そんな疑問をお持ちの人は、この記事をご覧いただければ解決します。
そうはいっても、
という人もいらっしゃるかもしれません。
革靴をきれいに保てば清潔感が生まれ、周囲から好印象を持たれやすくなり、履いている自分の気分も上がります。
革靴を常にきれいにキープするには革靴のお手入れ・靴磨きが大事です。
上記を叶える魅力的なシューケアグッズが世の中にはたくさん。
それらのケア用品を実際の使用感とともにレビューした記事を一挙公開。
ということで本記事では、靴磨きを楽しむ上で必須の道具と持っていると便利なアイテムたちをまとめました。
- 靴磨きに使う道具が知りたい
- 靴磨きに使う道具の使ってみた様子やレビューを見たい
- 靴磨き用品一式をそろえたい
- 靴磨きに興味があるけど、何が必要?
以下の各項目をクリックすると開きます。





































































































下記目次の「靴磨き道具レビューまとめ」項目をタップすると各シューケアアイテムの個別記事一覧へジャンプします。
革靴を美しく保つなら靴磨きが欠かせない
革靴の放つ、
は唯一無二。
履く人の気分を高めてくれます。
ただ、履き続けることで革靴は汚れ、革の美しさが損なわれていくのも事実。
そこで大事なのが定期的なお手入れです。
靴を磨けば革靴の美しさが復活。
革の表情豊かな風合いがよみがえります。
ただ、靴磨きをするためには道具が必要です。
それぞれの用途で異なる靴磨き道具がたくさんあるのです。
靴磨きで使う道具一覧

靴磨きをするためには道具が必要。
ただ、
って思う人は少なくないかと。
というか、僕がそうです。
僕自身、革靴を磨くことが好きで、ちまちまとシューケアグッズを買いそろえてきました。
いつの間にか、気付けば結構な数の道具が集まっていたのです。
今ではシューケアボックスに収まりきらないほどの靴磨き用品を所有しています。
改めて自分のシューケアグッズを見てみると中々どうして、多いです。
ただ、それらの道具はいずれも革靴を良い状態で保つためには必要な道具たち。
そして何よりも、
- 靴磨きを楽しむ
ことをサポートしてくれる大事なグッズ。
シューラバーにとっては相棒といっても過言ではない存在たちです。
この記事では、そんなシューケアグッズをドバっとご紹介します。
- シューキーパー
- 靴クリーナー
- ブラシ
- 靴クリーム
- ワックス
- クロス
- オプショングッズ
シューキーパー

シューキーパーは革靴を長く愛用するためには必須の道具。
シューツリーとも呼びます。
革靴を履いた後、そのまま脱ぎっぱなしにしておくと、履きジワが深く残り、革の風合いを著しく損ねてしまいます。
また、革の性質上、一日履いて汗を吸った革が乾燥するとき、縮みが起きます。
その際に革靴の型崩れが生じてしまうのです。
そんなトラブルを防いでくれるのがシューキーパー。
シューキーパーは、靴に入れておくことで、あたかも人が履いているかのように革靴の形状を美しく保ってくれるシューケアアイテム。
履いた後の革靴に入れておくだけで革靴の形を保持し、型崩れを防いでくれます。
- 靴を脱いだ後にはシューキーパーを入れる
靴クリーナー

