革を長く使い続けるにはお手入れ必須。
- 汚れを落として革表面をきれいに
- 革に潤いと栄養を与える
- ツヤを出し見た目を整える
お気に入りの革製品を良好な状態で長持ちさせるためには上記の作業が必要です。
ただ、作業工程が多くて面倒と感じがち…。
重い腰が上がりません。
そこで便利なのが万能革クリーナー。
- 汚れ落とし
- 保革
- ツヤ出し
上記が一気にできる、一石二鳥どころか一石三鳥の道具があります。
万能革クリーナーでメジャーなアイテムが以下の2種。
- M.モゥブレィプレステージのクリームエッセンシャル
- サフィールノワールのレザーバームローション
どちらも気軽に使えるケア用品。
革製品全般に使えるのも共通点です。
どちらを選べば良いのか迷ってしまいます。
本記事ではクリームエッセンシャルとレザーバームローションを比較します。
実際に革靴のケアに使って比較していますので、ぜひご覧ください。
商品名 | クリームエッセンシャル |
レザーバームローション |
---|---|---|
ブランド | M.モゥブレィプレステージ | サフィールノワール |
用途 | スムースレザーの革製品全般 | スムースレザーの革製品全般 |
特徴 | 汚れが落ちる 革への水分と栄養補給が可能 控えめなツヤが出る |
比較的汚れ落ちが良い 革への水分と栄養補給が可能 控えめなツヤが出る |
成分 | ロウ 油脂 有機溶剤 (ビーズワックス、ラノリンを含む) |
ロウ 油脂 有機溶剤 (ビーズワックス、ミンクオイルを含む) |
原産国 | フランス | フランス |
カラー | 無色 | 無色 |
容量 | 125ml | 125ml |
価格 | 1,980円 | 2,420円 |
ネットで買う | Amazonで見る | Amazonで見る |
- 革製品を手軽にお手入れしたい
- クリームエッセンシャルとレザーバームローションの違いはどんなところ?
- 2種の万能革クリーナーの使用感の違いを知りたい
革と長く付き合うにはお手入れが必要
革製品にはお手入れが必須。
というのも、時間が経てば革から水分や油分が勝手に抜けていき、乾燥が進むから。
乾燥した革はかさつき、しなやかさと風合いが失われます。
せっかくの美しい革の表情が台無し。
そこで革のお手入れが必要になるわけです。
定期的にケアして革に水分や油分を補給すれば、良好な状態がキープ。
見た目が整うだけでなく、長持ちします。
具体的にどんな作業をするのかといいますと、以下の通り。
- 汚れを落とす
- 水分と油分を与える
- ツヤを出す
汚れを落として余計なものを取り除き、革に潤いと栄養を補給。
そして、革にツヤを与えて美しさを復活させます。
これらのお手入れ工程を踏めば、革製品を美しい状態で長く使い続けることが可能になるのです。
革製品のお手入れに便利な万能クリーナー
ただ、革のお手入れは以下の通り作業工程が多く、面倒と感じる人が少なくありません。
- クリーナーで汚れを落とす
- 保湿クリームで革に栄養を与える
- ロウ分が含まれる別のクリームで控えめなツヤを出す
と思いますよね?
そこでおすすめしたいのが万能革用クリーナー。
- クリーナー
- 保革クリーム
- ツヤ出し剤
上記効果を一挙に得られる便利なケア用品。
まさに万能。
レザーケア用品界のオールラウンダーです。
次の項目で万能革クリーナーの詳細に迫ります。
2種の万能革用クリーナーを比較
さて。
今ここに2種の万能革用クリーナーがあります。
M.モゥブレィプレステージのクリームエッセンシャルとサフィールノワールのレザーバームローションです。
どちらも革製品全般に使えるクリームで、
- クリーナー
- 保革クリーム
- ツヤ出しクリーム
を兼ねているのも共通点。
ここまで一緒だと、
上記の疑問が浮かびますよね?
