- 足元をきれいにして周囲から好印象を持たれたい
そのためには靴磨きが必須です。
ただ、そこで出てくる問題がありますよね?
そんな疑問をお持ちの人は、この記事を読めば解決します。
そうはいっても、
という人へ。
革靴をきれいに保てば清潔感が生まれ、周囲からの印象が良くなります。
なにより、履いている自分の気分が上がります。
革靴を常にきれいにキープするには革靴のお手入れ・靴磨きが大事です。
上記を叶える魅力的なシューケアグッズが世の中にはたくさん。
それらのケア用品を実際の使用感とともにレビューした記事を一挙公開。
本記事では靴磨きを楽しむ上で必須の道具と持っていると便利なアイテムたちをまとめました。
100件以上のシューケア用品について使用感をレビューしています。
靴磨きに興味がある人はぜひ読んでみてください。
- 靴磨きに使う道具が知りたい
- 靴磨きに使う道具の使ってみた様子やレビューを見たい
- 靴磨き用品一式をそろえたい
- 靴磨きに興味があるけど、何が必要?
以下の各項目をクリックすると開きます。
部門 | 用途 | ブランド | アイテム名称 | 商品を見る |
---|---|---|---|---|
シューキーパー |
革靴の形状維持 | コロニル | アロマティックシダーシューツリー | Amazonで見る |
クリーナー |
汚れ落とし | M.モゥブレィ | ステインリムーバー | Amazonで見る |
馬毛ブラシ |
ホコリ落とし | ブートブラック | クリーニングブラシ | Amazonで見る |
豚毛ブラシ |
クリーム馴致 | コロンブス | ジャーマンブラシ5 | Amazonで見る |
クリーム |
水分・油分の補給 | サフィールノワール | クレム1925 | Amazonで見る |
ワックス |
ツヤ出し | サフィールノワール | ビーズワックスポリッシュ | Amazonで見る |
クロス |
拭き上げ ツヤ出し |
汚れ落としコロニル | ポリッシングクロス | Amazonで見る |
便利グッズ |
水分・油分の補給(革底用) | M.モゥブレィ | ソールモイスチャライザー | Amazonで見る |
革靴を美しく保つなら靴磨きが欠かせない
革靴の放つ、
は唯一無二。
履く人の気分を高めてくれます。
ただ、履き続けることで革靴は汚れ、革の美しさが損なわれていくのも事実。
実際、経済産業省の調査で革靴を週4回以上履く人は多いことが分かっています。
※出典:経済産業省「皮革産業振興対策調査等(足入れの良い革靴の靴型に係る設計ガイドライン作成に関する調査)調査報告書 平成24年度」
男性で7割近く。
それだけ出番が多ければ、革靴をきれいなままで保ってはいられませんよね?
そこで大事なのが定期的なお手入れです。
ただ、革靴のお手入れは煩わしいと感じている人は多いです。
こちらも経済産業省の調査結果を参照。
※出典:経済産業省「皮革産業振興対策調査等(足入れの良い革靴の靴型に係る設計ガイドライン作成に関する調査)調査報告書 平成24年度」
革靴に対しての意識調査において、
- 手入れが煩わしい・手入れが必要
とイメージする人が男性で40%を超えています。
お手入れが面倒だと感じるのは確かに分かります。
ただ、靴を磨けば革靴の美しさが復活。
革の表情豊かな風合いがよみがえります。
絶対にやるべきです。
そして、靴磨きをサポートするのが道具たち。
靴磨きをするためには道具が必要です。
それぞれの用途で異なる靴磨き道具がたくさんあります。
もちろん、その中には使い勝手の良い道具も。
効率を高め、仕上がりを美しくする道具が多数ラインナップ。
道具にこだわれば、革靴のお手入れの煩わしさを軽減できます。
靴磨きで使う道具一覧
靴磨きをするためには道具が必要。
ただ、
って思う人は少なくないかと。
というか、筆者がそうです。
筆者自身、革靴を磨くことが好きで、ちまちまとシューケアグッズを買いそろえてきました。
いつの間にか、気付けば結構な数の道具が集まっていたのです。
今ではシューケアボックスに収まりきらないほどの靴磨き用品を所有しています。
あらためて自分のシューケアグッズを見てみると中々どうして、多いです。
ただ、それらの道具はいずれも革靴を良い状態で保つためには必要な道具たち。
そして何よりも、
- 靴磨きを楽しむ
ことをサポートしてくれる大事なグッズ。
