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ドクターマーチンの革靴を履き下ろす前のお手入れ方法を解説!長持ちさせるには?

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ドクターマーチンの革靴を買ったら、履き下ろす前にお手入れして革を保護しましょう。

この記事では履き下ろす前のプレメンテナンス方法を解説します。

お手入れすれば革靴を長く履けます。

  • 革靴を買ったらすぐ履きたい

って思いますよね?

一路
一路
でも、ちょっと待ってください!

購入直後の革靴を履き下ろす前に、まずはお手入れしましょう。

買ったばかりの革靴は革が乾燥しているかもしれません。

長らくお店で保管されていた可能性があるため、その間に革から潤いや油分が失われているかも…?

乾燥した革の状態でその革靴を履き下ろしてしまうと、深く履きジワが刻まれ、見た目の美しさがそこなわれます。

また、そこから大きなクラックが入り、ヒビ割れが発生。

結果的に、革靴の寿命を早めてしまう可能性も…。

そんな悲劇を防止するため、革靴を履き下ろす前にお手入れすることをオススメします。

履く前に革にしっかりと潤いと栄養を与えておけば、革がしなやかになり、余計なシワが入りにくくなります。

それにより、自然な革靴の風合いを楽しめることに。

靴自体が長持ちするので、革靴を履き下ろす際には、プレメンテナンスをしておくに越したことはありません

ドクターマーチン(Dr.Martens)の革靴もまた、履き下ろす前の儀式としてお手入れが必要。

ということで、本記事ではドクターマーチンの革靴を履き下ろす前のプレメンテナンス方法と使う道具を紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
  • ドクターマーチンの革靴を履き下ろす前にした方が良いことって?
  • 革靴を履き下ろす前のお手入れ方法を知りたい!
  • プレメンテナンスに使う道具はどんなの?

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革靴を履き下ろす前のお手入れとは

通りすがりの御方
通りすがりの御方
革靴のお手入れってある程度履いた後にやるんじゃないの?
一路
一路
ほとんどの場合はそうなのですが…

実は革靴を購入した後にもお手入れした方が良いのです。

いわゆる、プレメンテナンス

革靴は作られてから店頭に並び、僕たちの手元に届くまでに、いくらかの時間がたっています。

革が乾燥している可能性があるんですよね。

乾燥した革は硬くなり、しなやかさが失われます。

  • しなやかさが失われる

上記が問題です。

革靴を履いて歩いたとき、足の動きに合わせて革が曲がります。

しなやかでない革は曲がったときに加わる力を受け流すことができず、革に深いシワが入ったり、余計なシワが多数入ってしまうのです。

シワが入ると、そこからヒビ割れが起きてしまうリスクもあります。

それは困りますよね?

だからこそ、革靴を購入したら履き下ろす前にお手入れして、革にしなやかさを与えてあげる必要があります。

通りすがりの御方
通りすがりの御方
革にしなやかさを与えるためにはどうすれば良いの?
一路
一路
それは…

革に潤いと栄養を与えるため、お手入れすればOKです。

ドクターマーチンの革靴を履き下ろす前にすべき「お手入れ」

こちら、ドクターマーチンのレザーシューズ

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ツルっとした美しい質感の革。

素晴らしいですね。

買ったばかりの靴は、

すぐさま履き下ろしたい!

わけですが、そこはストップ。

というのも、こちらのドクターマーチンの革靴はフルグレインレザーを使用しています。

色合いも相まってとても上品なたたずまい。

その雰囲気を、

  • なるべく壊さずに履き下ろしたい

と思うわけですよ。

革に深く余計なシワを入れたくないため、履き下ろす前にお手入れするのがおすすめです。

ということで、ドクターマーチンの革靴のプレメンテナンスをしていきます。

具体的に何をするのかというと、以下の工程です。

  1. 靴のホコリを落とす
  2. 靴の汚れを落とす
  3. 靴に潤いと栄養を与える
  4. 靴にツヤを出す
  5. 靴を磨き上げる

と、こんな作業をしていきます。

いつもの靴磨きと同じ手順ですが、異なるのは革靴にたっぷりと潤いと栄養を与えること。

乾燥した革をみずみずしい質感へとよみがえらせるため、しっかりと栄養補給します。

次の項目で実践解説していきます。

実践|ドクターマーチンの靴を履き下ろす前のお手入れ方法

ここからはドクターマーチンの革靴を履き下ろす前のお手入れについて、作業の様子をまじえて解説していきます。

特に難しい作業はないので、気軽にトライしてみてください。

一路
一路
おっと、その前に!