靴クリーナーは革靴の汚れを落とすための汚れ落とし用アイテム。
履いていくうちに徐々に汚れていく革靴。
水汚れや油汚れなど、外に出ると様々な汚れが靴に付いてしまいます。
靴に付いた汚れをそのままにしておくと、革の風合いが損なわれ、なんだかみすぼらしい雰囲気に…。
足元に清潔感が感じられなくなってしまいます。
革靴をいつまでも美しくきれいな状態に保つためには、靴クリーナーで汚れを落としてあげることが重要です。
靴クリーナーは各シューケア用品ブランドから様々な種類が展開されており、大きく2通りに分類されます。
- 汚れ落とし特化型
- 汚れ落とし・保革両立型
汚れ落としに特化したクリーナーと汚れ落としと革への栄養補給を同時に行える万能タイプのクリーナーがあります。
汚れ落とし特化型
汚れ落としに特化した靴クリーナーは、革靴の汚れをきっちり・しっかりと落としてくれます。
革靴に付いた水汚れ・油汚れ問わず、高い洗浄能力を持つのが強み。
シューワックスで鏡面を施した層ですら除去するほどの、強力な汚れ落とし効果を持つクリーナーもあり、頼もしい存在です。
しかし、強力な洗浄効果を持つクリーナーほど、革に必要な油分をも取り除いてしまう副作用があります。
靴クリーナーを使った後は、保革クリームでしっかりと栄養補給してあげましょう。
汚れ落としと保革両立型
一方、汚れ落としと保革を同時にできるハイブリッドタイプの靴クリーナーもあります。
汚れ落としに特化した靴クリーナーと比べ洗浄力こそ劣るものの、革への栄養補給効果があり、汚れを落としつつ保革ができる、一石二鳥のシューケアアイテムです。
- 靴のお手入れをする時間がない…
- サッと時短でシューケアを楽しみたい!
そんな方には、汚れ落としと保革が一度にできるタイプの靴クリーナーがオススメです。
ブラシ

ブラシは靴磨きの肝といっても過言ではない超重要アイテム。
ホコリを落としたり、靴クリームを塗り広げたり、ツヤを出したり…。
靴磨きの多くの工程で活躍してくれる欠かせない道具、それがブラシです。
ブラシには大きく6つの種類のブラシがあり、用途ごとに使い分けることで、その効果をいかんなく発揮します。
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- 化繊ブラシ
- 山羊毛ブラシ
- 小型ブラシ
- 起毛革用ブラシ
ブラシは使い続けることで靴に付いた靴クリームを吸収し、ブラシ掛けするだけで光沢が出るようになります。
俗に、「ブラシが育つ」という現象です。
育ったブラシでブラッシングした革靴は、深いツヤを放つようになり、美しさがアップ。
こだわりのブラシを使うと、靴磨きがより楽しくなります。
馬毛ブラシ
馬毛ブラシはホコリを落とすために大活躍するブラシ。
靴磨きに使うブラシの中でも、馬毛ブラシの重要性は一段高いです。
というのも、革靴に付いたホコリを払い落とすのはとても大事なことだから。
革靴は履いているとチリやホコリが付着します。
それらは革の水分や油分を吸い取ってしまうのです。
放っておくと、革内部に含まれている水分や油分まで吸収してしまい、革は乾燥状態に。
乾燥してしなやかさを失った革はシワが入りやすく、ひどいときにはクラック(ひび割れ)が発生することも…。
革を良好なコンディションに保つため、ホコリを払い落とすことが重要なのです。
馬毛は毛先が細く、しなやか。
革靴の装飾部分やアッパーとコバの隙間など、細かなところにまでしっかり毛先が入り込み、チリやホコリを払い落としてくれます。
馬毛はホコリを落とすためにピッタリなのです。
- 帰宅して革靴を脱いだ後は馬毛ブラシでブラッシング
それだけでも、革靴の寿命は劇的に伸びます。
些細なことですが、とても大事なことです。
革靴と末永く付き合っていくために、馬毛ブラシは欠かせない存在です。
豚毛ブラシ
豚毛ブラシは靴クリームを革へしっかりと浸透させると同時に、均一に塗り広げるために使います。
先ほどご紹介した馬毛ブラシに比べて毛が太く、硬い豚毛ブラシは、靴クリームを運ぶ力が強いのです。
そのため、靴クリームをアッパー全体に満遍なく塗り広げることが可能に。
靴クリームの塗りムラがなくなり、滑らかなツヤが表れます。
加えて、硬い毛先が持ち味の豚毛は靴クリームを革へ押し込める効果があり、革内部への浸透を促す効果も。
革の見栄えを整え、保革を助けるのが豚毛ブラシの役割です。
豚毛ブラシは靴クリームの色移りが激しいため、靴クリームの色ごとにそろえるのが吉。
靴クリームが付いたブラシで別の色の靴を磨くと、色移りして革の風合いが損なわれます。
化繊ブラシ
化繊ブラシは比較的硬めの毛先を持つシューケアブラシ。
硬さとしては豚毛と同じくらいで、豚毛ブラシと同じ用途で使えます。
化学繊維のため静電気が発生しやすかったり、人工物ゆえのデメリットがあるものの、安価なのが特徴。
コスパの良いブラシです。
山羊毛ブラシ
革靴の美しさをワンランクもツーランクも引き上げてくれる山羊毛ブラシ。
山羊毛でブラッシングした革は、濡れ感のある強い光沢を放ちます。
山羊毛は馬毛以上に細く、しなやか。
フワッフワの感触です。
繊細な山羊毛が革靴上の靴クリームやワックスをミクロレベルで均し、光を反射するほどのフラットな面を作り上げるのです。
山羊毛ブラシは革靴の美しさを引き上げるための道具で、革のコンディションを保つための必須道具ではありません。
しかし、持っていると靴磨きが楽しくなる道具です。
美しい革靴にうっとり見とれたい方はぜひとも使ってみてください。
小型ブラシ

