そんな疑問にお答えします。
実際に愛用した上での結論として、ダンスコの寿命は、
です。
履き方によって前後しますが、実際、僕が愛用しているダンスコのプロフェッショナルオイルドは8年間履き続け、いまだにガタが来ていません。
ある部分を除いては…。
アッパーとソールは高耐久で8年間履いても目立った劣化はないです。
ただし、履き口が加水分解でボロボロと崩れてきます。
見た目を気にする人は買い換えたいと思うでしょう。
しかし、履き口の見た目さえ気にしなければ、10年レベルで愛用できます。
もちろん、普段のケアあってのことですけどね。
ということで、本記事ではダンスコの靴の寿命を実際の状態を見ながら解説していきます。
- ダンスコの靴を買おうか検討中
- ダンスコの靴ってどのくらい愛用できるの?
- 8年間履いたダンスコの靴の状態を詳しく知りたい
ダンスコの靴はラフに履けて快適
ダンスコ(dansko)の靴はラフに履ける快適性が魅力です。
というのも、こちらの靴。
ダンスコの靴の代名詞、プロフェッショナルオイルドです。
靴紐がなく、そのまま足を突っ込んで履けるスリッポン型で、スピーディに履けます。
また、プロフェッショナルオイルドは足の甲部分を履き口に引っ掛けてフィット感を得るため、かかとや足の側面が窮屈でなく、履いていてラク。
歩き続ける、立ち続けるといったことを長時間しても足が疲れにくい靴です。
ダンスコはタフな靴
ダンスコの靴はとてもタフ。
プロフェッショナルオイルドのアッパー(甲革)にはオイルドレザーを採用。
油がたっぷり染み込んでいるため防水性が高く、雨の日でも安心して履けるのです。
通常の革よりもラフに履けるということ。
細かな傷が付いた場合、ブラッシングすれば目立たなくなるのでいつまでもクリーンな印象をキープできるのもオイルドレザーのメリット。
紳士靴のようなエレガントさはないものの、
といった日常使いに活躍する便利なシューズです。
ダンスコの寿命を8年間履いたプロフェッショナルオイルドで解説
ダンスコの靴は頑丈なのでガシガシ履けます。
ヘビロテ必至の便利なシューズです。
便利で頼れる靴だからこそ、
と靴の寿命が気になってきますよね?
この項目では、僕が8年間愛用したダンスコのプロフェッショナルオイルドがどのような状態なのかをお見せします。
結論としては、履き口部分の劣化があり、見た目を損なっているのが事実。
しかし、アッパーやソールはまだまだ現役。
そんな状態です。
では、確認していきます。
まずは全体像。
パッと見たところでは異常らしい異常はありません。
細かなところでは劣化しているポイントがところどころあります。
一緒に見ていきましょう。
アッパー
アッパー(甲革)はいたってきれい。
さすがはオイルドレザー。
耐久性が高いおかげで、8年履き続けたとは思えないほどの美しいツヤを放っています。
アッパーの履きジワは左右で異なり、左足でより深くなっているのが分かるかと。
おそらく、僕の足のサイズが左右で少し違うのが原因でしょう。
僕が履いているダンスコのサイズは40。
そして、以下が僕の足のサイズ。
ご覧のように、左の足の長さが右よりも短め。
そのため、左側の靴は足との間に空間が生まれやすく、革がより屈曲しやすくなった結果かと。
これもまた、僕だけの経年変化として気に入っています。
履き口
こちらのダンスコの靴、先ほどお見せしたようにアッパーはきれいなのですが…。
問題はこちらです。
履き口の部分。
ボロボロです。
ところどころコバのパイピング剥がれがあります。
- 革の端を別の素材やテープで包んで縁取りしたディティールを指す
- 触れ止めや装飾の意味合いがある
実は、パイピング部分は革ではありません。
合皮(PUレザー)です。
合皮はポリウレタンを含んでいるため、時間が経つと劣化してしまいます。
空気中の水分と反応して加水分解するからです。
スニーカーのソールがボロボロになるのと原理的には同じ。
長く履き続けると避けようがない現象です。
これまでは補色クリームや補修用パテで剥がれた箇所を埋めていましたが、だんだんとごまかしがきかなくなってきました。
ヒールの縫い目部分も剥がれによって白っぽく変色しています。
靴のもともとの色が黒なので、剥がれによって露わになった白の下地は目立ちますね…。
インソール
インソールは一切劣化を感じません。
ダンスコのプロフェッショナルはインソールにブランドロゴを刻んでいるため、プリントロゴのように剥がれず、見た目を損ないにくいのです。
インソールは靴を脱いだときに見える部分。
靴を脱いだり履いたりする機会が多い日本では、意外と目にする機会が多いです。
インソールが汚いと、
という印象を周囲に抱かせることに…。
長期間愛用し続けてもインソールがきれいなままなのは、地味に嬉しいポイントです。
アウトソール
続いて、アウトソール部分。
かかとが削れるのは靴の宿命です。
ダンスコの靴もその例にもれず。
たしかに削れてはいますが…。
ガシガシ履き続けているわりに、削れの程度はひどくはないかと。
ダンスコのプロフェッショナルはもともとかかと部分が反っているため、一般的な革靴よりもかかとの削れが目立ちにくい点があります。
それを踏まえても、8年履いてこの程度の削れでおさまっているのが素晴らしいです。
もちろん、ソールの修理は8年間1度もしていません。
つま先部分も削れてはいますが…。
こうやって置いてみると…
まったくと言って良いほど目立ちません。
ソールだけならまだまだ現役継続可能です。
こうしてダンスコのプロフェッショナルの各部分の劣化具合を見てみると、履き口部分だけに目立った劣化があるのが分かります。
ただ、履き口部分も見た目が損なわれているだけで、機能的には何の問題もありません。
ということは、履き口のパイピングの劣化だけに目をつぶれば、これからも愛用可能ということです。
ダンスコのプロフェッショナルは8年間履き続けた愛着がありますから、お役御免ではなく、
- ちょっとそこまでのワンマイルシューズ
- 雨の日用のレインシューズ
として、まだまだ活躍させていきます。
履き口以外はまだまだ現役なのにお別れするのは忍びないですし、もったいないですからね。
ダンスコは履き口の劣化具合で履き続けるか検討するのがおすすめ
本記事ではダンスコの靴の寿命と耐久性について書きました。
実際に8年間愛用し続けているダンスコのプロフェッショナルは、履き口のパイピング剥がれが気になるところ。
見た目が美しくないです。
しかし、履き口以外は目立った損傷や劣化がなく、まだまだ現役状態。
アッパーのオイルドレザーは素材の高耐久性がいかんなく性能を発揮し、きれいな状態をキープ。
インソールも同様に、一切の劣化がありません。
アウトソールはかかとやつま先の削れこそあるものの、とりわけガタが来ているわけでもなく。
履き口の見た目にさえこだわらなければ、これからも引き続き愛用できます。
ダンスコのプロフェッショナルの値段は3万円以下。
その価格で10年近く履けるのですから、素晴らしいコストパフォーマンスです。
逆に、靴の見た目にこだわりたい人は、
を検討するのがおすすめです。
いずれにせよ、間違いなく数年は履けるダンスコのシューズ。
気になった人はぜひチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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