ワイドパンツって好きですか?
脚長効果のあるスキニーパンツや、シルエットがきれいで美しいテーパードパンツも確かに良いですが…。
ボトムスにボリュームを持たせ、気軽にAラインシルエットを作り出せるワイドパンツもオシャレを楽しむ上では欠かせない存在。
僕は無類のワイドパンツ好きなのですが、シルエットが気に入っているという理由のほかに、動きやすいという点にも魅力を感じています。
多くのブランドがワイドパンツを手掛けていますが…。
NEEDLES(ニードルス)のH.Dパンツ。
通称「ヒザデルパンツ」は潔さを感じる程の極太シルエットのワイドパンツです。
本記事ではNEEDLESのワイドパンツ、ヒザデルパンツについて紹介していきます。
NEEDLESのH.Dパンツ
H.Dパンツとは、通称ヒザデルパンツとして人気を集めているNEEDLESのワイドパンツです。
- デザイナー清水慶三さんが手掛ける日本のブランド
- NEEDLESというブランド名は洋服が生まれる時に使う「針」に由来する
- 加えて、Need-lessという意味も含まれ、「必要以上のものはいらない」というコンセプトを表している
そんなNEEDLESの定番的なアイテムの1つとして定着しているのが、H.Dパンツです。
H.Dとは「ヒザデル」の意。
本来、パンツの膝が出るのはパンツがよれてきた証。
服にとってはネガティブなイメージの膝が出る現象も、NEEDLESは逆にファッショナブルな要素としてパンツに取り入れています。
実物はこちら。
H.DパンツBDU、色はブラック。
- Battle Dress Uniformの略
- 戦闘服や迷彩服を指す
BDUと冠されるだけあって、ミリタリーの色が強いカーゴパンツタイプです。
ブランドロゴは針をモチーフとした、可愛らしさとスタイリッシュさを兼ねそろえたデザイン。
ヒザデルパンツの特徴でパッと目につくのはその太さ。
実際に穿かずとも、見るだけで分かるほどのワイドシルエット。
バックショットも。
カーゴパンツがモチーフなので、バックポケットはフラップ付き。
ウエストから太ももにかけてと、裾部分にダーツが設けられており、立体感を演出する工夫もされています。
- 体型に合わせて立体化させるために布の一部を細く三角形に縫いつまんだ部分
ダーツは穿き心地にも大きく貢献する要素なので、有難い仕様です。
さらに、ウエストはベルトループの他にドローコードが付いています。
ベルトとドローコード、どちらを使ってもウエストのサイズ調整ができます。
さらに、裾部分にもドローコードが。
のちほど詳しく説明しますが、この裾のドローコードがパンツのシルエットを大きく変化させることに貢献します。
両足のサイド部分には、カーゴパンツならではのデザインであるカーゴポケット付き。
デザインとしての存在感はもちろん、モノがたくさん入るため、実用性も抜群。
バッグいらずになります。
生地はコットン100%。
光沢感があり、無骨なだけでない、上品さがプラスされています。
生地の厚さはやや薄手でどちらかといえば、春夏向けかと。
ですが、秋冬でも下着などで防寒すれば、ガンガン穿けるオールラウンドな生地感です。
夏のTシャツスタイルにも、冬のボリューミーなアウターにもなんでもござれ。
コーディネートがバランスよくまとまります。
ちなみに、こちらのパンツはMサイズ。
僕にとって、Mサイズはかなりのオーバーシルエットですが、振り切った極太パンツを目いっぱい楽しむため、大きめのサイズをチョイスしました。
特徴あるパンツを探している人や、コーディネートに変化が欲しい人には、ぜひとも穿いて欲しいパンツです。
ヒザデルパンツはNEEDLESの定番なだけに種類も豊富で、BDUのカーゴタイプ以外にも複数の種類があります。
実は僕、もう1本、ヒザデルパンツを持っています。
こちらはBDUではなく、ミリタリータイプ。
このパンツがあまりに快適だったため、BDUタイプを買い足した次第なのです。
他にもデニムやファティーグタイプなど、様々な種類があるので、好みのタイプを探してみるのも一興です。
快適なのですよ!
