真鍮(ブラス)のアクセサリーはゴールドに似た美しい光沢と、手ごろな価格で手に入るのが魅力。
手軽にアクセサリーを楽しめます。
しかし、真鍮はゴールドと見た目こそ似ているものの、明らかにゴールドと異なる特徴があります。
それは、真鍮は空気中で酸化され、黒ずむことです。
真鍮は銅と亜鉛を混ぜた合金。
長時間空気にさらされたり、人の汗に触れたりすることによって、銅が酸化され黒色の酸化銅になるため、真鍮は黒っぽく変色します。
当初は美しい光沢を放っている真鍮は、時間が経つとその光沢は鈍くアンティーク調の、古めかしくも色っぽい風合いに変化するのです。
バリバリの光沢か、鈍い輝きか。
真鍮アクセサリーの見た目は、人によってそれぞれ好みがあると思います。
その中でも、美しい光沢が気に入っている方は、真鍮が黒ずむことに抵抗をお持ちのことでしょう。
そんなときは真鍮をクリーニングしましょう。
黒ずんだ真鍮アクセサリーは、磨くことで表面の酸化膜を取り除き、本来の輝きを取り戻せます。
本記事では、真鍮アクセサリーをクリーニングして本来の輝きを取り戻す方法をご紹介します。
- 真鍮アクセサリーの黒ずみを取り除きたい!
- 真鍮の美しい光沢をキープしたい!
- 簡単に真鍮の汚れを落とす方法を知りたい!
真鍮は黒ずむ素材
真鍮は銅と亜鉛の合金です。
真鍮はゴールドに似た美しい光沢を持ちながら、アクセサリーに用いられる金属素材の中では比較的低価格なのが特長。
一方で、真鍮本来の光沢は使っていくうちに徐々に薄れ、遅かれ早かれ黒ずんできます。
これは真鍮に含まれている銅が酸化し、酸化銅(黒色)になるためです。
本来の輝きも、黒ずんでアンティーク調になった鈍い光沢も、どちらも素晴らしい質感。
真鍮本来の美しい光沢が好み!
酸化して黒ずんだ方がアンティーク調の風合いを楽しめるので好き!
上記のような方は、それぞれいらっしゃるでしょう。
その中でも、真鍮の美しい光沢をキープしたい方には、真鍮の黒ずみはいささか気になる点ですよね?
そんな方に朗報です。
真鍮の黒ずみは落とせます。
真鍮の黒ずみを落とすには?
真鍮の黒ずみは酸化銅が原因です。
つまり、
真鍮表面の酸化銅を取り除いてあげれば、本来の輝きを取り戻せる
ということ。
真鍮表面の酸化銅を取り除くためには、以下の2通りの方法があります。
- 真鍮表面の酸化銅を溶かす
- 真鍮表面の酸化銅を削る
真鍮表面の酸化銅を溶かす
真鍮表面の酸化銅を取り除く方法、1つ目は酸化銅を溶かすこと。
この方法は、真鍮表面の酸化銅を酸性の液体に溶かして取り除く方法です。
表面の酸化銅が溶けるので、その下の新たな真鍮面が顔を出し、美しい光沢がよみがえります。
酸化銅を溶かすためには酸性の液体であればなんでもOKですが、なるべく刺激が少ない弱酸性液体が好ましいです。
具体的には、酢酸が最も身近で使いやすいでしょう。
酢に真鍮を浸すと、黒ずみが除去できます。
酸化銅が酢酸銅に変わり溶液中に溶け出すため、除去可能となる仕組み。
塩を酢に混ぜると、より酸化銅が溶けやすくなり、真鍮表面のクリーニング作用が強くなります。
ただ、この方法は結構面倒です。
酢を用意したり、容器を用意したり…。
作業が多いのは嫌だ!