シューラバーにとっては相棒といっても過言ではない存在たちです。
この記事では、そんなシューケアグッズをドバっと紹介します。
- シューキーパー
- 靴クリーナー
- ブラシ
- 靴クリーム
- ワックス
- クロス
- その他オプショングッズ
いずれの道具も靴磨きをより楽しくしてくれる頼れるグッズですよ。
シューキーパー
シューキーパーは革靴を長く愛用するためには必須の道具。
シューツリーとも呼びます。
革靴を履いた後、そのまま脱ぎっぱなしにしておくと、履きジワが深く残ります。
革の風合いを著しく損ねる原因に…。
また、革の性質上、1日履いて汗を吸った革が乾燥するとき、縮みが起きます。
その際に革靴の型崩れが生じるのです。
そんなトラブルを防いでくれるのがシューキーパー。
シューキーパーは、靴に入れておくことで、あたかも人が履いているかのように革靴の形状を美しく保つシューケアアイテム。
履いた後の革靴に入れておくだけで革靴の形を保持。
型崩れを防げます。
- 靴を脱いだ後にはシューキーパーを入れる
上記を徹底するだけでも革靴の寿命を劇的に伸ばせますよ。
靴クリーナー
靴クリーナーは革靴の汚れを落とすための汚れ落とし用アイテム。
履いていくうちに徐々に汚れていく革靴。
水汚れや油汚れなど、外に出ると様々な汚れが靴に付いてしまいます。
靴に付いた汚れをそのままにしておくと、革の風合いが損なわれ、なんだかみすぼらしい雰囲気に…。
足元の清潔感がなくなります。
革靴をいつまでも美しくきれいな状態に保つためには、靴クリーナーで汚れを落とすことが重要です。
靴クリーナーは各シューケア用品ブランドから様々な種類が展開。
大きく2通りの分類があります。
- 汚れ落とし特化型
- 汚れ落とし・保革両立型
汚れ落としに特化したクリーナーと汚れ落としと革への栄養補給を同時にできる万能タイプのクリーナーです。
汚れ落とし特化型
汚れ落としに特化した靴クリーナーは、革靴の汚れをきっちり・しっかりと落としてくれます。
革靴に付いた水汚れ・油汚れ問わず、高い洗浄能力を持つのが強み。
シューワックスで鏡面を施した層ですら除去するほどの、強力な汚れ落とし効果を持つクリーナーもあり、頼もしい存在です。
しかし、強力な洗浄効果を持つクリーナーほど、革に必要な油分をも取り除いてしまう副作用があります。
靴クリーナーを使った後は、保革クリームでしっかりと栄養補給してあげましょう。
汚れ落としと保革両立型
一方、汚れ落としと保革を同時にできるハイブリッドタイプの靴クリーナーもあります。
汚れ落としに特化した靴クリーナーと比べると洗浄力こそ劣るものの、革への栄養補給効果があり、汚れを落としつつ保革ができる、一石二鳥のシューケアアイテムです。
- 靴のお手入れをする時間がない…
- サッと時短でシューケアを楽しみたい
そんな人には、汚れ落としと保革が1度にできるタイプの靴クリーナーがオススメです。
ブラシ
ブラシは靴磨きの肝といっても過言ではない超重要アイテム。
- ホコリを落とす
- 靴クリームを塗り広げる
- ツヤを出す
靴磨きの多くの工程で活躍してくれる欠かせない道具。
それがブラシです。
ブラシには6つの種類のブラシがあり、用途ごとに使い分けることで、その効果をいかんなく発揮します。
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- 化繊ブラシ
- 山羊毛ブラシ
- 小型ブラシ
- 起毛革用ブラシ
ブラシは使い続けることで靴に付いた靴クリームを吸収し、ブラシ掛けするだけで光沢が出るようになります。
俗にブラシが育つという現象です。
育ったブラシでブラッシングした革靴は深いツヤを放つようになり、美しさがアップ。
こだわりのブラシを使うと、靴磨きが今まで以上に楽しくなります。
馬毛ブラシ
馬毛ブラシはホコリを落とすために大活躍するブラシ。
靴磨きに使うブラシの中でも、馬毛ブラシの重要性は一段高いです。
というのも、革靴に付いたホコリを払い落とすのはとても大事なことだから。
革靴は履いているとチリやホコリが付着します。
ホコリやチリは革の水分や油分を吸い取り、乾燥を招くことに…。
放っておくと、革内部に含まれている水分や油分まで吸収。
革は乾燥状態へ突入。
乾燥してしなやかさを失った革はシワが入りやすく、ひどいときにはクラック(ひび割れ)が発生することも…。
革を良好なコンディションに保つため、ホコリを払い落とすことが重要なのです。
