大事な衣類。
きれいにキープしたいですよね?
- 生地の繊維が乱れて毛玉ができた
- 服に付いたホコリが目立つ
上記はせっかくの服の美しい風合いを損なわせてしまいます。
特に、
- 毛玉ができたら取り除いて
を繰り返すと、どんどん生地が痩せて服の寿命を縮めます。
毛玉の原因となる糸の乱れを防止しつつ、ホコリを払い落とすためにはブラッシングすべき。
そして、服のブラッシングで使う道具は洋服ブラシです。
お気に入りの洋服を長く着続けたいなら、洋服ブラシでのお手入れは必須。
ほんのちょっとの一手間で大事な服を美しく、良好なコンディションにキープできます。
とはいえ、
といった疑問があるはず。
そこで本記事では洋服ブラシの種類と選び方を解説します。
洋服ブラシの使い方も合わせて紹介しますので、ぜひご覧ください。
洋服ブラシの選定基準は以下の通りです。
項目 | 選定基準 | 意識したいポイント |
---|---|---|
使いやすさ | 毎日使うのが苦にならないか | 使いやすさだけでなく、ホコリ落ちと毛並みを整える効果が両立していると良い |
ホコリの落としやすさ | ホコリが目立つ服が多いか | 黒の服など、ホコリが目立ちやすい服が多いならホコリ落としに特化したブラシを使うべき |
風合いの保ちやすさ | 生地繊維の流れを整えられるか | 乱れた繊維を優しく整えるためには繊細なブラシの毛先が必須 |
毛玉のほぐしやすさ | 毛玉が発生しやすい生地の服が手元にあるか | 毛玉をほぐす効果が強いと生地を傷めるリスクが高まる諸刃の剣 |
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お気に入りの服は大事に着たい
大事な大事な服。
お気に入りの服は長く着続けたいですよね?
特に、ウールのコートやジャケットは決して安くないため、1度買ったら末永く付き合っていきたいと思うのは道理。
高価な服はシルエットが美しく、また、生地自体が重くても実際に着るとストレスフリーな着心地で、身体にフィットする設計になっていることが多いです。
快適に着れるため、お値段以上の価値を感じます。
そういった体験をすると、余計に、
- この服をず~っと愛用したい
という思いがわいてきます。
ただ、お気に入りの1着を着続けていると、だんだんと気になることが出てくるのです。
服を着ているとホコリや繊維の乱れが気になる
服を着続けていると気になることとは、ズバリ、
- 服のホコリ
- 服の繊維の乱れ
です。
上記はいずれも服の風合いを損なわせる厄介ごと。
お気に入りの服を美しい状態で長く愛用するためには、対策が必須です。
服にホコリが付く
服を着ていると、ホコリが付くのは避けられません。
部屋の中にいるとき、
- こたつに入ったらパンツがホコリだらけ
- ジャケットを着たままソファにもたれたら背中にホコリが付く
なんてことは、日々生活をしていれば避けられません。
外は外で、風が吹いたときに服に土ぼこりが付くことも…。
また、服のホコリは着ているときだけでなく、保管しているときにも付きます。
たとえばジャケットの場合、クローゼットに長く置いていると首や肩の部分にホコリが付いていることが…。
いつのまにかホコリが溜まっているのです。
着ているときにも保管しているときにも、服にホコリはつきものなのです。
服を着続けると生地の繊維が乱れる
服は着続けるうちに繊維が乱れます。
というのも、服の生地は糸を織って作ります。
そして、生地を構成する糸はコットンやウールといった繊維からできています。
服を着続けていくと、こすれによる摩擦で糸の繊維が乱れていくのです。
繊維が乱れると生地のツヤが失われ、さらに悪化すると乱れた繊維が毛玉を作ります。
毛玉の発生は生地が痩せてしまう原因に…。
もともと美しい生地を構成していた糸が毛玉になるのですから、その分、生地が薄くなるのは当然。
繊維の乱れは、生地がこすれやすい襟元や袖口で特に顕著です。
素材としては、ウールのセーターも毛玉ができやすいアイテムですよね。
服を着る以上は、繊維の乱れは避けられない問題です。
お気に入りの服を長く着続けたいなら洋服ブラシは必須アイテム
お気に入りの服をホコリや毛玉から守るためには、日ごろのケアが重要です。
上記に気を付ければ、服をきれいな状態にキープできます。
また、季節によっては花粉も付着。
パッと見てきれいな服でも、よくよく見るとホコリや細かな花粉で汚れています。
目には見えない虫の卵も付いているかも…。
洋服ブラシでブラッシングすれば、それらの汚れを払えます。
ブラッシングで繊維の流れを整えれば毛玉の予防に。
何より、繊維が整列して毛並みが揃うと、生地の光沢感が増して上品な印象に。
でも、
という疑問がわいてきますよね?