小型ブラシは靴クリームを塗るときに重宝します。
ブラシ面が小さいため、靴の細かなところにも塗り残しなくクリームを塗れます。
小回りが利くメリットもあり、ハンドリング性が良いのが特長です。
しかも、持ち手が付いていて手を汚さずにクリームを塗れる優れもの。
山羊毛ブラシと同様に、靴磨きに必須ではないけれど、持っているととても便利なブラシ。
それが小型ブラシです。
靴クリームを塗るという特性上、先ほどご紹介した豚毛ブラシと同じく、クリームの色の数だけそろえることをオススメします。
起毛革用ブラシ
革の種類にはスムースレザーだけでなく、表面の繊維を毛羽立たせた起毛革があります。
- ヌバック
- スエード
- ベロア
上記の起毛革は、革の性質上、毛羽立った繊維の中にホコリが入り込みやすいです。
通常の馬毛ブラシではホコリをかきだせません。
起毛革のブラッシングには革の繊維を立たせながらホコリをかき出すために反発力の強いブラシを使う必要があります。
そこで活用したいのが真鍮製のワイヤーブラシやコシの強い豚毛ブラシです。
起毛革であっても、通常の革靴と同様に、日々のホコリ落としは欠かせません。
起毛革の中に埋もれたホコリをかき出せるブラシをゲットしましょう。
靴クリーム

靴クリームは革靴に栄養を与えて革の状態を良好に保つために使うケアクリームです。
また、ツヤ出し効果があるため、革靴をよりエレガントな雰囲気へと導いてくれます。
靴クリームには無色と有色があり、前者はどんな色の革にも使えるユーティリティさ、後者は色あせ箇所を補色し、革の風合いを保つ効果があります。
靴クリームを定期的に塗ることで、1年後、2年後の革靴の雰囲気は大きく変わってきます。
靴クリームを使ってお手入れし続けた革は、使っていないときとは比べ物にならないほど美しく、味わい深い風合いに変化することでしょう。
そんな靴クリーム、大きく2つの種類に分けられます。
- 乳化性クリーム
- 油性クリーム
2種類の靴クリームの違いは水分含有量。
水分が含まれているか、油分のみで構成されているかの違いです。
配合されている成分や配合比が異なる乳化性クリームと油性クリームでは、当然仕上がりが異なります。
いずれでも靴磨きはできますが、使い分け方として、
- 乳化性クリーム:革のコンディションを整えたいとき
- 油性クリーム:革靴の見栄えを美しくしたいとき
がオススメです。
乳化性クリーム
乳化性クリームは水分が含まれている靴クリームです。
水・油分・油脂などが配合され、革のコンディションを整える上で重要な水分と油分がそれぞれ配合されています。
乳化性クリームは潤いと栄養をバランス良く与えることに優れる靴クリームです。
油性クリームに比べてツヤは控えめ。
ツヤを出さず、革本来の風合いを楽しみたい方にもオススメなのが乳化性クリームです。
また、乳化性のクリームながら油性クリームのような性質を持つ油巻きタイプの靴クリームもあり、バリエーションが豊富。
一口に乳化性クリームといっても、さらに選ぶ楽しみがありますから、自分にピッタリの靴クリームを選んでみてください。
油性クリーム
乳化性クリームとは異なり、油性クリームには水が含まれていません。
油性クリームは油分・油脂が主成分。
ロウ分も多め。
そのため、革への潤い補給効果は乳化性クリームに劣ります。
しかし、油性クリームは革の上にしっかりととどまり油膜を形成。
それがツヤを放ちます。
乳化性クリームでは得られない鋭い光沢です。
油性クリームは見栄えを良くする効果がより大きく、乳化性クリーム以上にエレガントな仕上がりに。
ワックス

