ロレックスやオメガなど、いわゆる「高級時計」を愛用している方は多いかと。
高級時計といえばスイスを筆頭に、ヨーロッパのブランドが多くのシェアを占めています。
高品質で確かな技術に裏付けされた信頼と実績があるからですね。
そんな世界の時計ブランドと張り合える日本の時計ブランドがあります。
グランドセイコー(Grand Seiko)です。
日本の時計メーカーであるセイコーが展開するブランドラインの一つがグランドセイコー。
セイコーブランドの中でも最高級ラインです。
高い技術力があって初めて成り立つ、こだわりぬいたものづくりゆえの確かな品質。
シンプルなデザインで年代を問わず、世代を超えて愛される嗜好品。
それがグランドセイコーの腕時計です。
本記事では僕が5年間愛用しているグランドセイコーのクオーツ時計「SBGV005」をレビューします。
- 文字盤色:シルバー
- ケース素材:ステンレススチール
- バンド素材:ステンレススチール
- ガラス材質:デュアルカーブサファイアガラス(どの角度からでも時刻が読みやすい)
- コーティング:内面無反射コーティング(まぶしい環境下でもガラスの存在を感じにくい)
- ムーブメント:クオーツ
- ケース直径:40mm
- 防水:10気圧
- その他機能:日付表示、スクリューバック
グランドセイコー(Grand Seiko)とは
グランドセイコー(Grand Seiko)とは、日本の時計メーカーである「セイコー」が展開する高級腕時計ブランドの一つです。
ジャパンメイドにこだわりを持つ、確かな品質が世界から高く評価されているブランドがグランドセイコー。
ヨーロッパの老舗高級腕時計ブランドに勝るとも劣らない、世界最高レベルの実用腕時計ブランドです。
グランドセイコーのブランドコンセプトは「最高の普通」。
コンセプトを象徴するような、シンプルなデザインの中に最高の技術が詰まった魅力的な腕時計がラインナップされています。
そんなグランドセイコーの腕時計、駆動方式には以下3つの種類があります。
- 機械式:ゼンマイを巻き、その反動で歯車を駆動させる仕組み
- クオーツ式:人工水晶の振動を電気信号からさらに回転運動に変換し、歯車を駆動させる仕組み
- スプリングドライブ式:機械式とクオーツ式を組み合わせた、ゼンマイと水晶振動子で駆動させる仕組み
僕が5年間愛用しているのはクオーツ式の腕時計。
グランドセイコーのクオーツ時計
クオーツ式時計は、電気エネルギーで人工水晶を振動させて時を刻む仕組み。
水晶振動子が1秒間に32768回振動するという性質を利用し、その回数によって1秒を計算します。
それがクオーツ時計のメカニズムです。
クオーツ時計はそのメカニズムゆえに、機械式時計と比べて時間計測の精度が高いです。
機械式時計は日に数秒程度の誤差が生じますが、一般的なクオーツ時計は月に10秒程度の誤差。
しかし、グランドセイコーのクオーツ時計は一般的なクオーツ時計以上に正確です。
なんと1年でわずか10秒の誤差。
グランドセイコーのクオーツ時計は1年使っても、10秒以下の誤差で収まるのです。
その秘密は時計の心臓部であるムーブメントにあり。
グランドセイコーのクオーツ時計には、独自の「9Fクオーツ」を搭載。
9Fクオーツには、クォーツの肝となる水晶のエイジングに3ヵ月もかけられています。
- クオーツに電圧をかけて振動数を安定化させること
- 9Fクオーツにはエイジング後の厳しい基準をクリアした水晶のみを使用している
ムーブメント内の緩急スイッチも9Fクオーツの精度を高めている要素です。
緩急スイッチはある周期ごとに補正を加え、精度を調整する装置。
時間の精度をより高められます。
また、一般的なクオーツ時計は動力が弱く、重い針をきびきびと動かせない欠点があります。
しかし、9Fクオーツは回転力を高めるツインパルス制御モーターによって、重い針も動かせるハイパワー仕様。
