小ぶりで持つ喜びを感じるシステム手帳が欲しいなら。
ロロマクラシックのM5サイズがおすすめです。
上質なロロマレザーを使った革手帳で、使えば使うほど光沢を増していきます。
M5サイズのコンパクトサイズでジャケットやパンツのポケットに入るのが魅力。
いつでもどこでもサッと取り出して、メモ書きや予定の確認が可能です。
推し活手帳としても良し。
11mmのリング径に豊富なカードポケットで収納力は申し分なし。
M5サイズとしては充実の収納力を持つ手帳ですよ。
本記事ではM5サイズのロロマクラシックの詳細をレビューします。
- コンパクトで上質なシステム手帳を探している
- 携帯用の手帳を新調したい
- ロロマクラシックのM5サイズの詳細が知りたい
携帯性抜群のコンパクトなシステム手帳
システム手帳は仕事やプライベートの予定やToDoリスト、メモをまとめて管理するのに便利な道具。
大きめのA5サイズから最も小さいM5まで、サイズ違いの展開があります。
A5はタップリ書き込めますが、重さと大きさがあり、携帯には不向き。
自宅で活躍させることに向いています。
一方のM5サイズはA5とは逆の特性。
つまりは、書き込める面積は減るものの、軽くコンパクト。
M5サイズは携帯性に優れます。
コンパクトなシステム手帳はM5だけではなく、M5よりも一回り大きいM6サイズも一般的。
さすがにバイブルサイズは携帯性に優れるとは言えないので、このくくりには入れません。
ということで、M5とM6のシステム手帳はそのコンパクトサイズゆえに持ち歩きに便利と言えます。
どうせ持つなら気分の上がるシステム手帳を選びたい
携帯性に優れるコンパクトサイズのシステム手帳。
世の中には多くのシステム手帳があります。
M5サイズやM6サイズに絞っても、選択肢は本当に多様です。
デザインに凝ったもの、シンプルなもの。
黒やネイビーのシック系、イエローやレッドの個性に富んだ手帳カバーも。
そして、手帳カバーの素材にも選択肢が。
革、合皮、プラスチック。
せっかく使うのですから、自分が気に入る、気分が高揚するシステム手帳を選びたいです。
好きなカラーにビビッと来るデザイン、そして上質な素材…。
それらすべてを満たすシステム手帳を使いたくなりますよね?
ロロマクラシックM5レビュー
好きな色に、洒落たデザイン、上質素材ときたら。
チェックして欲しいのがロロマクラシックです。
豊富なカラー展開に、見方によっては魔導書のような目を惹く外観。
それでいて、老若男女が持っていても違和感のないデザイン。
それは上質で上品な印象のロロマレザーによってバランスが保たれています。
見事に調和がとれている手帳。
それがロロマクラシックです。
この度、ロロマクラシックのM5サイズを購入したので紹介しますね。
まずは開封から。
赤のパッケージ。
サイドにはロロマクラシックの文字。
レイメイ藤井の商品。
- 紙・文具・事務機のメーカー
- オフィス用品全般の販売も手掛け商社の機能を兼ね備える
- システム手帳「Davinci」などのオリジナル文具を展開
ロロマクラシックのブルーです。
型番はDPM3034A。
パッケージを開けてみます。
不織布の中の本体。
そして、保証書在中。
革の詳しい説明書きも。
こだわりの革種、ロロマレザーを使っているのですが、詳細はまた後ほど。
まずは手帳本体を見ていくことに。
出ました。
ロロマクラシックのM5。
Davinci純正のメモリフィルが同梱しています。
付属品に触れるのはこのくらいで…。
本体に迫ります。
特徴的な見た目です。
ですが、しっかりシステム手帳のロロマクラシック。
サイズの大きいA5サイズは「魔導書」なんて言われることもある、そんなデザイン。
決して華美ではない、センスが光る良い感じのデザインです。
ロロマクラシックはDavinciの最上級ライン、
- Davinci GRANDE(ダ・ヴィンチグランデ)
シリーズに位置します。
ロロマクラシックは、磨くと宝石のようなツヤが出るシステム手帳。
