革財布に小銭を入れていると直面する問題…。
それは、
- 財布が汚れる
こと。
小銭は人から人へ頻繁に渡り歩きます。
それにともない、たくさんの汚れも一緒に連れてきてしまうのです。
だからこそ、小銭入れは汚れやすい運命にあります。
でも、それを放置していると汚れが財布に定着。
革の風合いをそこねてしまいますよね?
財布をいつまでもきれいに保つため、定期的に汚れを落とすのをおすすめします。
汚れを落とすために使うのが、
です。
デリケートクリームといえば、革に栄養を与えられる革のケア用品ですが、汚れ落とし効果もあります。
本記事ではデリケートクリームを使って小銭で汚れた革財布をきれいにする方法を紹介します。
小銭入れにたまる汚れ
コインケースや財布の小銭を入れるポケットは汚れやすいですよね?
こんな風に汚れがたまります。
それはなぜか?
小銭は想像以上に汚れているからです。
小銭はお金のやり取りの際に、人から人へと渡り歩いていきます。
それにともなって、小銭に手垢や油汚れが付いてしまうのです。
また、小銭が酸化することでサビが発生するのも原因の1つ。
サビが堆積して小銭が黒ずみ、汚れていきます。
小銭に被膜となって付いている汚れが、酸化によるサビと相まってどんどん蓄積されていき、小銭は日々汚れをため込んでいくというわけですね。
汚れた小銭を入れる財布にも、汚れの影響は表れます。
その影響とは、
- 小銭入れがものすごく汚れる
ということ。
小銭の汚れが小銭入れや財布の小銭用ポケットに移り、大切な財布がガッツリ汚れてしまうのです。
小銭入れの汚れやすさはお札入れやカード入れとは段違い。
放っておくと、小銭入れにどんどん汚れがたまります。
小銭で汚れてしまった財布、キレイにしたいですよね?
小銭汚れを落とせるデリケートクリーム
小銭入れが革製の場合、汚れ落としには、
- コロニルのデリケートクリーム
が使えます。
デリケートクリームを紹介する前に、まずは汚れ落としの基本的な考え方について少し触れておきます。
汚れを落とすために思いつく手段としては、
- 水拭き
が頭に浮かびますす。
大掃除で床やホコリをかぶったものを水拭きするのはよくやることです。
- 水拭きすると汚れは落ちる
当たり前っちゃ当たり前。
常識レベルですね。
ですが、革は水に弱く、水拭きすると革の潤いが失われます。
と思ったとき。
登場するのが、先ほど名前をあげたデリケートクリームというわけ。
デリケートクリームは革の汚れ落としにピッタリのアイテム。
レザークリーナーに位置付けられる道具です。
デリケートクリームは多量の水分を含みつつ、それでいて油分も含んでいるため、革の栄養補給効果もあります。
デリケートクリームを含ませたクロスで小銭入れを拭き上げてあげれば、水拭きの汚れ落としと保革が同時に可能。
しかも、デリケートクリームの油分は小銭入れに付いた皮脂由来の汚れを落とす効果もあります。
小銭は人が触れるため、皮脂も無視することができない小銭汚れの原因。
まさに、革の小銭入れの汚れ落としにピッタリなのがデリケートクリームなのです。
小銭入れの汚れはしつこい
小銭入れの汚れは時間が経つと頑固で落ちにくくなります。
乾拭きや水拭きでは取れなくなる場合も…。
コロニルのデリケートクリームは界面活性剤と有機溶剤が配合されているため、汚れ落とし効果が高め。
海面活性剤と有機溶剤、どちらも汚れ落としと脱脂に使われるクリーニング成分の定番ですからね。
乾拭きや水拭きでは落ち切らない小銭入れ内部の汚れが落ちやすくなります。
布で軽く拭いても汚れが落ちないときは、コロニルのデリケートクリームを試してみてください。
デリケートクリームで小銭入れの汚れを落とす方法
ここからは、小銭入れの汚れを落とす過程を画像付きで説明していきます。
先ほど、汚れた中身をお見せしたのがこちらの小銭入れ。
国内ブランドのブルーナボインが手掛けるパイソンレザー(ヘビ革)のコインケースです。
