丈夫で長く履ける革靴が欲しいのならレッドウィング(Red Wing)の8109ワークオックスフォードがオススメです。
アメリカのシューズメーカーのレッドウィングはワークブーツの老舗。
日常でガシガシ履ける使い勝手の良さが魅力の革靴が、多数ラインナップされています。
レッドウィングの多くの商品展開の中で、8109ワークオックスフォードは丸みのあるUチップの短靴。
オイルドレザーを使った革靴で、カジュアルにガシガシ履けるタフさが魅力。
僕自身、修理しながら10年以上愛用し続けており、もはや相棒といって過言ではない領域の革靴になっています。
高い耐久性は革の経年変化を存分に楽しめる余地もあり。
愛用し続けるにつれ、革のツヤに奥行きが出てきますよ。
本記事ではレッドウィングの短靴、8109ワークオックスフォードの詳細について書きました。
レッドウィングとは
レッドウィング (Red Wing) は、アメリカのミネソタ州で設立されたブーツメーカーです。
1905年の発足以来、現在に至るまでアメリカ国内でのものづくりにこだわった、生粋のアメカジ靴。
レッドウィングの革靴は本格的な作りであるにも関わらず、控えめな値段設定で世界中からの支持を集めています。
レッドウィングの革靴の特徴
レッドウィングの靴にファンが多いのは、その特徴によるところも大きいかと。
- グッドイヤーウェルテッド製法
- トラクショントレッドソール
グッドイヤーウェルテッド製法
レッドウィングの革靴はグッドイヤーウェルテッド製法が採用されています。
アッパーとソールがウェルトを介して縫い合わされるグッドイヤーウェルト製法は、複雑な縫合のため手間がかかるものの、その分丈夫。
また、インソールの中にコルクがたっぷりと敷き詰められているため、革靴を履いて歩くたびにコルクが沈み、自らの足の形状になじみやすいです。
それが抜群の履き心地をもたらします。
トラクショントレッドソール
また、レッドウィングの靴はアウトソールが特徴的。
クレープソールやホワイトソールとも呼ばれる、
- トラクショントレッドソール
と呼ばれる靴底です。
トラクショントレッドソールは、軽量のため革靴が重くなりにくく軽快な履き心地。
レッドウィングの靴は元々狩猟用のハンティングブーツであったため、足音が立ちにくいトラクショントレッドソールが開発された経緯があります。
そしていまなお、レッドウィングの靴のアウトソールはトラクショントレッドソールが主流です。
レッドウィングの8109ワークオックスフォード
レッドウィングの定番ブーツの1つに、8109ワークオックスフォードがあります。
それがこちら。
8109ワークオックスフォードはレッドウィングの代名詞ともいえる、大人気モデル「875」をローカットにした革靴です。
オックスフォード = 短靴です。
カジュアルからキレイめファッションまで。
様々なスタイルコーディネートにマッチする、シンプルな形状の一足。
モックトゥタイプのつま先は丸く、かわいらしさを感じます。
- U字型のステッチ(縫い目)があるのが特徴
- 靴底から革を持ち上げて袋状にしてフタをする「モカシン」製法が由来
- 形状に丸みがでる
レッドウィングの革靴の多くのモデルにアッパー(甲革)として採用されているのが、革にたっぷりと油をしみこませたオイルドレザー。
- 油分が豊富に含まれ撥水性が高い
- 革がしなやか
- マットな風合い
革の色はマホガニーオロイジナル。
8109ワークオックスフォードに使われている革は、深みのあるダークブラウン仕立て。
875に使われているライトブラウンのオロイジナルレザーを、深みのあるダークブラウンに仕上げたのがマホガニーオロイジナルです。
レッドウィングの革靴の特徴にもれず、8109にもグッドイヤーウェルテッド製法が採用されています。
履き込む程に自分の足になじむ、愛着がわく短靴です。
インソールはオークレザー・インソールを使用。
履きこむにつれ足の形にあわせて変化し、フィッティングを高め、履き心地を向上させてくれます。
オークレザーは厚く、通気性が良い革。
汗をよく吸収してくれるので、インソールにピッタリです。
ライニングもフルレザー。
革は耐久性抜群。
アッパーだけでなく、インソール、ライニングがレザー製のレッドウィング8109は長く使える革靴です。
ハトメは金属製で、これまた丈夫な素材。
オッ クスフォードならではのかかとのドッグテールは、耐久性を高めるための工夫です。
- かかとの履き口部分にあるステッチの終点を内側にずらして縫い付ける製法
- ステッチにかかる負担を軽減させる
もともとはアウトソールにトラクショントレッドソールがついていましたが、購入から3年ほどたったところでビブラムソールに交換しました。
現在はブラックのアウトソールに代えています。
ソールは履いていくうちに段々と削れていきます。
ある程度かかとが減ってきたらオールソール交換などで補修することが革靴を長く履くための術です。
8109ワークオックスフォードはとても丈夫
レッドウィング8109はとっても丈夫です。
僕の8109はかれこれ6年以上は履いています。
晴れの日はもちろん、雨の日・雪の日、いかなる天候でもお構いなしにガンガン履いていますが、くたびれた様子は一切ありません。
購入当時からの歴史が刻まれた革靴なので、個人的な愛着もひとしお。
8109自体の靴としての丈夫さはもちろん、革靴の状態を維持すべくセルフ補修で対応してきました。
シューレースは紗乃織靴紐にかえて。
もともとのトラクショントレッドソールは、アウトソール修理時にビブラムソールに変えました。
そのビブラムソールもセルフで補修して。
かかとのセルフ補修は道具があれば簡単にできるのでオススメです。
靴のタン部分裏にはタグが取り付けられ、サイズが一目瞭然。
サイズは25.5cm。
タグの右下に書かれているのは靴の製造年月です。
左側が製造月で、右側が製造年です。
この靴の場合は2010年の9月に作られたことがわかります。
堅牢なつくりのレッドウィングの革靴は、10年・20年履けるものが多いので長く履ける革靴をお探しの人にとてもオススメ。
足元を引き締めつつカジュアルな使用感のため、使いやすい革靴です。
ミリタリーパンツとも相性抜群。
カジュアルスタイルにうまくハマります。
靴の形状を保つために入れるシューツリーはスレイプニルのもの。
25.5cmの8109でスレイプニルのシューツリーの「サイズ40」を使っています。
革靴を大事に愛用するため、日頃のお手入れに気を遣ったり、便利アイテムを駆使して大事に使ってあげましょう。
レッドウィングの8109はカジュアルでタフな革靴
本記事ではレッドウィング(Red Wing)の8109ワークオックスフォードの詳細を紹介しました。
レッドウィングの革靴は履いていくうちに足なじみが増し、抜群の履き心地を得られることが魅力。
8109ワークオックスフォードはタフなオイルドレザーを甲革に使っているため丈夫です。
傷にも強く、日常で気兼ねなく使っていけます。
長く愛用できる革靴です。
高品質で使いやすいデザインながら、革靴としては価格が控えめ。
コストパフォーマンスに優れるのも嬉しいポイントです。
タフで無骨な雰囲気を持った革靴を探しているなら、レッドウィングの8109ワークオックスフォードをチェックしてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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