たっぷり染みこんだオイルとワックスによって、革自体に上品な光沢が出るのが特徴のシステム手帳。
価格は16,500円です。
M5手帳としては結構高め。
しかし、満足感は価格以上。
それはこの後のレビューで分かるかと。
カラー展開は以下の通り。
- ブラック
- ダークブラウン
- ブラウン
- ブルー
- グリーン
- レッド
多様な色から好みのカラーを選べます。
背面はこちら。
シンプル過ぎない見た目で、飽きの来ないデザインに仕上がっています。
手に持ったサイズ感はこのように。
非常にコンパクトです。
携帯にピッタリ。
ジャケットのポケットにも無理なく入る大きさです。
厚みは割りとあるため、スタイリッシュに持ち運ぶというよりは、愛らしい相棒とともに出掛ける、そういった使用イメージです。
青の革ですが、白味を帯びています。
ブルームがあるためです。
- 油分の白い粉
- 革内部に浸透していた油やロウが凝固化して白く浮き出るため
これもまた、ロロマクラシックの革種ゆえ。
ロロマレザーの特徴は後でまとめて紹介するとして…。
ロロマクラシックはベルトで留める形式です。
ベルトループが付いています。
ロロマクラシックの内側には、銀色のバインダーリングが。
11mm径のリングです。
M5サイズのリングとしては一般的な大きさです。
購入時にはカードポケットにDavinciのブランドカードが収納されています。
特に使い道はないですが、なんとなく、新品を買った満足が得られます。
宝石のようなロロマレザー
ロロマクラシックという名称は使用している革に由来しています。
使っている革はロロマレザーです。
磨くと宝石のようなツヤが出るのがロロマレザーの特徴。
とはいっても、購入したばかりのときはツヤはほぼありません。
と思ってしまいますが、経年変化で徐々に光沢が表れるのがロロマレザーの特徴です。
ロロマレザーは日本製のフルベジタブルタンニンレザーの1種。
いわゆる、
- ヌメ革
というやつです。
東京の浅草にあるメーカーが作るオイルレザーがロロマレザー。
なぜ、
- ロロマ
というのか、について。
ロロマの名前の由来は、インディアン・ジュエリーのカリスマ、
- チャールズ・ロロマ氏
に由来します。
ジュエリーのような美しい革。
それがロロマレザーと名付けられた背景です。
宝石のように、美しい革を作るという意味を込めた名称がなんだか愛らしく感じます。
チャールズ・ロロマ氏は先住民の民芸品だったインディアン・ジュエリーをコンテンポラリー・アートに高めて世に広めた賢人。
後世のジュエリーアーティストの道を拓いた偉大な人物です。
さて、ロロマ氏の名を冠したロロマレザーの特徴をもう少し詳しく説明すると。
職人の手作業で1枚1枚、丁寧にロウを塗り込んで作っているのがロロマレザー。
純国産の革。
植物性タンニンでなめした牛革です。
ロウを塗り込んでいるため、ワックス仕上げされた革ということです。
革として豊富なカラー展開がある革種でもあります。
- 黒
- ネイビー
- サーペンタイン
- チョコ
- レッド
- レンガ
- ブラウン
- イエロー
- ナチュラル
- グリーン
- プルーニャ
- ブルー
- ターコイズ
- スギライト
- モルダバイト
- コーラル
- エスメラルダ
- アージェント
と非常に多様です。
ロロマレザーを贅沢に使ったこだわりのシステム手帳がロロマクラシックです。
厚みがある原皮を使ってなめしているため、通常のタンニンなめしよりもかかる時間が約1.5倍。
手間をかけて作っているのです。
ロロマクラシックの特徴は革自体の輝き。
使い続けることで徐々にツヤが出てきます。
さらに、磨くことで革の中のオイルが表面に浮き出し、宝石のような光沢が出てきます。
国産ステアハイドをタンニンで2回なめした上で、オイルとワックスをたっぷりと染み込ませた革は重厚な印象。
ブライドルレザーと似た性質を持った革種ですね。
先ほど触れた通り、革表面に革中のワックスが粉上に噴き出た、
- ブルーム
が特徴の1つ。
