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シュムッツブラシをレビュー!タピールの靴裏専用クリーニングブラシ

タピールのシュムッツブラシのレビュー記事アイキャッチ
靴底が汚れているのが気になる…
水洗いやクリーニングシートを使うほどじゃないけれど手早くササっときれいにしたい

そんなときにおすすめなのがブラッシングでのクリーニング。

ブラシをかけてクリーニングすれば、簡易的にクリーニングできます。

タピール(TAPIR)シュムッツブラシを使えば、あらゆる靴裏のクリーニングが可能です。

先端がとがったシュムッツブラシ

靴底専用のクリーニングブラシであるシュムッツブラシは、ココナッツの果皮かられる天然のココナッツファイバーをブラシ毛に使っています。

ココナッツファイバーの毛は非常に硬く、まるでタワシのように靴裏を強力にブラッシング。

汚れを落とします。

さらに、シュムッツブラシは持ち手のエッジ部分が特徴。

木製のエッジ部分を使えば、ブラシ毛では落とし切れない泥や汚れをこそぎ落とせます。

靴底のクリーニングに特化した使いやすいブラシです。

レザーソールのクリーニングはもちろんできますし、雨の日に履いたゴムソールもOK。

水に濡れた靴裏には、汚れが乾いた状態で残っていますからね。

それらのクリーニングに最適なわけです。

本記事ではタピールのシュムッツブラシの詳細を使用感をレビューします。

この記事はこんな人におすすめ
  • 靴裏の汚れを簡単にきれいにしたい
  • アッパー同様にソールのお手入れを習慣にしたい
  • タピールのシュムッツブラシのディティールや使い心地を知りたい

アッパーとソールは日々のケアできれいにできる

革靴は日頃のお手入れが大事。

とりわけ、アッパーのブラッシングは非常に重要です。

というのも、革にホコリが付くとそのホコリが革の水分や油分を奪い、乾燥を招くから。

乾燥した革はしなやかさがなくなり深いシワが入りやすく、ひどい場合は亀裂が入り修復不可能な状態になります。

長く愛用し続けるためには、履き終わった後のブラッシングが超重要なのです。

そして、同じように靴裏のケアもすべき。

靴底やアウトソールとも呼びますね。

靴裏は日頃からケアをおこたりがちな部位ですが、お手入れすれば靴がきれいになり、アッパーのお手入れもしやすくなります。

靴裏が汚れていると、アッパーのお手入れをしようにも靴底に触れるのに心理的な抵抗が生まれたり、アッパーのお手入れ中に小石や砂がポロポロと落ちてきて床を汚したり。

気になって作業がはかどらないわけです。

また、履き終わった後の靴を下駄箱に戻すとき、靴裏が汚れていると下駄箱やシューズクローゼットを汚すことにもつながります。

アッパーにしろ、靴裏にしろ、靴はなるべくきれいに保つべきです。

タピールのシュムッツブラシは靴裏専用のクリーニングブラシ

靴のアッパーのブラッシングには馬毛ブラシを使うのがセオリー。

では、

靴裏にはどんな道具を使えば良いのか

となりますよね?

馬毛ブラシや豚毛ブラシを使っても良いのですが、靴裏の汚れは頑固な場合が多く、馬毛や豚毛ではホコリを落とすにとどまり、それ以外の汚れや泥は落とし切れません。

毛がやわらかいからです。

馬毛や豚毛よりも硬い毛を持つブラシを使うべき。

タワシなんかがすぐに思いつきますが、どうせ使うなら専用の道具を使って気分を高めたいです。

タワシは裏表が分かりづらく、汚れた面を手に持ってしまうリスクがありますし、気分的に乗りません。

筆者自身、柄付きのタワシを使ってきましたが、もう少し気のいたデザインのアイテムを使いたいと思っていました。

そこで見つけたのがタピールシュムッツブラシです。

シュムッツブラシの持ち手

タピールとはドイツのレザーケアブランド。

シュムッツブラシの、

  • シュムッツ(Schmutz)

