- 革靴やスニーカーの履き心地を良くしたい
- 靴の雰囲気を変えたい
それならば、靴ひもの結び方を変えてみるのをオススメします。
もちろん、靴の履き心地に最も影響を与えるのは靴の形状です。
しかし、靴ひもの結び方もまた、靴の履き心地や歩き心地に大きく影響します。
靴と足のフィット感が高まる結び方や圧迫感が少ない結び方など…。
たとえ同じ靴でも靴ひもの結び方を変えるだけで、履き心地が変わるのは珍しいことではありません。
靴ひもの結び方は靴の見た目にも影響します。
スッキリ見える結び方なら、靴の雰囲気がブラッシュアップされ、より洗練された足元に。
とはいえ、一口に靴ひもの結び方といっても、
といった人も多いはず。
ということで、そんな数ある靴ひもの結び方の種類の中でも、特にメジャーな、
の結び方をまとめました。
本記事では4種の靴ひもの結び方について、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
結び方 | 特徴 | メリット | デメリット | 向いている靴 |
---|---|---|---|---|
シングル |
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パラレル |
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オーバーラップ |
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アンダーラップ |
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具体的な結び方を写真付きで解説した記事へのリンクも用意しました。
- 靴のフィット感を高めたい
- 靴に圧迫感がある…
- 靴ひもの結び方の方法が知りたい
- 靴ひもの結び方で何が変わるの?
- それぞれの結び方のメリットとデメリットって何?
靴を履き続けたときに生じる違和感
革靴やスニーカーを履き続けていくうち、
- 締め付けが強すぎる…
- 足へのフィット感が悪い…
なんて違和感が生じるとき、ありませんか?
靴のサイズが合っていなかったり、足の形に靴の形状が合っていなかったり…。
原因は様々ですが、違和感がある靴を履くのは躊躇ってしまいがち。
違和感や不快感があると、自然と履かなくなってしまいますよね?
足に合わせて靴のサイズや形状を選ぶのが基本中の基本。
そして、それは革靴やスニーカーに共通していえることです。
靴ひもの締め方・結び方は意外と重要
靴を履いたときに生じる違和感の多くは、靴の形状が原因で起きます。
しかし、靴を履き続けるうちに生じる違和感の正体を見極めるため、
- 見落としていけないポイント
は、実は他にもあるのです。
それが靴ひも。
靴ひもの結び方(締め方)次第で、足と靴のフィット感が変わる場合があります。
というのも、靴ひもの結び方によって靴のレースステイ(羽根)の閉じ方や締め付け具合が変わるから。
靴ひもがしっかり締まっていないと、靴と足が十分に固定されず、靴擦れを招きます。
かといって、締め付けすぎると足が圧迫されて、これまた、鬱血や足の疲れの原因に…。
と違和感がある靴でも、靴ひもの結び方を変えるだけで、その違和感が解消される場合があります。
しっかり締めてくれる結び方や、程よくソフトな締め感で履き続けるうちに足になじんでくる結び方も。
靴ひもの結び方は、靴のフィット感に大きく影響を与える要素なのです。
靴ひもの結び方は見た目を左右する
靴ひもは結び方次第で足への靴のフィット感を高められる一方で、見た目も大きく変わります。
シンプルな結び方は靴ひもをスッキリと見せる効果があり、革靴のエレガントさをより高めるために一役買ってくれるのです。
特に、革靴のフォーマルさや上品さを際立たせるため、靴ひもの見た目は重要です。
シンプルな結び方は靴ひもの存在感を抑え、靴そのものの魅力を存分に引き出してくれます。
フィット感だけでなく、靴の見た目を整えられるため、靴ひもの結び方にはこだわるべきです。
靴ひもの結び方4選
一口に靴ひもの結び方といっても、様々な方法があります。
この項目では、比較的メジャーな以下の4種類の靴ひもの結び方をまとめました。
それぞれのメリット・デメリットとともに紹介しますね。
靴ひもの結び方|シングル
シングル結びはシンプルでフォーマルな靴に適した結び方です。
左右の羽根でひもの通し方が異なります。
シングル結びはスッキリまとまった見た目で、靴ひもの存在感を抑えられる結び方。
靴ひも同士が重なる部分が少ないため、羽根に厚みが出にくいのも特長です。
そのため、革靴に適した結び方でもあります。
キッチリとした印象が高く、ビジネスシーンで大活躍です。
特に、羽をキッチリ閉じて履きたい内羽根式の革靴に適しています。
一方、シングル結びは左右非対称の結び方なので、羽根にかかるストレスが左右均等でなく、緩みやすいデメリットがあります。
見た目のシンプルさ・革靴のエレガントさを優先して仕上げたいときに採用したい結び方です。
