- 革靴やスニーカーの靴ひもが長すぎる
なんて感じること、ありませんか?
結んでもなおダラリと垂れ下がった靴ひも(シューレース)の見た目はスマートとはほど遠いです。
見た目だけでなく、ひもが靴に絡まって身体のバランスを崩したり、転んだりするリスクがあります。
かといって、市販されている靴ひもは気に入るデザインがなかったり、適した長さでなかったりと、具合の良い靴ひもが見つからないことも…。
そんなときは、自分で靴ひもの長さを調節しましょう。
ララウォークレースパイプは靴ひもを好きな長さに調節できる便利アイテム。
任意の長さに切った靴ひもの先端をプラスチックで補強することで、ひものほつれを予防できます。
レースパイプは透明のため、靴ひも自体のデザインを邪魔することもありません。
また、靴ひもの先端をキュッと締めれるのでシャープな印象に。
足元がスッキリとまとまります。
本記事ではララウォークレースパイプを使った靴ひもの長さ調節方法を紹介します。
- 長すぎる靴ひもを短くしたい
- ほつれた靴ひもの先端を補修したい
- 市販の靴ひもにこれといったものがない…
- 靴ひもの長さ調節ってどうやるの?
長すぎる靴ひもが生むデメリット
革靴やスニーカーを購入すると、必ず靴ひもが付いてきます。
靴ひもは靴の一部なので当たり前ですけど…。
ただ、
- その靴ひも、長すぎることはないですか?
外羽根式の革靴やスニーカーの場合、羽根部分の開閉具合でフィット感を調整します。
そうすると、羽根の閉じ具合によって靴紐が左右のアイレットを横断する長さが変わります。
結んだときの靴ひもの余り具合は、羽根を開くと短く、羽根を閉じると長くなります。
このとき、余った靴ひもが長すぎると問題が出てきます。
- 余った靴ひもが足に絡まる
- 靴ひもの先端を踏んでしまって、靴ひもの結び目が解けてしまう
- 単純に見た目が美しくない
など、靴を履く上で好ましくないことが生じてしまうのです。
- 靴ひもが足に絡まり、転ぶ
- 靴ひもを踏んだ拍子で結び目が解ける
- 靴ひもが垂れ下がり、見栄えが良くない
レースパイプを使って靴ひもの長さを調節
靴ひもが長すぎると色々と不具合があることが分かりました。
ではどうするのか?
靴ひもをカットして短くすれば解決しますよね。
ですが、安易に靴ひもを切ってしまうと別の問題が。
靴ひもの切断面がもろくなり、そこから糸がほつれていってしまうのです。
ほつれた靴ひもはお世辞にもきれいだとは言えませんし、靴の雰囲気を壊してしまいます。
せっかく靴ひもを短くしたのに、ひもがほつれてしまっては本末転倒。
そこで登場するのが、ララウォークレースパイプです。
ララウォークレースパイプとは?
ララウォークレースパイプは、靴ひもの先端を補修するためのアイテムです。
ひも先端がボロボロになってほつれてしまったときや、長すぎる靴ひもをカットした後の補強をしたいときに便利な靴ひも用カバーがレースパイプ。
市販のシューレースに好みの長さのラインナップがないのなら、自分で作ってしまえばよいのです。
ララウォークレースパイプは、靴ひもをお好みの長さに調節するための手助けをしてくれます。
ララウォークレースパイプの詳細
ララウォークレースパイプは靴ひもの先端を留められるパイプ状のプラスチック。
透明のチューブです。
レースパイプのパックには、熱をかけると収縮するプラスチックチューブが計4本入っています。
丸いチューブと四角いチューブの形状が異なるパイプが2本ずつ。
靴ひもの太さや形によって使い分けられるようになっているのです。
同梱されている台紙裏側には詳しい仕様が書かれています。
熱収縮チューブに熱をかけたときの収縮率は約40%。
注意点を含めた使用方法もバッチリ記載。
初めてでも迷わずに使うことが可能です。
- レースパイプを好みの長さにカットする
- 靴ひもにレースパイプを通す
- 靴ひもを引っ張りながらドライヤーでレースパイプに温風をあてる
- 収縮したレースパイプを固定したい箇所に移動させる
- 余分な靴ひもを切断する
- 切断した靴ひもの先端に接着剤を流し込む
- (お好みで)レースパイプに色を付ける
工程は多いですが、一つ一つの作業は簡単です。
③のドライヤー使用時は火傷に注意しましょう。
また、⑦のレースパイプへの色付けはオリジナリティを出したい方はぜひやってみることをオススメします。
靴ひもの長さを調節する方法
ここからは、レースパイプを使って靴ひもの長さ調節をする方法をご紹介していきます。
実際に靴ひもの長さを調節する靴はこちら。
子供用のレザースニーカーです。
アイレットが2つなので、ひもが羽根の間を横断する距離が短く、どうしてもひもが余りがち…。
蝶結びの輪を大きめに設けても、まだまだ余るこの靴ひも。
靴ひもが床に付いてしまっています。
子供は元気に走り回るので、ひもが靴に引っかかって転んでしまうリスクが高いです。
ということで、靴ひもを短くカットすることにしました。
おおよそ、このくらいの結び目の大きさにすることに。
こちらの靴ひもの余った部分を切り落として、ララウォークレースパイプでひもの先端をカバーしていきます。