服をきれいに保ちたいなら、ブラッシングをすべきです。
を合言葉にすれば、服を末永く愛用できます。
そして、服を美しく保つために使いたい道具が洋服ブラシ。
洋服ブラシで服をブラシ掛けすれば、服に付いたホコリを払い落としつつ、生地の繊維をきれいに整えられます。
また、服は虫食いの脅威に常にさらされています。
ブラッシングによってホコリを払えば、一緒に虫やその卵も取り除けるので虫食いリスクも抑えられる効果があるのです。
洋服ブラシの種類と選び方
さて、ここからは服の美しい風合いをキープするために使いたい洋服ブラシをご紹介します。
一口に洋服ブラシといっても、種類が豊富。
イメージ通りのブラシもあれば、一風変わった形状のブラシも。
- 柄付きブラシ
- 柄なしブラシ
- 静電気除去ブラシ
- ワイヤーブラシ
- 携帯用ブラシ
- エチケットブラシ
- 粘着シート(コロコロ)
ホコリを落としつつ生地繊維の毛並みを整えられるブラシや、ホコリ落としに特化したブラシまで。
手持ちの服の素材や状態でも、使うべきブラシが変わります。
洋服ブラシの選び方としては、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
項目 | 選定基準 | 意識したいポイント |
---|---|---|
使いやすさ | 毎日使うのが苦にならないか | 使いやすさだけでなく、ホコリ落ちと毛並みを整える効果が両立していると良い |
ホコリの落としやすさ | ホコリが目立つ服が多いか | 黒の服など、ホコリが目立ちやすい服が多いならホコリ落としに特化したブラシを使うべき |
風合いの保ちやすさ | 生地繊維の流れを整えられるか | 乱れた繊維を優しく整えるためには繊細なブラシの毛先が必須 |
毛玉のほぐしやすさ | 毛玉が発生しやすい生地の服が手元にあるか | 毛玉をほぐす効果が強いと生地を傷めるリスクが高まる諸刃の剣 |
使いやすさと手持ちの服の種類によって、洋服ブラシの種類を選ぶのがおすすめです。
好みのブラシを見つける参考にしてみてください。
柄付きブラシ
まずは洋服ブラシの定番中の定番。
柄付きブラシです。
ザ・洋服ブラシといった風貌。
洋服ブラシと聞いてこの形状のブラシを思い浮かべる人は多いでしょう。
持ち手として柄が付いたブラシです。
柄付きブラシの特徴は持ち手が握りやすく、ブラッシングしやすい点。
手首のスナップを効かせたブラシ掛けが可能なので、毛先の反発力を利用してホコリを払い落としやすいのが特徴。
ブラシ面が大きいアイテムが多く、1度に多くの面積をブラッシングできるのもGOOD。
柄にはループや紐が付いているため、ベルトハンガーなどに吊るして保管可能。
収納スペースを有効に活用できるのもポイント。
クローゼットの中に服と一緒に吊るしておけば、使いたいときにサッと使えます。
と思ったら、柄付きブラシは真っ先にチェックしたいブラシです。
握りやすく手首のスナップを効かせてホコリを落としやすい
洋服ブラシをはじめて買う人
柄なしブラシ
柄なしブラシは持ち手がブラシ毛の直上に設けられたブラシ。
柄なしブラシはブラシ毛の真上を握ってブラッシングできる形状なので、柄付きブラシに比べ、手の力をダイレクトに伝えやすい形状になっています。
そのため、ブラッシング時の力の掛け方を微調節しやすく、取り回しやすいのが特徴。
手にガッチリホールドしてブラッシングできるため、毛先をしっかり生地にかませて確実にホコリを払い落とせます。
ただし、やりすぎると生地を傷めてしまうので、力加減には注意しましょう。
手の力をダイレクトに伝えられ取り回しが良い
ブラッシング時のグリップ力を強めに効かせたい人
静電気除去ブラシ
洋服ブラシの中には静電気除去機能を持ったブラシがあります。
冬場は特に発生しやすい静電気。
バチッと電流が走るのは苦手という人は多いでしょう。
静電気は人体だけでなく、服にも悪影響を及ぼします。
生地を傷めたり、ホコリを吸着しやすくなるのです。
服はこすれやすく静電気をためやすいため、できることなら対策したいですよね?
