かかとの靴擦れってつらいですよね?
靴がこすれて足が痛くなったり、ひどいときにはかかとの皮がめくれ、ズキズキとした鈍痛が長く続くことにもなる靴擦れ。
特に、革靴を履いているときに起きやすいです。
できることなら靴擦れは避けたいところ。
かかとの靴擦れを避けるためには、それがなぜ起こるのかを知る必要があります。
かかとの靴擦れが起きる原因は厳密にはいくつかの可能性がありますが、最も多い原因は革靴のサイズが合っていないことにあります。
履いている革靴のサイズが足に比べて大きいと、かかとの靴擦れが生じやすくなります。
革靴と足の間にすきまができて、革靴と足がこすれて靴擦れが起きてしまうのですね。
そう聞くと、
と思いますよね?
しかし、そんなことはありません。
そのかかとの靴擦れ、解消できる可能性は十分あります。
革靴が足に対して大きいのなら、靴と足のサイズをピッタリ合わせてあげれば良いのです。
本記事ではかかとの靴擦れの解消方法を紹介します。
- かかとの靴擦れが起きる原因って何?
- かかとの靴擦れを解消する方法を知りたい
かかとが靴擦れする原因とは?
つらいかかとの靴擦れ…。
一旦かかとの靴擦れが起きてしまうと歩くたびに、
- かかとがこすれて痛い
なんてことに。
ひどいときには、かかとの皮が大きくめくれて血が出てしまうことも…。
かかとの靴擦れは、ぜひとも解消したいトラブルです。
ただ、解消するためにまずは、
- かかとの靴擦れはなぜ起こるのか
その原因を知らなければいけません。
かかとの靴擦れの主な原因は以下のものです。
- 足に対して靴のサイズが大きい
- 靴の返りが悪い
それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
足に対して靴のサイズが大きい
かかとの靴擦れが起きる原因として最も多いのが、自分の足に対して靴のサイズが大きいということ。
大げさに言えば靴がブカブカの状態のとき、靴擦れは起こりやすくなります。
足に対して靴のサイズが大きいと、ジャストフィットではないため、履いて歩いたときに靴の中で足がずれるのです。
そのため、歩くたびに靴と足がこすれて摩擦が起きます。
その被害が受けやすいのが、かかとなのです。
歩くたび、かかとが何度も何度も靴でこすられていくため、
- いつのまにか靴擦れを起こしてしまっていた…
ということになるのですね。
特に革靴の場合、サイズが大きいと靴擦れが起きやすいです。
スニーカーでは多少サイズが大きくても、柔らかい素材のため、靴擦れになりにくい傾向があります。
しかし、革靴の場合、素材が革。
スニーカーに比べて硬いため、靴擦れが生じやすくなるのです。
- 革靴は足が痛くなりやすい
- 靴擦れが起きやすい
という声をよく耳にするのは、
- 革靴だから
ではなく、
- サイズ選びがスニーカーよりもシビアだから
という表現が正しいでしょう。
ジャストフィットの革靴はとても履き心地良く、靴擦れも起きません。
というイメージを持っている人も少なからずいるかもしれません。
ですが、基本的にはそれも誤り。
足に対して革靴が小さいことで起きる問題は、過度な圧迫感と締め付けられる痛みであって、靴擦れではありません。
窮屈さを感じているにも関わらず靴擦れが起きる場合は、足と靴のサイズが部分的にあっていないことが原因。
一部分はきついけれども、他の部分でフィッティングが緩い箇所があり、その緩い部分がこすれて靴擦れを起こしているのです。
基本的に、足と靴のサイズを合わせればかかとの靴擦れは防げます。
靴の返りが悪い
靴のサイズ以外にも、かかとの靴擦れの原因があります。
ポイントは靴の返り。
靴の返りが悪いと靴擦れが起こります。
この現象もやはり、革靴のときに顕著に表れます。
履き下ろした直後の革靴はまだ硬い状態。
履いて歩いたときに靴の返りが悪く、足の動きに対して靴が付いてこない状況が生まれます。
そのときに足と靴がこすれ、靴擦れを起こすというわけです。
ただし、革靴は履き続けるうち徐々に足になじみ、革が柔らかくなっていきます。
そうなると、靴の返りが良くなり、足と靴のフィット感が向上。
靴擦れが起きなくなります。
履き下ろした直後には靴擦れが起きるものの、履き続けるうちに靴擦れしなくなっていくのは、靴が足になじんだから。
