードッグ…ニット地の表面が毛羽立った仕様のこと。
シャンブレー…縦糸に色糸、横糸に白糸を使った、平織り無地の先染め生地。
ショールカラー…ショールを掛けたような肩から合わせまでなだらかに続く襟の形。ヘチマ襟とも。
ショルダーライン…トップスの肩の線。全体のシルエットに大きく影響する。
スウェットシャツ…運動に適したジャージー素材やパイル地で作られたシャツ。
ストライプ…縦縞のこと。色の組み合わせや縞の幅によって名称が変わる。
スプレッド…襟の開きの角度。
スポーツジャケット…テーラードジャケットの呼び方の一つ。
スリーブ…袖。形状によってさまざまな名称に区分される。
スワッチ…生地見本。オーダーサロンでよく見かける。
セーター…編み物で作られたトップスの総称。スウェットが語源。
センターベント…背中の中央の縫い目の下部分が開いているベント。乗馬をしやすくするために付けられたのが起源。
センターボックスプリーツ…背中の中央に布を寄せ、ボックス上のプリーツを表現したデザイン。ボタンダウンシャツに多用される。
梳毛…細く、毛羽立ちが少ない糸。心地よい肌触りが特徴。ウーステッドヤーンとも。
トップス用語-た行-
ダーツ…平面的な布を立体化させるため、生地をつまんで塗った部分。
タッセル…編み紐の先端を束ねた飾りを指す。
タートルネック…筒状の襟。折り返すことができる襟型を指す。
タンクトップ…胸元と脇を大きく開かせたスポーツ用シャツ。
ダンガリー…デニムに似たコットンの綾織り生地。糸の使い方がデニムとは逆。
ツイード…秋冬の衣類に使われることが多い素材。ウール素材の代表的な生地。
チェック…縦縞と横縞を組み合わせた格子柄。デザインによって名称が異なる。
チルデンニット…ケーブル編みで首元や袖にラインがデザインされているのが特徴のVネックセーター。テニスプレイヤーのウィリアム・チルデンが好んだことに由来。
チンストラップ…風の侵入を防ぐための帯状の布。
Tシャツ…身頃に対して袖が垂直に付いた丸首のシャツ。
胴しぼり…胴の部分がくびれているデザイン。フィッティングへの影響が大きい。
ドビー織り…平織りをベースに、一部を立体的な模様を作る織り方。
鳥足付け…ボタンの穴1点を軸に放射状に縫い付けるボタンの付け方。
トップス用語-な行-
捺染…型版を用いて模様をプリントする染め方。
ニッター…ニット製作職人のこと。
ニットタイ…ニット地のネクタイ。
猫目ボタン…糸溝が掘られた2つ穴のボタン。キャッツアイボタンとも。
ノースリーブ…袖なしを指す。
ノーベント…ベントがないデザイン。
ノッチドラペル…一般的なジャケットの襟型。V字型の切り目がある。
トップス用語-は行-
パイピング…縁取り飾りを指す。補強の意味もある。バウンドエッジとも。
バージンウール…刈り取ったばかりの羊毛を指す。
ハッキングジャケット…乗馬服の一種。深いセンターベントが特徴。
バックシーム…背中に入った縫い目。ジャケットのセンターベントはバックシームからつながる。
パッチポケット…貼り付け式のポケット。アウトポケットとも。
ハーフライニング…ジャケットの背抜き仕立てのこと。肩と前身頃、袖には裏地を付けるが、背中には付けない仕様。
バルキーセーター…太い糸を使い、ローゲージで編んだセーター。
ハンティングジャケット…狩猟用のジャケット。エルボーパッチやガンパッチが付けられているものが多い。
番手…糸の太さを表現する単位。数値が大きいほど細い糸であることを示す。
ピークドラペル…下襟の先端が上に向いている仕様。剣襟とも。
平織り…オックスフォード地を筆頭にした縦糸・横糸を交互に織った生地。
ピリング…毛玉や毛羽立ちの意。
比翼仕立て…フロントボタンが隠れるフロントデザインのこと。
ピンタックシャツ…フロントにひだが付いたシャツ。礼服に用いられることが多い。フリルシャツとも。
ピンボタン…ボウリングのピンのような形をしたボタン。
フェルト…羊毛などを熱で縮ませた素材。
