という人は、オーバーラップをお試し下さい。
オーバーラップは、靴ひも用の穴(アイレット)の上から下にひもを通しながら、網状に結ぶ手法。
スニーカーの靴ひもの結び方として一般的なオーバーラップですが、革靴にもオススメの結び方です。
革靴やスニーカーの羽根を上から押さえつけられるので、密着感があり、フィッティング良好な結び方ですよ。
オーバーラップは緩みにくい特長があるため、いつの間にか靴ひもが緩んでいることを避けられます。
ということで、本記事ではオーバーラップの特長と結び方を紹介します。
靴ひもが緩みにくいオーバーラップ
靴ひもの結び方には、たくさんの種類があります。
その中の1つがオーバーラップ。
靴の羽根のアイレット(靴ひも用の穴)に上から下にひもを通し、クロスさせながら編みこんでいくオーバーラップは、緩みにくいのが特長の結び方。
左右均一に締める力が加わるため緩みにくく、安定感があります。
オーバーラップはスニーカーや外羽根式の革靴にオススメ
靴ひもの結び方の中でも、オーバーラップはメジャーな結び方です。
なぜなら、スニーカーの靴ひもはオーバーラップで結ぶことが多いから。
オーバーラップは、レースステイ(羽根)を広げやすいためフィット感を調節しやすい特長があります。
それでいて安定した履き心地を持つため、スニーカーとの相性が良いのです。
ここで注目したいのが、
- 羽根同士の開き具合の調節が簡単
という点。
そのため、オーバーラップはスニーカーだけでなく、
- 外羽根式の革靴にもオススメ
の結び方です。
フィット感の調節に融通が利くため、甲高・甲低の方も採用しやすい結び方ですよ。
オーバーラップの結び方
では、ここからは実際にオーバーラップで靴ひもを結んでみます。
図付きで手順を追っていきますね。
例として、シェットランドフォックスのウィンストンを使います。
あらかじめ、靴ひもを外しておきました。
手順を解説するにあたって、靴ひもを通すアイレットを分かりやすくするため、下記の通り、番号を振りました。
下段から上段へ向けて順番に番号を付けましたので、その番号を使って説明していきますね。
まず、向かって左側、「内側・1段目」①と「外側・1段目」②に、アイレットの表側からひもを通します。
そして、「外側・1段目」②の裏側から出ているひもを、反対側の一つ上のアイレット「内側・2段目」③の表側から通します。
同じように、反対側も。
「内側・1段目」①のアイレットの裏側から出ている靴ひもを反対側の一段上「外側・2段目」④に表側からひもを通しましょう。
そして、「外側・2段目」④のアイレットの裏側から出ているひもを、反対側の「内側・3段目」⑤のアイレットの表側からイン。
反対側も同じように。
「内側・3段目」⑤から「外側4段目」⑧のアイレットにひもを通します。
それを繰り返していき…。
最上段の「内側・5段目」⑨と「外側・5段目」⑩にひもを通すときは、アイレットの裏側から表側へ。
最上段だけ羽根の裏側から表側に靴ひもを通すのがポイントです。
靴ひもを通し終えたら、このような状態になっているはず。
トゥ(つま先)側から靴を見たときに、靴ひもが逆ハの字になります。
これがオーバーラップの靴ひもの状態です。
最後に、靴ひもを結べば完成。
カジュアルな雰囲気を持った靴ひもに仕上がりました。
甲が上から締められるので、フィット感が高いです。
左右均等に靴ひもが締め付けられるので緩みにくく、安定感のある結び方。
靴ひもが緩みやすくて悩んでいるなら、オーバーラップを採用してみて下さい。
緩みにくさを求めるならオーバーラップがオススメです
本記事では靴ひもの結び方の1種、オーバーラップの特長と結び方について書きました。
オーバーラップは左右均一にテンションがかけられるため、安定感があり緩みにくい結び方です。
スニーカーはもちろん、外羽根式の革靴にもオススメ。
しっかりとしたホールド感を得るための調節がしやすいのも魅力。
なんて人は、オーバーラップで靴ひもを結んでみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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