靴磨き

ドクターマーチンの革靴はお手入れしない?磨けば仕上がりきれい!履くのが楽しくなりますよ

not-maintenance-martens-1

ドクターマーチン(Dr.Martens)の革靴を履いている方へ。

お手入れしていますか?

通りすがりの御方
通りすがりの御方
特にケアしなくても問題なく履けてるし…
通りすがりの御方
通りすがりの御方
手入れしなくても大丈夫でしょ!

一路
一路
それではもったいないですよ!

ドクターマーチンの革靴はタフなつくりで、正直、お手入れしなくても長く履けます。

しかし、お手入れしないと汚れがたまり、美しさがそこなわれます。

同時に、革の乾燥が進んでしなやかさが失われ、ひび割れが発生しやすくなることも…。

革靴をきれいな状態にキープすれば、履くときの気分が上がり、外出が楽しくなります。

せっかく上質なドクターマーチンの革靴を手に入れたのなら、磨いて良好なコンディションをキープしてあげましょう。

お手入れ前後で、ドクターマーチンの革靴の仕上がりはこれほど変わります。

not-maintenance-martens-38

ということで本記事では、ドクターマーチンの革靴をお手入れして、革を良好な状態に保つ方法を解説します。

この記事はこんな方にオススメ
  • ドクターマーチンの革靴にお手入れって必要?
  • ドクターマーチンの革靴を長く履き続けたい
  • ドクターマーチンの革靴をお手入れする方法が知りたい

ドクターマーチンの革靴をお手入れしないとどうなる?

ドクターマーチンの革靴はとてもタフ

丈夫なアッパー(甲革)。

そして、歩きやすさを追求したバウンシングソールは、削られにくく、長く愛用できます。

ガシガシ履ける革靴です。

だからこそ、日々のお手入れは大事。

履く機会の多い靴ほど汚れが付きやすいのはもちろん、不意の雨に濡れることも多く、革の乾燥が進みがち…。

お手入れしていないと汚れが蓄積し、革がカサカサに乾燥してしまいます。

ガシガシ履けるタフなドクターマーチンの革靴だからこそ、定期的にお手入れしないと、靴のコンディションがどんどん悪化。

本来の靴の寿命を大幅に縮めてしまうのです。

ドクターマーチンの革靴はタフなつくりゆえ、お手入れしなくても良いと思いがち。

実際、お手入れしなくても他の一般的な革靴よりも長く履けます。

例えば、こちらのモデル1461。

8ホールスタイルのワークブーツである「1460」のローカットバージョン。

3ホールタイプの短靴が「1461」です。

短靴はアッパーに分厚いフルグレインレザーを使用しており、めちゃくちゃ丈夫。

ですが、日々のお手入れを欠かさなければ、革靴の寿命がさらに延び、末永く愛用できるようになります。

しばらく履き続けたドクターマーチンの革靴の状態を確認

今、手元にお手入れなしで1ヶ月ほどヘビロテしたドクターマーチンの革靴があるので、お見せしますね。

not-maintenance-martens-2

ご覧の通り、汚れが目立ちます。

not-maintenance-martens-4

どれどれ、革の質感は…

not-maintenance-martens-3

丈夫な革なので、ヘビロテしても何てことない表情をしています。

しかし、ここでたかくくってしまうと危ないです。

半年、1年とノーメンテで履き続けると、いくら丈夫なドクターマーチンの革靴とはいえ、ヘタってきます。

一路
一路
革の乾燥が進み、しなやかさが失われてしまいます…

タフなドクターマーチンの革靴についつい甘えてしまいそうになりますが、その思いを振り切ってお手入れすると、革靴を美しく長く愛用できます。

ドクターマーチンの革靴をお手入れする方法

さて、ここからはドクターマーチンの革靴をお手入れして、コンディションを整える方法をご紹介します。

平たく言うと、ドクターマーチンの靴を磨きます。

一路
一路
先ほどお見せしたモデル「1461」を磨く様子を、図で追いながらお見せしますよ!