そこで便利なのが静電気除去機能を持つ洋服ブラシ。
静電気を除去しつつ、服のコンディションを整えられます。
ブラッシングで静電気を取り除けるので、ホコリや毛並みを整えるのと同時に、静電気の悪影響も解消可能。
生地を傷めず、ホコリが吸着しにくくなります。
静電気を防ぎ生地が傷むのを防ぐ
ウールなど静電気をためやすい服が多い人
ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシは金属製の毛先を持つブラシ。
馬毛や豚毛とは比べ物にならないほど強靭な毛先を持つワイヤーブラシは、毛玉取りに最適。
頑固な毛玉をしっかり解きほぐします。
ただし、ワイヤーブラシを使うときの力加減は要注意。
毛先が非常に硬いため、一歩間違えると生地にダメージを入れてしまうかも…。
ワイヤーブラシは日常のブラッシングではなく、毛玉を解消したい衣服や毛並みの乱れが激しい服へのスポット使用がおすすめです。
通常の洋服ブラシに加えて、毛玉対策としてワイヤーブラシを持っておくと良いでしょう。
頑固な毛玉をほどきやすいが雑に使うと生地を傷めるリスクがある
硬めの生地で毛玉ができやすい服をたくさん持っている人
携帯用ブラシ
携帯用ブラシは小型の洋服ブラシです。
通常の洋服ブラシはかさばるため、携帯には不向き。
とはいえ、外出先で服のお手入れをしたいときはあります。
ホコリが付いたり生地繊維が乱れたりするのは、服を着ている限りは発生しますからね。
外出先のホテルなどに洋服ブラシが用意されていれば何も心配いらないのですが…。
実際はそうはいきません。
洋服ブラシが用意されていないことは往々にしてあります。
そんなとき、携帯用の洋服ブラシを持っていれば、いつでもどこでも服のケアが可能です。
小型のため1度にブラッシングできる面は少ないですが、外出先で洋服ケアができるのですから御の字。
小型のブラシは胸ポケットに入れておけるタイプも多く、かさばらないのが良いところですよ。
小型のため携帯するのに便利
出張や旅行に頻繁に行く人
エチケットブラシ
エチケットブラシはホコリを払い落とすのではなく、ブラシ自体に吸着させてホコリを取り除くブラシです。
洋服ブラシと形状が似ていますが、より直接的にホコリを取り除けるブラシです。
また、先ほどご紹介した携帯用ブラシと同じく、携帯しやすい小型サイズのエチケットブラシもあります。
エチケットブラシはホコリを取り除くのに特化したアイテムで、洋服ブラシのように生地繊維の流れを整える効果はありません。
その分、ホコリを取り除く効果は高く、ホコリがひどい服への使用には特におすすめ。
生地自体の特徴を整えるのではなく、見た目を美しく保つことに特化したケアブラシです。
ホコリを重点的に除去できる
簡単にホコリを取りたい人
粘着シート(コロコロ)
粘着シート、通称「コロコロ」は服のホコリを落とすのに使えます。
ブラシではないですが用途が似ているため、ご紹介しますね。
カーペットなどの掃除のシーンで出番の多い粘着シートは服のケアにも使えます。
生地に付いたホコリを粘着シートが確実に取り除けるからです。
粘着シートはエチケットブラシ以上にホコリをきっちり除去できます。
その分、生地に張り付くため、デリケートな生地には使わない方が良いでしょう。
コットンや化学繊維生地は比較的丈夫なため、安心して使えます。
粘着が弱くなったらシートをはがして新しい面を出せば、すぐに100%のホコリ除去効果がよみがえるため、使いやすさは圧倒的。
エチケットブラシに比べるとかさばりやすい形状のため、携帯に特化した小型のコロコロもおすすめです。
ただ、粘着シートは生地の隙間に挟まったホコリまではかき出せません。
粘着シートはあくまでホコリ取りの応急措置として使い、基本のお手入れは洋服ブラシを使うのが良いでしょう。
エチケットブラシに比べ携帯性に劣るがホコリを確実に吸着できる
ホコリが目立つのが気になる人
番外編|ブラシクリーナー
ここでちょっとブレイク。
番外編としてブラシクリーナーについても述べておきます。
ブラシクリーナーは洋服ブラシ用のクリーニングブラシ。
です。
