- おじさんくさい
- 野暮ったい
そんなイメージが付きまとうチノパン。
確かに、パッとしない中年おじさんの休日コーデといえば、ヨレヨレのシャツにベージュのチノパンを想像します。
お世辞にもスタイリッシュとはいえません。
なぜか。
その原因は色にあります。
ベージュの色味はオシャレではあるものの、着こなしが難しいのは事実。
組み合わせ次第では、一気にダサくなります。
つまり、ダサくならないために意識したいのはチノパンの色。
暗めの色なら適当なコーデでも上手くまとまります。
具体的にはブラックやグレー。
この記事で紹介するポータークラシックのチノパンはチャコールグレー。
デュークエリントンチノです。
デュークエリントンチノは、
- ベージュ
- ブラック
- ダークネイビー
- チャコールグレー
の4色展開のチノパン。
豊富なカラーリングでどれにするか迷いますが、最も気をつかわずに穿けるのがチャコールグレーです。
ブラックほどはホコリの付着が目立たず、ベージュほどはスタイリングの難易度が高くなく。
ダークネイビーと並び、使いやすいカラーです。
デュークエリントンチノが持つ、ワイドながらテーパードの強くきいたシルエットの懐の深さと相まって、非常に使いやすいパンツに仕上がっています。
本記事ではポータークラシックのデュークエリントンチノの詳細と着用感をレビューします。
- チノパンを穿くとどうしても野暮ったくなって困る
- 着回しやすいチノパンが欲しい
- デュークエリントンチノの詳細が知りたい
チノパンの定番カラーのベージュは着こなしが難しい
メンズボトムスの定番アイテムの1つがチノパン。
ハリのある生地で上品な印象が強く、きれいめコーデを組むときの強い味方。
かといって、
ちょうど良いパンツがないとき、チノパンが活躍します。
きれいめな印象ながらフォーマルすぎない絶妙なバランスのチノパンは、メンズコーディネート構築の際の定番ボトムスです。
服の雰囲気を決める重要な要素は色ですが、ファッションサイトやファッション雑誌で紹介されるチノパンといえば、カラーはベージュ。
カーキとも表現されることがある、黄土色っぽいカラーです。
事実、ベージュカラーは使いやすい色味。
しかし、ベージュはコーデを構築するときに気をつかわなければならない色味でもあります。
というのも、ベージュは明るい色。
膨張色です。
合わせるトップスやアウターが明るい色だと、コーデがイマイチ引き締まりません。
何も考えずにベージュのチノパンをコーデに加えると、野暮ったくなるリスクがあるのです。
ダークトーンのグレーのチノパンは使いやすい
ベージュのチノパンは合わせるトップスによって、いまいちパッとしないコーデになります。
ただ、色を変えればあら不思議。
途端に使いやすくなります。
どんな色が良いのかというと…。
暗めの色。
ダークトーンのチノパンです。
具体的な色としてはブラックやグレー。
コーデのボトムスに暗めの色を使うと、スタイリングが引き締まります。
コーデの雰囲気はトップスやアウターで決まると思いがちですが、実際はボトムスや靴といった、下半身に使うアイテムで決まります。
ダークトーンの色をボトムスに持ってくるとコーデがオシャレに仕上がり、チノパンの野暮ったさが消えるのです。
ダークカラーのチノパンの使いやすさは間違いありません。
1本持っておくと重宝しますよ。
ポータークラシックのデュークエリントンチノ
ここで、ダークトーンのカラーのチノパンを1種、紹介します。
こちらです。
ポータークラシックのデュークエリントンチノ(DUKE ELLINGTON CHINOS)。
暗めの色味であるチャコールグレーのチノパンです。
他のカラーラインナップとしては、
- ブラック
- ダークネイビー
- カーキ(ベージュ)
の計4色展開。
カーキ以外のカラーはコーデを引き締める効果が高く、合わせやすいボトムス。
今回、なぜチャコールグレーを選んだのかというと、使い勝手が良いと感じたから。
暗めの色といっても、黒のチノパンはホコリが付いたときに相当目立ちます。
鉄板カラーながらも、コロコロでホコリを取り除かないと見映えが悪いです。
チャコールグレーならたとえホコリが付着しても目立たず、暗めの色味ならではのコーデ引き締め効果の恩恵は受けられるわけです。
ちなみに、ポータークラシックのデュークエリントンチノの価格は38,500円。
同ブランドの刺し子や剣道生地のアイテムに比べれば、まだ手を出しやすい価格帯。
日本製の品質の高さを踏まえると決して高い代物ではありません。
デュークエリントンチノ、次の項目から詳しく見ていきます。
ワイドシルエット
デュークエリントンチノは、腰回りのゆったりさと裾に向けてのテーパードが特徴。
タック感がありながら足首へ向かってバランスよくシェイプされたユニークなチノパンです。
シルエットはワイド。
裾にかけて強めにテーパードがきき、足元はだいぶスッキリ。
絞った裾が引き締まった印象を高めます。
腰回りはワイドですが、タックが入っていることでスッキリとスタイリッシュにまとまっています。
スタイリッシュさを高めつつも、リラクシンな履き心地を提供するシルエットです。
シンプルなディティール
続いて、より細かな箇所のデザインを見ていきます。
デュークエリントンチノはシンプルさを感じるディティールが満載。
例えば、ボタン。
ブラックの何の変哲もないボタンですが、タックインしたときにこのシンプルさがどんなトップスにも合うのです。
フロントはファスナー式。
腰の裏面にはPCのロゴ入り。
ポータークラシック(Porter Classic)の頭文字ですね。
両サイドにはスリットポケット付き。
ポケットは容量が大きく、スマホや財布をしっかり収納。
