- ベルトが長いなら切って調節すれば良い
というのが、この記事の結論です。
ベルト、普段着用していますか?
私服でもスーツスタイルでもファッションの一部として欠かせないベルト。
ベルトはファッションのアクセントとしての意味合いも持ちますが、本来はパンツ(ズボン)が下がらないよう固定するのが役目です。
ですが、購入したばかりのベルトや、ダイエットに成功した後のベルトは目一杯絞っても、ゆるく感じることがあります。
そんなときはベルトの長さ調節をしましょう。
ベルトを適正な長さに合わせればしっかりとパンツを保持。
快適で見映えも良くなります。
本記事では長すぎるベルトの長さ調節をする方法を手順を踏みながら紹介します。
3分でできる超簡単方法です。
ぜひ取り入れてみて下さい。
ベルトを締める意味
ベルトをあえて言葉で表現すると、
- パンツ(ズボン)を固定するための帯
です。
腰に巻くことでパンツのズレを防ぎ、しっかりと固定させる役割を持っています。
パンツのウエスト幅は人によって千差万別。
また、日々の体型の変化によってもサイズは変わるため、パンツのサイズ調整ができた方がパンツを履く上では便利。
微妙な体型変化に対応可能になります。
そのため、ほとんどのパンツには腰部分にベルトが通せるように、ベルトループが付いています。
ベルトを使ってウエストのサイズ調整ができるようになっているのです。
数多くあるパンツの種類の中には、ウエストゴムの伸び縮みでサイズ変化に臨機応変に対応するようなものもあります。
いわゆる、イージーパンツ。
しかし、やはり主流はベルトでウエストサイズを調節するタイプのパンツです。
特に、スーツスタイルなどのビジネスシーンではウエストゴムのパンツは不適当ですよね。
そんな背景もあり、
- ベルトはパンツを固定するために必須の道具
なわけですが、ベルトの恩恵を受けられるのはあくまでベルトのサイズがあっていればの話。
ベルト自体がゆるければ、パンツを締め付けることができません。
本来期待するベルトの役割を果たせなくなります。
また、ファッション的にも雰囲気に締まりがなくなり、だらしない印象に…。
ベルトがゆるい時はどうする?
ベルトがゆるいと感じるとき、どうすればよいでしょうか。
たしかに、ベルトの種類・形状によってはそれで解決します。
しかし、一定以上はきつく締められない場合があります。
ベルトのピンを通す穴が不足していると望みの位置で留められないのです。
その場合はウエストサイズに合わせて、
- ベルトを切る
という操作が必要。
具体的にどのような種類のベルトだと切る必要があるのか、ベルトの構造を踏まえて説明します。
ベルトの種類
一言でベルトといっても、その種類は様々。
ここでは豊富なベルトのバリエーションの中でも、メジャーな以下の3種類を紹介します。
- プレーンベルト
- メッシュベルト
- ガチャベルト
それぞれ詳しく見ていきましょう。
プレーンベルト
ベルトの最もポピュラーなタイプがプレーンベルトです。
シンプルな形状の革を使った金属製のバックル付きのベルトで、ベルトに開けられた穴にバックルのピンを通してパンツを固定します。
スーツスタイルに合わせるベルトはこのプレーンベルトで、フォーマルな場でも問題なく着用できるベルトです。
もっとも、ベルトの色やデザインによってはカジュアル感が強いものもあります。
- プレーンベルトだからフォーマル
というようなくくりがあるわけではありませんのであしからず。
シックな色合いであればフォーマル・カジュアルシーン問わず、使い回せます。
ほとんどの靴や服とも合わせやすく、オールラウンドに使える万能型です。
ただし、あらかじめ空いた穴にバックルのピンを通して締めるという性質から、着用可能なウエストサイズに制限があります。
メッシュベルト
メッシュベルトは革や布地を編んで作られたベルトを指します。
革や布地を編み込んでいるため、網目の隙間(メッシュ)があり、そこにバックルのピンを通してパンツを固定します。
ベルト全体にメッシュがあるため、どこにでもバックルのピンを通せる仕様です。
そのため、プレーンベルトのようなサイズ制限がありません。
よっぽど極端な体型でない限りは着用することができます。
ガチャベルト
そのデザイン性の高さから、オシャレを楽しむファッションシーンでも活用されることも多いのがガチャベルトです。
ベルトをバックル内の留め具で挟み込み、固定するという構造のもの。
バックルの留め具が金属製でガチャガチャと音がするため、ガチャベルトとよばれています。
ガチャベルトも留め具でベルトを固定するタイプのものですので、サイズの調節が容易で、調節可能範囲もベルトの長さ分だけあるのでかなり広め。
先ほどのメッシュベルトはベルト全体にメッシュが分布しているものの、メッシュ同士の間にはピンを留められずウエストサイズの微調整がしにくい一面もあります。
一方で、ガチャベルトはどこでも自由に留められるのでサイズの自由度は相当高いです。