作業工程は先ほど記した通りで、使うのは以下の道具たち。
- ララウォークレースパイプ
- ドライヤー
- はさみ
- 瞬間接着剤
- 補色クリーム
- 筆
- ガラス板(パレットなどでも可)
⑤~⑦はレースパイプに色を付けるときに使用します。
靴ひもの長さ調節をするだけなら①~④までの道具だけ揃えればOKです。
レースパイプを好みの長さにカットする
まずはレースパイプを適当な長さにカットします。
今回の靴ひもは丸くて比較的細いので、丸型のレースパイプを使うことにしました。
靴ひもにレースパイプを通す
カットしたレースパイプを靴ひもに通します。
この時点ではまだ靴ひもは切りません。
また、レースパイプもこの段階では固定しません。
そのため、適当な位置に配置しておいてOKです。
靴ひもを引っ張りながらドライヤーでレースパイプに温風をあてる
続いて、ドライヤーの温風を当てて、レースパイプを収縮させます。
しっかり熱がかからないとレースパイプが縮まないので、なるべく高温になるように温風を当てる位置などを調整します。
火傷しないように細心の注意を払って作業しましょう。
温風によって熱がかかると、レースパイプが収縮していきます。
こちらは収縮途中の様子です。
靴ひもの形にしっかりと沿うまで完全に収縮させます。
収縮したレースパイプを固定したい箇所に移動させる
熱収縮させた段階ではレースパイプがまだ固定されていません。
レースパイプが靴ひもの上をスルスルと滑るようになっているので、固定したい位置にずらします。
最終的な仕上がりのイメージを持って微調整していきます。
余分な靴ひもを切断する
ここでいよいよ靴ひもを切ります。
固定したい位置に移動させたレースパイプの端に沿って靴ひもをはさみで切断します。
切断した靴ひもの先端に接着剤を流し込む
続いて、切断した靴ひもの先端とレースパイプの先端同士を接着します。
レースパイプが抜けないようにするためです。
瞬間接着剤を流し込み、しっかりと固定します。
接着が不十分だとレースパイプが抜けてしまって紛失する可能性があります。
接着剤が固まってパイプが抜けないことをしっかり確認しましょう。
片側が終了したら、もう片方も同じ方法で靴ひもを短くしていきます。
個人的には、靴ひもの両端をレースパイプでカバーすることをオススメします。
もう片方も接着剤での固定はしっかりと実施しましょう。
(お好みで)レースパイプに色を付ける
ここからの作業は必須ではないのでお好みで。
レースパイプに色を付けて靴ひもに個性を出します。
オリジナルの靴ひもは愛着がわくはずなので、個人的には推したい作業です。
レースパイプのパッケージにも書かれているように、油性マジックやマニキュアで色を付けられますが、今回は補色クリームのレノベイティングカラー補修クリームを使います。
プラスチックに色を付けられるものなら何でも良いので、ご家庭にある着色できるものを使ってみてください。
補色クリームをパレット代わりのガラス板に取り出して…
筆を使ってレースパイプに塗っていきます。
細かい作業なので、細い筆を使うと良いです。
レースパイプ全体に色を塗ったら作業終了。
完成図がこちら。
バッチリ靴ひもを短くできました。
遊び心でシューズと補色クリームを茶色で合わせてみました。
靴ひもの先端にも色を付けたことでシンプル過ぎない、愛着がわく見た目になりましたね。
靴ひもの長さ調節前後でシューズの状態を比較
さて、靴ひもの長さ調節前後でシューズの状態を比較してみます。
上が長さ調節前、下が調節後です。
靴ひもの長さが最適化され、見た目がスッキリ。
横から見てもスタイリッシュな印象に。
靴ひもが短くなったことで、長すぎる靴ひもを踏んでしまうこともなくなることでしょう。
靴ひもを踏んで転ぶリスクや靴ひもが解けてしまう煩わしさを解消することができました。
ララウォークレースパイプの口コミ
僕一人の意見だと心もとないという方は、他の方のララウォークレースパイプへの評価を参考にしてみてください。
ここでは、ララウォークレースパイプで靴ひものケアを行った他の方の声をみてみます。
パイプを通した後の接着が不十分だと、パイプが抜けてしまうようですね。
接着剤でしっかりと固定することがレースパープを使いこなすための鍵です。
靴ひもの長さを調節して快適シューライフを送ろう
本記事では、長すぎる靴ひもの長さを自分で調節する方法について書きました。
靴ひもを適した長さにカットしてから、レースパイプでひもの先端をカバーしてあげる手法は自宅でもできる簡単な作業。
長すぎる靴ひもを短くカットすれば、靴ひもが靴に絡まる心配もなく、ひもを踏んで結び目が解けることもなくなります。
靴ひもの先端がシャープになることで見た目もスッキリ。
靴ひもの先がほつれてきた人にもオススメです。
革靴やスニーカーの見栄えが良くなります。
靴ひもを自分の望む長さに調節して快適なシューズライフを送りましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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