ブランドストーンの加水分解は何年で起こる?4年でアウトソールがヒビ割れた話
気になりますよね?
ブランドストーンのブーツは、修理状況次第で一生履き続けることも可能です。
あくまでも、修理前提なら。
修理しないと、遅かれ早かれブランドストーンのブーツは必ず寿命を迎えます。
というのも、アウトソールが加水分解するから。
ブランドストーンのアウトソールはポリウレタン素材。
ポリウレタンは空気中の水分と反応して材質が変化します。
この反応が加水分解。
分解というだけあって、素材がボロボロになってしまうのです。
先ほどの修理前提とは、アウトソールを交換すれば、の話。
どれだけお手入れをして気を遣おうが、ブランドストーンのブーツはポリウレタンを採用している以上、アウトソールの加水分解は避けられません。
アウトソールの加水分解が起きると、ソールがヒビ割れて最終的には砕けてしまいます。
こんな感じで。
筆者のブランドストーンのブーツです。
ソールの中ほど、横に亀裂が入っているのが分かりますよね。
加水分解を防ぐ術はなく、アウトソールを交換するしかありません。
では、どのくらいで加水分解が起きるのか。
筆者の実例としては4年。
筆者所有のブランドストーンのローカットブーツは、購入から4年でアウトソールが割れました。
購入検討の参考になれば、と思い、記事を書くことに。
ということで、本記事ではブランドストーンのシューズが加水分解するに至る寿命時間と実際の劣化したアウトソールの様子を紹介します。
- ブランドストーンの革靴ってどのくらいの期間長持ちするの?
- ブランドストーンが加水分解するとどんな状態になる?
- ブランドストーンの革靴を長持ちさせたい
ブランドストーンのブーツのアウトソールが4年でボロボロに…
筆者はブランドストーンのローカットブーツを愛用しています。
休日にガシガシ愛用。
子どもと公園に行くときや雨の日の頼れる相棒として活躍させてきました。
ただ、今回気付いてしまったのです。
ブランドストーンのローカットブーツが劣化していることに…。
アッパーはいたって普通。
いつも通り。
定期的にクリーニングして靴クリームを塗っていますから、特に異常がないのは当然といえば当然です。
ただ…。
アウトソール、ここが問題。
ヒビが入っています。
ガッツリ亀裂が走っていますね。
いつの間にか、ひび割れていたのです。
つま先をグイっと曲げると、亀裂の深さが分かります。
これはダメ。
雨の日に履いたら、ソールから内側へ水が浸み込んでくるレベルです。
こうなってしまったら、修復は不可能。
アウトソールを交換するしかありません。
しかし、ブランドストーンのブーツは3万円以下で購入できる、革靴の中では比較的リーズナブルなお値段。
アウトソールを交換するとなると、1万円以上はかかるため、コスパとしては良くないです。
となります。
せっかくアッパーが育ったので、ソールを交換して履き続けるのは選択肢の1つではあるものの、それは筆者が革靴マニアだから。
一般的な価値観でいえば、買い替える値段と修理する値段を比較してそこまで差がなければ新品を購入するのが妥当な判断。
筆者のブランドストーンは購入から丸4年経過しています。
つまり、4年でアウトソールがダメになったということです。
なぜアウトソールに亀裂が入ってしまったのでしょうか?
しかも、4年という月日が経った今の段階で。
初期不良でもなければ、何か強い衝撃が加わることもなく、意図的に壊すようなこともしていません。
ブランドストーンのソール亀裂の原因は、アウトソールの素材が持つ「ある特性」によるものなのです。
アウトソールがボロボロになる原因は「加水分解」
「ある特性」とは、
- 加水分解
すること。
ブランドストーンのアウトソールの素材には、
- ポリウレタン
を使用しています。
ポリウレタンの状態が変わってしまうのがアウトソールのひび割れの原因です。
ポリウレタンはウレタン結合を持つプラスチック・合成ゴムの1種。
高い伸縮性や柔軟性、耐摩耗性を持つ樹脂です。
靴だけでなく、衣類や合成皮革、断熱材の素材として、世の中で広く使われている優れた素材。
ただ、ポリウレタンには欠点があります。
この欠点がなかなか厄介。
ポリウレタンは熱や水分、紫外線に弱いのです。
特に、水分の影響による劣化が目立ちます。
加水分解と呼ばれる劣化現象です。
加水分解反応自体は悪いものではないのですが、材料の変性が起こるのは事実。
元々の素材の性質が失われることになるのです。
ポリウレタンで加水分解が起きるとボロボロになり、べたつきが生じます。
- しばらく使っていなかった合成皮革の財布やベルトの表面がべたついていた
なんて経験はないですか?