というわけで、比較することに。
まずはそれぞれのレザークリームについて詳細を見てみましょう。
クリームエッセンシャル
クリームエッセンシャルはM.モゥブレィプレステージの皮革用ナチュラルローションです。
クリームエッセンシャルはビーズワックス(ミツロウ)を配合したクリーナー。
革に潤いと栄養を与えつつ、自然なツヤが出る優れもの。
革表面に付いた汚れも落とせるので、革に必要なケアのほぼすべてを1本で完了できるケア用品です。
羊の毛から採れるラノリン配合により、革の柔軟性が高まる効果も得られます。
靴や財布、ソファなど革製品ならなんでもござれ。
日常に散らばるレザーアイテムのお手入れが可能。
オールインワンのレザーローションです。
- 革靴
- バッグ
- ジャケット
- グローブ
- ソファ
- 車用シート
上記の幅広い革製品に使え、皮脂や古いクリームなどの汚れを落としつつ、保革します。
- ビーズワックス
- ミンクオイル
- ラノリン
といった天然の保湿成分を配合。
また、配合されたワックスが革表面を保護。
撥水性を高め、汚れが付きにくくなる効果も。
クリームエッセンシャルを革へ塗ると革に柔軟性が加わり、使い勝手が良くなりますよ。
液状クリームなので塗り広げやすく、使い勝手良好。
ムラにならずに広範囲に塗布しやすいクリームです。
項目 | 仕様 |
ブランド | M.モゥブレィプレステージ |
原産国 | フランス |
カラー | ニュートラル |
用途 | スムースレザーの靴、バッグ、ベルト、財布、手帳などの革製品全般 |
成分 | ロウ、油脂、有機溶剤(ビーズワックス、ラノリンを含む) |
容量 | 125ml |
価格 | 1,980円 |
レザーバームローション
レザーバームローションはサフィールノワールのケア用品の1つ。
クリームエッセンシャル同様に革製品全般に使えます。
容器形状もほぼ一緒。
ビーズワックスベースのマイルドなレザーローションです。
- 汚れ落とし
- 栄養補給
- 光沢付与
上記が可能な革用クリーナー。
ビーズワックスに加え、ミンクオイルを配合。
高級な天然成分を贅沢に含んでいます。
ミンクオイルは革に栄養と柔軟性を与える役割を持ち、革の劣化やひび割れを防ぐ効果が高いです。
ローションは無色で、どんな色の革製品にも使えるのはクリームエッセンシャルと同様。
使いやすいレザーローションです。
項目 | 仕様 |
ブランド | サフィールノワール |
原産国 | フランス |
カラー | ニュートラル |
用途 | スムースレザーの靴、バッグ、ベルト、財布、手帳などの革製品全般 |
成分 | ロウ、油脂、有機溶剤(ビーズワックス、ミンクオイルを含む) |
容量 | 125ml |
価格 | 2,420円 |
ブランドが違うのは言うまでもないですが、クリームエッセンシャルとレザーバームローションは用途、容量が同じ。
ただ、成分が異なるため、値段の差となって表れています。
サフィールノワールのレザーバームローションの方が2割ほど高め。
次の項目では、価格の差が使用感にどのくらいきいてくるのかを確認します。
2種の万能革用クリーナーの使用感を比較
実際に2種の万能革用クリーナーを使っていくことに。
お手入れ対象は先ほどチラッとお見せしたスコッチグレインのブラウンローファーです。
向かって左側、右足用の靴にはクリームエッセンシャルを。
向かって右側、左足用の靴にはレザーバームローションを使います。
汚れ落ちの程度を比較したいので、それぞれまっさらなクリーニングクロスを用意。
それぞれのクリームでケアしたときの違いを分かりやすくするためのお膳立てをして、実際のお手入れに入ります。
手順は以下の通り。
- ホコリを落とす
- 万能革用クリームを塗る
- ブラッシング
- クロスで乾拭き
クリームエッセンシャル、レザーバームローションそれぞれで上記の作業をやっていきます。
クリームエッセンシャルでお手入れ
まずはクリームエッセンシャルを使ったお手入れから。
はじめに、革靴のホコリを落とします。
馬毛ブラシでブラッシング。
続いて、クリーニングクロスを指に巻き付けます。
どれだけ汚れが落ちたかわかりやすいように、まっさらな面を使います。