NEEDLESのヒザデルパンツのシルエット
洋服は身につけた時に真の良さがわかるもの…。
ということで、ヒザデルパンツを着用した様子がこちらです。
土管の様な潔すぎるシルエット。
中途半端に太いと、コーディネートとしてのバランスを取るのが難しくなりがちに…。
しかし、振り切ったこの太さなら、トップスに何を持ってきてもAラインシルエットが完成します。
トップスを細め、ボトムスを太めにしてアルファベットの「A」の形のようなシルエットを作り出すコーディネート方法
下半身にコーディネートの重心を持ってくることで、男らしい、どっしりとした印象のシルエットが完成します。
極太のヒザデルパンツならば、Aラインを作り出すのは造作もないこと。
手軽にオシャレなシルエットができます。
横から見るとヒザデルパンツの真骨頂、膝のふくらみが分かりやすいです。
ただのストレートシルエットではない、独特の曲線。
ウエストと裾に入れられたダーツが立体的なシルエットを生み出しているのです。
さて、この辺りで先程チラッと紹介した、裾に付いたドローコードの役割を説明していきます。
実はこの裾のドローコード、パンツのシルエットを大きく変化させることができます。
通常時はパンツの裾がストンと落ちて、比較的ルーズなシルエットを楽しめます。
裾が靴に覆いかぶさり、パンツの太さをダイレクトに感じることができます。
とことんゆったりとしている、リラックススタイルです。
後ろから見ても、ヒザデルパンツの極太感は健在。
ワイドパンツの雰囲気を余すことなく体感できる穿き方です。
一方で、裾のドローコードを絞ってみると…
足元がスッキリとまとまり、軽快感が生まれました。
靴の主張もしっかりと。
革靴好きとしては嬉しいシルエットに変化しました。
バックショットも。
裾を絞るとルーズさが抑えられ、涼しげな足元になるので、夏場はこのスタイルを楽しみたいです。
ドローコードの絞りがない場合と、ある場合とで、パンツのシルエットを比較してみます。
まずはフロントから。
そして、サイド。
裾を絞ると、バルーンシルエットになります。
バックショット。
ドローコードを絞るだけで、驚くほどパンツのシルエットが変わっていることが分かります。
気分に合わせてパンツの雰囲気を変えることができるのも、BDU型の面白いところ。
裾幅を調整できるのはBDUタイプならではの特長です。
シャツにシンプルに合わせるだけでも雰囲気が出ます。
もちろん、秋冬のコーディネートにもバッチリハマります。
手軽にAラインシルエットを楽しめる、便利なワイドパンツです。
ワイドパンツのメリット・デメリット
NEEDLESのH.Dパンツはワイドシルエットのパンツであることはすでに紹介した通り。
ワイドパンツは割と好き嫌いの分かれるファッションアイテムです。
手軽にリラクシンなコーディネートを楽しむことができる一方で、だらしない印象やスタイルが悪く見えてしまうという意見も。
ここでは、ワイドパンツのメリット・デメリットについて述べていきます。
ワイドパンツの魅力をお伝えしますね。
ワイドパンツのメリット
僕が日頃、ワイドパンツを着用していて感じるメリットとして、以下のことがあります。
- 抜け感が演出できる
- スリムに見える
- 動きやすい
ワイドパンツにはファッション性と利便性、両側面からのメリットがあります。
抜け感が演出できる
ワイドパンツはファッションに程よい抜け感を作り出すことができます。
太いパンツはカジュアル要素が高め。
リラックスしたスタイルを演出できます。
今回紹介したNEEDLESのヒザデルパンツは光沢のある生地。
そのため、カジュアルに寄りすぎず、程よいドレッシーな雰囲気もまとえます。
ヒザデルパンツはカジュアル・ドレスが良い塩梅にまとまります。
ドレッシー過ぎないカジュアル要素が入ったジャケットのレビューを見てみる
スリムに見える
一見、太く見えてしまうのではないかと思ってしまうワイドパンツですが、実際は逆。
スリムに見えます。
太いパンツは体のラインを隠します。
また、ワイドパンツは相対的に身体を細く見せる効果があり、結果的に実際よりも体型がスリムに見えやすくなるのです。
動きやすい
個人的に、ワイドパンツの最も良い点が動きやすいという点。
細身のパンツだと、パンツと脚が密着するため、どうしても脚に抵抗があり、動きづらくなります。
ワイドパンツならば、パンツと脚の間に適度な空間ができるため、抵抗がありません。
ストレスフリーなので、のびのび動けます。
ワイドパンツに慣れると、スキニーパンツを穿いたときに、
動きづらいな…
と感じてしまうほど。
ワイドパンツの穿き心地、病みつきです。
ワイドパンツのデメリット
一方で、メリットあるところにデメリットあり。
僕が思う、ワイドパンツのデメリットをあげてみます。
- 身長が低く見えがち
- 上半身のコーディネートが制限されがち
ファッションコーディネートの全体のバランスをとるのがやや難しい印象です。
身長が低く見えがち
ワイドパンツのデメリット1つ目は、身長が低く見えがちということ。
人間の脳は細いものは長く、太いものは短く見えるように錯覚が働きます。
ワイドパンツは幅が広く、太いためにスラッとした印象を持たれにくいです。
人によっては大きな問題かもしれません。
気になる人は、上半身にストライプ模様やショート丈のシャツ・ジャケットを持ってくると、緩和されるのでオススメです。
上半身のコーディネートが制限されがち
デメリット2つ目は、トップスやアウターなどの上半身に着るアイテムが制限されがちという点。
ワイドパンツをおしゃれに穿きこなすためにはAラインシルエットを作ることが重要です。
つまり、ボトムスにワイドパンツを持ってきたときには、トップスはジャストサイズやタイトめのサイスで引き締めることが大事。
逆に、オーバーサイズのトップスやロングコートをワイドパンツに合わせると、コーディネート全体のバランスを取ることが難しくなります。
あくまで難しいというだけですけどね。
オシャレな人は難なく着こなしているのを街で見かけるので、僕もそのレベルを目指して、精進します。
NEEDLESのヒザデルパンツはワイドシルエットの快適パンツ
本記事ではドメスティックブランドであるNEEDLES(ニードルス)のH.Dパンツ、通称「ヒザデルパンツ」について紹介しました。
ヒザデルパンツは膝部分に立体的なふくらみを持たせた極太ワイドパンツ。
振り切ったシルエットはファッションの幅を広げ、コーディネートに新たな切り口をもたらしてくれます。
ワイドパンツなので脚にパンツが密着することもなく、ストレスフリーなのも魅力。
ワイドパンツに抵抗がある方もヒザデルパンツならば、その独特のシルエットに引き込まれますよ。
ぜひお試しください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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