それは馬毛は毛先が細く、しなやかだから。
革靴の装飾部分やアッパーとコバの隙間など、細かなところにまでしっかり毛先が入り込み、チリやホコリを払い落とします。
馬毛はホコリを落とすためにピッタリなのです。
- 帰宅して革靴を脱いだ後は馬毛ブラシでブラッシング
それだけでも、革靴の寿命は劇的に伸びます。
些細なことですが、とても大事なことです。
革靴と末永く付き合っていくために、馬毛ブラシは欠かせない存在です。
豚毛ブラシ
豚毛ブラシは靴クリームを革へしっかりと浸透させると同時に、均一に塗り広げるために使います。
先ほど紹介した馬毛ブラシに比べて毛が太く、硬い豚毛ブラシは、靴クリームを運ぶ力が強いのです。
そのため、靴クリームをアッパー全体に満遍なく塗り広げることが可能に。
靴クリームの塗りムラがなくなり、滑らかなツヤが表れます。
加えて、硬い毛先が持ち味の豚毛は靴クリームを革へ押し込める効果があり、革内部への浸透を促す効果も。
革の見栄えを整え、保革を助けるのが豚毛ブラシの役割です。
豚毛ブラシは靴クリームの色移りが激しいため、靴クリームの色ごとにそろえるのが吉。
靴クリームが付いたブラシで別の色の靴を磨くと、色移りして革の風合いが損なわれます。
豚毛ブラシは複数の色に使い回さないようにしましょう。
化繊ブラシ
化繊ブラシは比較的硬めの毛先を持つシューケアブラシ。
硬さとしては豚毛と同じくらいで、豚毛ブラシと同じ用途で使えます。
- 化学繊維のため静電気が発生しやすい
上記の通り、人工物ゆえのデメリットがあるものの安価なのが特徴。
コスパの良いブラシです。
山羊毛ブラシ
革靴の美しさをワンランクもツーランクも引き上げてくれる山羊毛ブラシ。
山羊毛でブラッシングした革は、濡れ感のある強い光沢を放ちます。
仕上げの工程で使うブラシです。
山羊毛は馬毛以上に細く、しなやか。
フワッフワの感触です。
繊細な山羊毛が革靴上の靴クリームやワックスをミクロレベルで均し、光を反射するほどのフラットな面を作り上げるのです。
山羊毛ブラシは革靴の美しさを引き上げるための道具で、革のコンディションを保つための必須道具ではありません。
しかし、持っていると靴磨きが楽しくなる道具です。
美しい革靴にうっとり見惚れたい人はぜひとも使ってみてください。
小型ブラシ
小型ブラシは靴クリームを塗るときに重宝します。
ブラシ面が小さいため、靴の細かなところにも塗り残しなくクリームを塗れます。
小回りが利くメリットもあり、ハンドリング性が良いのが特長です。
しかも、持ち手が付いていて手を汚さずにクリームを塗れる優れもの。
山羊毛ブラシと同様に、靴磨きに必須ではないものの、持っているととても便利なブラシ。
それが小型ブラシです。
靴クリームを塗るという特性上、先ほど紹介した豚毛ブラシと同じく、クリームの色の数だけそろえることをオススメします。
起毛革用ブラシ
革の種類にはスムースレザーだけでなく、表面の繊維を毛羽立たせた起毛革があります。
- ヌバック
- スエード
- ベロア
上記の起毛革は革の性質上、毛羽立った繊維の中にホコリが入り込みやすいです。
通常の馬毛ブラシではホコリをかきだせません。
起毛革のブラッシングには、革の繊維を立たせながらホコリをかき出すために反発力の強いブラシを使う必要があります。
そこで活用したいのが真鍮製のワイヤーブラシやコシの強い豚毛ブラシです。
起毛革であっても、通常の革靴と同様に、日々のホコリ落としは欠かせません。
起毛革の中に埋もれたホコリをかき出せるブラシをゲットしましょう。
靴クリーム
靴クリームは革靴に栄養を与えて革の状態を良好に保つために使うケアクリームです。
また、ツヤ出し効果があるため、革靴をよりエレガントな雰囲気へと導いてくれます。
靴クリームには無色と有色があり、前者はどんな色の革にも使えるユーティリティさ、後者は色あせ箇所を補色し、革の風合いを保つ効果があります。
靴クリームを定期的に塗ることで、1年後、2年後の革靴の雰囲気は大きく変わってきます。
靴クリームを使ってお手入れし続けた革は、使っていないときとは比べ物にならないほど美しく、味わい深い風合いに変化することでしょう。
そんな靴クリーム、大きく2つの種類に分けられます。
- 乳化性クリーム
- 油性クリーム
2種類の靴クリームの違いは水分含有量。
水分が含まれているか、油分のみで構成されているかの違いです。