革靴の靴ひもを外して…

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シューキーパーを入れておきます。

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シューキーパーは革靴の形状を保つためにとても重要なアイテムです。

一路
一路
革靴とセットで購入しておきましょう!

靴のホコリを落とす

まずは革靴のホコリを落とします。

履いていないとはいっても、なんだかんだとホコリは付くものです。

革に栄養をしっかりと浸透させるため、革の上に付いたホコリをあらかじめ落としておきましょう。

ホコリ落としに使うのは、馬毛ブラシ

革靴をブラシ掛けしてホコリを払い落とします。

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馬毛は細く、コバ周りなどの細かい箇所にも毛先が入り込んでくれるので、ホコリの払い残しを防げます。

羽根の内側もぬかりなく。

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一路
一路
アッパー(甲革)全体をブラッシングしましょう!

靴の汚れを落とす

続いて、汚れ落とし。

靴クリーナーで汚れを落とします。

通りすがりの御方
通りすがりの御方
履き下ろしていないのだから汚れなんてついてないでしょ!
一路
一路
古い靴クリームを落とす意味合いが強いです!

革靴は作られてから見栄えを良くするため、靴クリームを塗ることが多々あります。

しかし、靴クリームは時間がつと酸化して革の風合いをそこなうことが…。

長期間保管していた革靴は、靴クリームが酸化・劣化していてもおかしくありません。

プレメンテナンス前に古い靴クリームを落とすため、クリーナーで革靴をきれいにするのです。

汚れ落とし用のクロスに靴クリーナーを付けて…

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革靴を拭いていきます。

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しっかりと汚れを落とすことで、これから塗る栄養クリームをダイレクトに革内部に送り込めるようになります。

汚れが残らないよう、満遍まんべんなく拭き上げていきましょう。

靴に潤いと栄養を与える

この項目がプレメンテナンスのポイント

革に潤いと栄養を与える工程です。

先ほども述べたように、購入したばかりの革靴は乾燥が進んでいることが多く、カサカサでしなやかさが失われている状態。

そんな状態で履き下ろした革靴は柔軟性がないため、歩いた時の負荷を分散させることができず、革に深いシワが刻まれる恐れがあります。

さらに、深いシワは革のヒビ割れのもととなる危険な存在。

一路
一路
できれば避けたいですね!

革に保湿栄養クリームを塗れば革本来のしなやかさがよみがえり、歩行時のストレスを受け流すことができます。

革をしっとりとした状態に保っておけば、余計な履きジワを付けなくて済むということです。

保革に使うのはリッチモイスチャー

革に潤いと栄養を与えるために使う保革クリームはこちら。

ブートブラック(Boot Black)のリッチモイスチャーです。

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リッチモイスチャーは革に潤いと栄養を与え、同時にツヤを出してくれる効果もある保革クリーム。

貴重な天然保革成分を配合し、革への栄養補給効果が抜群です。

リッチモイスチャーの成分
  • アルガンオイル
  • マカダミアナッツバター
  • ヒマワリバター
  • カルナバワックス

アルガンオイルは革に素早く浸透し、栄養と柔軟性を与えます。

また、マカダミアナッツバッターとヒマワリバターがゆっくりと革になじむことにより、潤いを与える効果も。

カルナバヤシかられるカルナバワックスは革の表面に薄い保護膜を作り、自然なツヤをもたらします。

中性かつ無色のクリームなので、デリケートレザーや革の色を問わず使える優れもの。

革靴だけでなく、革財布やレザーバッグにも使え、汎用性が高いのも魅力です。

リッチモイスチャーで革靴に栄養を与える

では早速、リッチモイスチャーを使って革靴に潤いと栄養を与えていきます。

まずはリッチモイスチャーをクロスに付けましょう。

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とろみのあるクリームです。

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リッチモイスチャーをアッパー全体に塗っていきます。

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リッチモイスチャーは革にぐんぐん吸い込まれていることが実感できるほど、革への浸透性が高い保革クリームです。