手順は次の通り。

  1. ホコリを落とす
  2. 汚れを落とす
  3. 栄養クリームを塗る
  4. 栄養クリームをなじませる
  5. 補色クリームを塗る
  6. 補色クリームをなじませる
  7. 余分なクリームを拭き取る
  8. ワックスを塗る
  9. 磨く
  10. ブラッシングで仕上げる

ホコリを落とす

まずは、革靴のホコリを落とします。

ホコリが付いたまま放っておくと、革の水分や油分がどんどん吸い取られてしまいます。

また、お手入れで使う靴クリームの浸透をさまたげてしまうため、ホコリはキッチリ落としておきましょう。

馬毛ブラシでブラッシングします。

not-maintenance-martens-5

毛先が細い馬の毛は、革靴の細かい部分に入り込んだホコリをかき出すのに最適です。

手首のスナップを効かせ、ホコリを払い落とすイメージでブラッシングしましょう。

ちなみに、使っているのはブートブラック(Boot Black)の馬毛ブラシです。

汚れを落とす

続いて、靴に付いた汚れを落とします。

ガシガシ履く靴ほど、水汚れや油汚れが付着しやすいです。

汚れた靴は靴クリーナーでクリーニングします。

今回使うクリーナーはM.モゥブレィのステインリムーバー

ステインリムーバーをクロスにみこませて…

not-maintenance-martens-6

革靴を拭いていきます。

not-maintenance-martens-7

アッパーだけでなく、ついでにソールのコバ部分もフキフキ。

not-maintenance-martens-8

コバをきれいにしておくと、靴の雰囲気が引き締まります。

定期的にクリーニングするのがオススメです。

どの程度汚れが落ちるのかをお見せしますね。

こちらのまっさらなクロス。

not-maintenance-martens-9

クリーナーを付けて拭くと…

not-maintenance-martens-10

はい、ドン。

not-maintenance-martens-11

意外と汚れていますね。

一見、きれいに見える部分でもクリーニングしてみると、

実は汚れが付いていた

というのは、ありがちです。

革靴全体を靴クリーナーで余すことなくクリーニングしましょう。

栄養クリームを塗る

汚れを落とした後は、革に栄養を与える工程に移ります。

栄養補給に使うのは、サフィールノワール(SAPHIR NOIR)のレノベイタークリーム

not-maintenance-martens-12

レノベイタークリームを、クリーム塗布用ブラシのペネトレイトブラシに少量付け…

not-maintenance-martens-13

革に塗ります。

not-maintenance-martens-14

小型ブラシのペネトレイトブラシは小回りがき、栄養クリームを靴の隅々まで行き渡らせるのに便利。

アッパー全体に満遍まんべんなく塗っていきましょう。

栄養クリームをなじませる

次に、先ほど革靴に塗った栄養クリームをなじませます。

豚毛ブラシでブラッシング。

not-maintenance-martens-15

革にクリームをすり込むイメージで、力強くブラシ掛けしましょう。

豚毛ブラシを使う理由として、豚毛はコシが強く、クリームを塗り伸ばす効果が高いから。

余分な栄養クリームを毛先に付けて、革上にクリームを残さない意味合いもあります。

一路
一路
アッパー全体をくまなくブラッシングしたら、次の作業に移りましょう!

補色クリームを塗る

この工程では、革への色乗せを実施します。

使うのは、ブートブラック(Boot Black)のアーティストパレット

not-maintenance-martens-16

先ほど塗ったレノベイタークリームは、革に栄養を与えるのがメインの役割でした。

一方、アーティストパレットは革に色を付け、革の風合いに変化を付けるために使います。

革靴の雰囲気を変えたいときにオススメです。

一路
一路
革の色あせが気になる場合、革靴と同系色の靴クリームを使えば、きれいに補色できますよ!

革に栄養を与えるだけで十分だという方は、この工程は飛ばして構いません。

アーティストパレットも革への栄養補給効果がありますので、

  • レノベイタークリーム
  • アーティストパレット

どちらか一方を使うだけでもシューケアは可能です。

アーティストパレットをペネトレイトブラシに付けて…

not-maintenance-martens-17

クリームを革に塗ります。

not-maintenance-martens-18

色付きの靴クリームは色が混ざるのを避けるため、色ごとに使うブラシを分けるのをオススメします。

補色クリームをなじませる

先ほどの栄養クリーム工程と同じように、補色クリームもまた、ブラシでなじませます。

色付きクリームは塗りムラがあると、外に出て日の光にあたったときに悪目立ちしてしまいます。

ブラシでキッチリならしておきましょう。

not-maintenance-martens-19

ブラッシングによってクリームの均一性が高まると、ツヤが出て一気にエレガントな印象が高まります。

余分なクリームを拭き取る

クリームをならした後は、クロスで余分なクリームを拭き取ります。

指に巻きつけたクロスで、アッパーをフキフキ。

not-maintenance-martens-20

余分なクリームが革に残っているとべた付きの原因になり、ホコリや汚れが付きやすくなります。

クロスで拭いたときに引っ掛かりがあるなら、革にクリームが残っている証拠です。

スルスルすべるような感触になるまで、クロスで拭いていきます。

現時点での仕上がりはこのように。

not-maintenance-martens-21
一路
一路
続いて、革靴の美しさを際立たせる作業をしていきますね!