背面には左右にオープンポケットが2つ。
バランスの取れた見た目です。
その他の目立ったデザインは特になし。
いたってシンプルなチノパンです。
生地はスーピマコットン
デュークエリントンの生地は最高級ランクのスーピマコットン。
綿100%。
ハリがありつつも、しなやかで光沢のある上質な生地です。
アメリカ原産地の超長綿ピマ種の中でも、特に優れた繊維の長い高級ピマ品種がスーピマコットン。
格上のチノクロスですよ。
繊維の長いスーピマコットンを使うことで、繰り返し洗濯しても光沢感が落ちにくくなっています。
良い素材は耐久性が高いわけですね。
柔らかいため、肌触りの良い生地ですよ。
名前の由来はデューク・エリントン氏
デュークエリントンチノの名称は、アメリカのジャズ作曲家のデューク・エリントン氏に由来します。
現代よりもさらに黒人差別が激しかった時代のアメリカで逆境を乗り越え、史上初のアフリカ系アメリカ人として硬貨になった偉人です。
デュークは公爵という意味。
デューク・エリントン氏は実際に公爵の身分だったわけではないですが、本人の優雅さと襟を正した身嗜み、そして、クラシックな服装を好んだことから、ニックネームとして呼ばれていました。
ポータークラシックはヨーロッパやアメリカの著名人からインスピレーションを受けたアイテムを展開しています。
デュークエリントンチノもその内の1つというわけです。
項目 | 仕様 |
ブランド | ポータークラシック |
生地 | コットン100% |
カラー | ブラック ダークネイビー チャコールグレー カーキ |
サイズ | ウエスト | 股上 | 股下 | わたり幅 | 裾幅 |
---|---|---|---|---|---|
XS | 76cm | 29cm | 66cm | 32cm | 18cm |
S | 81cm | 30cm | 68.5cm | 33.5cm | 18cm |
M | 86cm | 31cm | 70cm | 34.5cm | 19cm |
L | 89cm | 32cm | 72cm | 35.5cm | 19cm |
XL | 94cm | 32.5cm | 73cm | 37cm | 20cm |
XXL | 102cm | 33cm | 73cm | 39cm | 20.5cm |
デュークエリントンチノを穿いてみた
では、デュークエリントンチノを穿いてみます。
こんな感じ。
ウエストからももあたりまではワイドでリラクシンなフィッティング。
そこから裾に向けて強めのテーパードで細くなっていきます。
足元スッキリ。
フルレングスのパンツながら、重い印象にならずに着用可能です。
そう。
ポータークラシックのパンツはアンクル丈が多いですが、デュークエリントンチノはフルレングスの10分丈。
同ブランドのファンとしては新鮮な気持ちで楽しめます。
サイドショットはこちら。
横からの見た目はテーパードのきき方をより強く感じます。
シルエットがシュッとしていますよね。
チャコールグレーのダークカラーがコーデを下からまとめ上げています。
腰回りがゆったりめでラクなのにもかかわらず、すねからくるぶしにかけてスラリとしたスマートな印象。
抜け感とスタイリッシュさを両立した稀有な佇まい。
バックショットはこちら。
ポケットは目立たずサイレント。
シンプルなデザイン。
合わせるトップスを選ばない、使いやすいチノパンです。
生地が柔らかく履き心地が良いため、ついつい脚を通したくなるボトムスになっています。
ポータークラシックらしい、全体がゆったりとしたシルエットです。
ブランドらしいゆとりを残しつつもクセのないシルエットなので、ワイドパンツが苦手な人でも挑戦しやすい形。
デニムジャケットやネルシャツなど、アメカジに合わせるも良し。
テーラードジャケットやシャツに合わせてきれいめに穿くも良しです。
実際にこぎんジャケットと組み合わせたコーデはこちら。
しっかりと入ったタックと上品な生地感が大人の雰囲気を演出します。
同じポータークラシックのチノパンであるサッチモチノと比べるとこんな感じ。
同じブランドの同じ生地を使ったアイテムでも、シルエットが違えばこれだけ印象が異なります。
ハッキリとした違いですよね。
気楽に休日コーデを組める!デュークエリントンチノ
本記事ではポータークラシックのデュークエリントンチノの詳細と穿いてみた様子をレビューしました。
アメリカのジャズ作曲家であるデューク・エリントン氏の名を持つポータークラシックのチノパンがデュークエリントンチノ。
ウエストからお尻周りがワイドながらも、裾に向けて強烈なテーパードがきいたボトムスです。
独特なシルエットになります。
リラクシンな履き心地でありながら、足元はシュッとまとまりスタイリッシュ。
穿きやすさとオシャレさが共存した見事なチノパンです。
同じくポータークラシックのサッチモチノと比べると、フルレングスにもかかわらずスッキリ穿けるのが分かります。
好みに合わせて異なるシルエットを楽しめるのも、スーピマコットンを使ったポータークラシックのチノパンシリーズの魅力的なポイント。
チャコールグレーの暗い色味はコーディネートを足元から引き締め、カジュアル過ぎない大人な雰囲気を演出。
特に考えなしでラフに合わせるだけでも、オシャレなコーデができる気楽さはVery Good。
ポータークラシックのデュークエリントンチノで休日のスタイリングをラクでオシャレなものへと昇華させましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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