革本来の色から白味が強く見えます。
元々、厚みのある成牛の革を使っているため、通常のタンニン鞣しに比べて1.5倍の時間をかけて仕上げており、手間をかけた革です。
油分をたっぷり含んでいるため、ブラシで磨くと宝石のような強いツヤが現れるのが魅力。
はじめはマットですが、使い込むうちに経年変化が楽しめます。
ロロマレザーは姫路のタンナーでにて作られている貴重な国産レザー。
国産革ならではの丁寧なモノづくりが垣間見えます。
購入したばかり、未使用のロロマレザーはマットな風合い。
自然な表情が控え目な印象を受けます。
経年変化は比較的早く、使い始めるとすぐに表情の変化を感じ取れます。
ブラシやクロスで磨くことでもツヤが出る、特徴的な革です。
耐久性の高さも魅力です。
ロロマレザーは高品質の原皮を使用し、かつ厚いため、劣化しにくいです。
変色のリスクも低いことがメリット。
ロロマレザーは頑丈でありながら、非常に滑らかで柔らか。
優しい手触りです。
高級な感じが手の感触からも伝わってきます。
革自体が堅牢で丈夫。
末永く愛用できるのは何よりの魅力。
5年、10年と使い続けられるため、経年変化を楽しめます。
11mm径のリング
ロロマクラシックM5のリングは11mmです。
バイブルサイズやA5サイズはリングサイズに選択肢があり、綴じるリフィルの枚数によって選べますが、M5サイズは11mm統一。
コンパクトなサイズに合わせたリング径を採用しています。
バインダーリングはクラウゼ社のもの。
高品質でおなじみ、高級手帳に採用されていることが多いリング。
ロロマクラシックも、当然のようにクラウゼリングを使っています。
リングが当たる部分には、リング跡が表の革に表れないように当て革が付いています。
有難い作りです。
せっかくの美しいロロマレザーですから、アバラ化はさせたくないですからね。
クラウゼリングは開閉がラク。
上下を押せば、軽やかにリングが開きます。
かといって、ゆるいわけではなく。
絶妙な塩梅。
開きたいときにはストレスなく開きますし、勝手に開いてリフィルがバラバラになることはない、良い感じの使い勝手です。
いわゆる高品質なシステム手帳には、クラウゼリングが使われているのも納得の出来。
ロロマクラシックの使い心地の良さを支える機能の1つです。
所有欲を満たすディティール
ロロマクラシックは細部にもこだわりが詰まっています。
たとえば、これ。
ダ・ヴィンチグランデの刻印が入っています。
レイメイ藤井のブランドライン、Davinciの最高ランクシリーズである証です。
こちらの刻印、輪郭がクッキリハッキリ。
美しいです。
刻印1つとっても、感動する仕上がりです。
見惚れます。
そして、縫製が丁寧。
縫いがきれいだと見た目が美しいだけでなく、丈夫さにも貢献。
ほつれにくく、堅牢な作りに寄与する仕様です。
ロロマレザーの美しさをより際立たせています。
豊富なカードポケット
ロロマクラシックの特徴は豊富なカードポケット。
全部で4つのポケットがあります。
表には3つ。
クレジットカードサイズのポケットが2つに、少し大きめのポケットが1つ。
裏側にはポケットが1つで、表と裏で計4つのポケット構成。
カードだけでなく、A7サイズの綴じノートが挟めるのでシステム手帳としての機能の幅が広がります。
M5サイズのシステム手帳は挟めるリフィルにどうしても制限がありますから、拡張性を持たせられるカードポケットはありがたい仕様です。
太めのペンも入る可動式ペンホルダー
ロロマクラシックの背面には、可動式のペンホルダー付き。
手帳背面にペンホルダーの革が収納されており、手で引き出して径を調整します。
こんな感じで。
最大14mmの径のペンが入るペンホルダーです。
太軸のペンがすっぽり入ります。
太軸ペンで高い人気を誇るカヴェコスポーツもOK。
可動式ペンホルダーのため、径を絞れば細いペンもジャストフィットします。
ペンの太さに合わせて自由に調整できる点が非常に優秀です。
| 項目 | 仕様 |
