真鍮(ブラス)のアクセサリーは、ゴールドに似た色味でとても美しく、エレガントな雰囲気を持っています。
一方で、真鍮は空気中で徐々に酸化して光沢が消え、マットな質感に変化する特徴を合わせ持つ、面白い素材です。
金属でありながら経年変化を如実に感じられる、魅力的な素材、それが真鍮。
酸化してアンティーク調の黒く鈍い光沢を放つ真鍮は、他の素材では表現できない唯一無二の存在感を放ちます。
真鍮製のアクセサリーはギラついた感じがなく、控えめな印象。
落ち着いたコーディネートにもなじみやすく、普段からアクセサリーを着用しない方でも気軽に取り入れられます。
ゴールドはもちろん、シルバーと比べても手ごろな価格で手に入るのもGOOD。
本記事では、真鍮製のバングルを例にとり、真鍮の魅力を語ります。
- 真鍮(ブラス)のアクセサリーの良い点って何?
- 真鍮製のアクセサリーを探している!
- 手ごろな価格のアクセサリーが欲しい!
真鍮(ブラス)ってどんな素材?
真鍮製アクセサリーについて述べる前に、まずは真鍮という素材にフォーカスします。
真鍮(ブラス:Brass)は黄銅とも呼ばれる、銅と亜鉛の合金です。
- 複数の金属でできた複合金属素材
- 純金属に他の元素を加えて組成を調整し、強度や耐食性などの性能を向上させている
真鍮は黄色の合金で錆に強い特性を持ちます。
また、加工が容易で日用品や工芸品などに広く利用されており、僕たちの日常でもなじみ深い素材です。
真鍮(ブラス)の魅力
多くの金属素材がそれぞれ特徴を持つように、真鍮には真鍮ならではの魅力があります。
どんな魅力かと言いますと…
- 美しい光沢
- アンティーク調の風合いが楽しめる
- 比較的安価
以上からもわかるように、真鍮の特性はカジュアル使いのアクセサリーに向いているため、高い人気を誇るのです。
美しい光沢
真鍮の魅力、1つ目は美しい光沢です。
真鍮のアクセサリーはまるでゴールドのような見た目で、とてもゴージャス。
重厚感のある輝きがファッションにアクセントを加えてくれます。
アンティーク調の風合いが楽しめる
真鍮の魅力、2つ目はアンティーク調の風合いが楽しめること。
真鍮は使い込むうちに、黒っぽくマットな質感になっていきます。
それはただ黒ずむということではなく、アンティーク調の渋みのある風合いになるのです。
これは真鍮中の銅が空気中の酸素と反応して酸化銅になるから。
酸化銅は黒色なので、空気中に置いておくと真鍮が徐々に黒っぽくなるわけです。
時間とともに色味が変わってくる様は革に通ずるものがあり、愛着が湧くこと必至。
いつまでも光沢を持続させたい方にはデメリットかもしれませんが、渋いアンティーク調の表情が好みの方には嬉しい特性ですね。
比較的安価
真鍮の魅力、3つ目は他の金属素材に比べて安価な点です。
先ほど述べたように、真鍮はゴールドのような見た目です。
皆さんご存知のように、ゴールドはとても高価ですよね。
ですが、真鍮は金よりもはるかに安いです。
シルバーなどに比べても、さらに安価で手に入ります。
真鍮は「poorman’s gold」と言われるほど、安く手に入る金属です。
そのため、真鍮は様々な用途に使われているのです。
もちろん、アクセサリーにも。
真鍮(ブラス)製のアクセサリーを紹介
ここからは、僕が普段から愛用している真鍮製のアクセサリーをご紹介します。
それがこちら。
金色の光沢が美しいバングルです。
外周には模様が刻まれています。
真鍮は比較的加工しやすい素材。
そのため、このような模様を入れてもリーズナブルな値段に収まりやすく、多様なデザインを楽しめるのが良いポイントです。
実際にバングルを着けてみるとこんな感じ。
真鍮のきらびやかな輝きが手首にアクセントを加え、華やかな印象に。
上品でエレガントな装いになり、コーディネートがグッと引き締まります。
先ほども述べたように真鍮は酸化によってマットな質感になります。
こちらのバングルはどのようになるかというと、こんな感じに。
光沢が抑えられ、渋いアンティーク調の色合いになっていることが分かります。
きらびやかさではなく、落ち着いた主張控えめな印象に。
着用すると、肌になじむ色合いであることがより強く感じられます。
アクセサリーの主張を前面に押し出したくない方にとっては、このくらいのサイレントで自然な見た目の方が好みかもしれませんね。
こちらの真鍮製バングルは「Culaiton」というブランドの製品です。
クレイトンは株式会社城屋が展開するオリジナルブランド。
「 経年劣化(エイジング)を楽しむ 」をコンセプトに、真鍮やレザーにこだわった弊社オリジナルブランド。
※株式会社城屋ウェブサイトより
シンプルで使いやすい真鍮アイテムやレザーグッズがラインナップされています。
ブランド名のクレイトンはフランス語の「cuir」と「laiton」を合わせた造語。
真鍮も革も、経年変化が楽しめる素材。
クレイトンのアイテムは、長く使って経年変化を楽しめるように作られた、こだわりのアイテムがそろっています。
ちなみに、こちらのバングルはメイドインジャパン。
真鍮(ブラス)の酸化前後を比較
さて、先ほどご紹介した通り、真鍮製のアクセサリーの魅力の一つは、質感がアンティーク調へ変わっていくこと。
いわゆる「経年変化」が楽しめる点にあります。
ということで、真鍮が酸化する前と酸化した後の様子を比較してみます。
要するに、
経年変化前後で真鍮製バングルの状態がどのように変わったか
ですね。
画像を並べてみます。
上が酸化前、下が酸化後です。
酸化前はかなりエレガント。
一方の酸化後はアンティーク調で渋さが光ります。
着用図の比較はこちらです。
こんなにも印象が違うのか!
と改めて実感します。
きらびやかでまばゆい光沢を放つ酸化前の真鍮も、渋みのあるくすみが良い味を出している酸化後の真鍮も、どちらもそれぞれの魅力があります。
基本的に使い続けるうち、真鍮は酸化し、くすんだ風合いになっていきます。
しかし、磨いてあげれば本来のエレガントな雰囲気を取り戻せます。
アンティーク調の質感に飽きてきたら、磨いて金のような質感を取り戻す
といったように、1種類で2通りの楽しみ方ができるのが真鍮製アクセサリーの魅力です。
真鍮(ブラス)のアクセサリーは手ごろな値段で楽しめます
本記事では、真鍮(ブラス)のバングルをご紹介しつつ、真鍮の魅力について書きました。
はじめこそ美しく強い光沢を放つ真鍮ですが、使い込むうちに酸化が進んでアンティーク調の質感に変化していきます。
他の素材では味わえない独特の雰囲気。
それが真鍮の魅力です。
また、アクセサリーの定番素材であるシルバーよりも価格が抑え目な点も良し。
手頃な値段でアクセサリーを楽しめます。
真鍮だからこそのアンティーク調の風合いは主張控えめで、スタイリングをさりげなく彩ってくれます。
真鍮本来の光沢も良し。
くすんだアンティーク調の風合いを楽しむも良し。
一粒で二度おいしい真鍮アクセサリー。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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