という人は、アンダーラップで靴ひもを結んでみてください。
アンダーラップは締め付け具合が低く、圧迫感が少ない靴ひもの結び方です。
長い時間履き続けても、足への負担が小さいのがアンダーラップの特長です。
緩めやすい側面もあり、靴の脱ぎ履きが楽なのもGOODポイント。
総じて、靴のストレスが下がる靴ひもの結び方、それがアンダーラップです。
ということで、本記事では「アンダーラップ」の特長と結び方を紹介します。
圧迫感なく脱ぎ履きラクラク!アンダーラップ
アンダーラップは靴ひもの結び方のうちの1種です。
アンダーラップの特長は、締め付け具合が低めの結び方であること。
圧迫感が低く、適度なゆとりが足を楽にしてくれます。
足になじむような履き心地をもたらしてくれるのがアンダーラップの特長です。
締め付け感が高いオーバーラップはフィット感が高いものの、長時間履いていると徐々に圧迫感が高まり、足に違和感が生じます。
人間の足は夜にかけて徐々にむくんでくるため、余計に圧迫感を感じやすいです。
その点、アンダーラップは締め付け感が低いです。
そのため、長時間履いても足が楽なのです。
また、アンダーラップは靴ひもを緩めやすく、靴の脱ぎ履きが簡単。
靴を履く際のストレスを低減してくれるのも、アンダーラップの特長です。
アンダーラップの結び方
さて、ここからはアンダーラップの結び方を図付きで解説していきます。
例として用いるのはオールデンの975。
コードバンの光沢が美しい、アメリカ生まれの革靴です。
あらかじめ、靴ひもを外しておきました。
アンダーラップの結び方を解説するにあたって、靴ひもを通す穴「アイレット」に事前に番号を割り振っておきます。
以下のように。
左右5個ずつ、全部で10個のアイレットに下段から上段にかけて番号を設定しました。
まずは、「1段目・内側」①と「1段目・外側」②の両アイレットに表側から裏側へ靴ひもを通します。
そして、「1段目・内側」①から出ている靴ひもの先端を「2段目・外側」④のアイレットへ裏から表へ通しましょう。
すると、このような状態に。
反対側の靴ひもの先端も「1段目・外側」②から「2段目・内側」③へ裏側から通します。
もうお気づきかもしれません。
そうです。
アンダーラップは、
- 羽根の裏側から表側へと靴ひもを通す結び方
です。
同じ要領で「2段目・内側」③のアイレットから出ている靴ひもを「3段目・外側」⑥のアイレットへ。
もちろん、羽根の裏側から靴ひもを通します。
反対側の「2段目・外側」④のアイレットから出ている靴ひもを「3段目・内側」⑤のアイレットへ通します。
続けて「3段目・内側」⑤から「4段目・外側」⑧へ。
そして「3段目・外側」⑥から「4段目・内側」⑦へ。
「4段目・内側」⑦のアイレットから「5段目・外側」⑩のアイレットへ、裏側からひもを通します。
最後は、反対側の「4段目・外側」⑧から出ている靴ひもを「5段目・内側」⑨のアイレットへ通せば…
靴ひもを通す作業が完了。
最後にひもを結べば…
アンダーラップの完成。
靴ひもが靴のつま先に向かって、ハの字型になっていれば正常です。
実際に履いてみると圧迫感がなく、適度にノーストレスな履き心地なのが分かります。
靴ひもは緩めやすく、気軽に履ける仕上がりに。
比較的締め付け感の高いオーバーラップ程のフィット感はありませんが、適度にラフに履ける靴に仕上がりますよ。
アンダーラップは、圧迫感があるとストレスを感じやすい「ハイカット」の靴にも適した結び方です。
窮屈さを感じたくないならアンダーラップがオススメ
本記事では、靴ひもの結び方の1種「アンダーラップ」の方法と特長を紹介しました。
アンダーラップは圧迫感が低めな結び方。
足に負担がかかりにくく、長時間履き続けても楽なのが特長です。
アンダーラップには緩めやすい側面もあり、脱ぎ履きが容易なのもポイント。
高いフィット感よりも足の楽さを優先したい人にオススメの靴ひもの結び方です。
アンダーラップはハイカットの靴や、ランニング・トラッキング用の靴に適しています。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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