お店にズラッと並んだ靴。
その中で気になったものを見つけて靴のサイズを見たら、なじみのない数値が…。
あなたが欲しいその靴。
日本のサイズ表記に直すと何センチになるのでしょうか?
日本ではセンチメートル表記が一般的な靴のサイズ表記。
しかし、船来品の靴やグローバルに展開している靴ブランドの場合、
- UK(イギリス)サイズ
や、
- EU(ヨーロッパ)サイズ
はたまた、
- US(アメリカ)サイズ
で記載されている場合が多いです。
革靴のサイズは上記の通りややこしいですよね?
ということで本記事では、日本の表記と海外の表記について靴のサイズの換算表をお示しします。
日本 | UK | EU | US |
24.5 | 5.5 | 40 | 6.5 |
25.0 | 6 | 40.5 | 7 |
25.5 | 6.5 | 41 | 7.5 |
26.0 | 7 | 41.5 | 8 |
26.5 | 7.5 | 42 | 8.5 |
27.0 | 8 | 42.5 | 9 |
27.5 | 8.5 | 43 | 9.5 |
28.0 | 9 | 43.5 | 10 |
28.5 | 9.5 | 44 | 10.5 |
29.0 | 10 | 44.5 | 11 |
29.5 | 11 | 45 | 12 |
以下では海外サイズ表記について詳しく述べていきます。
革靴のサイズ表記の種類
革靴のサイズ表記にはさまざまな種類がありますが、今回はメジャーどころである3種のサイズ表記について述べます。
- UKサイズ
- EUサイズ
- USサイズ
アルファベットが並んでいますね。
実はコレ、国名や地域を表しています。
UKサイズ
UKサイズとはイギリスのサイズ表記法を示します。
- United Kingdom
略して「UK」です。
UKサイズの表記の単位は「インチ」。
例えば革靴に「UK8」という表記があったのなら、その革靴はイギリス規格で8インチのサイズということです。
イギリスのインチ表記はかかとの端から4インチ(約101.6mm)を始点として、そこを基準に1/3インチ(約8.5mm)を1単位として1、2、3…と数字が大きくなっていきます。
そして、12まで増えたとき、1度0まで戻ります。
新たに1/3インチずつ刻み、また1、2、3…と再び数字が増えていくわけです。
さらに、14まで数えたとき、再度0に戻って読み替えます。
またまた1/3インチごとに1、2、3…と数字を数え、ここまで来たら数字の読み替えはありません。
そこで数えた数字がサイズ表記となります。
インチサイズ表記にはハーフ(0.5)サイズの設定があり、0.5は約4.6mmです。
例えば、サイズ7とサイズ7.5の違いは測長が4.6mm違う、ということ。
サイズ選びの参考となれば幸いです。
EUサイズ
EUといえば社会科でお馴染み、ヨーロッパ連合(European Union)ですよね。
EUサイズはイギリスを除いたヨーロッパのサイズ規格です。
実はこのEUサイズ、少しばかりややこしい表記なので、少し説明します。
表記は「40」など。
この単位は「センチメートル」です。
そんな疑問が浮かぶはず。
しかし、すでにお察しの通りそれは違います。
実は、EUのサイズ表記であるセンチメートルは日本のセンチメートルとは尺度が異なります。
日本のcm表記で2/3cm、つまり、
- 日本の「0.67cm」をEUサイズの「1cm」
として数えるのです。
つまり、EUサイズの40を日本のセンチメートル表記で表すと、
- 40×0.67=26.8cm
となるのですが、26.8cmというのは靴の捨て寸(つま先の遊び部分)を考慮していない長さです。
実際には、靴は捨て寸を取らなければ足が窮屈すぎて履けたものではないので、足のサイズとしては2~3cm程度小さい値となります。
ややこしいですが、EUサイズ40の場合、日本のサイズ表記に換算すると24.5cmに相当します。
とはいえ、インチ表記よりも分かりやすく、素直なサイズ表記と言えます。
なぜ2/3cmというと諸説あるのですが、ミシンの二重ステッチ縫いの長さが由来しています。
USサイズ
USサイズはUnited Statesの略。
ということです。
USサイズもUKサイズと同じインチ表示ですが、UKサイズとは若干値が異なり、同じサイズの靴でもUSサイズはUKサイズに比べて値が大きくなります。
UKサイズに比べてUSサイズは、
- 0.5(ハーフ)サイズアップ
するイメージ。
UKサイズで7なら、USサイズは7.5といった具合。
これは基準とする値の決め方がUKとUSで違っているためで、インチという長さの尺度の概念に違いはありません。
なぜそのような違いが生まれるかというと、先ほど紹介したイギリスサイズの数字の読み替え時に違いがあるから。
インチの読み替え時に1/12インチ(約2.1mm)かかと方向へ下がったところから読み替えるのです。
そのため、USサイズはUKサイズよりも大きめにサイズ表記になります。
海外サイズと日本サイズの対応表
では、ここから本題です。
海外規格で表記された靴のサイズを日本の一般的な表示規格である「cm」で表すと、どの位の大きさになるのか見てみましょう。
対応表は以下になります。
日本 | UK | EU | US |
24.5 | 5.5 | 40 | 6.5 |
25.0 | 6 | 40.5 | 7 |
25.5 | 6.5 | 41 | 7.5 |
26.0 | 7 | 41.5 | 8 |
26.5 | 7.5 | 42 | 8.5 |
27.0 | 8 | 42.5 | 9 |
27.5 | 8.5 | 43 | 9.5 |
28.0 | 9 | 43.5 | 10 |
28.5 | 9.5 | 44 | 10.5 |
29.0 | 10 | 44.5 | 11 |
29.5 | 11 | 45 | 12 |
表中の小数点以下の0.5についてはメーカーによっては「H」と表示されている場合があり、half(半分)という意味です。
7Hなら7.5を意味します。
上記の表を見れば、
大まかにイメージできますよね。
サイズ表記はあくまで目安
ここで1つ注意点が。
靴のサイズ表記はあくまで目安です。
足の形には個人差があり、シューズメーカーが異なると、同じサイズ表記でも実際に履いた時のサイズ感が違うということも珍しくありません。
表記サイズを換算した後は、そのサイズを基準として試着をすることをおすすめします。
革靴の場合はワイズ(足囲)も考慮しなければいけないので、サイズ(足長)だけでは判断できないことも多いはず。
最適な履き心地を得るためには、妥協せず見極めることが重要です。
最適なサイズ選びで快適なシューズライフを送ろう
本記事では靴のサイズについて、海外サイズと日本サイズの表記の違いを説明しました。
革靴やスニーカーは欧米文化発祥ということもあり、海外サイズ表記の靴は比較的多いです。
だからといって海外サイズ表記の靴を敬遠する必要はなく、サイズ換算で大まかな靴のサイズに当たりをつけて、ガンガン試着してみましょう。
革靴のサイズ感はシューズメーカーのよってまちまちなので、数値だけでは判断しにくいところもあります。
サイズの数値はあくまでも基準として参考程度に、あとはフィッティング勝負です。
自分に最も適したサイズ感の靴を見つけて、快適で楽しいシューズライフを手に入れましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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