配合されている成分や配合比が異なる乳化性クリームと油性クリームでは、当然仕上がりが異なります。
いずれでも靴磨きはできますが、使い分け方として、
- 乳化性クリーム|革のコンディションを整えたいとき
- 油性クリーム|革靴の見栄えを美しくしたいとき
がオススメです。
乳化性クリーム
乳化性クリームは水分が含まれている靴クリームです。
水・油分・油脂などが配合され、革のコンディションを整える上で重要な水分と油分がそれぞれ配合されています。
乳化性クリームは潤いと栄養をバランス良く与えることに優れる靴クリームです。
油性クリームに比べてツヤは控えめ。
ツヤを出さず、革本来の風合いを楽しみたい方にもオススメなのが乳化性クリームです。
また、乳化性のクリームながら油性クリームのような性質を持つ油巻きタイプの靴クリームもあり、バリエーションが豊富。
一口に乳化性クリームといっても、さらに選ぶ楽しみがありますから、自分にピッタリの靴クリームを選んでみてください。
油性クリーム
乳化性クリームとは異なり、油性クリームには水が含まれていません。
油性クリームは油分・油脂が主成分。
ロウ分も多め。
そのため、革への潤い補給効果は乳化性クリームに劣ります。
しかし、油性クリームは革の上にしっかりととどまり油膜を形成。
それがツヤを放ちます。
乳化性クリームでは得られない鋭い光沢です。
油性クリームは見栄えを良くする効果がより大きく、乳化性クリーム以上にエレガントな仕上がりに。
高級感ある雰囲気を演出したい人にオススメなのが油性クリームです。
ワックス
靴用ワックスは革靴に強力な光沢を与え、きらびやかな雰囲気にしてくれる、ドレスアップアイテム。
油分を与える効果もありますが、メインの効果はツヤを与えることです。
靴用ワックスは先ほどご紹介した油性クリームよりも強い光沢付与効果があり、ワックスで磨いた靴は、あたかも鏡のように周囲の景色を反射するほど。
鏡面磨きと言われる手法です。
そのメカニズムは革の凹凸をワックスがならし、表面が均一化。
それにより光が一定に反射するため、強いツヤが生まれるというわけ。
ワックスは革の上に油の層を作るため、革の水分調節機能を阻害しがちになるデメリットがあります。
たまにワックス層を落とし、革へ水分と油分を補給してあげることが重要です。
定期的なケアが必要ですが、ワックスによって生まれるツヤの美しさには、それ以上の価値があると感じます。
シューケアにワックスを取り入れれば革靴ライフがより楽しく・充実したものへと昇華されること間違いなしです。
クロス
シューケアにクロス(布)は必須アイテム。
- 汚れを落とすとき
- 靴クリームを塗る・拭き取るとき
- 磨き上げるとき
いずれの場面でも使います。
- 目の粗い・デコボコの生地は汚れを絡め取りやすい
一方で、
- 目の細かい・表面が滑らかな生地は磨いて光沢が出やすい
といったように、それぞれ適した用途があります。
クロスを使い分ければ靴磨きがより効率的にできますし、革靴の仕上がりも良好に。
汚れ落としクロスや磨きクロスを駆使すれば満足度の高い靴磨きができます。
靴磨きオプショングッズ
これまでに紹介したシューケアアイテム以外にも靴磨きを効率的に、あるいはより楽しくしてくれるグッズもあります。
道具 | 効果 |
---|---|
携帯用ケアセット |
外出先でも気軽に靴磨きができる |
ソールガード |
レザーソールの保革とすり減り防止が可能 |
ポリッシュウォーター |
ワックスで磨く際に水の代わりに使う |
ハンドラップ |
磨くときに使う水を少量だけ取り出せる |
コバインキ |
コバを染色してきれいに仕上げる |
レザーマット | どこでも靴磨きができる |
ワックスソフトナー |
硬くなったシューワックスや靴クリームを柔らかくする |
靴磨きを彩る便利な道具がたくさんあります。
なんて楽しみが増えます。
靴磨きが好きなゆえにシューケアコレクターとなる…。
それもまた一興です。
靴磨き道具が多すぎて選べないときの対処法
靴磨き道具はほんとにたくさんの種類があります。
そんな人のために、用意すべき靴磨き道具を上げてみますね。
靴磨きを始めるならまずは5つの道具から
なんて人は、まずは以下の5つの道具をそろえることから始めましょう。
- 馬毛ブラシ
- シューキーパー
- 靴クリーム
- クリーム塗布用ブラシ
- 磨き用クロス
