アメリカはシカゴで生まれたファッションブランド、コールハーン(COLE HAAN)。
コールハーンの革靴はスニーカーのような気軽で軽快な履き心地。
普段からスニーカーしか履かない人でも、構えることなく取り入れられる革靴です。
そんなコールハーンの革靴のディティールについて紹介します。
本記事ではコールハーンのペニーローファーの詳細について書きました。
1年以上履き続けて分かった特徴とガラスレザーの経年変化とともにお届けします。
- コールハーンの靴の特徴を知りたい
- コールハーンの革靴のディティールは?
- コールハーンのガラスレザーの経年変化ってどんな感じ?
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コールハーン(COLE HAAN)はアメリカのシューズ・ファッションブランド
コールハーン(COLE HAAN)は1928年にアメリカ・シカゴで設立された老舗ファッションブランドです。
コールハーンは今でこそアパレルやカバンなども手掛けていますが、元々はシューズブランド。
コールハーンの名前は創業者の靴職人、トラフトン・コール氏とエディ・ハーン氏に由来します。
選び抜かれた素材と卓越した職人による手仕上げの技と、創意工夫を組み合わせた独創的で先進的なシューズやアパレルを作っているブランドです。
1988年からはNIKEの傘下となり、ナイキテクノロジーを取り入れた靴の開発が行われており、コールハーンの革靴はさながらスニーカーのような履き心地の良さを感じられます。
エアユニットが入ったドレスシューズなど、普段革靴を履かない人にもオススメできるアイテムが揃っています。
コールハーンのブランドコンセプトは「モダンアーチザン」。
そのコンセプト通り、現代的でありながら熟練の職人たちのこだわりが詰まったプロダクトがラインナップされたブランドです。
コールハーンの靴の特徴
コールハーンの靴の特徴は先ほど述べたように、職人的技術とモダンな要素を組み合わせたシューズであるということ。
コールハーンはナイキ(NIKE)の完全子会社である背景もあり、ナイキ・エアの技術をソールに取り入れています。
- 靴内部の圧縮されたエアが素早い反応で歩行をサポートするナイキ独自技術
- 1日中快適な履き心地が持続する
また、同じくナイキの技術である、ルナロンをも取り込むことで靴のクッショニング性を高めた靴もラインナップ。
- 月面の無重力状態で跳ねる宇宙飛行士から着想を得たクッショニングシステム
- クッション性と反発性という相反する2つの特長を融合した感覚が得られる
月面を歩いているかのような感覚のルナロンを採用したコールハーンの靴は、アメリカントラッドな靴の表情と先端技術の融合がなされたファッショナブルかつ機能的な靴となっています。
コールハーンのガラスレザー靴の詳細
ここからは、僕が愛用しているコールハーンの革靴のディティールを紹介していきます。
それがこちら。
コールハーンのペニーローファーです。
アッパー(甲革)は光沢が美しいガラスレザー。
アッパーの裏に型番が書いてあります。
型番は「03503」。
モデル名はピンチペニー。
靴ひもがない、履きやすいローファータイプの革靴です。
熟練職人が手掛けたハンドソーンのモカシンと、光沢の有るアッパーが特徴。
スタンダードでクラシックな逸品です。
アッパーに注目してみると、デザインの特徴であるベルトが目に入ります。
ペニーローファーは別名「コインローファー」とも呼ばれ、ベルトに入った切れ込みに1セント硬貨を差し込んだことが名前の由来です。
ベルトにコインを入れた理由は、単にファッション性というものや公衆電話を使うときのために準備していたなど、諸説あります。
シューツリーを外すと、落ち着いた淡いブラウンのインソールが顔を出します。
ライニングもレザーを使用。
後ろからも見てみましょう。
履く人を選ばない、シンプルでスタイリッシュなデザインです。
ちなみに、こちらの靴はマッケイ製法で作られています。
- アッパー・インソール・アウトソールを一度に縫い付ける製法
- コバの張り出しが少なく、ソールの返りが良い
履き下ろし直後から快適な履き心地が得られる革靴です。
1年愛用したコールハーンの革靴の状態は?
僕が1年以上愛用しているコールハーンのペニーローファー、現在の状態を見てみます。
経年変化でどうなるか、購入時の参考にしてもらえれば幸いです。
アッパー
まずはアッパーから。
革の質感は購入当時と大差なく、相変わらず美しい光沢を放っています。
ガラスレザーを使っており、表面の樹脂割れによって通常のスムースレザーよりもシワが大きく入っていますが、これも味だと感じる所存。
革自体は購入当時よりも深みを感じる風合いになっています。
ひび割れもガラスレザー靴の味わい!魅力を解説した記事を読む
素材がガラスレザーなので履きジワはわりと大きめ。
シワがあることで靴の返りが抵抗なく、歩行がスムースです。
履き続けても違和感を覚えにくいシューズだと実感しています。
シワが入りにくいかかとは、ただただキレイ。
1年以上履き続けても部位によっては美しい状態を維持できているのは、ガラスレザーの真骨頂といったところ。
インソール
インソールは自分の足の形に沈み込み、心地よいフィッティングに仕上がっています。
加えて、こちらのインソールはクッション性抜群。
靴自体の軽めの作りもあいまって、軽快な履き心地です。
1年以上履き続けた感想として、
となる位置づけの革靴となっています。
ローファーの履きやすさはクセになりますよ。
アウトソール
コバは汚れやすい箇所ですが、定期的にお手入れしているおかげでツヤのある上品な状態を保てています。
新品のようなコバをキープしていますね。
ソールには天然皮革とゴムラバーが用いられています。
つま先は削れ防止のためにラバープレートを取り付けました。
レザーソールは一部削れが進行しているものの、まだまだ現役。
ソールに穴が開きそうな兆しはありません。
レザーソールに刻まれた「COLE HAAN」の文字も薄れることなく、しっかり主張してくれています。
1年履いたくらいでは耐久性に何の不安もないコールハーンの革靴。
コールハーンの革靴は歩きやすくてついつい手が伸びる
本記事では、コールハーン(COLE HAAN)の革靴のディティールと1年以上愛用した靴の状態について書きました。
スニーカーライクな履き心地を持つコールハーンの革靴は、普段からあまり革靴を履かない人にもオススメできる日常使いしやすい革靴です。
それを実現するのが、クッション性の良いインソールと歩きやすさを追求した形状。
履き続けることで甲革やインソールの状態も変化していき、経年変化を楽しめます。
気軽に楽しめるコールハーンの革靴は、カジュアル用革靴のとっかかりとして最適です。
革靴愛好家の人はもちろん、休日に履ける革靴を探している人にもオススメ。
ぜひお試しください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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