革の魅力の1つ、それが経年変化。
革のエイジングです。
購入当時はのっぺりとした表情の革でも、使い続けるうちに風合いが増し、使用によるシワやスジと合わせて豊かな表情に変化していく現象が経年変化。
経年変化があるからこそ、革を愛用している人も少なくないはず。
そして、革の変化を存分に感じられる身近なアイテムの1つがレザーベルト。
ベルトは毎日使う道具ですから、実用性十分な上に経年変化を存分に楽しめるわけです。
筆者の持つレザーベルトの1本がジャコウのもの。
日本のブランド、ジャコウ(jacou)のレザーベルトは、経年変化を存分に楽しめるベジタブルタンニンレザーを使っているため、エイジングが如実に分かります。
2年使ったジャコウのベルトが手元にあるので、経年変化を紹介しますね。
というわけで、本記事ではジャコウのレザーベルトの2年経過時の経年変化をお見せします。
- 革の経年変化を見たい
- 2年経ったベジタブルタンニンレザーの変化はどうなる?
- ジャコウのリングベルトのエイジングが気になる
魅力的な革のエイジング
革は丈夫でしなやか。
ゆえに長く使えます。
素材として革は優秀。
しかし、それ以上の魅力を持ちます。
その魅力とはエイジング。
いわゆる、経年変化です。
使用に伴い、徐々に革の風合いが変わってくるのが経年変化。
自分の使い方や使用環境によってエイジングの程度が変化します。
要は、使う人次第で革の表情に特徴が出るということ。
自分だけの、唯一無二の革へと変貌を遂げるのです。
それこそが革の最大の魅力。
購入当時はのっぺりとした表情の革でも、使い続けるにつれ表情が豊かになり、自分だけのアイテムに昇華。
愛着がどんどん増していくのを実感できるのです。
- 1つのものをとことん愛用したい
- 愛用品を長く使い続けたい
そんな人には革製品がとてもおすすめです。
ジャコウのベジタブルタンニンレザーの2年エイジング
革が持つ、非常に魅力的な要素である経年変化。
そして、エイジングを存分に楽しめるアイテムの1つがレザーベルトです。
ベルトは男性ならほぼ毎日身に着けるといって過言ではないアイテム。
ゆえに毎日使いますし、だからこそエイジングが進行しやすいです。
基本的に、革は使えば使うほどエイジングが進み、風合いが豊かになっていきますからね。
具体的にどんな風合いになるのか。
実際のレザーベルトを見ていきます。
こちらです。
日本のブランド、ジャコウには手作りのレザーアイテムが多数。
シェルリングベルトもそのうちの1つです。
購入が約2年前。
というわけで、2年間の経年変化を紹介していきますね。
ちなみに、購入当時のシェルリングベルトの状態はこちらです。
2年経った革の様子はこの通り。
ベジタブルタンニンレザーの色が濃くなり、オレンジっぽい色味に。
のっぺりとした表情ではなく、ところどころ色の濃淡が出てきています。
ベルトの剣先部分を見てみると…
ゴールドのロゴはクッキリと。
一部傷が付いているところがあり、それもまた味に。
使用感が現れて購入当時とは異なる表情になっているため、自分だけのアイテム感が出ています。
ベルト着用時に力が加わったことでシワができている箇所も。
こういった革の変化が積み重なって、自分だけのレザーベルトに仕上がっていくわけです。
シワは血筋部分に入りやすく、天然皮革ならではの楽しさです。
合成皮革では血筋がないからですね、
唯一無二の感覚はやはり天然皮革が圧倒的です。
ベルトの裏面は購入当時からあまり変わらず。
革の毛羽立ちがあり、jacouのゴールドロゴは健在。
真鍮のバックルもまた、鈍い輝きで良い味を出しています。
バックル付近のエイジングは中央部分と比べるとまだまだ。
バックル周りは摩擦や衝撃が加わりにくい箇所ですから、経年変化が現われにくく、同じベルトでも部分的な違いが見れて面白いです。
革製品を2年間使い続けると愛着が増す
ジャコウのレザーベルトの経年変化を見てきましたが、2年使い続けると、物そのものだけではなく自分の気持ちにも変化が生まれます。
それは愛着が増すということ。
長く愛用することで情が入るといいますか。
使えば使うほど、
- 相棒感
が高まるわけです。
革の魅力は、まさにそこにあります。
経年変化とは、要は自分だけの革製品にどんどんと仕上がっていく様を表しています。
自分だけのアイテムに。
上記は非常に魅力的な響きです。
当然、筆者はジャコウのレザーベルトに愛着を持っていますし、他の革製品も同じく愛着しかありません。
革製品は実用的なアイテムが多いので、レザーアイテムを揃えれば揃えるほど日々の生活が便利に、何よりも満足感が高まっていきます。
2年と言わず、5年、10年、20年と使い続けて愛着をますます高めつつ、革を育てていくのは非常におすすめ。
見るたび、使うたび、気持ちが高揚するのを実感できます。
経年変化があるからこそ革製品は末永く愛用できる
本記事ではジャコウのレザーベルトの2年エイジングを紹介しました。
革の魅力は何といっても経年変化。
使い続けるうち、革の表情が変わっていく現象です。
その中で、ベジタブルタンニンレザーの風合いの特に味わい深く。
色が濃くなり、使用にともなうシワができて…。
自分だけのアイテムに仕上がっていくのを感じます。
レザーベルトは日常的に使う道具のため、エイジングが進みやすく、購入当時とは違った表情を見せてくれていることに気付くでしょう。
ベルトに限らず、革製品は丈夫で長く愛用できる実用性の高さも見逃せないGOODポイント。
末永く、革のエイジングを味わってみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
レザーアイテム選びの参考として、美しさと丈夫さを兼ね備えた末永く愛用できるレザーブランドを紹介します。
ランキング順で並べはするものの、それぞれおすすめの人が違うので自分にピッタリなレザーブランドを選んでみてください。
ワニ革の強い光沢はエレガントで一生モノの風格を持つ。
池田工芸の特徴 | 日本で最大級のクロコダイル専門の工場を持つ 一貫した生産管理で高品質を保つ一流メーカー |
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こんな人におすすめ | とにかく高級感のある財布が欲しい |
色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
ユハクのアイテムの特徴 | 染色が鮮やかで革の美しい色味とグラデーションが楽しめる 芸術品のような美しさ |
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こんな人におすすめ | 人とは違った美しいレザーアイテムを使いたい |
「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」をコンセプトに厳選した素材を基に機能性と品質を追求したモノづくりを徹底している。
キプリスの特徴 | 仕立ての良さと上質な革を使用 目に見えない部分の手間も惜しまない製品作りへのこだわりを持つ |
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こんな人におすすめ | 質実剛健の主張控えめな大人っぽい革製品が欲しい |