そんな要望、ありますよね?
特に靴は汚れやすく、スエード靴の汚れは気になります。
そこでチェックしたいのがサフィールノワールのクレープブラシです。
クレープブラシはスエードやヌバック、ベロアといった起毛革専用のクリーニングブラシ。
クレープブラシは生ゴムを使っているので、摩擦力が高いです。
起毛革の毛先をしっかり立たせた上で生ゴムのブラシに汚れを絡め取ります。
ブラッシングするだけで汚れがきれいに落ちる便利なクリーニングブラシです。
ブラシの汚れが付いた部分はクリーニング効果が落ちますが、ハサミで切り落とせば汚れを吸着する力が復活。
いつまでも強いクリーニング力が保たれ、起毛革の汚れ落としに効果を発揮。
本記事ではサフィールノワールのクレープブラシの詳細と使用感をレビューします。
- 起毛革の汚れが気になる
- スエード靴が黒ずんできた
- 起毛革を新品のような美しさによみがえらせたい
起毛革の汚れは頑固
起毛革は表面が毛羽立った革。
- スエード
- ベロア
- ヌバック
といった、表面起毛した革の総称です。
スムースレザーとは違った雰囲気の起毛革は上品かつ可愛らしい印象。
秋冬の定番素材ですね。
美しい起毛革ですが、弱点が1つ。
それは汚れが付きやすく、付いた汚れは頑固に残ること。
というのも、起毛革は革の表面の繊維が立っているため、汚れが絡まりやすく汚れが付着しやすいのです。
しかも、付いた汚れは毛羽立った繊維の中に入り込むので、落としにくい厄介なもの。
スムースレザーのように靴クリーナーとクロスでサッと拭き取れるものではありません。
そこでこんな疑問が浮かびます。
結論、できます。
具体的にどうするのかというと、ゴムでこするのです。
サフィールノワールのクレープブラシ
と思いますよね?
具体的な道具をお見せします。
こちら。
クレープブラシです。
サフィールノワールのアイテム。
スエードやヌバックの起毛革に付着した汚れを落とすためのスエード用のブラシです。
一見、普通のブラシに見えますが…。
ブラシ毛に特徴があります。
実はこれ、生ゴムのブラシです。
通常、ブラシといえば、
- 馬毛
- 豚毛
- 山羊毛
- 化繊
が一般的。
ですが、起毛革のケアブラシとしておすすめなのがゴム製のブラシ。
消しゴムの要領で起毛革の革繊維に絡み付いた汚れを落とせます。
こそぎ落とす感じですね。
サフィールノワールのクレープブラシでブラッシングすると、気になる起毛革の汚れがきっちり除去できます。
次の項目からディティールを見ていきましょう。
ブラシ毛
ブラシ毛には生ゴムを採用。
白っぽいクリーム色の毛先です。
毛先というか、ゴムですが…。
生ゴムが波打った形状で持ち手に接着されており、この形状で汚れを余すことなくキャッチ。
スエードやヌバックをきれいにするわけです。
さわると硬め。
硬いブラシとゴムの性質があいまることで起毛革の間でしっかり摩擦を生み、汚れをこそぎ落とせます。
持ち手
サフィールノワールのクレープブラシの持ち手は木製です。
ブビンガウッドを使用しています。
ブビンガは木目が美しく、赤みを帯びた重厚な質感が魅力の木材。
高級感がありますよ。
持ち手の角は丸みがあるので、ぶつけても痛くなりません。
持ち手にはくぼみがあり、握りやすくなっています。
くぼみが指にフィットしてスッポ抜けることがありません。
作業しやすいブラシです。
部位 | 素材 |
ブラシ部 | 生ゴム |
持ち手部 | ブビンガウッド |
項目 | 仕様 |
ブランド | サフィールノワール |
サイズ | 119mm×40mm×33mm (ラバー高さ15mm) |
生産国 | フランス |
価格 | 3,300円 |
クレープブラシの使い方
ここで、クレープブラシの使い方を詳しく解説します。
クレープブラシの使い方に関しては、ブラシを一方向だけでなく、毛を起こすように四方からかけるのがポイント。
あらゆる角度から起毛革をブラッシングすることで毛が立ち、汚れが落ちやすくなります。
クレープブラシは起毛素材の頑固な汚れを取り除けますよ。
高品質なケア用品を多数展開しているサフィールノワールブランドだからこその安心感があります。
使用上の注意として、スムースレザーには使ってはいけません。
色が抜けます。
クレープブラシはあくまでも起毛革用ブラシ。
起毛革のみに使いましょう。
また、起毛革に使う際にも革が湿っている場合は乾いてからブラッシングしましょう。
適度な摩擦が発生し、革が傷む原因になります。
色落ちやシミになる場合があるため、初めて使う起毛革製品の場合、目立たないところでテストするのがおすすめ。
生ゴムなので、高温や直射日光は避けて保管しなければなりません。
劣化が加速しますから、日の当たらないところで保管しましょう。
クレープブラシを実際に使ってみる
では、クレープブラシを実際に使ってみます。
写真付きで起毛革のシューズをケアする様子をお見せしますね。
お手入れするのはこちらのシューズ。
チャーチのライダーです。
カーフスエードをアッパーに使った上品な1足。
ガシガシ履いているので、このように汚れが付いています。
わかりますか?
