オールシーズン使えるボトムスを探している方にオススメなのがミリタリーパンツ。
いわゆる「軍パン」です。
ミリタリーパンツは無骨な雰囲気で、存在感抜群。
いつの時代も安定の人気を誇るミリタリーパンツは、トレンドに左右されない格好良さがあります。
シンプルな夏のTシャツスタイルでも、ボトムスに軍パンを持ってくれば、洒落たコーデが完成。
はたまた、寒い時期にもしっかりとしたシルエットを活かして、きれいなAラインシルエットづくりにも貢献。
オールシーズン大活躍の便利なボトムスです。
ミリタリーパンツの中でも、メジャーどころがカーゴパンツ。
サイドに配された大きいカーゴポケットが実用的で、愛用者の多い人気のミリタリーパンツです。
世の中にある多くのカーゴパンツで僕がオススメしたいのが、日本のブランド「OUTIL(ウティ)」のカーゴパンツ。
フランス軍のミリタリーパンツ、
- M-47
をモチーフとしたミリタリーカーゴパンツです。
ということで、本記事ではOUTIL(ウティ)のミリタリーカーゴパンツの詳細と穿いてみた様子についてお伝えします。
- ミリタリーパンツを探している
- オススメのカーゴパンツって何かない?
- OUTIL(ウティ)のカーゴパンツの詳細が知りたい
ミリタリーパンツはオールシーズン大活躍
ミリタリーパンツ、通称「軍パン」。
ミリタリーパンツはファッションの定番アイテムの1種です。
メンズ、レディース問わず、高い人気を誇ります。
ミリタリーパンツの便利なポイントは、スタイリングをうまく崩してくれること。
カジュアルな印象の強いミリタリーパンツは、トップスにフォーマル感の強いジャケットやコートを着たときに、良い塩梅にフォーマルさとカジュアルさのバランスがとれます。
また、存在感のあるミリタリーパンツはシンプルコーデにもばっちりハマります。
Tシャツ1枚にミリタリーパンツを合わせるだけでも、雰囲気のあるスタイリングが完成。
春夏秋冬、オールシーズン活躍してくれるアイテムです。
ミリタリーパンツはコーデの雰囲気をガラッと変えてくれるので、ファッションに幅をもたらしてくれます。
ワードローブに1本は持っておきたいパンツですね。
ミリタリーパンツ「M-47」
軍パンが欲しいなら、フランス軍のM-47パンツはチェックしておいて損はありません。
軍事用の色が強く出すぎず、コーデをオシャレにまとめてくれます。
M-47とは、その名の通り1947年にフランスで生まれたミリタリーフィールドカーゴパンツです。
カーゴパンツは、貨物船で作業する人達の間で使われるようになった、ワークパンツに分類されるアイテム。
厚く丈夫な生地と、腰をかがめた時にも物の出し入れがしやすい左右の大きなフラップポケットが特徴的なパンツです。
カーゴパンツのファッション性の高さは、現在だけでなく昔から注目されており、数多くのブランドがM-47を筆頭にしたミリタリーパンツをデザインソースとして用いています。
マルタン・マルジェラはその好例です。
90年代、マルジェラがランウェイで裏返して穿かせたという話は、M-47のファッション性を語る上では絶対に欠かせない逸話となっています。
カーゴパンツというと、ファッションとは遠いところに位置する実用性重視のパンツといったイメージが強いでしょう。
しかしM-47パンツは別。
ミリタリー感が強すぎない、絶妙な塩梅。
こだわって作られた細やかさを感じるディティール…。
そして、軍パンでありながらも、どこか洗練された印象を感じるスタイリッシュなシルエット。
洒落たミリタリーパンツです。
さすがはファッションの国、フランスで生まれたパンツ。
ファッショナブルなアイテムに仕上がっているのです。
どんなファッションにも絶妙にマッチする万能なボトムス…。
それがM-47です。
ミリタリーパンツの1種「カーゴパンツ」
ミリタリーカーゴパンツは、先ほどの項目でご紹介したフランス軍のM-47をはじめ、イタリア、ドイツなどのヨーロッパ各国に多くの種類があります。
ミリタリーアイテム愛好家の方々の中には、年代や国によって異なるカーゴパンツを収集しているコレクターの方もいます。
そんなカーゴパンツ。
軍用品が市場に出回ったのは1970年代。
そこから間もなく市民権を獲得し、ファッション市場で流通するようになりました。
元々はワークウェアでも、軍用品が出回ったことで世間に認知された背景があり、カーゴパンツはファッション性の高いミリタリーアイテムとして広く認識されるようになったのです。
OUTILのカーゴパンツ
さて、ここからは上質かつ武骨な印象のカーゴパンツをご紹介します。
