薄くて気の利いたシステム手帳が欲しいならプロッター(PLOTTER)のレザーバインダーをチェック。
あくまでもレザーバインダーなのですが、システム手帳として自らが使いやすいようにカスタマイズできます。
プロッターの手帳は日本製で高品質なのが嬉しいです。
豊富なサイズ展開で手帳の使い方に合わせて選べるだけではなく、革種でも選べるのがプロッターの良いところ。
- リスシオ
- プエブロ
- ホースヘアーⅡ
- ブライドル
- シュリンク
それぞれ表情の異なる革で、好みの外観を選べるのが魅力です。
筆者がこの度手に入れたのが小ささが売りのM5サイズのホースヘアーⅡのシステム手帳。
シャツの胸ポケットに入る、携帯に便利なサイズ感の手帳とはどんなものなのか。
詳細を見ていきましょう。
ということで、本記事ではプロッターのM5システム手帳…、もといレザーバインダーの詳細をレビューしていきます。
- 携帯に便利なミニ手帳が欲しい
- 薄くて軽いシステム手帳を探している
- プロッターのレザーバインダーの詳細が知りたい
システム手帳が欲しいならプロッターをチェック
新しい生活が始まったとき、はたまた、今までと生活スタイルが変わったとき。
手帳を新しいものへ替えたくなります。
とりわけ、
と思う機会があるかも。
そんなときにチェックしたいのがプロッターです。
プロッターの手帳は他の手帳ブランドと比べて非常に薄いのが特徴。
厳密にいえば、プロッターはシステム手帳ではなくレザーバインダー。
しかし、手帳としてバリバリ使えるので、この際どちらでも良いです。
そんなわけで、まずはブランドを軽く紹介します。
プロッター(PLOTTER)は、さまざまな素材や技術を用いてクリエイティブワークを楽しむ人のためのツールを展開しているブランド。
PLOTTERの意味は、
- 計画する人
- 主催する人
- 構想する人
を指す言葉。
つまりは、創造力で未来を切り拓く人たちを意味します。
そういった人たちが最高のアイデアを生み出して発想をカタチにすることをサポートする…。
そんな道具を生み出すことをブランドコンセプトとしています。
日本をはじめ、世界の職人が有する高度な技術と洗練されたデザインを融合させた、シンプルながら革新的な道具を数多くラインナップ。
この記事で紹介するレザーバインダーを中心とした優れたアイテム群は、多くのファンを獲得しています。
プロッターのシステム手帳(正確にはレザーバインダー)
さて、ここでプロッターのシステム手帳に登場してもらいます。
正確にはレザーバインダーですが、ものは同じなので。
購入したばかりですから、パッケージの開封から。
オレンジの印象的な外観です。
サイドにはシンプルなブランドロゴ入り。
製品名は「PLT5016-M5穴レザーバインダーBK」です。
フタを開けてみます。
本体と添付のカードがお目見え。
不織布入りのレザーバインダー。
開封しますね。
こちらです。
出ました。
M5サイズのレザーバインダー。
ミニ5穴サイズのシステム手帳です。
プロッターはこだわりの詰まったアイテムで、とりわけ、革は特筆すべき点。
革の個体差こそ魅力であると述べています。
筆者は非常に共感。
こういう製品は、使っていて愛着がわきやすいのを経験上知っているから。
今から使うのが楽しみです。
レザーバインダーの取り扱い上の注意が記載された用紙が同梱。
よく読んで、末永く使えるように心構えを作りましょう。
プロッターのレザーバインダーにはシルク印刷がされていて、これもまたエイジングを楽しめる一因に。
実物はまたのちほど紹介しますね。
プロッターのブランドコンセプトが詳しく書かれた用紙も。
株式会社デザインフィルが展開しているのがプロッターである由、書かれています。
バインダーの金具は1年保証付き。
レザーバインダーのリング金具が外れた場合、購入から1年は無償で修理対応可能。
それ以降でも有償ではありますが対応しています。
安心して使えますよ。
前置きはこのくらいにして…。
次の項目から手帳本体を詳しく見ていきますね。
全体像
まずは全体像。
非常にシンプルな外観。
ですが、細長いプレートが目を惹く仕上がりです。
これこそプロッターの特徴。
1枚革に金属のバックプレート。
