革靴の美しさや上品な雰囲気を保つためには、甲革のケアだけでなくコバ(エッジ)にも気を配る必要があります。
コバをきれいに保つことで、革靴の印象がボヤけずに雰囲気が引き締まります。
逆にコバが汚れていると、いくらアッパーがピカピカでもどこか締まらない印象を与えることになってしまいます。
せっかく上質なコードバンを使ったAlden975を履くのですから、コバをきれいに保ち最高の状態で楽しみたいものです。
そんなわけで本記事では、Alden975のコバをお手入れする方法について書きました。
- Aldenの革靴の雰囲気をより引き締めたい!
- コバの色あせが気になる…
- コバのお手入れに必要な道具が知りたい!
Alden975のコバをお手入れする必要性
Aldenを語る上で欠かせない、ホーウィン社のコードバンはその美しい光沢と深い色味の風合いが魅力。
そんなコードバンを贅沢に使ったAldenの革靴である、975ロングウィングチップはとても上品な仕上がりになっています。
ですが、どんなに素晴らしい革靴もコバが汚れていたのでは魅力が半減。
こんな感じに。
コバは自動車でいうところのバンパーのような存在。
革靴をどこかにぶつけたりしたときにアッパーを保護してくれる、いわばガードマンの役割も果たしています。
だからこそ、傷つきやすく、汚れやすいのです。
Aldenの革靴が持つせっかくの洗練された佇まいも、コバが汚れていたり、色あせていたら台無しです。
コバをお手入れしてあげれば、いつまでも革靴が持つ雰囲気を損なわずに本来の持ち味を堪能できます。
コバをケアしてAldenの975を労わってあげましょう。
Alden975のコバをお手入れする方法
以下の通り、簡単です。
- コバの汚れを落とす
- コバを補色する
- コバを磨く
今回ご紹介する手法は簡単3ステップのお手軽作業。
初めての方でも気軽にできる方法です。
コバの汚れを落とす
まずは、コバの汚れを落とします。
コバは革靴の部位の中でも比較的汚れやすい箇所です。
しっかりと汚れを落としてあげましょう。
靴クリーナーで汚れを浮かせて取り除きます。
次の工程でコバを補色するのですが、汚れが残っていると色が乗りにくくなるのできっちり落としておきましょう。
コバを補色する
汚れを落とした後は、色あせたコバを補色します。
使うのはサフィールのエッジ&ヒールレストアラー。
多くの方が使い慣れている「ペン型」のコバ用インキなので、使いやすさ抜群のコバ用ケアアイテムです。
コバやヒールをササッと塗っていきます。
塗り終わったら10分ほどインクを乾燥させましょう。
コバを磨く
コバに塗ったインクが乾いたら、クロスでコバを磨いてツヤを出します。
コバにツヤが出ることで革靴の美しさがワンランクアップします。
これでAlden975のコバのお手入れ終了です。
お手入れ前後でコバの状態を比較してみます。
上がお手入れ前、下がお手入れ後です。
コバの削れによって革の色がむき出しになっていた部分が補色され、コバの輪郭が際立つ仕上がりに。
ツヤが出ることで上品さもプラスされています。
たかがコバ、されどコバ。
アッパーだけでなく、コバもケアすることでAlden975の魅力をグンと引き上げられるのです。
Alden975のコバをお手入れして上品な雰囲気を保とう!
本記事では、Alden(オールデン)975のコバをお手入れする方法について書きました。
コバがきれいであることは、革靴の雰囲気を上品で美しく保つためには意外と大事なポイントです。
コードバンの輝きに目がいきがちな975ですが、コバのお手入れをきっちりしておくことで、その魅力を最大限発揮できます。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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