一路
一路
革をケアしているという感覚を強く味わえるので、使っていて楽しいですね!
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クリームを満遍まんべんなく塗り終えたら、豚毛ブラシでブラッシングしてリッチモイスチャーを革になじませていきます。

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豚毛は毛のコシが強く、クリームを塗り広げる効果が高いです。

ブラッシングした後は、リッチモイスチャーが革に十分浸透するまで少し時間を置きます。

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一路
一路
栄養よ~、行き渡れ~!

と念じながら待ちましょう。

革表面に塗ったリッチモイスチャーのテラつきがなくなったら、クロスで軽く拭き上げます。

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リッチモイスチャーを使った潤い補給工程はこれにて終了。

続いての作業に移ります。

靴にツヤを出す

リッチモイスチャーで保革した後は革靴に光沢を与えるため、靴クリームを塗ります。

使うのはこちら。

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サフィールノワール(SAPHIR NOIR)のクレム1925

クレム1925は水を使っていない油性の靴クリーム。

油性なのでツヤ出し効果が高く、黒などの有色のクレム1925であれば、革の風合いをそこなわない自然な補色も可能。

クレム1925を塗り重ねることで、リッチモイスチャーの保湿成分を革に閉じ込める狙いもあります。

クレム1925をクリーム塗布用ブラシに少量付けます。

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そして、アッパー全体に塗り広げていきましょう。

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柔らかいペースト状のクリームはハンドリング性が良く、ストレスなく靴に塗れます。

もしかしたら、鼻にツンとくるニオイが苦手な人もいるかもしれません。

一路
一路
慣れますけどね!

靴全体に塗り終わったら、リッチモイスチャーを塗った時と同様に、豚毛ブラシでブラシ掛け。

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豪快に「シャッ、シャッ」と靴クリームを広げつつ、革になじませるイメージでブラッシングします。

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このブラッシングには余分な靴クリームを取り除いて、靴のべたつきを抑える効果もあります。

しっかりブラッシングしましょう。

靴を磨き上げる

今回のプレメンテナンス、最後の工程です。

クロスで革を磨き上げます。

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クロスで磨くと靴クリームがならされ、革靴がより強いツヤを放つようになります。

革靴の見栄えを整える工程といっても良いです。

さらに、山羊毛ブラシでブラッシングしてあげると、みずみずしく有機的なツヤを放つようになります。

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繊細で密に植えられた山羊毛は靴クリームを粒子レベルでならせるので、仕上がりの美しさが格段に良くなりますよ。

履きおろし前のお手入れでドクターマーチンの革靴はどうなった?

仕上げに、靴ひもを通したら完成です。

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仕上がりはこんな感じ。

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上品さが引き立ったような、そんな印象。

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革に潤いと栄養が補給され、革がきとした表情に。

プレメンテ前後で革靴の状態を比較してみます。

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上の図がお手入れ前、下の図がお手入れ後。

革のツヤに奥行きが出て美しさがアップしています。

写真では伝わらないかもしれませんが、革を触った感じはモチモチしており、しなやかさが向上しているのを実感。

この状態なら履き下ろしたとき、革に余計なシワが入りにくいでしょう。

これで安心して履き下ろせますよ。

お手入れでドクターマーチンの革靴を保護しよう

本記事では、ドクターマーチンの革靴を履き下ろす前のお手入れ方法と使う道具について紹介しました。

購入したばかりの革靴、履きたいのはやまやま。

ですが、その前のプレメンテナンスが意外と重要です。

乾燥して革のしなやかさが失われた革靴を履き下ろすと、革に余計なシワが入り、ゆくゆくはそのシワがヒビ割れになってしまうことも…。

履き下ろす前に革靴をしっかりプレケアすることで、革にしなやかさが戻ります。

履いたときの負荷の影響を最小限にとどめられるのです。

多少手間はかかっても、履き下ろす前のお手入れをすれば革靴が長持ち。

やって損はありません。

革靴を履き下ろす前のメンテナンス、ぜひとも試してみてください。

それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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