最低限、上の5つの道具さえあれば、革靴のコンディションを良好な状態にキープできます。
まずは最低限の道具だけそろえて、段階的にシューケアグッズを充実させていくのも楽しいです。
道具を選ぶのが面倒ならシューケアセットがオススメ
そんな人には、シューケアセットをオススメします。
シューケアセットなら、靴磨きに必要な道具があらかじめ揃った状態で購入できます。
選ぶ手間が省けるのです。
- とりあえず靴磨きがどんなものかを体験したい
- 気軽にシューケアしたい
上記に当てはまる人は、ぜひチェックしてみて下さい。
靴磨き道具同士を比較
靴磨き道具は色々と種類があります。
それぞれ特徴があるシューケアアイテム。
特性や価格はもちろん違うのですが…。
個性がある道具たちを比較してみると、使い勝手や革靴の仕上がりが違うので面白いですよ。
M.モゥブレィとM.モゥブレィ・プレステージの靴用ワックスを比較
シューケアブランドごとの道具まとめ
シューケアアイテムは各ブランドで特徴を持っています。
- 使いやすさ
- コスパ
- 仕上がり
など、異なる部分が多々あります。
お気に入りのブランドが見つかると、靴磨きの気分がますます上がるわけです。
ブランドごとに靴磨き道具をまとめた記事を次の項目で説明します。
コロンブス
コロンブス(COLUMBUS)は日本のシューケア用品メーカーです。
1919年の創業以来、一貫してシューケアアイテムを製造・販売してきました。
コロンブスという社名は、新大陸に遭遇した冒険家コロンブスに由来。
常に新たな商品価値を生み出す開拓者の意志がコロンブスの名に込められています。
ブートブラック
ブートブラック(Boot Black)はコロンブスが展開する、最高品質のプレミアム・シューケアブランドです。
イギリスの古い言葉で、
- 靴磨きをする人
を意味します。
コロンブスがこれまでの知識と開発力を結集して作り上げたブートブラック。
磨きのプロが生み出した上質なケア用品が目白押しです。
M.モゥブレィ
シューズブランドや靴愛好家から数多くの支持を得ているシューケアトップブランド、M.モゥブレィ(M.MOWBRAY)。
- 仕上がり
- 使用感
- 成分
- 品質
- ラインナップ
上記いずれも一級品。
上級ラインである、
- M.モゥブレィ・プレステージ
も展開。
随所にこだわりが詰まった靴磨き道具を多数取り揃えているシューケア用品ブランドです。
サフィール
サフィール(SAPHIR)はフランスのシューケア用品メーカーのAVEL社が手掛けるシューケアブランド。
1925年のパリ万国博覧会での金賞受賞など、輝かしい功績を持つ名門ブランドです。
サフィールノワール
フランスのシューケアブランドのサフィールノワール(SAPHIR NOIR)。
サフィールの上級ライン。
プレミアムな靴磨きグッズのブランドです。
高級成分を配合した上質なシューケアグッズの数々は、使いやすさと仕上がりの美しさを見事に両立しています。
コロニル
ドイツのレザーケア用品メーカーのコロニル(Collonil)は、100年以上の歴史を持つ老舗。
他ブランドとは一線を画す時代を先取りした材料を多用するメーカーとしても有名です。
環境へ配慮した成分を使いつつも使った後の高い満足度をしっかり確保した、こだわりの靴磨き道具を取り扱っています。
タピール
コロニルと同じく、ドイツで誕生したレーザーケアブランドがタピール(TAPIR)です。
有機溶剤不使用のケア用品が特徴で、革に無駄なダメージを入れずに大事な革製品をケアできます。
革製品全般に使えるアイテムなので、もちろん革靴にも使用可。
革にシミを作らず、安心してお手入れできますよ。
強いツヤを生み出すというよりは、革の自然な風合いを活かした仕上がりになるのが魅力です。
コロンブス×ハンズ
靴磨き道具を買う場所としてメジャーなハンズ。
実は、コロンブスとコラボしてブランドを展開。
- ハンズでしか買えない
- 他ブランドと差別化できる
上記に当てはまる商品をプライベートブランドとして開発しています。
ジェイソンマーク
スニーカークリーニングブランドの雄、それがジェイソンマークです。
確かな洗浄力を持つアイテムを多数取り揃え、スニーカーフリークにとってはもはや必需品。
そんなジェイソンマーク、実は革靴の汚れ落としにも使えます。
手軽に、直感的に使える道具ばかりなので、シューケア初心者にもおすすめのブランドです。