これですよ。
気の利いたデザイン。
プロッターならではの外観です。
システム手帳とは謳っておらず、あくまでもレザーバインダー。
それも納得のデザインです。
とはいえ、筆者はシステム手帳として見ていますし、実際にシステム手帳として使っていますけどね。
さて。
レザーバインダーの裏面はやや起毛感のある革面です。
右側にシルク印刷あり。
- 「スクリーン」とよばれる版板にインクをつける印刷方法
- 革やガラスなど、様々なものに対して印刷可能
- もともとスクリーンの素材が絹であったことからシルク印刷と呼ぶ
ブラックの革にゴールドの印字が映えます。
作りはデザイン同様シンプルで、オリジナルのバックプレートとリングで一枚革を挟み込んだ構造。
ジンプルだけれども、決して簡単ではありません。
高い技術力があるからこそ。
これにより、本体の軽さに貢献しています。
シンプルの中に斬新な構造が究極の軽さを実現しているわけです。
サイズ
ここではサイズの説明を。
この記事で紹介しているプロッターのレザーバインダーはM5サイズ。
リング穴が5つのミニサイズです。
リフィルサイズは高さ105mm。
幅が62mm。
名刺を一回り大きくしたくらいのサイズ感です。
手に持つとコンパクトさが分かります。
これがまた携帯性抜群。
システム手帳の定番はバイブルサイズですが、それに比べてM5は圧倒的にコンパクト。
ゆえに軽量。
プロッターのM5レザーバインダーは、小さくて軽いシンプルな本革製。
持ち歩いても苦になりません。
毎日使うのは目に見えています。
ストレスがないものは長く愛用できますから。
快適さも重要ですが、それ以上に、
- 使いづらい
- 不便だ
と思わないという点が、日々使い続けるものを選ぶ上では大事な視点。
良い買い物をしました。
薄い手帳
プロッターのシステム手帳は1枚革と細身のリングでできています。
ゆえに薄いのが特徴です。
革自体の厚みがあるのですが、リング径は11mm。
かさばらずに持ち歩けますし、リング自体の大きさがメモに書き込むときの邪魔にもなりません。
一般的なシステム手帳に比べて薄いのがパッと見て分かります。
これはプロッターが薄さと軽さにこだわっているからこそ。
薄いことはフレキシブルな使い方にもつながります。
レザーバインダーは1枚革でできているので構造がシンプル。
だからこそ180°開閉可能。
なんなら、そこからさらにぐにゃりと360°一周するくらいに曲がります。
つまり、こんな感じでメモ書き可能です。
裏面を下敷きにして書けます。
とっさにメモするとき、非常に便利です。
上質な革でエイジングが楽しめるホースヘアーⅡ
プロッターのレザーバインダーの革は、天然皮革の素材感をそのまま感じられる作り。
いくつかラインナップがありますが、この記事で紹介するホースヘアーⅡは非常に特徴ある質感です。
- リスシオ
- プエブロ
- ホースヘアーⅡ
- シュリンク
- ブライドル
ホースヘアーⅡというプロッター自慢の商品群の1つ。
国産のフルベジタブルタンニンなめしのオリジナルレザーを使っているのがホースヘアーⅡです。
ホースと冠しているので馬革かと思いきや。
牛革です。
革種はステア。
では、なぜホースヘアーなのか。
それは表面の模様にあります。
こちらの刷毛のような模様は型押しではありません。
手作業で革をスクラッチ。
表面を起毛させて繊細な馬のたてがみを表現、すなわちホースヘアー。
実は1度、製品展開後にラインナップから消えていた時期があります。
そして、しばしの期間を経てから復活。
だからホースヘアー「Ⅱ」なのです。
重厚な革で堅牢なのが写真からでも伝わるかと。
ちなみに、ホースレザーⅡは姫路で作っています。
というのも、姫路レザーがあるほど、姫路の地は日本が誇るレザーの産地なのです。
栃木レザーと同じくらい有名。
まさに、至高のフルベジタブルタンニンレザー。
北米産の肉厚なステアハイドを厳選しピックアップ。
革製造の本場姫路で仕上げている、プロッターのオリジナルの革。
フルベジタブルタンニンでなめした革は非常に堅牢で丈夫。
しかし、見た目は繊細な印象。
きめ細かい革種です。
なめした後の染色は革の芯部まできっちり色が通っています。