こちら、フランス軍のM-47をベースに作られたOUTIL(ウティ)のミリタリーカーゴパンツです。
「PANTALON BLESLE」というパンツ。
6ポケットのパンツで、色はオリーブ。
深めの股上で、ズドンとワイドなシルエットです。
M-47後期型を再現したのがOUTILのカーゴパンツ。
名作のM-47をモチーフとし、ディテールまで作り込まれたミリタリーパンツです。
製品としての高い完成度と着心地を追求したM-47に、OUTIL独自のアレンジを加えたカーゴパンツに仕上がっています。
詳細を見ていきましょう。
フロントディティール
まずはフロントのディティールから。
フロント開閉はボタンフライ式。
光沢のある樹脂ボタンで、高級感があります。
ジッパーは便利ですが、ボタンフライはやはりテンション上がります。
外からは見えない箇所ではありますが、だからこそ身に着けたときに気分の高揚を楽しめるというものです。
カーゴポケット
サイドには大きめのカーゴポケットが設けられています。
フラップ付きのカーゴポケットは機能性抜群。
機能的でありつつも、デザインのアクセントになってくれます。
フラップを開くとボタンが2つ。
ボタン留めを外すと、さらに2つのボタンが顔を出し、計4個。
ポケットにたくさん物を収納したいときはマチを広げられる仕様です。
地味なところですが、縫製の丁寧さに感動します。
ポケットの中はたっぷり大容量。
物を入れすぎるとパンツのシルエットが崩れるため、ほどほどにしたいところですが…。
いざというとき、頼れるポケットです。
アジャスターボタン
裾に設けられたアジャスターボタンはアイコニックなディテールです。
裾のボタン留めの存在感は抜群ですね。
裾に設けられたボタン留めのサイズアジャスターを締めると、また違った雰囲気のシルエットになります。
左側が絞った状態、右が開放状態です。
全然違いますね。
この太さが…
ここまで細く。
キュッと絞れば大きくシルエットが変化します。
1粒で2度おいしいミリタリーパンツです。
生地
続いて、生地を見てみます。
生地は硬め。
しかし、着込んでいくうちに身体にしっくりくる、経年変化を楽しめる素材です。
タグを見ると…
コットン(Cotton)85%にヘンプ(Hemp)が15%含まれた混紡生地を使っているのが分かります。
- 麻の種類の一種
- リネンは亜麻、ヘンプは大麻を指す
- 古くから日本人の生活に利用されてきた
違法な薬物としてネガティブなイメージの強い素材ですが、衣類などに利用されたり、建材に活用されたりと、用途は幅広いです。
というのも、ヘンプはリネンと比べ繊維が太く丈夫だから。
その分、硬い生地に仕上がります。
ヘンプを混ぜることで、コシが強くタフな生地に。
リネンよりもハリ感があり、ミリタリーパンツのような無骨な雰囲気のパンツには好相性の素材です。
着て洗ってを繰り返すうち、生地が柔らかくなじんでくる感覚を味わえますよ。
こちらの生地は特殊な染色方法を採用しているため、表情豊か。
商品タグには注意事項が書いてあるのでデリケートな生地と思うかもしれませんが、僕はガシガシ洗濯機で洗っています。
ガンガン着て洗ってを繰り返して、風合いを育てていきたいミリタリーパンツです。
バックディティール
バックポケットはヒップの左右に配され計2か所。
どちらもフラップ付きです。
フラップを開くと、ボタン留め仕様になっているのが分かります。
物を入れた後にボタンを留めれば、入れた物の不意な飛び出しを防止できます。
作り込み
パンツを裏返すと、ディティールや作り込みが見えてきます。
過去のマルタン・マルジェラのごとく、ひっくり返してみますね。
サイドポケットの裏面にはブランドのタグがあります。
股部分にはパッチ補強。
強度を高めるためのひと手間も抜かりありません。
縫製は細かいピッチ。
丁寧な作業でモノづくりへの情熱が感じられ、こだわりの強さを垣間見たような、そんな感覚を覚えます。
サイズ
OUTILのカーゴパンツのサイズは12を選択。
「12」の前の数字「1」はレングス、後の数字「2」はウエストを示します。
数字が大きいほど、レングス、ウエスト共に長くなります。
OUTILのカーゴパンツはサイズ展開も豊富なので、
- 21(レングス2、ウエスト1)
- 13(レングス1、ウエスト3)
など、好みのサイズから選べます。
ピンク色のサイズ表記はオリジナルのM-47に忠実。
洒落っ気が感じられてGOODです。
製品タグ
タグはフランス語表記。
麻の表記が英語の「Hemp」ではなく、フランス語の「Chanvre」なのがオシャレに感じるのは僕だけですかね?
