オールナチュラルレザーコンディショナーは、アメリカのシューズブランドであるレッドウィング(REDWING)のワークブーツに油分を与えるためのケア用品で、レッドウィングの純正品。
オイルが抜けたレッドウイングの革靴に油分を与え、乾燥を防ぐオイルドレザー用の栄養クリームです。
油分をたっぷりしみこませたオイルドレザーであっても、時間が経つと徐々に油分が抜け、乾燥が進んできます。
革の乾燥はカサつきやひび割れの原因になるので対策が必要です。
オールナチュラルレザーコンディショナーは天然成分100%のナチュラル素材で革に潤いを与え、しなやかさをよみがえらせる頼れるクリーム。
レッドウィングの純正品なので安心感もあります。
この記事では、レッドウィングのオールナチュラルレザーコンディショナーの効果と使い方を紹介します。
オールナチュラルレザーコンディショナーとは
オールナチュラルレザーコンディショナーは、ワークブーツでおなじみのレッドウィング(REDWING)の純正保革クリームです。
オールナチュラルレザーコンディショナーにはビーズワックス(蜜蝋)やパインピッチ(松脂)、ミンクオイルなどが含まれ、その成分は100%天然素材です。
革靴にこのオイルを塗ることで潤いが与えられ、保革できます。
加えて、オールナチュラルレザーコンディショナーは革に柔軟性を与える効果もあり、革靴にしなやかさをもたらすことができるのです。
天然素材100%で作られたこのクリームは、仕上がりのべとつきが少ないのも特長。
滑らかな質感に仕上がり、オイルドレザーの靴のみならず、通常のスムースレザーにも使えます。
一般的な他の靴クリーム(クレム1925など)よりもマットな仕上がりになります。
ただし、オールナチュラルレザーコンディショナーを塗ると革の色が濃くなる場合があります。
淡い色の革靴には使わないか、目立たない箇所で試してから使うことをおすすめします。
- ビーズワックス
- パインピッチ
- ミンクオイル
- 革色が濃くなる可能性あり
オールナチュラルレザーコンディショナーで革靴をお手入れする方法
ここからは、オールナチュラルレザーコンディショナーを使ってレッドウィングの革靴に油分を与える方法を実践します。
お手入れする靴はこちら。
レッドウィングのワークオックスフォード8109。
オイルドレザーで作られた短靴です。
この靴の革の状態をよくみてみると…
つま先の革が変色しているのがおわかりでしょうか?
一部の革の色が薄くなり、カサカサした状態になってしまっています。
タンの部分も拡大してみると、カサついて油分が抜けているのが確認できます。
オイルドレザー靴の普段のお手入れとしてはブラッシングのみで十分。
それだけで革の良い状態を長く維持できるのですが、たまには油分を補給してあげないといくらオイルドレザーとはいえ、乾燥してきます。
こちらの乾いた革靴にオールナチュラルレザーコンディショナーを塗り、油分を補給していきます。
お手入れ手順は以下の通り。
- ホコリ落とし
- オールナチュラルレザーコンディショナーを塗布する
- オイルをなじませる
- 1日静置する
- クロスで拭きあげる
では、早速やっていきます。
ホコリ落とし
まずは靴のホコリ落としから。
馬毛のブラシを使って、靴に付いてしまったチリやホコリを落とします。
日々履いていくうちに靴にはホコリが付着していきます。
特に、オイルドレザーはそのしっとりとした質感からホコリを吸着しやすい素材。
ブラッシングでホコリをしっかり取り除いておきましょう。
オールナチュラルレザーコンディショナーを塗布する
続いて、オールナチュラルレザーコンディショナーを革靴へ塗ります。
手が汚れないよう、ペネトレイトブラシにオイルを付けます。
ブラシに一度に取るオイル量はこのぐらいに。
オイルを塗りすぎると革靴がベタつく原因となります。
革靴の状態を確認しつつ、少量ずつオイルを塗っていくと良いでしょう。
ブラシでオイルを塗り込んでいきます。
革が乾燥している箇所を重点的に、オイルを塗りましょう。
革に栄養を補給していきます。
オイルをなじませる
オールナチュラルレザーコンディショナーを靴全体に塗り終えたら、豚毛ブラシでブラッシングしてオイルを革へなじませます。
大きなストロークで塗ったオイルを塗り広げるイメージです。
大きめのブラシを使うと、効率的にブラッシングをすることができます。
1日静置する
ブラッシングによって革全体へオールナチュラルレザーコンディショナーがなじんだら、1日静置して革へオイルが浸透するのを待ちます。
時間を置くことで革の内部までしっかりとオイルを浸透させ、保革効果を高めるのです。
時間を置かずに次のクロスで拭きあげ工程に移ると、革のベタつきによって靴がホコリまみれになります。
オイルが革になじむ時間を忘れずに取りましょう。
クロスで拭きあげる
続いて、クロスで靴を拭きあげます。
革上に残った余分なオイルを拭き取るためです。
革上に余分なオイルが残るとホコリを吸着しやすくなり、靴の見栄えが悪くなってしまいます。
きれいな状態を保つために行う作業です。
オールナチュラルレザーコンディショナー使用後の仕上がり確認
これにてオールナチュラルレザーコンディショナーでのワークブーツのお手入れは終了。
仕上がりを確認してみます。
まずはアッパーの全体像から。
ツヤが出ています。
つま先のアップ図も。
革の乾燥は感じられず、潤いが与えられているのがわかります。
タン部分はこちら。
革の色が濃くなり、色の濃さも均一。
美しい仕上がりになっていますね。
お手入れ前後で比較してみた
お手入れ後の図だけ見ても変化がイマイチわかりづらいので、比較画像をお見せします。
まずはつま先部分から。
上の図がお手入れ前、下の図がお手入れ後です。
乾燥による革の変色が見事になくなっています。
オールナチュラルレザーコンディショナーを塗ることで革に油分が与えられた証拠です。
タン部分もお手入れ前はカサついた印象だった革が、お手入れ後にはツヤを放ち、革の状態が改善しているのが明らかに感じられます。
オールナチュラルレザーコンディショナーの効果を改めて実感できる仕上がりとなり、大満足です。
恐れ入ります!
天然成分100%のオールナチュラルレザーコンディショナーで優しくケア
本記事ではレッドウィング純正品である、オールナチュラルレザーコンディショナーについて紹介しました。
100%天然成分で作られたオールナチュラルレザーコンディショナーは革に優しく栄養を与え、革靴を乾燥から守ってくれる便利なオイルです。
純正品だけに、レッドウィングのワークブーツに相性抜群なのはいうまでもありませんが、塗る量に気を付けさえすれば、スムースレザーなど、その他の革靴へも利用することができます。
革の乾燥が気になってきたら試してみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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