色あせが起こりづらく、使い続けることで色ムラが出ても美しさはそのままに。
素材感を露にする素上げ技術と合わさって極上の風合いに仕立てられています。
濃淡ある風合いを実現。
この独特でエレガントな表情がレザー愛好家の心をくすぐるのです。
フルハンドメイドのレザーアイテムだから、なおさら。
国内最高レベルの革作りの技術を注ぎ込んだ逸品です。
ホースヘアーⅡの牛革にはオイルがたっぷり入っているため、エイジングの楽しみがあります。
使い込めば込むほど、ツヤが出て自分だけの手帳に仕上がっていきますよ。
一品一品、世界で1つだけの表情を見せてくれます。
革にもともと付いていたシワ、そして染色時の色合い。
個性全開のレザーバインダーです。
安定の書き心地を提供するバックプレート
革以外のところも見てみましょう。
レザーバインダーの背面にはバックプレート。
角型に切り出した棒です。
幅5mmの奥行き2mm。
平らなので、机に置いて書くときに安定感を発揮。
手帳がガタつかずしっかり字を書けます。
カラーはホースヘアーⅡならではのマットブラック。
革の種類によってピンクゴールドだったり、シルバーだったり。
革の質感に合うようにカラーが合わせられています。
バックプレートは真鍮製の金具にメッキ加工を施したもの。
つまり、使用にともなってメッキが剥がれてくると下地の真鍮が顔を出してきます。
バックプレートでも経年変化を堪能できるのです。
ブラスとも呼ばれる真鍮は、酸化による燻されたような鈍い光沢が魅力。
渋い変化を遂げ、味わい深い風合いへ。
革と一緒に表情が変わるのを存分に楽しみたい所存。
手帳と共に歩む今後を思うとワクワクしますよ。
美しく高級感漂うリングホルダー
プロッターのレザーバインダーは、高品質なクラウゼ社製のリングを使用しているのもGOOD。
近くで見てみると「KRAUSE」と刻印が。
クラウゼ社のリングです。
クラウゼ社は文具メーカーではなく、1917年の創業以来、金具の生産を手掛ける老舗ブランド。
安心の品質で、リフィルをしっかりホールドしてくれます。
高級感ある雰囲気も良い味を出しています。
日々のお手入れ方法
革製品を長く使うためには日々のお手入れが大事です。
それはプロッターのレザーバインダーも同じ。
しかし、プロッターのシステム手帳は基本的に乾拭きのみでOK。
ブラシで軽くブラッシングしてホコリを落とせば良いです。
たまに革の乾燥が気になったら、レザークリームを塗布して潤いと油分を与えれば末永く使い続けられます。
ただし、ここで1点注意。
ホースヘアーⅡはレザークリームを塗り過ぎるとシミや変色、風合いの変化を伴う場合があります。
目立たないところでテストしてから使いましょう。
デリケートレザー用のスペシャルナッパデリケートクリームならば、塗り過ぎても革にシミを作らないのでお手入れ初心者にもおすすめです。
項目 | 仕様 |
ブランド | プロッター |
原産国 | 日本 |
本体カラー展開 | ブラック ネイビー グレー グリーン |
素材 | 牛革(ステア) |
バインダー | 5穴 リング径11mm(シルバー) |
バックプレートカラー | マットブラック |
サイズ | H:120mm W:80mm D:15mm |
収納枚数 | 約80枚(DP用紙※) |
参考価格 | 12,100円 |
「DP用紙」とはブランドオリジナル手帳用紙「Designphil Pocketbook用紙」の略称です。株式会社デザインフィルが手掛けているから「Designphil」と名称が付いています。
リフィル充実のプロッター
別売りのリフィルを付け替えてノートのようにスマートに使えるのがシステム手帳です。
プロッターのシステム手帳、もといレザーバインダーも例外ではありません。
ということで…。
一緒にゲットしています。
プロッターのリフィルたち。
まずはメモ帳とレザーカードケース。
そして、リフターにリングサポーター、ファスナーケースを買い足し。
さらにさらに、また追加で。
…。
……。
………。
また買い足し。
おかわりです。
自分の使い方に合わせてリフィルを買い足していけるのがシステム手帳の良いところです。