ワックスを塗る

いよいよ仕上げの段階に入ってきました。

ワックスを塗って革にツヤを出します。

今回は、革をガッツリ光らせるための、

鏡面磨き

ではなく、薄くワックスを塗って控えめなツヤを出すにとどめます。

一路
一路
気分によって、どう仕上げるかを変えられるのも靴磨きの面白いところですね!

サフィールノワール(SAPHIR NOIR)のビーズワックスポリッシュで革にツヤを出していきますよ。

not-maintenance-martens-22

有色のワックスもありますが、先ほどアーティストパレットで色を乗せたこともあり、ワックスには無色(ニュートラル)を使います。

指に直接ワックスを付けて、ツヤを与えたいところに塗ります。

not-maintenance-martens-23

つま先部分や…

not-maintenance-martens-25

靴のサイド、かかとなど、ぐるっと一周、薄くワックスを塗りました。

not-maintenance-martens-26

塗り重ねるほど、ツヤは強くなります。僕は控えめなツヤにしたいため一層だけ塗りましたが、お好みで調節してみてください。

履きジワ付近など、革が曲がる部分にワックスを塗ると、油膜がひび割れて見映みばえが悪くなる場合があります。

歩いたときに負荷がかかりやすい場所には、ワックスを塗らないようにしましょう。

ツヤを出したいところにワックスを塗り終えたら、10分程度時間を置き、ワックスを乾燥させましょう。

not-maintenance-martens-27
一路
一路
乾燥時間をしっかりもうけることが光らせるコツの一つです!

磨く

続いて、ワックスを塗った部分をクロスで磨きます。

ワックスは磨くことで、はじめてツヤが生まれます。

磨き工程はとても重要です。

まず、きめの細かいコットンを使った磨き用クロスを指に巻きつけ、ハンドラップでクロスに少量の水をみこませます。

not-maintenance-martens-28

ツヤを出すために、ワックスを水ぎするからです

そして、クロスでワックスをポンポンと軽くたたき、気持ち程度のワックスをクロスに付けます。

not-maintenance-martens-29

ほんのわずかなワックスをクロスに乗せるイメージです。

ワックスを塗った部分をクロスで磨きます。

not-maintenance-martens-30

円をえがくようにクルクルと。

力はりません。

あくまですべらせるように磨きましょう。

磨き続けると、ツヤが出てきます。

ワックスのなじみが不十分な場合、ワックスがウロコ状に表れるはず。

ウロコ状の模様が現れなくなったら、ワックスがなじんだ証拠なので、最後の作業に移りましょう。

ブラッシングで仕上げる

仕上げとして、山羊毛ブラシでブラッシングして、ワックスをよりなじませます。

ワックスを塗った部分と塗っていない部分の境目をあいまいにして、より自然な仕上がりにするのが目的です。

山羊毛はとても細かな毛先で、ワックスや靴クリームの成分をミクロレベルでならしてくれます。

山羊毛ブラシで磨くと、ツヤが強まりエレガントな雰囲気を高められるのです。

ブートブラック(Boot Black)の山羊毛ブラシで革靴を仕上げていきますね。

ワックスを磨くときに使ったハンドラップが、ここでも登場。

山羊毛ブラシに少量の水を付けておくと、ワックスや靴クリームの成分をならしやすくなるからです。

ブラシに付ける水量は、ごくごくわずか。

not-maintenance-martens-31

水滴一滴にも満たない量で十分です。

そして、ブラッシング。

not-maintenance-martens-32

山羊毛のブラッシングは優しく。

ワックスの磨き作業同様に、円をえがくように優しくブラシ掛けしましょう。

アッパー全体をブラッシングしたら、これにて全工程が終了です。

ドクターマーチンの革靴の仕上がりはこちら。

not-maintenance-martens-33

ピカピカになりました。

not-maintenance-martens-34

革の美しさが引き立つ仕上がりです。

汚れもきれいさっぱり。

not-maintenance-martens-35

美しいですね。

一路
一路
美しい革靴を見ると、お手入れの重要性を改めて感じます!