それ、ポリウレタンの加水分解が原因です。
ポリウレタンの使用状況や保存環境によって差はあるものの、おおよそ、2年以上の時間経過で明らかに変わってきます。
加水分解自体はポリウレタンが作られた段階でじわじわ発生しているのですが、明らかに分かる状態として現れるのがだいたい、2年以上経った段階。
筆者のブランドストーンのアウトソールは4年ほどで加水分解の影響が顕著になり、ひび割れとして見つけたというのが経緯です。
加水分解が起きたアウトソールは修復不可能
加水分解が生じたブランドストーンのアウトソールは修復不可能です。
素材として、化学的に状態が変わってしまっていますから。
物理的にどうにかできる、というレベルの範囲を超えています。
できることとしては、以下の2つ。
- アウトソール自体を交換する「オールソール」を実施
- 靴を買い替える
どちらも費用が掛かります。
そして、ブランドストーンのブーツはコスパが良く、低価格。
履き倒せるタフな革靴としては破格。
3万円以下で購入できます。
オールソールするとなると、1万円を超えてきます。
アウトソールを交換するか、靴を新品に買い替えるか。
結構悩ましい選択を迫られるわけです。
革靴好きの筆者としては、アウトソールを交換する「オールソール」を実施したくはありますが、万人におすすめできる手法ではないと自覚はあります。
あくまでもライトユーザー視点としては、買い替えた方が満足度は高いでしょうからね。
アウトソールだけでなく、すべて新しくなるのですから。
ブランドストーンのブーツは、自分の足になじませて履き心地を育てていくという類の靴ではなく、はじめから履き心地良好。
ならば、
と考える人が多いのは想像に難くありません。
アウトソールがボロボロになったら、
- ソールを交換するか
- 買い替えるか
上記2つの選択肢のどちらを選ぶかは、人それぞれです。
好みの方法を選びましょう。
アウトソールの加水分解はなぜ起こる?
アウトソールがボロボロになったとき、取るべき選択肢は先ほど示した2つ。
加水分解は避けようがないですからね。
ただ、加水分解がなぜ起きるのかを知っておくと、アウトソールの寿命をのばせます。
ソール交換、もしくは買い替えまでのスパンを長くできるのです。
では、なぜ加水分解が起こるのか。
それは、言葉通り。
水が加わって分解するから。
「加水」「分解」です。
ポリウレタンに水が入り込んで、ポリウレタンの構造が壊れることにより加水分解が進行します。
そう。
ポリウレタンの劣化には水が欠かせません。
ここで1つの疑問が浮かびます。
靴を水に浸したわけでもなければ、激しい雨に打たれ続けたわけでもない。
なぜブランドストーンのアウトソールが加水分解してしまうのか。
原因は空気中の水分です。
目に見えない湿気にアウトソールのポリウレタンがやられてしまうのですね。
ということは…。
対策が見えてきますよね。
出来るだけ、乾燥した環境に置くこと。
そして、アウトソールに湿気が溜まらないようにすること。
アウトソールへ湿気が触れるのをできるだけ避ければ、加水分解の進行を遅らせられます。
加水分解を防ぐならとにかく履くことが重要
ポリウレタンソールの劣化が空気中の水との反応で起こるということは、裏を返せば湿気との接触の機会を減らせば、劣化の進行を遅くできるということ。
具体的な対策としては、
- とにかく使うこと
要は、
- 頻繁に履くこと
が大事です。
下駄箱にしまい込んでおく、ましてや、購入時の箱に収納しっぱなしにする、なんてことをやってしまうと、一気に加水分解が進みます。
湿気が溜まってアウトソールを加水分解を促進する環境が整ってしまうからです。
湿気除去剤、乾燥剤を近くに置いておけばまだマシですが、何よりの対策はたくさん履くことです。
玄関に置いておくだけでも、アウトソールが湿気を含み、いたずらに加水分解が進むための時間を与えてしまうため、履いて外出してアウトソールに刺激を加えることが重要。
アウトソール内外に湿気がこもるのを防止するのです。
アウトソールの加水分解を完全に防止できるわけではないですが、たくさん履けばアウトソールの加水分解の進行を遅らせ、結果としてブランドストーンのブーツの寿命をのばせます。
筆者のブランドストーンのブーツは4年でひび割れましたが、他の靴の登板が多く、シューズクローゼットの中にしまっておく期間が長かったのが原因の1つです。
週3回、4回履いていれば、5年、6年、それ以上の期間に渡ってアウトソールのひび割れを避けられたことでしょう。
ブランドストーンのシューズを長持ちさせたいなら、アッパーのお手入れだけでなく、アウトソールを長持ちさせるために、
を意識しましょう。
ブランドストーンのアウトソールは遅かれ早かれ加水分解が起こる
本記事ではブランドストーンのブーツのアウトソール劣化がどのくらいで起こるのかを実例とともに紹介しました。
筆者のブランドストーンのローカットブーツは、約丸4年でアウトソールのひび割れが発生。
アウトソールの加水分解によって大きな亀裂が生じました。
原因は空気中の湿気です。
アウトソールやその周辺に湿気がこもる環境の場合、加水分解が加速。
結果として、靴自体の寿命を短くすることになります。
対策としては、湿気を避けるところで保管することと、できるだけたくさん履くこと。
特に、登板数を増やせばアウトソール自体に湿気がこもるのを防げるため、確実に加水分解の進行を遅らせ、ひび割れ発生までの期間を長くできます。
アウトソールが長持ちしますよ。
ブランドストーンのブーツを長く愛用したいなら日々のお手入れだけでなく、たくさん履くことにも意識を向けてみてください。
愛用するほど長持ちするなんて、とても素敵ですよね。
それでもひび割れたときには、修理や買い替えを検討しましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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