とはドイツ語で、

  • 汚れ
  • ホコリ

を意味する言葉。

それらをきれいに取り除く靴底専用のクリーニングブラシです。

ブラシ毛にはココナッツファイバーを使用。

非常に硬い毛が特徴のブラシです。

硬い毛先が靴裏の頑固な汚れを払い落とします。

持ち手はブナ製。

独特の形状のシュムッツブラシ

木材のぬくもりを感じます。

側面にはくぼみが付いて握りやすく、作業性良好。

そして、シュムッツブラシの最大の特徴は独特の形状。

鋭角な持ち手

持ち手の先端がとがっています。

この形状により、先端のブラシ毛がソールの細かな箇所に入り込み、ホコリや砂を除去できます。

また、ブラシ持ち手後方には斜めにカットされたエッジが配されています。

横から見たシュムッツブラシ

実はこちら。

ただのデザインではなく、ちゃんと機能を持った形状です。

先の尖った部分で靴裏にこびりついた汚れをこそぎ落とすための部位。

ブラシ先端のとがった箇所でも可能ですが、後方の線が長い面を使えば、均等な力で靴裏を傷付けることなく、クリーニングできますよ。

詳細を一緒に見ていきましょう。

ブラシ毛

タピールのシュムッツブラシの毛先はココナッツファイバーです。

タピールのシュムッツブラシのブラシ毛

植物由来のブラシ毛。

シュムッツブラシの材料

ココナッツファイバーのブラシ毛は馬毛や豚毛と比べ、非常に硬いのが特徴。

コシが強いため、靴裏の汚れを強い力で払えます。

毛先の硬いシュムッツブラシ

馬毛や豚毛では靴裏の汚れを落とすほどの反発力を得られず、汚れが残りがち。

ですが、シュムッツブラシのココナッツファイバーブラシなら靴裏の汚れに負けず、ゴシゴシとブラッシングできます。

強力ゆえに、レザーソールの場合、革を削ってしまうリスクがあるので、力加減は調整する必要があります。

レザーソールに使ったときの様子は後ほど紹介します。

タワシのような使い心地のブラシです。

かといってタワシだと汚れが付いた面が分かりづらく、前回汚れを落とした面を持ち手側にして持ってしまう恐れがあります。

汚いですよね。

シュムッツブラシならそんなリスクなく、ソールのお手入れが可能です。

持ち手

シュムッツブラシは独特の形状をしているのが特徴の1つ。

先端がとがったシュムッツブラシ

前方は先端に向けて鋭利に。

後方は高さ方向にエッジのきいた形状をしています。

実はこの形状、ただのデザインではありません。

靴底の汚れ落としに適したデザインで実用性抜群の仕様なのです。

まず、先端はブラシの毛束が徐々に少なくなるので、細かな箇所のブラッシングがしやすくなります。

靴裏はすべらないようにするため細かな溝が入った構造が多く、シュムッツブラシの先端は細かな箇所をブラッシングするためにピッタリなのです。

さらに、後方のエッジ部分。

シュムッツブラシの持ち手後方部位

この部位は汚れをこそぎ落とすための箇所。

鋭利な部分で靴裏にこびりついた汚れや泥をこそぎ落とします。

先端のとがった木材部分と合わせ、汚れを削り落とすのに適しています。

シュムッツブラシの形状はスタイリッシュなデザインに見えて、高い機能性を持たせるための意匠。

持ち手部分にはサイドにくぼみがあり、指にフィットします。

持ち手がくぼんで持ちやすいシュムッツブラシ

作業性良好です。

実に使いやすい、よく考えられたブラシに仕上がっています。

持ち手の中央にはタピールの象徴であるバクの絵柄入り。

タピールのアイコンのバク

シンプルなデザインですが確かな主張を感じる持ち手です。

タピールのシュムッツブラシの使い方

この項目では、シュムッツブラシの使用方法について実際の靴裏ケアの作業工程を踏まえて解説します。

クリーニングするのは以下のソール。

  • レザーソール
  • クレープソール
  • リッジウェイソール

いずれもシュムッツブラシできれいにできます。

ただし、レザーソールの場合には注意点が。

それも踏まえて使用方法を紹介します。

レザーソール

まずは革靴の定番のソール。

レザーソールのケアをしていきます。

レザーソール

シュムッツブラシでブラシ掛け。

シュムッツブラシでクリーニング中のレザーソール

コシの強いココナッツファイバーのおかげでホコリや砂が落ちていきます。

ブラッシング中のレザーソール

ただ、ブラッシング時には注意点あり。

シュムッツブラシは非常に硬い毛先のため、力を込めてブラッシングするとレザーソールが削れます。

このように、削れた革のカスが落ちることに。

革の削りかす

無駄にソールを削ってしまっては本末転倒です。

力を入れ過ぎず、ブラッシングするのを心がけましょう。

ブラッシングで落ちない汚れは、クリーニングシート靴クリーナーを含ませたクロスで拭き取る方法でお手入れするのがおすすめです。

ここで、シュムッツブラシの利点を1つお見せしましょう。

革製のソールゆえに、こんな感じで小石が食い込んでいることが多々あります。

革に食い込んだ小石

ブラッシングしても取り切れません。

ここでブラシのエッジ部分の出番。

先端部分で小石を引っ掛ければ…

レザーソールに食い込んだ小石をシュムッツブラシの持ち手で落とす

この通り。

シュムッツブラシで食い込んだ小石を落としたソール

きれいに小石を除去できます。

ブラシ後方のエッジ部分を使ってもOKです。

シュムッツブラシでクリーニングした後のレザーソールの状態がこちら。

シュムッツブラシでケアした後のレザーソール