100件以上掲載|靴磨き道具購入レビュー記事
この項目では、各シューケアアイテムの詳細と使用感をレビューした記事をまとめています。
実際に購入して使った様子を紹介。
使い方と合わせてチェックしてみてください。
シューキーパーのレビュー記事まとめ
シューキーパーの詳細記事一覧です。
靴クリーナーのレビュー記事まとめ
靴クリーナーの詳細記事一覧です。
ブラシのレビュー記事まとめ
ブラシの詳細記事一覧です。
靴クリームのレビュー記事まとめ
靴クリームの詳細記事一覧です。
靴磨きワックスのレビュー記事まとめ
靴磨きワックスの詳細記事一覧です。
靴磨きクロスのレビュー記事まとめ
靴磨きクロスの詳細記事一覧です。
アウトソール用ケアアイテムのレビュー記事まとめ
靴底(アウトソール)用のケアアイテムの詳細記事一覧です。
コバ用ケアアイテムのレビュー記事まとめ
靴のコバ用ケアアイテムの詳細記事一覧です。
革用の補修・補色剤のレビュー記事まとめ
革の補修や補色をするための道具の詳細記事一覧です。
便利なシューケアアイテムのレビュー記事まとめ
便利な靴磨きサポートアイテムの詳細記事一覧です。
初心者は定番の靴磨き道具を選べば失敗しない
先ほどまでにたくさんのシューケア用品購入レビューを掲載してきましたが、
という初心者の人も多くいるはず。
そこで、これまでたくさんのシューケア用品を実際に使ってきた当ウェブサイト運営者が各部門で特に、
と感じたケア用品を理由とともに紹介します。
使いやすさや仕上がりの美しさ、価格など、総合的な観点から選んでいます。
失敗しないシューケア用品選びの参考となれば嬉しいです。
シューキーパーのおすすめ
シューキーパーのおすすめはコロニルのアロマティックシダーシューツリー。
防菌効果の高いシダーを使った木製のシューツリーです。
木製なので、足の汗を吸った革靴の除湿効果が高く、靴のコンディションを整えるのに最適。
また、S・M・Lのざっくりとしたサイズ展開で、1つのシューツリーでカバーできる靴のサイズが広く、適用範囲が大きいのが特徴。
縦の伸縮幅が大きいためです。
シューキーパーはサイズ選びに失敗すると本来の機能を発揮しないだけでなく、革靴の型崩れを招きます。
比較的適用範囲の広いアロマティックシダーシューツリーは、サイズ選びに失敗しにくいシューキーパーなのです。
靴クリーナーのおすすめ
靴クリーナーのおすすめはM.モゥブレィのステインリムーバー。
強力な洗浄効果とリーズナブルな価格、初心者でも扱いやすいサラサラとした使用感、入手のしやすさ、どれもオススメする理由です。
革靴の汚れを簡単にきっちり落とせます。
お気に入りの革靴を購入して、
と思っている人にまず手に取って欲しい1本です。
筆者自身、ステインリムーバーは靴磨きを始めたころに最初に買ったアイテムの1つ。
思い入れのある道具です。
ブラシのおすすめ
ブラシは大きく分類して、
- 馬毛
- 豚毛
- 山羊毛
- 化繊
の種類があります。
その中で、靴磨きに必須なのが馬毛ブラシと豚毛ブラシです。
馬毛ブラシは、革の水分と油分を奪う大敵のホコリを落とすために。
豚毛ブラシは靴クリームの栄養成分を革になじませるために必要。
馬毛ブラシでオススメなのはブートブラックのクリーニングブラシ。
定価は9,900円と高価。
ですが、見た目がエレガントで高級感タップリ。
大振りで効率良くホコリを落とせる高機能なアイテムです。
ホコリ落としは革靴を長く履くために、毎日したい重要な作業。
毎日する作業だからこそ、上質な道具で気分良くホコリを落としたいです。
ブートブラックのクリーニングブラシは毎日のブラッシングを楽しくしてくれる、気持ちの面でも靴磨きをサポートしてくれる馬毛ブラシです。
豚毛ブラシのおすすめはコロンブスのジャーマンブラシ5。
コンパクトなサイズ感で使い勝手の良い豚毛ブラシ。
先ほどご紹介したブートブラックのクリーニングブラシと比べ、価格はお安めの880円。
色移りを防ぐため、靴クリームの色ごとに使い分けたい豚毛ブラシですから、価格の安さはとても重要。
価格が手ごろでかさばりにくいサイズ感のジャーマンブラシ5はバランスの取れた優秀ブラシですよ。
靴クリームのおすすめ
靴クリームで特におすすめなのはサフィールノワールのクレム1925です。
泣く子も黙る靴クリームの大定番。
初心者から靴磨きのプロまで幅広く愛用されている不朽の名作。
