そんな人におすすめなのがプレーントゥの革靴です。
プレーントゥはつま先に何のデザインもない、ツルっとした革の表情のみが前面に出た革靴。
プレーンとは、
- 飾り気のない
- あっさりとした
という意味。
つま先がプレーンなデザインだからプレーントゥ。
ご覧の通り、プレーントゥにはつま先に何のデザインもありません。
一方のストレートチップには一文字に線が入っていますね。
プレーントゥが初めての革靴におすすめの理由は汎用性が高いから。
ビジネスシーンや休日コーデ、オンオフ問わずに使えるシンプルなデザインです。
要は、フォーマルとカジュアルのバランスが取れた革靴だということ。
革靴の定番デザインとして、ストレートチップがあります。
ストレートチップが最もフォーマルなデザインで冠婚葬祭にも履ける靴。
しかし、カジュアルな服装には合わせづらいです。
フォーマル度が高すぎるゆえに、カジュアルコーデとアンマッチなのです。
しかし、プレーントゥなら違います。
冠婚葬祭の厳かな場でも履いていけますし、休日のカジュアルなスタイリングにもなじむ懐の深さがあります。
革靴初心者にこそおすすめの1足。
多少奮発して購入しても、あらゆるシーンで履けるのでコスパで見れば非常に優れています。
本記事では初めて買う革靴にプレーントゥをおすすめする理由について書きました。
- どんなデザインの革靴を買えば良いのか分からない
- できるだけ幅広く使える革靴を買いたい
- プレーントゥの革靴の便利なところって何?
初めて買う革靴に求める要素
と思ったとき。
と疑問が同時に浮かびます。
様々な種類がある革靴。
失敗したくないですからね。
特にこだわりがなく選んだ革靴を過去に履いていたとしても、興味を持ってからの革製品にはまた違った気持ちを抱きます。
せっかく買うからには、自分の納得のいく格好良くてオシャレな革靴が欲しいと誰でも思います。
ただ、直感で選んでしまうと失敗するかもしれません。
初めて革靴を買う初心者ならなおさら。
買うなら明確な選定基準を持って、満足度の高い買い物をしたいですからね。
そこで基準をあげます。
以下が初めての革靴選びのポイントです。
- オンオフ問わず使える使いやすいデザイン
- 状況によって履き分ける必要のない革靴
以上を基に革靴を選びましょう。
というのも、革靴には格式があります。
革靴の歴史的な背景を根拠とした、
- 履き分け文化
が存在するのです。
最もフォーマルな革靴はストレートチップ。
つま先に一文字が入ったデザインで、冠婚葬祭や式典にも問題なく履いていける革靴。
フォーマルゆえに、カジュアルな場にはそぐわない側面があります。
一方、同じ革靴でもローファーやウィングチップといった革靴はもともとカジュアルに履きやすく、機能的な面を持つため、フォーマルさは低いです。
あくまでも普段使い用。
フォーマルシーンでは使えません。
ローファーやウィングチップをスーツに合わせるのは、一部の人には受け入れられないでしょう。
結婚式やお葬式にローファーを履いていこうものなら恥をかきます。
初めて買うならプレーントゥの革靴がおすすめの理由
一方、この記事の主役であるプレーントゥ。
プレーントゥはシンプルなデザインで主張控えめであるがゆえに、シチュエーションを問わずに履けるメリットがあります。
フォーマルシーンのダークスーツや礼服に合わせても違和感なく、カジュアルなジャケパン、さらにいえばTシャツやジーンズに合わせてもバッチリハマります。
使いやすいのです。
- ストレートチップよりはフォーマル度に劣るけれどフォーマルな場にも使える
- ローファーほどカジュアルではないけれど休日コーデに合うラフな雰囲気を持つ
上記の通り、ちょうど良いバランスの革靴。
それがプレーントゥです。
悪くいえば中途半端。
しかし、それゆえに使いやすい側面があるのも事実。
革靴選びに迷ったらチェックしたい種類のシューズです。
おすすめのプレーントゥの革靴
さて、この項目では、
の参考として、おすすめモデルを紹介します。
シューズブランドの異なる5足をラインナップしました。
気になるプレーントゥの革靴をチェックしてみてください。
シェットランドフォックス