フラップポケット…フタ付きのポケット。ジャケットのポケットによく見られる。
フラノ…梳毛のフランネルを指す。
フラワーホール…襟についているラペルホールを指す。
フランネル…ツイードと並ぶウール素材の代表的な生地。起毛させて毛羽を刈り取る。
プリーツ…布を寄せて作るひだ。衣類の稼動域を広げることができる。
フルライニング…身頃や袖の全てに裏地を付ける仕様のこと。
ブレザー…スポーツジャケットの一種。厚手のフランネルとメタルボタンが伝統的なデザイン。
フロントカット…前裾のカットの仕方。
フロントダーツ…前身頃のつまみ縫いを指す。センターダーツとも。
ヘリンボーン…綾織で作られる模様。ニシンの骨に似ていることに由来。
ベント…ジャケットやコートの裾にとられる割れ目。スリットとは異なり、布が重なる仕様。
紡毛…表面が毛羽立った太い糸。ウーレンヤーンとも。
ボタンダウンシャツ…襟先をボタンで留めたシャツ。B.D.シャツ。
ボーラー…織り目が粗い生地。
ホールガーメント…日本の島精機製作所が開発した編み機。つなぎ目のない生地を編むことができる。
トップス用語-ま行-
前立て…フロントボタンを留めるための布部分。
身頃…襟や袖と区別された胴体部分の総称。前身頃・後ろ身頃と区分される。
メタルボタン…ブレザーの象徴的なデザインであるボタン。裏側に金属の糸通しが付いているものが多い。
メッシュ…編み目状の立体的な織り方が特徴の生地。
メランジ…2色以上の色を使い、あえてぼやけた印象の生地。
メリノウール…羊毛の中で最高級に位置するウール。メリノ種の羊から取れる。
トップス用語-や行-
雪柄…雪の結晶をモチーフにしたデザイン。
ゆき丈…背中の中心線から肩と腕のラインに沿って袖先まで計った長さ。
羊毛…羊の毛。ニット地に最も使われる機会が多い。縮れているため空気を含みやすく、保温性が高い。
ヨーク…方や胸・背中などに使う切り替え布のこと。体にフィットしやすいよう、曲線を取り入れる際に使われることが多い。
トップス用語-ら行-
ライニング…裏地のこと。ライナーとも。
ラウンドカラー…襟の形の一種。襟先が丸みを帯びた形。
ラムズウール…生後1年以内の子羊の毛を指す。肌触りがとても柔らかい。
ラペル…襟の折り返し部分のこと。下襟。
リネン…麻で作られた生地。
リンキング…あらかじめ編まれた服のパーツをつなぐ作業のこと。
ルーツセーター…ニットの起源といわれる北方民族が作っていた伝統的なセーター。
トップス用語-わ行-
ワイシャツ…前開きの襟付きシャツの総称。ホワイトシャツが起源だが、白以外のシャツにも使われることがある。
トップスの専門用語を使いこなして服を楽しもう
本記事では、衣服のトップスに関する用語をまとめました。
個人的に、アパレルの用語で耳なじみがあるものは決して多くはありません。
用語を耳にしても何を意味しているのか、パッと思い浮かべられないことが多いと感じます。
しかし、用語が理解できれば服を表現することが簡単に。
なおかつ相手にも伝わりやすくなります。
もちろん、相手の人が専門用語を使っていても、こちらも理解可能。
そのため、会話がスムーズに進みます。
服の専門用語を知れば、ますますファッションが楽しくなること間違いなしです。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
上記のような高品質な洋服はそれだけ値段が高いです。普段は見るだけ。気軽には買えない、手を出しにくい価格。
そんなときはリユースショップを活用しましょう。古着なら高品質な服を低価格でゲットできます。
国内最大級の商品ラインナップのセカンドストリートなら、憧れのブランド服を驚きの低価格で購入可能。ウェブ上で試着できるので便利。
以下の図の通り、自分の体型を入力しておけば、気に入った服を見つけたときにサイズ合わせができるのです。
百聞は一見に如かず。まずは豊富な商品ラインナップを以下のリンクからご覧ください。セカンドストリート公式サイトへジャンプします。