布地や化学繊維といった革以外の素材で作られていることが多く、カジュアルシーン向けのベルトでもあります。
上記で紹介したベルトのうち、メッシュベルトとガチャベルトはベルトとバックルの固定位置に自由度がありました。
しかし、プレーンベルトの場合は空いた穴にバックルのピンを通す仕様のため、着用できるウエストサイズが限られます。
では、
- プレーンベルトを着用できるのは限られた人だけ
なのかというと、そういうわけではありません。
ちゃんと色んな体型の方々が着用できるようになっています。
それはなぜかと言いますと…。
ブレーンベルトは長めに作られていることがほとんどで、購入した方自身で長さ調節をしてもらうようになっているためです。
では、どうやって長さ調節するのかというと、その答えは、
- ベルトを切る
ということ。
あらかじめ長めにベルトを作っておけば、後ほど切って短くすれば購入者自身が自分の体型に合わせて調節可能ですからね。
長いベルトは簡単に短くできますが、短いベルトを長くすることはとても難しいです。
上記の理由でプレーンベルトは長めに作られています。
この記事で紹介するのは、長いプレーンベルトを短くする方法です。
実践|ベルトの長さ調節
では、実際にベルトを適正な長さに調節する方法を説明していきます。
今回調節するのはこちらのベルト。
栃木レザーを使用した茶色のベルトです。
このベルトも、
- プレーンベルトは長めに作られている
という例に漏れず、このような状態。
一番内側の通し穴にピンを通してもベルトが少しあまり、パンツがしっかり固定されていないことが分かるかと。
ファッション性という観点からも、ベルトがゆるいとだらしない印象になってしまいます。
そんなこちらのベルトを少し短くしていきます。
作業は全部で3工程。
- バックルを外す
- ベルトを切る
- バックルを再装着
3分もあれば終わりますので、チャチャっとできますよ。
バックルを外す
まずはバックルを外します。
金属の留め具があります。
留め具を開けると、バックルとベルト本体を分離することができるのです。
マイナスドライバーなど、先端が平べったい道具を留め具に引っかけて、てこの原理で持ち上げれば開きます。
このように。
革を噛んでいた留め具が開かれ、バックルを分けることができました。
ベルトを切る
ベルトからバックルを取り外したら、バックルに差し込まれていた方の革を長さ調整したい分だけ切ります。
僕の場合は、革でも家庭用のはさみを使っています。
意外と切れるんですよ、これが。
一度切った革は元には戻せません。
大雑把に切るのではなく、慎重に切りましょう。
サイズ調節が不安なら、少しづつ数回に分けて切り、徐々に短くすることをおすすめします。
手間はかかりますが確実です。
切り終わった図がこちら。
切り口が少し斜めになってしまいました…。
この程度なら問題ありませんが、あまり斜めすぎると、バックルに再度差し込んだときにバックルとベルトが一直線にならずに曲がってしまいます。
心配なら、あらかじめ直線のマークを付けておいてマークに沿って切ると良いです。
バックルを再装着
ベルトを切り終わったら、ベルト本体をバックルに再度挿入して留め具で固定します。
ベルトをバックルに差し込んで…
バックルをベルトに噛ませます。
そうすると、このような仕上がりに。
バッチリ元通りです。
ベルトを短くすることができました。
難しい作業は特にありませんでしたよね?
ですが、ベルトの長さ調節が成功しているかは実際に着用してからわかるもの。
実際に着けてみます。
しっかり締まりました。
ベルトのゆるみもなく、パンツがしっかりとベルトで固定されています。
(これから太るかもしれないのでベルトの通し穴に余裕を持たせたのは秘密…。)
簡単作業でベルトの長さ調節ができました。
ここからは後日談ですが…。
ダイエットの成果がありちょっと痩せたので、あらためてベルトの長さを調節しました。
もうちょっと短く詰めることに。
先ほどと同じ手順です。
ベルトの結合パーツを外して…
ハサミでカット。
そして再装着。
1度切ったベルトは元の状態に戻せないので、体型キープは必須です。
ベルトの長さを調節してファッションを快適に
本記事ではベルトのサイズ調節方法について紹介しました。
ベルトの長さがウエストサイズに合っていないとベルトがゆるみ、本来の役割である「パンツの固定」ができなくなってしまいます。
そんなときは今回紹介した方法でベルトの調節をやってみてください。
意外と簡単にベルトの長さ調節ができて、すぐに快適さを得られます。
サイズが合わず持て余している長さ調節が可能なプレーンベルトを持っているなら、ぜひ試してみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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