一般的なクオーツ時計の針はプラスチック製などの比較的軽量な素材のため、チープな印象は否めません。
ですが、グランドセイコーの9Fクオーツならば、重量のある金属針でさえ動かせるので、たとえクオーツ時計であっても高級感が出せます。
グランドセイコーのSBGV005
ここからはグランドセイコーのクオーツ時計をご紹介します。
こちらです。
グランドセイコーのモデル名「SBGV005」。
先ほどご説明した9Fクオーツを搭載した腕時計です。
こちらのSBGV005は、1967年発売の「44GS」によって確立されたデザインである「セイコースタイル」を現代的に解釈したデザインが特徴のモデル。
「セイコースタイル」は、1967年に誕生した44GSによって確立された。
①平面と二次曲面で造形し②ダイヤル、針の平面部を広く取り③各面を歪みのない鏡面で仕上げる。
以上はいずれも「光」を最大限に意識したものであり、グランドセイコーの高精度を美しい輝きで表現したと言える。
※グランドセイコーウェブページより
こちらのSBGV005はグランドセイコーのマスターショップ限定品。
- セイコーが認定した販売店
- マスターショップでしか販売していないモデルがある
どこでも入手できる時計ではないのが所有欲をくすぐる一因に。
文字盤の目盛りや針は多面的にカットされ、光の反射が美しく視認性良好。
- セイコーの時計づくりの技術が凝縮されている
そんな感覚を覚えるケースの美しさ。
ケースの光沢は「ザラツ研磨」で下地処理を施しているからこそ表れています。
- ケースの仕上げの前に施す下地処理
- ゆがみのない美しい面を作ることができる
多面カットされたケースには立体感があり、控えめながらも確かな存在感を感じる仕様です。
シンプルな中にもエレガントさを合わせ持つきらめきが手首を彩ります。
ケース裏面にはライオンの紋章が。
実用時計の最高峰を目指す象徴として百獣の王が描かれています。
重厚感を演出するメタルバンド仕様。
バンドにはグランドセイコーの頭文字「GS」ロゴ入りです。
ガバッと開く、D(Deployment:展開)バックルで固定するタイプなので着脱がとても楽。
開放状態のバックルを…
閉めるとこんな感じ。
- 文字盤色:シルバー
- ケース素材:ステンレススチール
- バンド素材:ステンレススチール
- ガラス材質:デュアルカーブサファイアガラス(どの角度からでも時刻が読みやすい)
- コーティング:内面無反射コーティング(まぶしい環境下でもガラスの存在を感じにくい)
- ムーブメント:クオーツ
- ケース直径:40mm
- 防水:10気圧
- その他機能:日付表示、スクリューバック
グランドセイコー「SBGV005」を5年間愛用した感想
ここからは、グランドセイコーのクオーツ時計「SBGV005」を5年間愛用して感じたことを書いていきます。
良いところ、ちょっとイマイチなところ。
それぞれ述べていきますね。
- 飽きのこないデザイン
- フォーマル・カジュアルどちらの服装にもなじむ
- 時刻が正確
- 定期的に電池交換が必要
- アウトドアに不向き
グランドセイコークオーツ時計の良いところ:飽きのこないデザイン
グランドセイコーのクオーツ腕時計の良いところ、1つめは飽きのこないデザイン。
SBGV005はシルバーの文字盤に控えめなブランドロゴとカレンダー日付が配されたシンプルな腕時計です。
とてもサイレントな印象で主張控えめ。
周囲の目を惹くデザインとは言い難いグランドセイコーの腕時計。
だからこそ飽きがこず、末永く使えます。
シンプルだからこそ、年齢を重ねて自らの好みが変わったとしても、ずっと愛用できるのです。
飽きて手放すことなく。
グランドセイコーの腕時計は、一生ものとして人生を共に歩んでいける魅力的なパートナーなのです。
ズッ友だよ!