油性クリームの特徴の高いツヤ出し効果や着色力を発揮するのはもちろん、高級天然ワックスを配合しています。
油性クリームの弱点である保湿力の低さは保湿効果に優れるシアバターでカバー。
伸びの良い柔らかいクリームなので、使いやすいのも魅力です。
靴クリームとしては高めの価格設定でありながら、靴磨きフリークから絶大な支持を得ているのも納得の逸品。
ニュートラルのクレム1925ならば、ワックス除去にも応用できます。
靴磨きワックスのおすすめ
革靴の深いツヤをもたらすワックス。
おすすめはクレム1925と同じブランドのサフィールノワールから。
ビーズワックスポリッシュです。
柔らかく塗りやすいワックスで、ツヤが出やすいのが特徴。
鏡面仕上げの技術的ハードルを引き下げてくれるアイテムなので、鏡面磨き初心者の人にも手に取って欲しいシューポリッシュです。
- 鏡面磨きが難しい
なんて感じている人でも、
- ビーズワックスポリッシュを使ったらすんなり鏡面にできた
というのはあるある。
僕自身、初めてビーズワックスポリッシュを使ったときは仕上がりの早さと塗りやすさに驚いた記憶があります。
保湿効果も高く、革を保護する高機能性も見逃せないポイントです。
靴磨きクロスのおすすめ
革靴のお手入れに欠かせない磨きクロス。
おすすめアイテムは、コロニルのポリッシングクロスです。
- 汚れ落とし
- 仕上げ磨き
- 鏡面磨き
上記いずれにも使えるオールラウンダー。
とりあえず1枚持っておけば安心の靴磨き用クロスです。
大判で使いやすく、薄すぎず厚すぎない絶妙な厚みの生地は革靴のお手入れを捗らせます。
便利なシューケアアイテムの中で特におすすめの道具
上記で紹介した道具があれば最低限、革靴のコンディションをキープできますが…。
革靴をより良い状態でキープしつつ、靴磨きを楽しくしてくれるサポートアイテムもあります。
M.モゥブレィのソールモイスチャライザーは革靴の仕上がりをワンランクアップさせてくれるアイテムです。
レザーソール(革底)に潤いと栄養を与え、乾燥を防止。
耐摩耗性を向上させて削れに強くし、レザーソールを長持ちさせられます。
数あるケア用品の中で、ソールモイスチャライザーをおすすめするのは上記の効果を発揮するからだけではありません。
ソールモイスチャライザーのおすすめポイントは、
- 作業が楽しい
こと。
ソールモイスチャライザーを革底に塗ってから、アビィ・レザースティックでこすると強いツヤが出て、
をダイレクトに感じられます。
革靴のお手入れが楽しく、シューケアのモチベーションが上がるのです。
レザーソールのお手入れはアッパー(甲革)のお手入れ以上に見た目の変化が分かりやすいので、お手入れのやりがいがありますよ。
靴磨き道具のよくある質問
最後に、靴磨き道具についてよくある質問をQ&A形式でまとめます。
靴磨きにはどんな道具を使うの?
以下の通り、
- シューキーパー
- 馬毛ブラシ
- 靴クリーム
- クリーム塗布ブラシ
- 磨きクロス
の5種の道具があれば、一通りの靴磨き作業が可能です。
追加でワックスや保湿特化クリームがあるとより良い仕上がりになります。
道具選びに迷ったら何を基準に選べば良いの?
靴磨き道具選びの基準は、
- 使いやすさ
- 仕上がり
- 価格
のバランスで決めるのがおすすめです。
当サイト内のレビュー記事を参考に靴磨き道具を選んでみてください。
必要な道具が一式揃った「靴磨きセット」もおすすめです。
靴磨き道具のおすすめは?
各ジャンルで「定番」と呼ばれる靴磨き道具を選べば失敗しにくいです。
道具の種類 | 名称 | ブランド |
シューキーパー | アロマティックシダーシューツリー | コロニル |
クリーナー | ステインリムーバー | M.モゥブレィ |
馬毛ブラシ | クリーニングブラシ | ブートブラック |
豚毛ブラシ | ジャーマンブラシ5 | コロンブス |
クリーム | クレム1925 | サフィールノワール |
ワックス | ビーズワックスポリッシュ | サフィールノワール |
磨き布 | ポリッシングクロス | コロニル |
上記の定番アイテムを選べば、「失敗した…」と感じることはありません。
靴磨き道具のメーカーは揃えるべき?
複数のメーカーを併用しても問題ありません。
用途さえ間違えなければOKです。
道具ごとに使ってはいけない素材や推奨環境が異なりますので、各道具の注意事項をよく読んで使いましょう。
靴磨き道具はどこで買う?
