社会人になると礼服やスーツを着る機会が多いですよね?
ビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭の厳かな場ではそれなりの格好をするのがマナーです。
- ビシッとスーツを着てフォーマル感を演出
なんてときの足元はどうなっているでしょうか?
茶色の靴や靴ひものないローファーなどを履いていませんか?
ビジネスシーンでは特に問題なくとも、フォーマルシーン、特に冠婚葬祭の場ではそれらの革靴はNGです。
スーツ同様、革靴にもフォーマル・カジュアルの分類があります。
茶色であったり、靴ひもがなかったり、トゥに穴飾りがあったりする革靴は、すべてカジュアル寄り。
フォーマルな場では、
- 黒色
- 内羽根
- ストレートチップ
の革靴を履くのがマナーです。
黒の内羽根ストレートチップの革靴を一足持っておくと、恥をかくことはありません。
本記事では、冠婚葬祭などのフォーマルシーンで大活躍の黒の内羽根ストレートチップの革靴について、持っておくべき理由を書きました。
- フォーマルシーンで使える革靴ってどんなの?
- 革靴のフォーマル・カジュアルの分類について知りたい
- 冠婚葬祭の場で恥をかきたくない
ストレートチップってどういう意味?
なんて疑問を持っているならご覧になってみてください。
冠婚葬祭の場ではフォーマルな革靴を履くのがマナー
- フォーマルシーンではスーツを着る
上記を見て何を感じたでしょうか?
当たり前のことじゃない?
冠婚葬祭やビジネスシーンなどのフォーマルな場でスーツを着るのは、大人になるにつれて自然と身に付くマナーです。
かなり一般的に浸透している考え方ですよね。
しかし、革靴はどうでしょう?
- スーツを着るときは革靴を履く
というのは頭にあっても、
- どんな形状の革靴がフォーマルシーンにふさわしいか
を具体的なイメージとして持っている人は、
- 日本ではさほど多くはないのかなぁ
なんて感覚を持っています。
冠婚葬祭の場でも、靴ひもが付いていない靴や、穴飾りが施された靴を履いている方は少なくありません。
漠然と「黒の革靴が良いのだろう」とは感覚としてあっても、革靴の形状までは意識していないような、そんな感じ。
ですが、スーツ同様、革靴にもフォーマル・カジュアルの分類があります。
黒色でもカジュアル寄りな革靴もあるため、それを知らないとフォーマルシーンで恥をかいてしまうかもしれません。
僕自身、ある程度年齢を重ねて、
- 知りませんでした
が通用しなくなっている年代になってきたと感じるので、マナーを含めた一般常識は意識しておきたいところ。
特に、厳かな状況である冠婚葬祭の場では、革靴のフォーマルさも気を付けなければなりません。
フォーマルな革靴ってどんなの?
冠婚葬祭などの場ではフォーマルな革靴を履くことが大事。
ここで1つの疑問が浮かびます。
- そもそもフォーマルな革靴ってどういうもの?
そこで、この項目ではフォーマルな革靴とはどんなタイプのものなのかを解説します。
以下の3つの要素を多く満たすほどフォーマル度が高くなります。
- 黒色の革靴
- 内羽根式の革靴
- ストレートチップの革靴
黒色の革靴
革靴のフォーマルさを決める要素の1つ目は、革靴の色です。
黒の革靴はフォーマルさが最も高く、それ以外の色はカジュアルライクな要素を含みます。
色の濃淡によっても革靴のフォーマル度は異なり、例えば、ブラウン系の革靴だとダークブラウンよりもライトブラウンのような明るい色味はカジュアル要素が高くなります。
いずれにしろ、
- フォーマルシーンでは黒の革靴を履く
ことを意識すればマナーを失することはないでしょう。
とはいえ、革靴は黒色がフォーマルという価値観はかなり浸透していると思います。
ほとんどの方は人生で初めてスーツを買ったときに、あわせて黒の革靴を購入したのではないでしょうか?
内羽根式の革靴
革靴のフォーマルさを決める要素2つ目は、革靴の羽根の形状です。
革靴の羽根とは、靴ひもを通す部分(鳩目・アイレット)が設けられた部分を指します。
ココですね。
この羽根が内羽根式だとフォーマル、外羽根式だとカジュアル要素が強くなります。
図で示すとこんな感じ。
アッパーと一体型になっているのが内羽根。
アッパーの上から被せるように取り付けられているのが外羽根です。
一般的なビジネスシーンでは内羽根・外羽根どちらの靴でもマナーとしてはOKなことが多いです。
しかし、冠婚葬祭などの厳かな場ではフォーマルな内羽根式の革靴を履いた方が無難です。
日本では脱ぎ履きしやすい外羽根式の革靴が好まれる傾向にありますが、内羽根式の革靴を持っておくと何かと便利です。
ストレートチップの革靴
革靴のフォーマルさを決める要素の3つ目は、革靴のつま先部分の装飾。
つま先部分に穴飾りが入っているタイプの革靴を見たことありますよね?
例えば、こんな装飾。
これはブローグといって、カジュアル寄りのデザインです。
つま先部分のデザインもまた、革靴のフォーマル・カジュアルを左右します。
革靴のつま先にはいろいろなデザインが施されていますが、最もフォーマルなのは、
です。
これがストレートチップ。
つま先の革の切り替え部分が、一直線のステッチで縫われたデザインをストレートチップと呼びます。
ストレートチップの次にフォーマル度が高いのが、つま先部分に何もデザインが施されていないプレーントゥ。
ブローグが施されているタイプはプレーントゥよりも更に、相当カジュアル寄りの革靴です。
ストレートチップ > プレーントゥ > ブローグシューズ(ウィングチップなど)
フォーマルシーンではストレートチップの革靴を履いておけば間違いありません。
ストレートチップは一足持っておけば安心の出番の多い革靴なのです。
黒の内羽根ストレートチップの具体例
さて、革靴のフォーマル度合いは色や羽根の形、つま先部分のデザインで決まると述べました。
そして、それらを総合すると最もフォーマルな革靴は、
- 黒
- 内羽根式
- ストレートチップ
上記のすべてを満たすものです。
具体的な例を示すと、こんな革靴。
このようなタイプの革靴ならば、冠婚葬祭の厳かな場でも浮くことなく履けます。
年齢を重ねるごとに、
- マナーを知らないのは恥ずかしい
ことになります。
冠婚葬祭の場にカジュアルライクな革靴を履いていくと、誰が指摘することもありません。
しかし、ひっそりと、
- あの人はマナーを知らない人
とレッテルを張られることにもなりかねません。
スマートな大人であるために、
- フォーマルな場にはフォーマルな革靴を履いていきたい
黒の内羽根ストレートチップの革靴は1足持っておくべき
本記事では、冠婚葬祭で大活躍の黒の内羽根ストレートチップについて持っておくべき理由を書きました。
社会人たるもの、TPOに合わせ、スーツや革靴を使い分ける必要があります。
それは相手に対する礼儀であり、場の雰囲気を壊さないためのマナーです。
黒の内羽根式ストレートチップの革靴は冠婚葬祭の場にもふさわしい、最上級のフォーマルシューズ。
どんな場面でも履いていて恥ずかしくない革靴です。
厳かな場はもちろん、ビジネスシーンにも大活躍。
大人として1足持っておきたい…。
それが黒の内羽根ストレートチップ。
TPOをわきまえて革靴を履き分ければ、スマートな印象もアップします。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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