洋服ブラシは服のホコリを払い落とせるのですが、使い続けるうちに毛の間にホコリがたまってきます。
洋服ブラシにホコリがたまると、服をブラッシングしても効果が半減。
というのも、もともと洋服ブラシにたまっていたホコリがブラッシングによって服に移ってしまうから。
服のホコリを取るためのブラッシングで、逆にホコリを付けてしまっていては本末転倒。
洋服ブラシは定期的に毛の間に埋もれたホコリを取り除かなければなりません。
そこで活躍するのがブラシクリーナーというわけです。
ブラシクリーナーで洋服ブラシの毛先の間を梳いてあげれば、ホコリがきれいに取り除けます。
洋服ブラシのブラッシング効果をいかんなく発揮できるというわけ。
せっかく服のお手入れをするのですから、効率良くブラッシングしたいですからね。
洋服ブラシの使い方
洋服ブラシは服のケアの必須アイテム。
この項目では、洋服ブラシはどう使うのかを解説します。
洋服ブラシは、ただ服をブラッシングすれば良いわけではありません。
ブラッシングの仕方があります。
とはいっても、簡単なのですけれど。
洋服ブラシの使い方は以下の2ステップ。
- 生地繊維を立たせてホコリをかき出す
- 生地繊維の毛並みを整えつつホコリを払い落とす
ポイントは洋服ブラシをブラシ掛けする方向です。
まずは、生地繊維に埋もれたり挟まったりしているホコリをかき出す必要があります。
つまり、生地の繊維を立たせて確実にホコリを浮かせる作業です。
服の下から上へとブラッシング。
一通りブラッシングしてホコリを浮かせた後は、今度は逆方向へとブラッシングします。
こうすることで、浮かせたホコリを払い落としながら立たせた生地繊維の毛並みを整え、美しい生地の風合いをよみがえらせる効果があるのです。
例として、ウールジャケットのブラッシング方法を見てみましょう。
まずは下から上へと洋服ブラシでブラシ掛け。
ホコリを浮かせたら、上から下へとブラッシング。
ホコリを払いながら繊維の流れを整えて仕上げます。
と、洋服のブラッシングの方法はこんな感じ。
とても簡単ですよね?
たったこれだけの作業で服の寿命がのびるのですから、やらない手はありません。
洋服のブラッシングでお気に入りの1着を末永く愛用しましょう。
毛玉ができたら毛玉取り器を使うのがおすすめ
洋服ブラシは生地の毛並みを整え毛玉の発生を防止できますが、1度発生してしまった毛玉を解消するのは難しいです。
毛玉が大量にある場合、ワイヤーブラシを使っても追いつきません。
ワイヤーブラシのブラシがけは、やりすぎると生地へのダメージが大きくなりますから、結果的に生地の寿命を縮めてしまうかも…。
そこで活用したいのが毛玉取り器です。
毛玉取り器なら生地へのダメージを最小限に抑えて、効率良く毛玉除去が可能です。
毛玉の部分だけを確実にカットできます。
毛玉が気になる部分に毛玉取り器を走らせるだけで小気味良い、
- チョリッ、チョリッ
という音とともに、毛玉がきれいに取り除けます。
毛玉を取り除いた分、生地は痩せてしまいますが、服の美しい風合いが復活。
毛玉をきっちり取り除いた後は日々のブラッシングを徹底して、毛玉を作らないようにしましょう。
洋服ブラシを使って大事な服を守ろう
本記事では、洋服ブラシの種類と特徴について解説しました。
一口に洋服ブラシといっても、種類が豊富。
たくさんのラインナップの中から洋服ブラシを選ぶのは迷ってしまいます。
各ブラシで使用感が違ったり、ホコリ落としに特化したブラシなど、多くの種類が展開されていますからね。
しかし、それぞれの特徴を知れば自分に合った洋服ブラシが選びやすくなりますし、用途に合ったブラシを使いこなすことにもつながります。
効率良く洋服のお手入れができますよ。
ときに、ブラシ以外の機器やブラシクリーナーを併用すれば、洋服ブラシの恩恵をより一層受けられ、洋服ケアがさらに捗ります。
お気に入りの洋服をより良いコンディションで着続けるため、洋服ブラシで日常ケアをしていきましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
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