プロッターのレザーバインダーは1枚革に金属製のバックプレートとリングが付いた、シンプルでスタイリッシュなバインダー。
システム手帳やノート代わりに使えるレザーバインダーで、ファンの多い逸品です。
薄くて使いやすいのが魅力。
かさばりませんからね。
しかし、1つ欠点が。
それは…、
これですよね~。
プロッターの課題は。
プロッターのレザーバインダーのバックプレートは金属。
端が角ばっていて鋭利です。
あやまってぶつけると普通にケガしますし、服などの布地や紙にガリっとやると破れるリスクもあります。
という意見がチラホラ。
もったいないです。
どうせ使わずに眠らせておくなら、プチ改造して使いやすくしましょう。
プチ改造の中身は、バックプレートを金属やすりで削ること。
バックプレートの角をやすりで削れば、丸みを帯びるので当たっても痛くなりません。
周囲のものを傷付けることなく、安心して使えるレザーバインダーに変わります。
新しく買ったプロッターのM5サイズ。早速バックプレートの角を丸く。
これで安心して使える。
痛くなーい。 pic.twitter.com/mXBkQRaRBP— シンジツイチロ@革靴・ファッションのブログ (@ichiro_shoe) March 23, 2025
もちろん、プレートを削るのでもともとのスタイリッシュさはやや落ちます。
ただ。
使わなくなるよりは、よっぽど実入りが大きいです。
見た目を取るか、使いやすさを取るか。
筆者は使いやすさを取りました。
結果として、プロッターのレザーバインダーを毎日ガシガシ使っている次第。

プロッターのバックプレートに不満を持っている人はぜひ試してみてください。
本記事ではプロッターのレザーバインダーのバックプレートを角を取る方法を解説します。
- プロッターのレザーバインダーでケガをした
- プロッターのバックプレートの角さえなければ最高なのに…
- プロッターを使いやすくしたい
プロッターのレザーバインダーのバックプレート問題
プロッターのレザーバインダーはシステム手帳チックに使えるアイテムです。

リフィルを付け替えて、自分好みにカスタマイズできるのが魅力。
プロッターのレザーバインダーは1枚の革をリングとバックプレートで挟み込んだ構造で非常にシンプル。
- シンプルなシステム手帳を使いたい
- スタイリッシュなノートが欲しい
そんな人に刺さるアイテムです。
ただ、プロッターのレザーバインダーには1つ気になる点があります。
それはここ。

バックプレートに注目。
革カバー背面の金属部分です。
金具のバックプレートの端をよく見ると…

角があります。
結構鋭利です。
触ってみると分かるのですが、痛い…。

だいぶ尖っていますね。

ガリッといくことがあります。
手が傷付くことがありますし、布地や紙が引っかかると普通に破れます。
バックプレートの被害を被った例として、筆者のエピソードを語りましょう。
バッグにプロッターのレザーバインダーを入れて、ちょっと買い物。
缶ビールをバッグに入れていたのです。
家に着いてバッグを開けて缶ビールを飲もうとしたら…。
缶に穴が空いて、バッグの中がビールだらけの大惨事になっていたことがありました。
バックプレートの鋭さによって缶に穴を空けてしまっていたのです。
ガックリ来ました…。
そんなエピソードがありつつ。
バックプレートの角が原因でプロッターのレザーバインダーを使わなくなってしまっては悲しいです。
なにより、もったいないですよね。
決して安くないアイテムですから、プロッターのレザーバインダーは。
当たると痛い、バックプレートの角。
何とかしなければ、と思うわけです。
プロッターのバックプレートが痛いなら削ってしまえば良いじゃない
プロッターのバックプレートの角が痛いのは尖っているから。
裏を返せば、尖っていなければ痛くないわけです。
角を丸くすれば痛くありません。
- 角を丸くする
何をするのか。
簡単ですよね?
角を削れば達成できます。
そう。
プロッターのバックプレートをガリガリ削って角を取ってあげればOKです。
プロッターのレザーバインダーのバックプレートを削る方法
- バックプレートを削れば良い
とは言っても、金属製なので硬いです。
やり方に困ります。
ここで活用したいのがダイヤモンドやすりです。
ダイヤモンドやすりはスチール表面にダイヤモンド砥粒を結合させたやすりです。

ダイヤモンドを表面に使っているので金属でもゴリゴリ削れる優れもの。
ダイヤは硬いですからね。
ということで、バックプレートをやすりで削っていきます。
バックプレートの角にやすりを押し当ててガリガリ削ります。

削った様子がこちら。

角が取れました。
これなら痛くありません。
そんな心配をしているあなた。
大当たりです。
実際、色は変わります。
下地が真鍮なので、ゴールドカラーが顔を出します。
筆者のプロッターA5サイズはプエブロレザーなので、バックプレートはゴールド。
ほとんど目立ちません。
見た目をほぼ変えずにバックプレートのとがった部分を解消。
安全に使えるようになりました。
今回の例はゴールドのバックプレートで示しましたが、シルバーやブラックの場合でも、下地の真鍮のゴールドは良くなじみます。
メタリックブラックのバックプレートを実際に削ると、こんな感じになります。

削る前後で色は確かに変わっていますが、元々のブラック部分と削り後のゴールド部分では共通して金属光沢があるために悪目立ちしていません。

やってみると意外と目立たないので、トライしてみてください。
バックプレートを削った後のプロッターのレザーバインダー
バックプレートを削った後のプロッター、実際に痛くないのかを確かめます。
触ってみると…

いたくな~い。
手触り優しく。
金属の無機質な感じは変わりませんが、角がなくなったことで尖った当たり感が解消。
手や指を傷付けることがなくなりました。

周囲のものに「ガンッ」と勢いよく当たっても大丈夫。
角がないので当たりがマイルドになります。
安心してプロッターのレザーバインダーを使えるようになりました。
ポケットに入れて携帯するM5サイズこそ角を削るべき
M5サイズのレザーバインダーも同様にやっていきます。

というのも、M5サイズは携帯性抜群。
バッグのポケットやパンツポケットにスポッと入れて持ち運びます。
バックプレートの角がとがっているとバッグやパンツの生地を傷付けて穴を空けてしまうかも…。

防がなければ。

結構鋭利ですからね。

A5サイズと同様、触ると痛いです。

サイズによらず、プロッターのバックプレートは仕様が一緒ですからね。
ということで、バックプレートを削ることに。
あらためて登場、ダイヤモンドやすり。

ガリガリと削っていきます。

バックプレートを削った後の様子はこちら。

角が取れて丸みを帯びました。

これならポケットの中に入れても生地を破いてしまうリスクはありません。
A5サイズに続き、M5サイズのレザーバインダーも安心して使えるようになりました。
プロッターのレザーバインダーのバックプレートの角を丸くしてリスクをなくそう
本記事ではプロッターのレザーバインダーのバックプレートを削ってリスクを減らす方法を解説しました。
プロッターのレザーバインダーは上質でシンプルなアイテム。
システム手帳やノート代わりに使えます。
薄くてかさばらないスタイリッシュなバインダーです。
しかし、バックプレートの角が結構危険。
誤って手をこすってしまうと、切り傷の原因にもなり得るリスクを持つ諸刃の剣。
1度痛い思いをすると、自然と手が遠のいてしまうものです。
そうなってはもったいない。
だからこそ、バックプレートの角を削ってリスクを低減しましょう。
ダイヤモンドやすりを使えば金属製のバックプレートでもゴリゴリ削れます。
角が取れて丸くなります。
安全に使えるようになりますよ。
と思っている人は、ぜひやってみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!



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