プロッターのリフィル追加購入。自分好みに使いやすくできるのがシステム手帳の良いところ。正確にはレザーバインダーですが…。 pic.twitter.com/RODGLnyCnd
— シンジツイチロ@革靴・ファッションのブログ (@ichiro_shoe) December 4, 2024
1つ1つ、リフィルの詳細を見ていきますね。
メモパッド|無地
まずは手帳の基本。
メモ帳です。
プロッターにはいくつかメモの展開がありますが、筆者は無地のプレーンを選択。
M5サイズで80枚入りの無地用紙。
プロッターのメモ帳はレザーバインダーに入れずとも単体で使えます。
プロッターオリジナルのリフィル専用用紙。
紙の色は目に優しく高級感ある薄いクリーム色。
ただの紙と侮るなかれ。
材料の密度を高めて引き裂き強度を上げています。
さらなる付与効果として、滑らかな書き味を実現。
ノートのように使えるリフィルです。
天ノリ仕様なのでページがバラバラになりません。
もちろん、レザーバインダーにセッティングしてもOK。
ミニサイズで可愛らしいです。
パッと見ると小さいですが、無地で自由に書き込めるので意外と小ささを感じません。
ですが、胸ポケットに入るコンパクトなサイズ感。
これが本当に便利です。
ふとアイディアが浮かんだ瞬間、すぐに書き込めます。
メモパッド|ToDoリスト
プロッターのメモリフィルは無地だけではありません。
ToDoリストの展開も。
進捗状況を記入できるメモリフィルです。
タスク管理がしやすく、仕事や家事に大活躍。
チェックスペースが付いているので、終わったらチェック。
進捗が分かりやすく、忘れてしまって焦ることがなくなります。
日々の買い物リストとして活用するのもおすすめです。
レザーカードケース
プロッターにはレザーカードケースの展開があります。
上質な牛革を使ったカードケースです。
ステアを使っています。
油をたっぷり含んだブライドルレザーです。
ホースヘアーⅡのレザーの表情とはまた一味違います。
革好きとしては違った革種を楽しめるのは嬉しいポイントです。
まだ使い始めていないのでマットな質感ですが、これからのエイジングでどんどんツヤが出てくるはず。
今から楽しみです。
レザーバインダーに綴じるとこんな感じ。
サイレント。
バッチリハマっています。
純正品だから当たり前っちゃ当たり前なのですけれど、やはり良いです。
メモパッドと組み合わせてもなじみます。
名刺やカードをいつでも携帯できるので非常に便利。
臨時的な領収書入れとしても優秀なカードケースです。
リフター
リフターはシステム手帳の必需品。
本の見返しに当たる箇所で、リフィルの一番前と一番最後に綴じることでページの隅折れを防げるツールです。
プロッターにも当然あります。
リフターが。
ブラックの下地にゴールドのブランドロゴ入りのリフターです。
控えめなツヤがなんとも上品。
2枚入りでPP樹脂製です。
ツルっとした表面なので、付箋を貼ってタスク管理に活用するのもおすすめ。
もちろん、リフィル用紙の回転をスムーズにさせる表紙として非常に有用。
メモ用紙を保護する機能も。
さらに、リフターがあることで全体に張りが加わり、開閉しやすくなる機能も付きます。
不用意にカバーを開いても、中身を見えなくして情報を保護できる側面もあり。
非常に頼もしい存在。
使わない選択肢のないリフィルの1つです。
シールでデコレートして、自分だけのオリジナルリフターにするのもおすすめ。
愛着がわきますよ。
本革ペンホルダーリフター
プロッターのリフターには便利機能が付いたアイテムがあります。
それが本革ペンホルダーリフターです。
上質な本革を使用。
さすがはプロッター。
革の上質な感じがたまりません。
ホルダー部分がロングタイプでペン全体をしっかり保護してくれます。
直径9mmまでのペンに対応。
太すぎるペンは入らないので注意しましょう。
リフターにはカリグラフィーやフォントデザイン付き。
書くことを創造的にしてくれます。
著名人の名言が様々なフォントで記載してあってオシャレさもあり。
線幅表が付いた、多機能なペンホルダーリフターです。
バンドリフター
プロッターのレザーバインダーは、シンプルゆえに閉じるためのベルトがありません。