という方には、次の項目でご紹介する方法をオススメします。
真鍮表面の酸化銅を削る
真鍮表面の酸化銅を取り除く方法、2つ目は酸化銅を削ること。
こちらの方法は、真鍮表面を物理的に削ることで酸化銅を取り除きます。
削るといっても、ガリガリ削るということではなく、ごくごく薄い最表面だけを取り除く手法です。
具体的には、金属用の磨きクロスで真鍮を磨き、表面の酸化銅を取り除きます。
先ほどご紹介した酸で溶かす方法よりも、気軽に・簡単にできる作業なのでオススメです。
超簡単!真鍮アクセサリーをクリーニングする方法
では、ここからは実際に、真鍮製アクセサリーをクリーニングして黒ずみを取り除いていきます。
クリーニングする真鍮アクセサリーは、ブルーナボインのバングル。
黒ずみは決して悪いことではなく、アンティーク調の渋めの風合いが格好良いですね。
気分を変えるため、真鍮本来の輝きを取り戻す作業をしていきます。
真鍮表面の酸化銅を削る方法でやっていきますよ。
方法と言っても、実態はいたって簡単。
- 金属磨きクロスで磨く
- 洗う
たった2工程だけ。
5分程度でできるお手軽作業です。
金属磨きクロスで磨く
真鍮アクセサリーのクリーニングで使う道具は一つだけ。
金属磨きクロスです。
真鍮の黒ずみは酸化銅が原因ですので、銅磨き用のクロスを使います。
真鍮や銅製品のくすみや小さなキズを除去し、ツヤを出す効果が高い磨きクロス。
クロス中に超微粒子の研磨材とツヤ出しワックスが含まれており、磨くだけで簡単に黒ずみを落とせます。
それでは、磨きクロスで真鍮を磨いていきます。
少しだけ力を加えて真鍮表面を磨きましょう。
磨き途中で真鍮の状態を確認してみます。
左半分だけ磨きました。
磨いた左側と磨いていない右側で、真鍮の見た目が大きく異なっているのが分かります。
ちなみに、磨きクロスはこんな感じ。
真っ黒。
真鍮の酸化銅由来の汚れですね。
さらに全体を磨くと…
ピッカピカ!
美しい光沢を放っていますね。
洗う
磨きクロスで磨いた後は、微粒子の研磨剤が真鍮表面に残った状態です。
軽く洗って研磨剤を取り除きます。
これにて真鍮アクセサリーのクリーニングは完了。
最終的な仕上がりを見てみましょう。
真鍮の美しい輝きがハッキリと。
バングルを着けてみると、この美しさ。
真鍮のクリーニング前後で状態を比較
真鍮アクセサリーのクリーニング効果がどれほどか、より分かりやすくするため、お手入れ前後の状態を比較してみますね。
こちらです。
上がクリーニング前、下がクリーニング後です。
違いは明白。
お手入れ前は鈍いアンティーク調の風合いだった真鍮が、お手入れ後にはピカピカの状態に。
実際の着用図の違いも。
まったく別のバングルと言っても良いぐらい、雰囲気が違いますね。
アンティーク調の渋さか、ピカピカの美しい光沢が醸し出すエレガントさか。
真鍮のクリーニングは、ご覧のように雰囲気自体を変化させる効果があります。
お好みによって真鍮のクリーニングを取り入れてみて下さい。
真鍮アクセサリーの黒ずみは簡単に落とせます
本記事では真鍮アクセサリーを超簡単にクリーニングする方法について書きました。
真鍮アクセアリーの美しい光沢は上品な存在感を放ち、ファッションアクセントとして、とても便利。
そして、比較的安価で手を出しやすいお手ごろ感も魅力の素材、それが真鍮です。
一方、空気に長時間触れたり、水や汗に濡れたりすると黒く変色するのも真鍮の特性。
黒ずんでアンティーク調になった真鍮アクセサリーの風合いを好む方もいらっしゃいますが、黒ずみが気になってしまう方はクリーニングしましょう。
クリーニングはいたって簡単。
金属磨きクロスで真鍮を磨いて黒ずみを取り除くだけです。
とても簡単に真鍮アクセサリーの光沢を取り戻せます。
アンティーク調の鈍い光沢も渋くて格好良いですが、気分を変えてピカピカの真鍮を楽しみたいときもあろうかと。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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