ここです。
いくら日々のケアを徹底していても、いつかは汚れが付くもの。
スエード靴が汚れたときはクレープブラシの出番です。
ゴムのブラシで汚れが気になる部位をピンポイントでブラッシングします。
馬毛ブラシと同じように全体をブラッシングするのはNG。
スエードの色が落ちますからね。
あくまでも汚れが気になる部分のみ、ピンポイントでブラッシングします。
すると、この通り。
汚れが落ちました。
ただ、このままでは起毛革の毛並みが乱れたまま。
クレープブラシでお手入れした後は、スエード用のケアブラシでブラッシングして毛並みを整えるのがおすすめ。
このようにきれいになりました。
美しいスエードの毛並みが復活。
これでまた気持ち良く履けます。
クレープブラシが黒ずんできたときの対処法
クレープブラシは生ゴムのブラシに汚れを吸着させ、起毛革の汚れを落とす仕組みです。
つまり、汚れが付きすぎるとブラシのクリーニング力が落ちるということ。
汚れをくっつけられなくなりますからね。
数回使った程度ではこのくらいの汚れであっても…
使い続けるとだんだんと黒ずみが目立つようになってきます。
黒ずんだブラシ部分はすでに汚れが付いているので、クリーニング力が落ちます。
ゴムに汚れを吸着するのがクレープブラシのクリーニングメカニズムですからね。
クレープブラシのクリーニング力を高いままにキープするため、ゴムブラシが汚れてきたらハサミで切りましょう。
こんな感じでハサミで直接カット。
少しづつ、ブラシ先端の汚れ残りを確認しながら切っていきます。
切り過ぎないように注意。きれいなところまで切ってしまってはもったいないです。
汚れが付いた部分のみを切ればOKです。
新しいゴム面を出せば、吸着力が元通り。
なるべく汚れ部分だけを狙って切った方がクレープブラシの寿命がのびて長く使えます。
ある程度使ってから、
- 汚れが溜まったら切る
さらに使い続けて、
- 再度汚れが溜まったら切る
といった具合で使っていきましょう。
サフィールノワールのクレープブラシで起毛革をきれいにしましょう
本記事ではサフィールノワールのクレープブラシの詳細と使用感を書きました。
サフィールノワールのクレープブラシは、ブラシ毛に生ゴムを使った起毛革用のクリーニングブラシ。
起毛革に付いた頑固な汚れをキッチリきれいにしてくれます。
ゴムが汚れをしっかり吸着してくれるからです。
ブラシが汚れたら、汚れた部分をハサミでカットすれば、新しい面が出て汚れの吸着力が復活。
ブラシ毛が残っている限り、吸着力が落ちずに長く使えます。
質感も上質。
クレープブラシの持ち手のブビンガウッドの高級感ある佇まいは、所有する喜びと使う楽しさを感じられるアイテムです。
起毛革製品を長く愛用したいなら、クレープブラシをチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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