価格は税込み33,000円です。
パンツとしては高いかもしれません。
しかし、これだけのものづくりのレベルの高さを見せつけられたら、むしろ安いですね、はい。
OUTILのカーゴパンツは、
- 素材
- 縫製
- シルエット
いずれもが一級品。
ヴィンテージのワークウェアが持つ、極限まで追求した機能性をまざまざと見せつけられ、感動すら覚えるパンツです。
すべての要素が機能性に繋がり、その一貫性が格好良さを感じさせます。
まさに「用の美」。
そんな雰囲気を放つ極上パンツです。
OUTIL(ウティ)とは
OUTILはフランス語で「道具」という意味の言葉。
デザイナーの宇多悠也氏が手掛ける日本発のファッションブランドです。
洋服を道具と捉えた前提の下、素材の風合いや色を意識した上質なアイテムを展開しています。
服がどんな役割を果たすのか、OUTILの服はその答えを探求したモノづくりの結果です。
その多くは、フランスのワークウェアからインスピレーションを受けています。
OUTILのカーゴパンツを穿いてみた
では、実際にOUTILのカーゴパンツを穿いてみます。
こちらです。
ストンとしたシルエットがきれいに表れる、スッキリとした印象のパンツです。
美しいとすら感じます。
ミリタリーとは正反対に位置するような感覚を得られるモノづくりは、まさに脱帽の領域。
しかし、デザインはしっかりカーゴパンツ。
サイドショット。
ミリタリーディティールはシンプルなトップスと合わせるだけでも、どこかオシャレな雰囲気を纏わせ…。
もちろん、大きめサイズをフルレングスで穿いてもスッキリまとまります。
ストンと落ちた美しいシルエットゆえですね。
続いて、バックショットを。
武骨で潔さを感じるワイドさ。
股下丈が若干短めに設計されていますが、ファッショナブルに着こなすなら、このくらいの丈感が着回しやすいです。
全体的にゆとりのあるシルエットで、リラクシンなスタイルが完成します。
生地の上質さもまた、良い味出しています。
裾をギュッと絞ってボタンで留めてみましょう。
足元スッキリ。
シルエットが激変しました。
というくらいのまとまりの良さ。
カフスパンツのような穿き方ができます。
存在感のあるボトムスですが、トップスやシューズの組み合わせによって、主役となったり、脇役としてメインのアイテムを引き立てたり…。
意外に様々な表情が楽しめるパンツです。
ロールアップしても収まり良し。
身に着ける人のアイデア次第でオリジナリティあふれる着こなしが楽しめます。
ワイドなシルエットなので、穿き心地はストレスフリー。
日々の生活でも窮屈さはなく、動きやすいのが魅力。
日常でヘビロテできるミリタリーパンツです。
ローファーとも相性良し。
カジュアルなワークパンツの雰囲気を革靴で引き締めると、全体の雰囲気が格好良くまとまります。
無骨なスタイリングを楽しみたいならカーゴパンツがおすすめ
本記事ではミリタリーパンツの1種「カーゴパンツ」についてオススメの1本を紹介しました。
OUTIL(ウティ)のカーゴパンツは、フランス軍のM-47をモチーフとしたこだわりの詰まったカーゴパンツ。
ミリタリーパンツ本来の無骨さを感じさせつつも、ワイドな太さで短めな丈感がスタイリッシュな雰囲気を演出。
絶妙なバランスの上質パンツです。
Tシャツ1枚に合わせてカーゴパンツを主役にしても良し。
キレイめジャケットに合わせてカッチリ感を緩和、フォーマル・カジュアルのバランスをとっても良し。
1本持っておくと、とっても便利に穿き回せます。
気の利いたミリタリーパンツが欲しい方はOUTILのカーゴパンツをチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
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