小銭入れをきれいにするための道具
上記の小銭入れの汚れを落としていくのですが、まずは使う道具の紹介から。
- クロス(布地)
- デリケートクリーム
- ティッシュ
クロスとデリケートクリームは、革のお手入れをするときに出番が多いケア用品なので毎度おなじみ感がありますね。
デリケートクリームはもちろんですが、今回のポイントはティッシュ。
小銭の汚れは財布に移りやすいですが、その分、簡単に落ちる汚れも多いです。
そのため、最初はティッシュを使ってある程度汚れを落とし、その後にデリケートクリームとクロスを使って詰めの汚れ落としをしていきます。
クロスがすぐ汚れて真っ黒にならないようにするための対策としてティッシュを使います。
お手入れによってひどく汚れたクロスは洗濯を!クロスの手洗い方法を見る
小銭入れの汚れを落とす手順と実践
小銭入れの汚れを落とす手順は以下の通り。
- ティッシュで汚れ落とし
- デリケートクリームとクロスで汚れ落とし
- クロスで拭き上げ
5分で終わる簡単工程です。
それでは、やっていきましょう。
ティッシュで汚れ落とし
まずはティッシュで小銭入れに付いた汚れを落とすところから。
軽くこすって汚れをこそぎ落とします。
強くこすりすぎると革の色が落ちてしまうことがあります。力を加えすぎないよう注意しましょう。
汚れ落とし後のティッシュはこのような状態に。
汚れがティッシュに移っていますね。
これだけでも小銭入れの汚れはだいぶ落とせました。
こまめにケアをすれば、この工程だけでも小銭汚れの蓄積は防げます。
デリケートクリームとクロスで汚れ落とし
ティッシュで軽く汚れを落とした後は、クロスにデリケートクリームをつけてさらに汚れを落とします。
クロスを指に巻き付けまして…
クロスにデリケートクリームを付けます。
コロニルのデリケートクリームは汚れ落とし効果が高く、革製品の汚れ落としにピッタリです。
クリームを付けたクロスを使って、小銭で汚れた革部分を拭いていきます。
小銭入れの奥の方や折り目部分は汚れがたまりやすい箇所。
しっかりとすみずみまでクロスを入り込ませましょう。
一通り小銭入れを拭き終わり、クロスを確認してみると…
キッチリ汚れが取れていますね。
コロニルのデリケートクリーム中の溶剤と界面活性剤のおかげです。
クロスで拭き上げ
デリケートクリームを付けたクロスで汚れを取った後は、クロスで乾拭きします。
小銭入れに残ったデリケートクリームを拭き上げて仕上げます。
小銭入れの湿り気がなくなればOK。
これにて作業終了です。
汚れ落とし後の小銭入れはこのような状態に。
小銭汚れの黒ずみがなくなっているのがわかります。
小銭入れの汚れは除去できたのかを作業前後で比較
汚れ落とし前後で小銭入れ内部の状態を比較すると違いが良くわかります。
お手入れ前後の写真を並べてみましょう。
上の画像が汚れ落とし前。
下の画像が汚れ落とし後です。
革の発色の良さがよみがえり、美しさが復活しました。
今回お手入れした内側に明るい色味を持つ小銭入れの場合、汚れが目立ちやすいです。
そのため、定期的なお手入れをおすすめします。
革がきれいだと経年変化の具合もわかりやすくなります。
小銭入れの汚れを落として財布を快適に使おう
本記事では小銭入れの汚れ落としの方法を紹介しました。
小銭は汚れが付きやすいため、小銭入れも汚れやすいもの。
だからこそ、こまめにお手入れをして定期的な汚れ落としをするのが重要。
ティッシュで軽く拭くだけでも効果がありますので、気付いた時にサッと汚れを拭き上げてあげるだけでも、小銭入れの状態は良くなります。
デリケートクリームを使えばなお良しです。
ぜひ試してみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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