表紙を固定することができません。
バッグの中に入れたとき、開いて中のリフィルがグシャッとなることがありません。
それを防ぐのがバンドリフター。
リフターにゴム製のバンドが付いたリフィルです。
バインダーをゴムで固定して表紙が開かないようにできます。
セットすれば…
バンドでガッチリホールド。
中身のリフィルを保護します。
ペンホルダーリフター同様にスタイリッシュなデザイン。
デザイン性と機能性を見事に両立しています。
表面はとてもオシャレな世界地図。
時差付きです。
裏面には、なんと服と靴のサイズ換算表があります。
靴好きの筆者は歓喜。
嬉しいポイントです。
さらには、度量衡表も備えた多機能バンドリフターに仕上がっています。
スケール下敷
システム手帳には下敷きがあると便利。
書くときに安定感が得られますからね。
プロッターのスケール下敷は以下の機能が付いた便利グッズ。
- 分度器
- グリッド
- 文字サイズ
- 線幅表
マルチなスケール下敷です。
バリエーション豊富なスケールや線幅ガイドが気分を高めます。
実際、使う機会は少ないですが、テンションが上がれば良いのです。
着脱可能な鍵穴式のリングデザインで他ページへの付け替えが簡単。
リングを開かなくても着脱可能なのが地味に嬉しいです。
必要なときに必要な場所へ瞬時に移動可能。
インデックス付きなので、見たいページをすぐに開けます。
筆者は親指でサッと開きたいのでインデックスは下向きにしています。
自分がアクセスしやすいように配置してみてください。
こうやって自分なりの使い方を探索できるのがシステム手帳の良いところ。
ワクワクしますね。
ファスナーケース
プロッターにはファスナーケースリフィルの用意があります。
リングにはめて運用するタイプ。
EVA樹脂製で柔らかな質感。
見せながら隠す、ちょうど良い加減のシースルーのファスナーケースです。
中身が見えすぎず、確認はできる塩梅の見え具合。
リングを閉じた状態で押し込んで装着します。
そのため、リングに挟むリフィル容量はキープしながらファスナーケースを用意可能。
システム手帳のスマートさをキープできますよ。
ファスナーの止め位置が左右で異なるので、バインダーを閉じたときでも重ならず、かさばりません。
ファスナー付きのポケットが2つあり、仕分けが可能なのもGOODポイントです。
本革リングサポーター
革製のシステム手帳を使い続けていると、気になるのが表面にリングの跡が残ること。
いわゆる、
- アバラ化
です。
革表面にあばら骨のような跡が残ります。
好き嫌い分かれるエイジングですが、プロッターにはアバラ化を防ぐリフィルがあります。
リングサポーターです。
こちら。
革製のサポーターで、バインダーリングが本体の革に直接当たるのを防ぐ効果が得られるリフィルです。
要は、革表紙へのリングあたりを軽減するアイテム。
本革リングサポーターでバインダーの表にポッコリ浮き出るのを防げます。
本革製なので、適度な伸縮性があり着脱が簡単。
素材は牛革。
レザーカードケースと同じくステアを使っています。
リングに通して使えばアバラ化を緩和できますよ。
先ほど紹介したファスナーケースと併用すれば効果UP。
表面の革をスムースなまま愛用し続けられます。
他ブランドのリフィルも使える
これまで紹介したのはプロッターの純正リフィルたちです。
ですが、M5サイズなら他ブランドのリフィルも挟めます。
たとえば、PPポケット。
メモリフィルを保護して劣化を防げる便利アイテムです。
ここでは、ダヴィンチのPPポケットリフィルを使ってみます。
プロッターのM5サイズ純正メモパッドリフィルがすっぽりと。
レザーバインダーにも難なくセッティング可能です。
自然な感じで愛用できます。
もちろん、メモ自体も活用可。
いくつものメモの種類を組み合わせてカスタマイズできます。
もう一例。
こちらはアッシュフォードのカラーインデックス。
そして、付箋です。
ケースごと貼り付けられる付箋をインデックスに付けて挟めば、この通り。
便利に付箋を使えます。
他ブランドのリフィルを活用できれば、ますます使い勝手が良くなりますよ。
ただ、1つ注意点が。
穴が空いているからといって、何でもかんでも使えるわけではありません。
