ベストはファッションに変化をもたらしてくれる優秀アイテム。
ベストとは袖がないトップスのことで、ロングスリーブ（長袖）と服と比べて動きやすかったり、体温調節がしやすかったりする特長を持ちます。
衣類としての機能性もさることながら、コーディネートに変化をもたらしてくれるのがベストの便利なところです。
Tシャツやシャツの上からベストを着ることで、いつものスタイリングに上品さを加えることができます。
また、袖が無いので着回しの融通がききやすく、夏以外の春・秋・冬で使える汎用性の高さも見逃せません。
そんな便利なベストですが、今回はドメスティックブランドであるクレプスキュール（crepuscule）のニットベストを紹介します。
ベストのすばらしさ
僕はベストが大好きです。
というのも、ベストはとても便利だから。
その便利な点とは…。
- コーディネートに変化を与えられる
- 着回ししやすい
- 体温調節しやすい
- 動きやすい
僕の場合、シャツの上にベストを着ることが多いのですが、同じような着方をするスウェットやセーターと比べて便利なところが多いので重宝しています。
順にみていきましょう。
ベストはコーディネートに変化を与えられる
ベストの良いところ。
1つ目はコーディネートに変化を与えられるです。
本来、ベストは下着と上着の間に挟む「中衣」として着用される、フォーマル度が高めのアイテム。
スーツ着用時にジャケットとシャツの間に着ることもありますよね？
「ジレ」とも言ったりしますね。
ベストはヨーロッパの貴族たちの着こなしが発端ということもあり、フォーマルな装いなのです。
だからこそ、普段のカジュアルなファッションにベストを組み込むと、それだけでいつもと違うコーディネートが完成します。
マンネリ気味のワードローブに変化の風を呼び込む力がベストにはあります。
ベストは着回ししやすい
着回ししやすいのもベストの魅力の1つ。
袖がないベストは、その下に着るシャツなどの色やシルエットを際立たせます。
また、ジャケットやコートなどのアウターの下に着ることでコーディネートのアクセントとして活用できます。
ここに重要なポイントが隠されています。
- ベストだけでコーディネートが成り立つわけではない
ということです。
ベストはあくまでもファッションの一部分として使われるので、いろいろなコーディネートに取り入れることができます。
組み合わせるアイテム次第で違った表情を見せてくれるので、ベストを一着持っているだけでファッションの幅が広がるのです。
同じベストを着ていても、「あの人同じ服ばっかり着てる…」と思われづらくなりますよ。
ベストは体温調節しやすい
ベストの便利な点、3つ目は体温調節しやすいということです。
袖がなければその分、体を覆う布の面積が少なくなり熱がこもらなくなります。
夏場にシャツの袖をまくると涼しくなるように、腕を冷やすと体感温度が下がります。
ベストは最初から袖がないので、長袖を着ていると暑さを感じる場合でも、ベストならば意外と暑さを感じにくいことがあります。
脱ぐのも楽ですし。
ベストは袖がない分、着ぶくれしにくく、重ね着がしやすいという利点があります。
寒さを感じる場合でも、ベストの下にロンTやシャツ、上からジャケットやコートを重ね着すれば暖かくなります。
重ね着の制限がかかりにくいのがベストの良いところです。
ベストは動きやすい
ベストは動きやすい。
これも袖がないベストだからこその特長。
ベストは肩から先がないので、生地が肩関節に干渉することがありません。
そのため、腕を動かす際にベストが邪魔にならず、思いっきり肩を動かすことができます。
「動きやすくて楽」というのは普段の生活でも重要なポイント。
着ていて楽な服は当番回数も多くなるものです。
逆に窮屈さを感じる服は徐々に着なくなるもの。
そんなもったいないことになりづらいのが「ベスト」だと思います。
「ベスト」が「ベスト」な選択肢！
何？（怒気）
クレプスキュールのニットベスト
ここからはベストの紹介です。
それがこちら。
クレプスキュール（crepuscule）のmoss stitch vest。
コットン（綿）のニットベストです。
クレプスキュールはニットを専門にものづくりを行っている国内のファッションブランド。
ニット制作の下請けとして多くのブランドに携わってきた2人のデザイナーの方々によって生み出される、上質な素材と製法にこだわった高品質な服ばかりで愛好者も多いです。
バックショットはこちら。
フロント・バックともにシンプルなデザインで合わせる服を選びません。
汎用性抜群のニットベスト。
素材はコットン100%なので自宅での洗濯が可能。
]乾燥機はNGですけどね。
ウールではないため、春でも季節感をそこなうことなく着ることができます。
色はグレーベージュ。
クレプスキュールのニットの特長の1つが、他ブランドにはない特徴ある中間色。
絶妙な色味を多くラインナップされていて、このグレーベージュも良い味出しています。
クレプスキュールならではの、独特かつ繊細な色の感じが好きなんですよね。
このベストの特長でもある、鹿の子編みで作られた立体感ある生地。
シンプルな中にも、のっぺり感のない気の利いたデザインが取り入れられています。
首元にはリブ編みが施されています。
アコーディオンの蛇腹のようにすることで伸縮するようにしています。
これにより、脱ぎ着するときに首が入れやすい・抜きやすいようにしているわけです。
厚みのあるリブなのでダラリと伸びきってしまう心配もないのが嬉しいポイント。
裾部分にもリブ編みが。
リブを施し裾をキュッと絞ることで、だらしなさを感じさせない仕様になっています。
袖口もリブ仕様。
このリブがシンプルだけでは終わらない、アクセントとなっています。
ゆったりとしたつくりでゆとりのあるフィット感が得られ、ゆるめのシルエットがリラックスした雰囲気を演出してくれます。
クレプスキュールのニットベストを着てみた
クレプスキュールのニットベストを実際に着てみるとこんな感じになります。
まずはフロントショット。
生地が厚いため、しっかりとボリュームのあるシルエットに仕上がります。
シルエットには絶妙なゆるさもあり、ベストというフォーマルアイテムでありながら、リラックス感をまとえます。
続いて、サイドショット。
クレプスキュールの服たちの色味は太陽光の下だと一層際立ち、美しい絶妙な色味を放ちます。
このグレーベージュの色味。
控えめな主張ながらも美しさを放つ、いぶし銀の仕事をしています。
最後はバックショット。
どシンプル。
「ザ・ベスト」といった様相です。
春・秋・冬と、いずれの季節でもしっくりくる生地感と色合い。
着回しのしやすさが否が応でも伝わってきます。
どんな服にも合わせられる、ファッションコーディネートのお助けアイテム感がすごいです。
ギンガムチェックとの親和性も申し分なし。
ガシガシ着倒すことを予感させるポテンシャルをヒシヒシと感じますよ。
ベストを取り入れてファッションを楽しむ
この記事ではベストの便利さと、クレプスキュールのニットベストについて紹介しました。
ベストはコーディネートに変化を付けられる便利なアイテム。
ベストは袖がないため、動きやすかったり、体温調節がしやすかったりする特長を持っています。
また、コーディネートにベストを加えるだけで、いつものスタイリングに上品さを加えることができるだけでなく、コットン生地であれば春・秋・冬と3シーズン使いまわせる汎用性の高さも見逃せないポイントです。
- コーディネートに変化を与えられる
- 着回ししやすい
- 体温調節しやすい
- 動きやすい
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました！
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