クリームエッセンシャルをクロスに付けて革靴を拭き上げていきましょう。
伸びが良く塗りやすいです。
液状なので、通常の靴クリームや革用クリームよりもストレスなく塗れるのが特徴。
まんべんなく革に塗れました。
その後、ブラッシングしてクリームの塗りムラを解消。
最後にクロスで乾拭きし、余分なクリームを拭き取ります。
これにてクリームエッセンシャルでのお手入れが完了。
簡単作業でした。
仕上がりはこんな感じ。
革に控えめなツヤが出ています。
比較のため、レザーバームローションを使ったケアに移ります。
レザーバームローションでお手入れ
もう一方の革靴をレザーバームローションでお手入れしていきます。
先ほどと同様にホコリを落とした後、白いクリーニングクロスにレザーバームローションを取り分けます。
そして、革靴をフキフキ。
全体をまんべんなくレザーバームローションで拭いた後は、クリームエッセンシャルのお手入れと同様にブラッシング。
ツヤ出ししてからクロスで乾拭きし、作業終了。
革の仕上がりはやや光沢がある見た目に。
それぞれ単体で靴の状態を見ても違いは分かりづらいかもしれません。
次の項目では、クリームエッセンシャルとレザーバームローションの靴の仕上がりを直接比較していきます。
クリームエッセンシャルとレザーバームローションの仕上がりを比較
クリームエッセンシャルのレザーバームローションでケアした後のクロスと革靴を並べてみます。
こちらです。
まずは汚れ落ちの程度を比較。
クリーニングクロスを並べてみると、違いは一目瞭然。
クリームエッセンシャルのクリーニング効果に比べ、レザーバームローションは汚れがより落ちています。
はっきりわかりますね。
クリーニングクロスの汚れはわずか。
マイルドな汚れ落ちです。
一方のレザーバームローションは汚れの色が強め。
革靴に塗ってあった古いブラウンの靴クリームが落ちています。
クリーナーとしての効果はレザーバームローションに軍配が上がりました。
続いて、革の仕上がり。
風合いに変化があるかを観察します。
違いはほぼありません。
写真はもちろん、肉眼で見ても大きな変化は見られず。
どちらも控えめな光沢が出て、革本来の風合いを活かす仕上がりになっています。
触った感じはどちらもしっとり。
革の仕上がりについては、クリームエッセンシャルとレザーバームローションはドローです。
ただ、レザーバームローションは価格が高め。
クリーナーとしてキッチリ汚れを落としたいなら、高価格でもレザーバームローションがおすすめ。
なるべくコストを下げて革のお手入れをしたいなら、クリームエッセンシャルをおすすめします。
比較項目 | クリームエッセンシャル | レザーバームローション |
---|---|---|
汚れ落ち | マイルドクリーニング | キッチリ落ちる |
革の仕上がり | 控えめな光沢 しなやかな触り心地 |
控えめな光沢 しなやかな触り心地 |
価格 | 比較的安め(1,980円) | 比較的高め(2,420円) |
クリームエッセンシャルとレザーバームは汚れ落ちが違う
本記事ではクリームエッセンシャルとレザーバームローションを比較しました。
どちらも万能な革用クリーナー。
- クリーナーとして
- 保湿クリームとして
- ツヤ出しクリームとして
上記3つの役割をキッチリ果たしてくれます。
ただ、2種のクリームにははっきりとした異なるポイントがあります。
汚れ落ちと価格です。
M.モゥブレィプレステージのクリームエッセンシャルは、マイルドな汚れ落ちで比較的安価。
サフィールノワールのレザーバームローションは、汚れがキッチリ落ちる一方で高価。
- 高くてもしっかり汚れを落としたい人はレザーバームローション
- お手頃値段で気軽な簡単ケアをしたいならクリームエッセンシャル
上記の選び方がおすすめです。
ともに優秀な万能革用クリーナー。
どちらを選んでも失敗することはありません。
好みのアイテムを選んで、手軽なレザーケアを楽しみましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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