靴の返りが悪いことが原因で起こる靴擦れは、履き続けるうちに解消する可能性が高いため、まずはしばらく履いてみて靴擦れが収まるかどうかを見極めてみると良いでしょう。
かかとの靴擦れを解消する方法
しばらく靴を履き続けてもかかとの靴擦れが解消しない場合、靴の返りの問題ではなく、靴のサイズが大きいことが原因の可能性大です。
できることはあります。
足に対して靴のサイズが大きいために靴がこすれて靴擦れが生じるのですから、こすれが起きないように足と靴のフィッティングを向上させてあげれば良いのです。
靴擦れを解消するための具体的な手法として、以下を試してみることをオススメします。
- インソールを入れる
- 厚手の靴下を履く
- 靴ひもをきつく締める
いずれも足と靴のフィッティングを高めるための対策です。
インソールを使う
靴擦れ対策法、1つ目はインソールを使うこと。
インソールは靴の内側に入れてフィット感を高めてくれる便利グッズ。
中敷きともいいますね。
インソールを靴に入れると、インソールの分だけ靴内部の空間が埋まります。
サイズが大きい靴にインソールを入れることで、足と靴の隙間がなくなり、こすれが起きにくく、靴擦れを防止する効果が得られます。
あらかじめ靴の形状に合わせて作られているため、インソールを靴に入れるだけでフィッティングを改善できます。
とても簡単なのでオススメです。
インソールには様々な効果を持った種類があり、中には腰痛対策用や歩き方を矯正する効果を持つインソールもあります。
それらでお困りの方には非常に有用です。
色々と調べてみると面白いですよ。
同じ視点で、
- ライニングパッドをかかとに貼り付ける
- タンの裏にタンパッドを貼り付ける
といった、足と靴との隙間を埋める方法もあります。
厚手の靴下を履く
かかとの靴擦れ対策の2つ目は厚手の靴下を履くことです。
靴擦れは靴が小さいことで起こると考えている人が多く、靴下を薄くした方が靴擦れ対策になると思ってしまうかもしれません。
もちろん、靴擦れの理由は人の足の形によって原因は変わってくるので、一概に絶対にそうだとは言えませんが、基本的に靴擦れ解消のためには、厚手の靴下を履くと解消されることが多いです。
というのも、前述の通り、かかとの靴擦れは靴のサイズが大きいことが原因の場合がほとんど。
インソールと同様に、足と革靴のフィット感を高めることが重要です。
厚手の靴下を履くことでフィット感が改善し、かかとの靴擦れが解消される可能性は大いにあります。
ぜひとも試してみてください。
靴ひもをきつく締める
かかとの靴擦れ対策、3つめは靴紐をキッチリきつく締めること。
靴紐を締めることで、靴が足をしっかりとホールド。
足と靴がフィットすることでこすれが解消され、かかとの靴擦れが起きにくくなります。
かかとの靴擦れでお困りの際は、まず靴ひもをきっちり締めて様子を見てみてください。
この手法はスリッポンやローファーなどの靴紐がない靴には使えません。
そのため、それらの靴を購入する際にはサイズ選びをより慎重に行い、自分の足と靴のサイズが合っているのか、良く見極めるようにしましょう。
かかとの靴擦れを解消して快適なシューズライフを送ろう
本記事では、かかとの靴擦れの原因と対策について書きました。
- かかとの靴擦れは痛くてつらい…
その原因の多くは、足に対して靴のサイズが大きいことに由来します。
歩くたびに靴がずれ、結果、足と靴がこすれてかかとの靴擦れが生じるからです。
靴擦れを解消するためには足と靴のフィット感を高め、靴が足にこすれないようにすることが重要です。
フィッティングを高めるためには、何もジャストサイズの靴を買いなおす必要はありません。
- インソールを入れる
- 厚手の靴下を履く
- 靴ひもをきつく締めなおす
といった対処方法があります。
あまりに靴のサイズが大きすぎると靴擦れは解消できないかもしれません。
しかし、少しのサイズ調整であれば、この記事で紹介した手法で対策可能です。
かかとの靴擦れで悩んでいるならぜひお試しください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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