シェットランドフォックスのウィンストンは水染めコードバンをアッパーに使ったエレガントなプレーントゥシューズです。
外羽根式でぼてっとしたフォルム。
甲が高く幅が広めのアメリカンタイプの木型に、厚みのあるダブルソールとステッチがガッツリ入ったウェルトを採用。
ボリューミーな足元に。
カジュアルな印象がありつつも、ブラックカラーが全体の雰囲気を引き締め、非常に良い塩梅のバランスに仕上がっています。
フォーマルにもカジュアルにも履き回せる革靴です。
コードバンのみずみずしく艶やかな輝きは、見る者を魅了します。
ジェイエムウエストン
ジェイエムウエストンのローカットブーツ342は、羽根のないスリッポンタイプのプレーントゥ。
厳密にいえば、サイドゴアのローカットブーツです。
装飾のないプレーントゥだけでなく、羽根と靴紐もないためよりシンプル。
デザインがシンプルゆえにきめ細かい革が放つツヤをダイレクトに感じられる逸品です。
チャーチ
チャーチのプレーントゥの製品の中で、とりわけ高い人気を誇る革靴がシャノンです。
ポリッシュドバインダーカーフが持つ光沢は、ついつい足元に目を落としてしまう美しさ。
チャーチを語る上では欠かせない革です。
表面加工により汚れや水に強いのも特徴。
張り出したコバはストームウェルトを採用。
雨やホコリの侵入を防ぐ仕様です。
分厚いトリプルソール仕上げの無骨なプレーントゥ。
堅牢でボリューム感あふれる仕上がりになっている1足です。
カジュアルシーンにも、スーツスタイルにも、ガシガシ履けるプレーントゥシューズです。
スコッチグレイン
スコッチグレインのプレーントゥ、アシュランスは本格革靴が欲しいと思ったときにチェックしたい革靴の最有力候補の一角。
プレーントゥに限らず、スコッチグレインの革靴は価格がリーズナブル。
本格革靴でありながら、3万円~6万円ほどの予算で買えます。
数千円の革靴に慣れていると高いと感じますが、グッドイヤーウェルテッド製法の堅牢な作りと上質なレザーグレードを踏まえれば高コストパフォーマンス。
スコッチグレインのプレーントゥは国産高級カーフをアッパーに使用。
ファッション性を意識しながらも履きやすく仕上げた、1足持っておきたいシューズです。
外観はシャープでスタイリッシュですが、ワイズはEEE。
幅も甲の高さもあるので窮屈になりません。
いつまでも飽きのこない1足を探している人へ、初めての本格革靴としておすすめのシューズです。
リーガル
リーガルのプレーントゥ2504NAは、ガラスレザーならではの強い輝きを持ち、タフに履ける革靴です。
この記事で紹介するプレーントゥの中で1番の低価格。
3万円を下回る価格で買える本格革靴です。
日本のシューズブランドだけあって、日本人の足型に合う作りで気軽にチャレンジできます。
リーガルを足掛かりとして、革靴の世界に足を踏み入れてみるのもおすすめ。
履き込むほどに足になじみ、愛着がわくこと間違いなし。
価格面、実用面ともに優れた1足です。
プレーントゥから革靴ライフを始めよう
本記事では初めての革靴にプレーントゥをおすすめする理由を使いやすいモデルとともに紹介しました。
プレーントゥはカジュアルすぎず、かといって、フォーマルの最高峰のストレートチップほど硬くない雰囲気の革靴です。
一言でいえば、フォーマルとカジュアルのバランスが取れた革靴。
ゆえに、オンオフ問わず履けて、汎用性が高いです。
あらゆるシーンで使えるため、コスパ良好。
初めての革靴にピッタリです。
革靴に興味を持ったらまずはプレーントゥを手に入れるのをおすすめします。
その後、よりフォーマル度の高いストレートチップに手を出しても良し。
カジュアルなウィングチップやローファーをゲットして、休日コーデに合わせる革靴のバリエーションを増やしても良し。
最初の1歩目にはプレーントゥを選び、革靴の魅力を存分に感じてみてください。
状況に応じた履き分けを考えなくて良いモデルなので、純粋に革靴のポテンシャルを感じられますよ。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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