革靴のツヤ出しに使うシューワックス。
各シューケアブランドから様々な靴用ワックスが販売されていますよね。
サフィールのビーズワックスポリッシュ、通称「青缶」も靴用ワックスの一つです。
名前の通り、ビーズワックス(ミツロウ)を主成分としたサフィールのビーズワックスポリッシュは、革靴に光沢を出す効果が高く、きらびやかな印象にしてくれます。
革靴のエレガントさをワンランクもツーランクも引き上げてくれる存在です。
本記事では、サフィールのビーズワックスポリッシュの詳細と使ってみた感触をレビューしました。
- サフィールのワックス(青缶)の詳細を知りたい!
- サフィールのビーズワックスポリッシュを使うと革靴の仕上がりはどうなる?
- 鏡面磨きに使うワックスを探している!
サフィールの上位ブランド「サフィールノワール」からも同じ名称のビーズワックスポリッシュが展開されています。
気になる方はボタンをクリック!
サフィールのビーズワックスポリッシュ
フランスのシューケアブランド「サフィール(SAPHIR)」。
サフィールのシューケアグッズは多くの革靴好きが愛用する定番品。
サフィールにラインナップされているアイテムの中には、靴に光沢を与えるためのワックスもあります。
それがビーズワックスポリッシュです。
美しい青と金のパッケージが目を惹く、缶タイプのワックス。
様々な靴用ワックスが各シューケアブランドから販売されている中、サフィールのビーズワックスポリッシュの特長は、ビーズワックスやカルナバワックスといった、天然成分を使っていること。
ビーズワックス(ミツロウ)をベースに、カルナバヤシから採取されるカルナバワックスを配合した革靴用のツヤ出しワックスです。
ビーズワックスポリッシュで磨くことで、革の表面にワックスの膜を作り、エレガントな輝きを与えられます。
革に深みのある光沢を与えると同時に、保革効果もあり。
サフィールのビーズワックスポリッシュは、革靴の雰囲気をより上品なものへと引き上げてくれる靴磨き用ワックスなのです。
サフィールノワールのビーズワックスポリッシュとの違い
サフィールのビーズワックスポリッシュ、実は上位ブランドのサフィールノワール(SAPHIR NOIR)にも同じ名称のビーズワックスポリッシュという商品があります。
- サフィールのハイグレードライン
- 厳選された天然成分の使用、成分比率にこだわり、優れた品質と使い心地を極めたアイテムが多数ラインナップされている
それぞれの容器の缶の色から、サフィールのビーズワックスポリッシュを「青缶」、サフィールノワールのビーズワックスポリッシュを「黒缶」と呼ぶことも。
サフィールのビーズワックスポリッシュとサフィールノワールのビーズワックスポリッシュとでは、缶の色以外にも以下の違いがあります。
サフィール | サフィールノワール |
---|---|
成分 | |
ビーズワックス |
ビーズワックス |
価格(税込み) | |
880円 |
1,320円 |
こんな方にオススメ | |
気軽に靴磨きをしたい方に |
美しい仕上がりを追求する方に |
価格が安いためコスパが良く、初心者の方にオススメなのがサフィール。
こだわりの天然成分と配合比で、仕上がりの深いツヤや光沢が出るまでのスピードが欲しい方にはサフィールノワール。
同じビーズワックスポリッシュという名前でも、サフィールとサフィールノワールでは成分が異なり価格も違うので、用途に合わせて自分に適したワックスを使うと良いでしょう。
サフィールのビーズワックスポリッシュで革靴を磨いてみる
ここからはサフィールのビーズワックスポリッシュで革靴を磨いた様子をご紹介します。
磨く靴はスコッチグレインのアシュランス。
黒のストレートチップの革靴です。
控えめで鈍い光沢を放つ美しい靴。
ビーズワックスポリッシュを使って、この光沢をより強いものへと変えてみます。
以下の手順で革靴を磨いていきます。