シューケア関連の道具は、靴磨き店や革靴店、百貨店や都市型ホームセンターなどで販売しています。
ネットショップなら品揃えが豊富です。
靴磨き道具にメンズ・ウィメンズの区別はあるの?
ありません。
性別ではなく、素材の種類や色で使い分けます。
ここまでのQ&Aを踏まえ、もう1度シューケア用品レビュー記事を確認したい人へ、以下にジャンプリンクを設けました。
枠内の各項目をタップすると、各シューケアアイテムの個別記事一覧の見出しへジャンプします。
気になる靴磨き道具を見つけるために活用してみてください。
靴磨きで得られるのは心の充実
ここまで、靴磨きをサポートする道具について、紹介と解説をしてきました。
- 革靴を乾燥から守る
- 革靴の型崩れを防止する
- 革に潤いと栄養を与えてコンディションを保つ
- 革靴の見た目を整える
- 革靴の印象を変える
上記の効果がある靴磨き。
これだけでも革靴を磨くには十分な動機ですが、それ以外にも得られるものがあります。
精神的なものです。
それは、
- 心が満たされる
こと。
- 靴磨きは自分を磨くこと
とはよく言われる言葉。
まさにその通りです。
革靴を磨いているとき、人は自分と向き合いつつ黙々と磨き続けます。
それに伴い、革靴と一緒に心もきれいになっていくような、そんな感覚が得られるのです。
部屋を掃除すると、満足感が得られるのと似た感覚。
「日常を丁寧に生きている」感が増すといいますか。
形容しがたいですが、確かなことは非常に気持ちの良いものだということ。
また、革靴がきれいだと外出するのが楽しくなります。
きれいでピカピカになった革靴を履いて外へ出ると、室内で見るときよりも一層美しく見えます。
足取りが軽やかになるというものです。
そんな日でも、ピカピカの革靴が「今日もがんばれ」と背中を押してくれます。
この感覚はプロの靴磨き職人の方に磨いてもらっても得られますが、自分で磨いた革靴なら尚更です。
自分で手間暇かけたからこそ愛おしく、
という気持ちがわいてきますからね。
磨きているときには心が洗われ、いざ履いたときには気持ちを高めてくれます。
靴磨きはストレスの多い現代人にこそ必要なライフハック。
丁寧な暮らしを意識するキッカケとなる行為なのです。
道具一式を準備すれば、誰でも始められる靴磨き。
ぜひトライしてみてください。
ちなみに、手を動かすのが億劫な人は自動靴磨き機の利用がおすすめです。
こだわりの道具は靴磨きを充実させる
本記事では、靴磨きに使う道具について用途ごとにまとめました。
靴磨きをするために必須の道具や、あると便利な道具、様々なシューケア用品があります。
ただ、靴磨きに興味を持ったばかりだと、
- どんな道具をそろえたら良いのかわからない…
という人もいます。
よくわからないまま道具を買って、
- うまく使いこなせなかった
- イメージの仕上がりと違った
では、買い物失敗ですからね。
満足のいく靴磨き道具を手に入れるため、この記事でまとめたシューケア用品の使用レビューが参考になれば嬉しいです。
シューケアアイテムの数だけ革靴の仕上がりは変わり、得られる楽しさや満足感もまた変わります。
いろいろなシューケアアイテムを駆使して靴磨きを楽しみましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
部門 | 用途 | ブランド | アイテム名称 | 商品を見る |
---|---|---|---|---|
シューキーパー |
革靴の形状維持 | コロニル | アロマティックシダーシューツリー | Amazonで見る |
クリーナー |
汚れ落とし | M.モゥブレィ | ステインリムーバー | Amazonで見る |
馬毛ブラシ |
ホコリ落とし | ブートブラック | クリーニングブラシ | Amazonで見る |
豚毛ブラシ |
クリーム馴致 | コロンブス | ジャーマンブラシ5 | Amazonで見る |
クリーム |
水分・油分の補給 | サフィールノワール | クレム1925 | Amazonで見る |
ワックス |
ツヤ出し | サフィールノワール | ビーズワックスポリッシュ | Amazonで見る |
クロス |
拭き上げ ツヤ出し |
汚れ落としコロニル | ポリッシングクロス | Amazonで見る |
便利グッズ |
水分・油分の補給(革底用) | M.モゥブレィ | ソールモイスチャライザー | Amazonで見る |
靴磨きを始めたい。けれど道具をそろえるのが面倒…。
そこでおすすめしたいのが靴磨きセット。1セット買うだけで必要な道具がまるっと揃います。道具選びの手間が不要。今すぐ靴磨き可能に。
大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。