たとえば、ロルバーンのブックマーク。
オシャレなアイテムで使いたいと思ったのですが…。
この通り。
2つのパンチ穴が空いているのですが、1つの穴に入れるともう一方の穴に通りません。
位置が違います。
ロルバーンのブックマーク。プロッターに入れようとしたらミスった…。穴の位置が合わない。要確認。でも格好良い。 pic.twitter.com/0XTMUiLBMB
— シンジツイチロ@革靴・ファッションのブログ (@ichiro_shoe) December 7, 2024
台紙を用意してテープで固定すれば使えるっちゃ使えます。
結構良い感じで。
きっちり固定してストレスない使い心地。
ただ、何もしないで使えるのが1番。
リフィルを選ぶ際は、
を確認してから購入しましょう。
ポイントを押さえた上で、自分だけのシステム手帳を作ってみてください。
ダヴィンチのシステム手帳と比較
筆者はダヴィンチのM6サイズのシステム手帳を愛用しています。
ということで、この項目ではサイズを比較することに。
M6サイズのダヴィンチとM5サイズのプロッターを並べてみます。
一回り違います。
メモの量は圧倒的にM6が有利です。
一方で、携帯性はM5サイズの圧勝。
ジャケットの胸ポケットはもちろん、やや小さめのシャツの胸ポケットにもすっぽり収まるのがM5サイズの利点です。
M5はどんなシーンでも常に携帯してメモを残せるのが魅力。
一方で、M6サイズは携帯性をキープしつつも、たっぷりメモしたいときに出番の多い手帳。
シチュエーションに合わせて使い分ければ、仕事や予定管理、アイディア出しが捗ります。
もちろん、複数の上質な革製品を常に愛でられる、という点は言うまでもないメリットです。
サイズ違いでいくつも革製システム手帳を持とうかな、と思わせてくれる魅力がありますよ。
携帯性抜群のプロッターのシステム手帳
本記事ではプロッターのM5サイズレザーバインダーをレビューしました。
レザーバインダーと冠されているものの、実態はシステム手帳としてバリバリ活躍。
携帯に便利なコンパクトサイズなので、常に持ち歩いてアイディアが思いついた際に、はたまた用事を思い出したときのメモ書きとして、非常に優秀です。
リフィルが充実しているので、自分だけの使いやすいシステム手帳にカスタマイズしていきましょう。
そして、何よりも上質な革。
ホースヘアーⅡの独特の表情と厚みのある革は、末永くエイジングを堪能することを強く後押ししてくれます。
使い込むうちにどんどんと手になじみ、書くことを楽しくしてくれる逸品です。
バックプレートのおかげで180°開くため、机に置いたときに書きやすく、その良好な使用感がますます愛着をわかせます。
コンパクトサイズのシステム手帳を探している人は、プロッターのM5サイズレザーバインダーをチェックしてみてください。
M5サイズが小さすぎるという人は、M6サイズやバイブルサイズの展開もあるのでぜひ。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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こんな人におすすめ | とにかく高級感のある財布が欲しい |
色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
ユハクのアイテムの特徴 | 染色が鮮やかで革の美しい色味とグラデーションが楽しめる 芸術品のような美しさ |
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「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」をコンセプトに厳選した素材を基に機能性と品質を追求したモノづくりを徹底している。
キプリスの特徴 | 仕立ての良さと上質な革を使用 目に見えない部分の手間も惜しまない製品作りへのこだわりを持つ |
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こんな人におすすめ | 質実剛健の主張控えめな大人っぽい革製品が欲しい |