- ワックスを塗る
- ひたすらクロスで磨く
手順というほどのものでもない、簡単作業です。
ワックスで靴を磨くのは手順というより、磨き続ける根気強さが大事。
靴に汚れがついているとワックスの乗りが悪くなります。事前に汚れを落としておきましょう。
ワックスを塗る
さて、まずはビーズワックスポリッシュを革靴の光らせたいところに塗っていきます。
今回はつま先部分を光らせることにしますね。
ビーズワックスポリッシュを直接指に付け…
つま先に塗ります。
この作業は輝きのベース作りの意味合いが強いです。
強いツヤを出すためには、ワックスを革にしっかりと乗せなければなりません。
強いツヤを出したいときには何層にもワックスを塗り重ね、ベースを厚くしましょう。
逆に、ツヤを控えめにしたい場合はベースのワックスの層を薄くすれば良いです。
今回は、鏡のような強い光沢を与えたいので2層、3層と塗り重ねていきます。
片方の靴に塗ったらもう片方の靴へ塗る
ということを繰り返し、革の上にワックスの層を積み上げていくのです。
一通りワックスを塗り終わったら、5分程度、乾燥時間を設けます。
この乾燥工程にはワックスに含まれている溶剤を飛ばし、硬くする効果があります。
乾燥させるとワックスが安定した層を作るので、クロスで磨いたときにはがれにくくなり、強い光沢が生まれやすくなるのです。
ひたすらクロスで磨く
続いて、クロスで磨く作業。
先ほど塗ったワックスをクロスで磨き、均一な表面を作ります。
ワックスが凹凸なく、均一にならされるほど、ツヤが強くなります。
磨き用の、目が細かいクロスを指に巻きつけて…
ハンドラップで水を少々クロスに付けます。
- 先端のノズルをプッシュすると中の液体を少量取り出せる容器
- 水量調節が容易なので靴磨きで重宝する
さらに、濡らしたクロスにほんのわずかにワックスを付けて…
ワックスを塗った箇所を優しく磨きます。
円を描くようにクルクルとクロスを滑らせましょう。
水を付けずに磨くと、クロスとワックスの摩擦でせっかく塗ったワックスがはがれてしまいます。
クロスで磨く作業も、片方ずつ交互に行います。
片方の靴をある程度磨いたら、もう片方の靴へ。
それをひたすら繰り返します。
最初はマットな質感で、
ホントにツヤ出るのか?コレ…
なんて思うかもしれませんが、根気良く磨き続けると徐々に光沢が増してきます。
ワックスが魚のウロコのような模様を描き始めたら、あと少しの合図です。
そこから更に磨き続けると、ウロコ模様が消えていきます。
そうなれば完成。
仕上がりはこのように。
ビーズワックスポリッシュで革靴にはっきりとしたツヤを出すことができました。
ビーズワックスポリッシュ使用前後で革靴の状態を比較
ビーズワックスポリッシュの仕様前後での革靴の状態を比較してみましょう。
上が磨く前。
下が磨き後です。
違いは一目瞭然。
ビーズワックスポリッシュで磨いた後は、革のツヤが強く、鏡のような質感となっています。
ビーズワックスポリッシュを活用すれば革靴の雰囲気を一変させ、その革靴を十二分に楽しむことができます。
また、ワックスの層が外からの衝撃から革を守ってくれる効果もあります。
革靴を磨いてシューライフを充実させましょう。
サフィールの青缶は靴磨きのエントリーモデル!
本記事では、サフィールのビーズワックスポリッシュの使用感をレビューしました。
ビーズワックスポリッシュは革靴に強いツヤを与えられる靴磨き用ワックス。
通称「青缶」と呼ばれるサフィールのビーズワックスポリッシュは、お手ごろな値段で手軽に靴磨きを楽しめるシューワックスです。
手が出しやすい価格ながら、革の仕上がりは申し分なし。
バッチリ光沢が出ます。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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