ドクターマーチンの革靴をお手入れ前後で比較

ここでは、靴のお手入れの効果をより分かりやすくお示しします。

お手入れ前とお手入れ後で、ドクターマーチンの革靴の見た目がどれほど変わったかを比較してみますね。

上が手入れ前、下が手入れ後です。

not-maintenance-martens-36

違いは一目瞭然。

ケアした後は靴の美しさが際立っていますね。

横からの図も。

not-maintenance-martens-37

ワックスの控えめな光沢が良い味出しています。

汚れやすいつま先部分は、特にお手入れの効果を実感できます。

not-maintenance-martens-38

ガシガシ履いた後の、汚れが付いた革靴の雰囲気もまた、それはそれでおもむきがあります。

しかし、やはりピカピカの革靴を見るのは気持ちの良いものです。

見るものを魅了するエレガントさが素晴らしいですね。

革に栄養が補給され、色あせた部分も補色済み。

日頃からヘビロテする革靴だからこそ、定期的にお手入れしてコンディションを整えてあげましょう。

一路
一路
タフなドクターマーチンの革靴とはいえ、お手入れは大事ですよ!

ドクターマーチンの革靴をお手入れすれば気分が上がる!

本記事では、ドクターマーチンの革靴をお手入れする方法についてご紹介しました。

ドクターマーチンの革靴はガシガシ履けるタフさが魅力の一つ。

丈夫な作りで、ヘビロテしても何てことない堅牢けんろうさがあります。

ついつい、

通りすがりの御方
通りすがりの御方
お手入れしなくても大丈夫なんじゃない?

と考えがちですが、決してそんなことはなく。

履き続けるうちに汚れが付き、美しさがそこなわれます。

また、革の乾燥が徐々に進み、しなやかさが失われ、深い履きジワや亀裂が入ってしまうことも…。

しかし、お手入れすると汚れが落ち、美しさが復活。

革にしなやかさが戻り、靴の寿命が劇的に延びます。

  • 汚れが気になってきた…
  • 革がカサついてきたな…

と感じたら、お気に入りのドクターマーチンの革靴をケアしてあげましょう。

それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。

ご覧いただき、ありがとうございました!

タフな革靴を探す
【公式】Dr.Martens

martens-3-hole-1
【ドクターマーチン3ホールオックスフォードをレビュー】抜群の履き心地のオススメ革靴Dr.Martensの3ホールの定番シューズ「1461」を購入レビューしました。シンプルなデザインで幅広いコーディネートに取り入れられる汎用性の高さと、履き心地の良さが魅力の革靴。初めて革靴に挑戦する方にも取っつきやすい使いやすいレザーシューズです。履きやすい革靴をお探しの方はチェックしてみてください!...
martens-take-off-1
【図解】ドクターマーチンの革靴を履き下ろす前のお手入れ!革を保護して長持ちさせる方法ドクターマーチンの革靴を履き下ろす前のお手入れ方法を解説した記事です。乾燥した状態の革靴を履き下ろすと余計なシワが入ってしまうことも…。プレメンテナンスをして革に潤いと栄養を与えれば革靴への負荷を最小限にとどめ、長持させることができますよ!...
shoe-care-goods-summary-1
【決定版】靴磨きに必要な道具まとめ!革靴のメンテナンスに便利なオススメアイテムも靴磨きにはどんな道具を使うの?何が必要?あると便利なアイテムは?この記事をご覧になればわかります。ブラシや靴クリーム、シューポリッシュやシューキーパー。使う理由と得られる効果と共にオススメアイテムをご紹介します!...
satisfied-shoe-care-goods-2020-1
【2020年版】買って良かったシューケア用品まとめ【靴磨きが捗るオススメアイテム】靴磨き好きが選ぶ、買って良かったシューケア用品をご紹介します。シューケアが楽しく快適になるこだわりのアイテムたち。靴のお手入れが捗ります。定番アイテムには間違いない信頼感、新商品には新たな気付きがありますよ!...
靴磨きに使う道具まとめ
shoe-care-goods-summary-2

革靴のお手入れに使う道具にはどんなものがあるの?
靴クリームやワックス、ブラシなど。
靴磨きを楽しむために必要な道具や持っていると便利なアイテムをご紹介します。

靴磨きに使う道具一覧を見る

こんな記事もオススメ