汚れや小石が取り除かれ、スッキリしました。

クレープソール

続いて、クレープソールのクリーニングを。

クレープソールは天然ゴムの靴裏で鏡面の摩擦が高く、ホコリや砂がこびりつきやすいです。

要は、汚れやすい靴裏。

シュムッツブラシなら硬い毛先と強いコシでクレープソールに対しても強く、吸着したホコリやゴムを払い落とせます。

では、クリーニングへ。

クレープソール

摩擦の強いクレープソールですが、シュムッツブラシはその摩擦力に負けることなく、しっかり噛み合った上で汚れを落とせますよ。

クレープソールをシュムッツブラシでケア

クレープソールにこびりついた汚れは…

シュムッツブラシでケアしてきれいになるクレープソール

ブラシ後方部分でこそぎ落とします。

シュムッツブラシの持ち手でケアされるクレープソール

仕上げにココナッツファイバーでブラッシングすればきれいに。

クレープソールをケア中のシュムッツブラシ

仕上がりはこんな感じ。

シュムッツブラシでクリーニングした後のクレープソール

クレープソールの黒ずみはさすがに落ちませんが、汚れやゴミは落とせています。

その証拠にこちら。

シュムッツブラシでお手入れした後の砂やゴミ

色々と落ちていますね。

クレープソールは履いているとき、特に汚れが付きやすい靴底です。

シュムッツブラシで定期的にクリーニングして清潔に保ちましょう。

リッジウェイソール

靴底にあぜ道のような模様が入った特徴的なソールがリッジウェイソール。

シュムッツブラシとリッジウェイソール

リッジウェイソールのクリーニングにはシュムッツブラシが最適です。

リッジウェイソールをはじめとしたゴムソールはグリップ力を確保するため、深い溝が入っているのが一般的。

  • ダイナイトソール
  • ビブラムソール
  • SGソール

など。

いずれも深い溝が入っています。

シュムッツブラシはそういった溝にもしっかり入り込み、汚れや泥をかき出します。

シュムッツブラシの先端で深い溝をクリーニング

ココナッツファイバーの強く細い毛先が汚れをしっかりかき出していきます。

シュムッツブラシでケア中のゴムソール

また、溝に入り込んだ小石はブラシ毛だけではいかんともしがたいです。

ソールの溝に食い込んだ小石

シュムッツブラシの持ち手のエッジ部分でケア。

シュムッツブラシ持ち手後方部分でかき出される小石

エッジ部が溝にハマってしっかりかき出せます。

先端部分でほじくっても良し。

シュムッツブラシ持ち手の先端でかき出される小石

ブラッシング後はご覧の通り、きれいになりました。

お手入れ後のゴムソールかかと

リッジウェイソールは溝が細かいため小石が挟まりやすいです。

リッジウェイソールお手入れ後に出てきたゴミや小石

シュムッツブラシの持ち手部分を駆使すれば、きっちりクリーニング可能です。

シュムッツブラシでクリーニングした後のリッジウェイソール

ブラシと持ち手、両方を活用すれば、特殊な模様のリッジウェイソールが清潔に。

靴裏をきれいにすれば気持ちもスッキリ。

これからも気持ち良く靴を履けます。

シュムッツブラシはコバもきれいにできる

シュムッツブラシはソールと同じ要領でコバ周りをきれいにクリーニングできます。

ソール同様に、革靴の部位の中でコバは汚れやすい箇所。

汚れたコバやヒール側面はシュムッツブラシで簡単に清潔になります。

シュムッツブラシと革靴の汚れたヒール

シュムッツブラシでブラッシングすると…

シュムッツブラシでコバ周りをクリーニング

こびりついた泥汚れを強力に除去。

革靴のきれいになったヒール

つま先の汚れも同じようにクリーニング可能です。

革靴の汚れたコバ

ココナッツファイバーブラシの強力なコシによって汚れをキッチリ除去。

革靴のきれいになったコバ

ブラッシングだけの簡単作業でここまで落ちるのはさすがと言わざるを得ません。

コバは靴の輪郭ともいうべき部位。

汚れていると、革靴の雰囲気がイマイチ引き締まりません。

タピールのシュムッツブラシでコバをきれいに・清潔に保ち、お気に入りのシューズの美しいたたずまいを保護しましょう。

シュムッツブラシで靴裏をきれいに保てばアッパーのケアも捗る

本記事ではタピールのシュムッツブラシについて詳細と使用感をレビューしました。

靴裏専用のクリーニングブラシであるシュムッツブラシは、ココナッツファイバーのブラシ毛で非常に硬くコシのある毛先が特徴。

靴裏の汚れや泥を強力に落とせます。

持ち手は独特なデザイン。

エッジ部分を使えば、ブラシ毛で落ち切らない汚れをこそぎ落とせます。

  • 革底
  • ゴム底
  • スニーカーソール

革底なら何でもOK。

あらゆる靴底をクリーニングできます。

ただ、靴底の場合はゴシゴシブラッシングすると革がポロポロ削れていくため、寿命を縮めることに…。

革製の場合は力を込めすぎず、落ちない汚れや泥はクリーニングシートや靴クリーナーで落とすのがおすすめです。

とはいえ、シュムッツブラシの汎用性の高さとクリーニング効果には目を見張るものがあります。

1本持っておいて損はないブラシです。

シュムッツブラシを活用して靴裏のクリーニングをはかどらせましょう。

それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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