グランドセイコークオーツ時計の良いところ:フォーマル・カジュアルどちらの服装にもなじむ汎用性の高さ
グランドセイコークオーツ腕時計の良いところ、2つめはフォーマル・カジュアルな服装のどちらにも合う点。
先ほども述べたように、グランドセイコーの腕時計のデザインはシンプルでスタイリッシュ。
スーツスタイルに好相性なのは言うまでもありません。
また、シャツにジーパンのような、カジュアルな服装にもバッチリはまります。
腕時計自体にそこまで強い主張がないため、コーディネートに彩りを添える、ちょっとしたアクセサリー的なポジションにおさまるのです。
グランドセイコークオーツ時計の良いところ:時刻が正確
グランドセイコークオーツ腕時計の良いところ、3つめは時刻が正確であること。
グランドセイコー独自の9Fクオーツが誇る、年差10秒程度という高精度さは正確に時を刻んでくれます。
いつ見ても正しい時刻がわかるというのは地味に便利です。
電波時計を除き、時計は使っていくうちに実際の時刻とは徐々にずれていきます。
そうなると、意識的にしろ、無意識にしろ、
- この時計は3分進んでいるから実際の時刻は……
なんて計算を、頭の中でしてしまいます。
ちょっとしたことですが、意外と大事。
時計をパッと見たときに、いつも正しい時刻だと頭の中で補正する必要がないため、全くストレスを感じません。
時計は時間がわかってなんぼ。
グランドセイコーのクオーツ時計のおかげで、僕は約束の時間に遅刻することもなく、日々を過ごせています。
グランドセイコークオーツ時計のイマイチなところ:定期的に電池交換が必要
ここからは、グランドセイコーのクオーツ腕時計のイマイチなところについて書いていきます。
まず1つめは電池交換が必要なこと。
クオーツ時計は電圧をかけて水晶を振動させています。
その動力源は電池です。
電池が消耗してしまったら、クオーツ時計は動きません。
それはグランドセイコーのクオーツ時計も同じ。
電池が消耗したら新しい電池に交換しなければなりません。
裏を返せば、クオーツ時計は電池がある限り、動き続けることが可能とも言えますね。
と言っても、グランドセイコーのクオーツ時計の電池交換はいたって簡単。
ウェブ手続きでグランドセイコーの製造工場に依頼できます。
電池交換以外にも沢山の検査をしてもらえ、ケースもピカピカになって帰ってくるのでオススメです。
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グランドセイコークオーツ時計のイマイチなところ:アウトドアに不向き
グランドセイコーの腕時計のイマイチなところ、2つめはアウトドアには不向きなこと。
グランドセイコーの腕時計は20万円を下らない、いわば高級時計。
傷が付いたり、水に濡れたりすることは極力避けたいのが正直なところ…。
アウトドアシーンなど、腕時計が汚れたり、衝撃を受けたりする環境には向いていません。
時計が気になって、子供と泥だらけになって遊ぶことにも抵抗が生じてしまいます。
- 日常使いはグランドセイコーの時計を使う
- アウトドアシーンではGショックなどのアウトドア用の時計を使う
といった、時計の使い分けをすると何かと捗ります。
グランドセイコーのクオーツ時計は使用者と共に確かな時を刻む
本記事ではグランドセイコーのクオーツ時計「SBGV005」を、5年間愛用し続けた感想と共にレビューしました。
グランドセイコーのクオーツ時計は一般的なクオーツ時計よりもはるかに正確で、年間誤差は10秒程度。
驚愕の高精度です。
シンプルながらも高級感あふれるグランドセイコーの腕時計の外観は、使う喜びを感じられる満足度の高い美しさ。
飽きのこない、一生ものの腕時計として愛用できます。
シンプルゆえに、
- フォーマルな服装
- カジュアルな装い
どちらにも合わせられるので、毎日活躍してくれる腕時計です。
末永く正確な時間を刻んでくれるグランドセイコーのクオーツ時計は、人生を彩る最高のパートナーとなってくれます。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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