日本が誇るシューズブランドのリーガル(REGAL)。
リーガルの革靴は、お手ごろな価格ながら高品質な革を使用しており、また、日本人の足型に適した形状なので履き心地が良いことが魅力。
リーガルの革靴を愛用されている人は決して少なくないはずです。
かくいう僕もリーガルの革靴に魅せられた一人。
休日であろうと、カジュアル使いとしてもリーガルの革靴を履いています。
そこで今回は、リーガルの革靴の素晴らしさを伝えるべく、僕が普段から愛用している靴を紹介します。
本記事ではリーガル(REGAL)のストレートチップの革靴のディティールについて書きました。
経年変化を楽しめるリーガルのブラウンの革靴が購入から1年でどのような変化を遂げたのかもあわせてどうぞ。
- リーガルの革靴の詳細が知りたい
- リーガルの革靴を履き続けたらどんな状態になるの?
リーガル(REGAL)ってどんなブランド?
リーガル(REGAL)は日本のシューズブランド。
日本製靴株式会社とアメリカのブラウン社の技術提携により1961年に誕生したリーガルは、日本の革靴普及に大きく貢献してきたブランドです。
リーガルにラインナップされている革靴は、その多くが国産のメイドインジャパン。
日本人の手によって作られた革靴は、やはり日本人に適した靴となり、履き心地の良さを感じる仕上がりになっています。
それを証明するかのように、リーガルが作りだす革靴はビジネスマンを筆頭に多くの方から支持されています。
それはなぜか?
次の項目で詳しくみていきます。
リーガルの革靴の特徴は?
リーガルの革靴の特徴は何といっても品質の良さ。
素材や革靴の作りこみは素晴らしく、高品質な革靴です。
それでいて革靴としては比較的お手頃な値段。
- この価格で本格革靴を楽しめるのか!
という驚きさえ感じます。
そして、リーガルの革靴はほとんどが日本製。
メイドインジャパンの品質の高さは言わずもがな。
リーガルのモノづくりへのこだわりを感じずにはいられません。
さらに、グッドイヤーウェルテッド製法を採用しているのもリーガルの革靴の特徴です。
- アッパーとアウトソールの間に細革(ウェルト)を挟んで縫い合わせる手法
- 耐水性や耐久性に優れソール交換が容易
グッドイヤーウェルテッド製法で作られた革靴は、履き始めこそ硬さを感じるものの、しばらく履いていくうちに足になじんでくる感覚を味わえます。
足に吸いつくような履き心地が得られ、長時間履いても疲れにくい靴になるのです。
オールソール交換が可能なので、10年、20年と長く付き合えるのも嬉しいポイント。
アッパーの経年変化をなが~く楽しむことができます。
長期的な目で見ると、リーガルの革靴はコスパ抜群であることは明白です。
リーガルの革靴の詳細
ここからは僕の持っているリーガルの革靴を紹介します。
それがこちら。
リーガルの「03PR」という革靴。
色はライトブラウン。
シンプルでベーシックなデザインのストレートチップ。
シックかつ上品で、洗練された雰囲気のドレスシューズです。
アッパーには透明感のある牛革を使用。
アイレットは5ホール。
内羽根式のフォーマル度が高い靴です。
ちなみに、靴ひもは「紗乃織靴紐」に交換しています。
インソールのかかと部分には「REGAL」のロゴと「MADE IN JAPAN」の表記が。
ライニングは革製。
横から見ると、オーソドックスな安定感あるスタイルなのが分かります。
様々なシーンで使いやすい靴です。
シンプルでプレーンな形状のソールは、ゴム製なので頑丈さはピカイチ。
ゴムソールは耐久性に優れ、滑りにくい特長を持っているソールです。
クッション性も良好。
先ほども述べましたが、グッドイヤーウエルテッド製法を採用しているので、何度もソール修理が可能。
ヒールもゴム製。
リーガル専用のトップリフトなのが嬉しいです。
リーガルの革靴はどんな経年変化をするの?
さて、革靴は革を使っている以上、気になるのは経年変化(エイジング)です。
特に、ライトブラウンの革靴は色の変化が顕著。
ブラックよりも経年変化を感じやすいのがブラウン系の革の面白いところ。
先ほどご紹介したリーガルの革靴がどんな変化を遂げているのか、購入当時と1年履いた後の状態とで比べてみましょう。
購入当時
まずは購入当時の革靴の状態から。
全体的に革の色が薄く、まさにライトブラウンという感じ。
革もツルっとしていて、プレーンで「無表情」といった表現がしっくりくるかと。
インソールもきれいで無垢。
当然ですが、ソールにも傷1つありません。
「GOODYEAR WELTED」の刻印もしっかり読めますね。
こちらの革靴が1年間履いた結果、どうなったのか…。
次の項目でみていきます。
1年履いた後
1年感履いたリーガルの革靴はこちら。
全体的に革の色味が濃くなっています。
ライトブラウンからブラウンのような色味になっていますね。
この1年間、靴クリームには無色(ニュートラル)のものしか使っていませんので、この色の変化は革自体の経年変化によるものです。
結構違います。
ちなみに、トゥ部分はワックスで仕上げているので、輝きは自分で与えています。
1年履いているので、履きジワが入っています。
履きジワも革の経年変化の一部として、味わい深い趣があります。
アッパー全体の色味が濃くなっているので、かかと部分も色ムラなく、美しい経年変化を遂げています。
履いていくうちに傷もできましたが、セルフ補修で対応。
補修直後は色味が合わず多少違和感があったものの、それからしばらく履いたので、補修箇所の色味が他の部位となじんできました。
インソールは足の形に沈み込み、フィッティングが向上。
購入当時よりも履き心地の良さを感じます。
ソールはというと、削れが進行しているものの、グッドイヤーウェルテッド製法の表記はまだうっすらと確認できます。
ゴムソールなので、1年履いてこの程度の削れ具合で済んでいます。
仮にレザーソールだったら、もっと削れていたでしょう。
最後に全体像をもう1度。
経年変化を遂げたリーガルの革靴は革の風合いに深みが増し、上品な雰囲気漂うドレスシューズへと進化していました。
改めて購入当時と比べると、革の表情の変化に気付けるのでとても面白いです。
通常は使い込んでいくと劣化していくアイテムも、革ならば経年「劣化」ではなく、経年「変化」として楽しめるのを再認識できました。
汎用性抜群のリーガルの革靴
本記事では日本のシューズブランド、リーガル(REGAL)の革靴のディティールと経年変化の様子について書きました。
日本人のために作られたリーガルの革靴は、やはり日本人の足にあった形状で、履きやすく快適です。
シンプルながら上品なデザインはビジネス・カジュアルシーン問わず、汎用性抜群。
気付けばついつい履いてしまう、便利かつスタイリッシュな革靴です。
上質なレザーを用いたアッパーの風合い、インソールとライニングの高級感漂うデザイン。
グッドイヤーウェルテッド製法ならではの、足になじむ感覚と修理しながら長く付き合っていける靴であるということ…。
いずれも魅力的でリーガルの革靴が持つポテンシャルを感じます。
- 革靴と言えばリーガル
という、世間一般のイメージを培ってきた歴史と実績はやはり伊達ではありません。
- これからも長く履きたい!
そう思わせてくれる、製品としての本質的な良さをリーガルの革靴からは感じます。
比較的お手ごろ価格なのもまた良し。
お店で手にとってみることをオススメします。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。