シングル結びはフォーマルな革靴にオススメです。
- シンプルな見た目
- 厚みが出にくい
- 緩みやすい
- 革靴(フォーマルな内羽根靴向き)
靴ひもの結び方|パラレル
パラレル結びはフィット感が高く、かつ見た目も美しい結び方です。
水平な靴ひものラインがきれいにあらわれます。
靴ひもに左右均等に力が加わるため、緩みにくく安定感が高いのも特長。
革靴に広く用いられる結び方でもあります。
非常に優れた靴ひもの結び方なのですが、難点をあげるとすれば、結び方がちょっと複雑。
初めてパラレル結びをするときは、少々手間取るかもしれません。
とはいえ、慣れてしまえばなんてことない結び方。
とても優秀な結び方ですから、マスターするのをオススメします。
見た目が華やかなので、スニーカーで用いても上品な印象を高められますよ。
- フィット感が高い
- 緩みにくい
- 比較的手間が掛かる
- 革靴
靴ひもの結び方|オーバーラップ
オーバーラップは、靴ひもをレースステイ(羽根)の表側から裏側へと通す結び方。
上から押さえつける構造のため、締め付け力が得やすく、高いホールド感を味わえます。
羽の開き具合を調節しやすいため、フィッティングの微調整もやりやすいです。
緩みにくい特長もあり、スニーカーを中心として広く取り入れられている靴ひもの結び方。
ホールド感が得やすい代わりに、人によっては靴に締め付けられている感覚を拭えない人もいるかも…。
長時間履き続けることを前提とした靴の場合、のちほど紹介する結び方「アンダーラップ」がより向いています。
とはいっても、フィッティングを重視したい場合や短距離走用などのスポーツシューズにはピッタリな結び方です。
スニーカーを購入したら、とりあえずオーバーラップで履き心地を確認してみるのがオススメです。
- フィッティングが調整しやすい
- 緩みにくい
- 締め付け感が強く出る
- スニーカー
- スポーツシューズ
靴ひもの結び方|アンダーラップ
アンダーラップは、オーバーラップとは逆で、靴ひもをレースステイの裏側から表側へ通す結び方。
オーバーラップほどのホールド感は得られないものの、適度にゆとりのあるリラクシンな履き心地が魅力です。
履いていくうちに、靴ひものフィッティングがなじんでいく感覚を味わえます。
締め付けが弱いので圧迫感が弱く、快適。
長時間にわたり履き続ける靴は、アンダーラップを採用すると足への負担を軽減できます。
そのため、トレッキングシューズや長距離用のランニングシューズに向いています。
靴ひも自体は緩みやすいですが、かえってそれが靴の脱ぎ履きをしやすくする効果もあり。
脱ぎ履きが大変なハイカットシューズには、特にオススメの結び方。
ハイカットシューズの場合、締め付けが強いとストレスになりがちですからね。
適度にゆとりのあるアンダーラップは、ハイカットシューズと相性が良いのです。
また、
という人も、アンダーラップを採用するとストレスが減りますよ。
- 圧迫感が少ない
- 緩めやすく脱ぎ履きがラク
- 緩みやすい
- スニーカー
- トレッキングシューズ
4種類の靴ひもの結び方のメリット・デメリットまとめ
この項目では、これまでに紹介した、
の4種類の結び方について特徴をまとめますね。
結び方 | 特徴 | メリット | デメリット | 向いている靴 |
---|---|---|---|---|
シングル |
|
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|
パラレル |
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|
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オーバーラップ |
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アンダーラップ |
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それぞれの結び方の特性を活かせば、お手持ちの靴がより履きやすく、快適なものになります。
靴ひもの結び方を使い分けて快適なシューズライフを
本記事では靴ひもの結び方について、4種類の特徴とメリット・デメリットをまとめました。
靴ひもの結び方は地味なポイントかもしれません。
しかし、確実に靴の履き心地に関わってきます。
結び方によって見た目もそれぞれ違い、革靴やスニーカーの印象を左右する側面も。
意外と大事な靴ひもの結び方。
- 履き心地に違和感がある
- 靴ひもの見た目をスッキリさせたい
なんて人は、靴ひもの結び方を変えてみてはいかがでしょうか?
履くシーンや自分の足に合わせた靴ひもの結び方を採用すると、快適なシューズライフを送れます。
同じ靴でも違った履き心地、異なる雰囲気に仕上がりますよ。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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