靴用ワックスは革靴に強力な光沢を与え、きらびやかな雰囲気にしてくれる、ドレスアップアイテム。
油分を与える効果もありますが、メインの効果はツヤを与えることです。
靴用ワックスは先ほどご紹介した油性クリームよりも強い光沢付与効果があり、ワックスで磨いた靴は、あたかも鏡のように周囲の景色を反射するほど。
「鏡面磨き」と言われる手法です。
そのメカニズムは革の凹凸をワックスがならし、表面が均一化。
それにより光が一定に反射するため、強いツヤが生まれるというわけ。
ワックスは革の上に油の層を作るため、革の水分調節機能を阻害しがちになるデメリットがあります。
たまにワックス層を落とし、革へ水分と油分を補給してあげることが重要です。
定期的なケアが必要ですが、ワックスによって生まれるツヤの美しさには、それ以上の価値があると感じます。
クロス

シューケアにクロス(布)は必須アイテム。
- 汚れを落とすとき
- 靴クリームを塗る・拭き取るとき
- 磨き上げるとき
いずれの場面でも使います。
- 目の粗い・デコボコの生地は汚れを絡め取りやすい
一方で、
- 目の細かい・表面が滑らかな生地は磨いて光沢が出やすい
といったように、それぞれ適した用途があります。
クロスを使い分ければ靴磨きがより効率的にできますし、革靴の仕上がりも良好に。
靴磨きオプショングッズ

これまでにご紹介したシューケアアイテム以外にも靴磨きを効率的に、あるいはより楽しくしてくれるグッズもあります。
靴磨きを彩る便利な道具がたくさんあります。
- 今日はどのアイテムを使って靴を磨こうかな!?
なんて楽しみが増えます。
靴磨きが好きなゆえにシューケアコレクターとなる…。
靴磨き道具が多すぎて選べないときの対処法
靴磨き道具はほんとにたくさんの種類があります。
そんな人のために、用意すべき靴磨き道具を上げてみますね。
靴磨きを始めるならまずは5つの道具から
なんて方は、まずは以下の5つの道具をそろえることから始めましょう。
- 馬毛ブラシ
- シューキーパー
- 靴クリーム
- クリーム塗布用ブラシ
- 磨き用クロス
最低限、上の5つの道具さえあれば、革靴のコンディションを良好な状態にキープできます。
道具を選ぶのが面倒ならシューケアセットがオススメ
そんな方には、シューケアセットをオススメします。
シューケアセットなら、靴磨きに必要な道具があらかじめ揃った状態で購入できます。
選ぶ手間が省けるのです。
- とりあえず靴磨きがどんなものかを体験したい
- 気軽にシューケアしたい
そんな方は、ぜひチェックしてみて下さい。
靴磨き道具の効果を比較
靴磨き道具は色々と種類があります。
それぞれ特徴があるシューケアアイテム。
特性や価格はもちろん違うのですが…。
個性がある道具たちを比較してみると、使い勝手や革靴の仕上がりが違うので面白いですよ。