| カラー展開 | ブラック ダークブラウン ブラウン ブルー グリーン レッド |
| サイズ | 幅:94mm 高さ:120mm 厚さ:24mm |
| 重さ | 108g |
| 素材 | 牛革 |
| リング径 | 11mm |
| その他機能 | 可動式ペンホルダー(径14mmまで対応) |
ロロマクラシックM5のサイズ感
ロロマクラシックM5の特徴の1つがコンパクトサイズであること。
システム手帳のサイズ展開の中では最小です。
ただ、ロロマクラシックの中では最小サイズでも他のシリーズのM5と比べると、少し大きめ。
薄くてコンパクトサイズなのが売りのプロッターのM5と並べると、こんな感じ。
ロロマクラシックは一回り程度大きいです。
中のリフィルは変わらないので、単純にカバー部分の面積が大きめになっています。
厚みもロロマクラシックが勝利。
あくまでプロッターと比べると、ですが。
ただ、この厚みがコロンとした可愛らしさを演出しています。
プロッターのスタイリッシュさに対して、ロロマクラシックの愛らしさときたら。
たまりません。
内側のカードポケットは、やはりロロマクラシックの便利なポイントです。
サイズを多少犠牲にして大きくなっても、だからこそ収納力があります。
リフィルを充実させたいならロロマクラシック。
プロッターに比べれば大きめですが、とはいえ、M5はM5。
コンパクトサイズでジャケットやパンツのポケットに入るため携帯性は抜群。
ロロマクラシックの見た目と厚みと収納力、そして携帯性。
それらのバランスが非常に素晴らしいです。
セットアップしたM5ロロマクラシック
では、M5ロロマクラシックをこれから使っていくべく、セットアップ。
ペンを入れてリフィルを入れて。
こちらです。
良い感じ。
システム手帳感が一気に出ましたね。
リフィルで形成された断面、美しいです。
逆サイドも。
丸みを帯びた革カバーが可愛らしく、持つ喜びを高めてくれます。
機能性も良く、年間のダイアリー手帳をカードポケットに挟んでも良し。
ダイアリー系のリフィルをリングに入れると、それだけでスペースを圧迫して他の挟むべきリフィルが収納できないことがあります。
ノート型ダイアリーの表紙をカードポケットに通して収納すれば、リング径を圧迫せず、たくさんのリフィルを利用できます。
ダイアリーノートを挟んだことで、よりパンパンに。
良い感じの詰め具合。
カードポケットがあると、綴じノートも併用できるからありがたいです。
いつでもどこでも持ち歩いて、スケジュールを確認したり、メモを取ったり。
非常に便利です。
ロロマレザーの美しさを外出先でしっかり堪能可能。
カフェでのひととき、ロロマクラシックを眺めているだけでも優雅な時間を過ごしている感覚に。
M5のロロマクラシックは、手帳時間を今まで以上に上質なものにしてくれます。
携帯性を求めるならいつかは行きつく!M5のロロマクラシック
本記事ではダヴィンチグランデのロロマクラシックM5サイズをレビューしました。
ロロマクラシックはダヴィンチの最高級ライン、
- ダ・ヴィンチグランデ
のシステム手帳。
名前に冠したロロマレザーを使った革製手帳です。
ロロマレザーは使い込むことで宝石のようなツヤを放つ革種。
ロロマレザーを使ったロロマクラシックもまた、上品なツヤを放つポテンシャルを秘めています。
使い始めは表面がブルームに覆われて白っぽい風合い。
しかし、使っていくうちにどんどんツヤを増し、カラーも鮮やかに。
育っていく様子を間近で見れます。
M5サイズのコンパクトさは、いつでもどこでも持って行けるため、エイジングが進みやすくロロマレザーの質感の変化を存分に楽しめるのも魅力。
ロロマクラシックの美しさと可愛らしさ、そして、格好良さをその身で感じてみてください。
持つ喜びと使う楽しさが存分に味わえますよ。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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