日常生活で必要なお金やカード類はどのように持ち歩いていますか?
言い換えれば、財布やカードケースにはどのようなものを使っていますか?
僕はお札やクレジットカードを入れる財布と小銭を入れるコインケース、交通系カードのためのパスケース、ポイントカードや名刺を入れるためのカードケースを使っています。
上記の疑問があるでしょう。
かつての僕も、
- なるべく集約したい
具体的には、
- 1つの財布で全部管理したい
と思っていました。
ただ…。
実際に複数の財布やケースを使ってみて思うのは、予想以上に便利ということ。
常にすべてを持ち歩くわけではなく、場面によって使い分けることができるので、むしろ持ち物がスッキリします。
本記事では、複数の財布やカードケースを使い分けるメリットとデメリットを紹介します。
使い分けをするか・しまいか。
悩んでいるなら、ぜひ読んでみてください。
財布やカードケースを使い分ける意味
僕は財布やカードケースを使い分ける派です。
お札や小銭、ポイントカードをそれぞれ分けて管理するメリットが大きいと感じ、使い分けることを選びました。
一方で、使い分けを行うことで生じる弊害があるのも事実。
だからこそ…
- 財布は1つにしたい
- なるべくお金やカードをまとめたい
という意見もあるわけです。
この記事では一長一短ある財布やカードケースの使い分けについて、メリット・デメリットを紹介します。
財布やカードケースを使い分けるメリット
財布やカードケースを使い分けることで得られる効果について、まずはメリットから書いていきます。
- 見た目がスタイリッシュになり、型崩れが起こりにくい
- 場面によって持ち歩くものを選べる
- 使っていて楽しい
見た目がスタイリッシュになり、型崩れが起こりにくい
財布やカードケースを複数使い分けることで得られるメリットの1つ目は、見た目がスタイリッシュになり、同時に型崩れが起こりにくくなるということです。
これは財布が許容容量以上にならないように管理することができるから。
財布にはそれぞれ容量があります。
お札に小銭に各種カードを一つの財布に入れ過ぎると、財布がパンパンになってしまいます。
そうなると、見た目が良くありませんし、財布の形が崩れるきっかけとなってしまいます。
といって、モノを入れ過ぎると財布の寿命を縮めてしまうのですね。
場面によって持ち歩くものを選べる
使い分けのメリット2つ目は、使う場面によって持ち歩くものを選べる点。
例えば…
- 「ちょっとコンビニまで」というときはコインケースのみ持って出かける
- ポイントカードを使う機会のある・なしでカードケースを持っていくかどうか決める
など。
財布ひとつで全てを管理していると、ちょっとしたお出かけの際にも、全てを持ち歩かなければならないのでかさばります。
そのときそのときでフレキシブルに対応可能。
持ち物を最小限にできるのが財布やカードケースを使い分ける強みです。
使っていて楽しい
財布やカードケースを使い分けるということは、複数の製品を使うことでもあります。
それらの製品を同時に楽しむことができるのです。
革の経年変化やお手入れを楽しめる機会が増えます。
となるわけです。
財布やカードケースを使い分けるデメリット
一方で、使い分けることでのデメリットもあります。
- ある意味、紛失のリスクが高まる
- お手入れに手間がかかる
ある意味、紛失のリスクが高まる
使い分けることで生じるデメリットの1つに、紛失のリスクが高まる点があります。
複数の財布やカードケースを持つわけですから、管理対象が増えます。
持ち物が増えれば増えるほど、無くさないようにするために気を払わなければなりません。
ただ、「ある意味」と付け加えたのは、一概にデメリットだけとは言い切れないからです。
財布1つですべてを管理していると、それをなくしたら一気にすべてを失うことになります。
しかし、複数の入れ物で管理していれば、1つ紛失したとしても被害が最小限で済みます。
使い分けは「リスク分散が図れる」という側面もあるわけです。
どちらが良いかは個人個人で考え方があると思いますので、結局は好みですね。
お手入れに手間がかかる
複数の財布やケースを持っている場合、お手入れにもそれなりに手間がかかります。
とはいえ、これもデメリットと見るかは人それぞれで、僕の場合は特にデメリットと感じません。
僕は愛用しているものをお手入れするのが好きなので、むしろメリットです。
お手入れすると愛着がわきますからね。
特に、革製品の場合は手をかけた分だけ、より美しくなっていくのでやりがいがあります。
僕が使い分けている財布とカードケース
財布やカードケースの使い分けをするメリット・デメリットを述べたところで、ここからは僕の使い分けスタイルを紹介します。
普段の使い分けは以下のようになっています。
- 財布:お札・クレジットカード
- コインケース1:小銭
- コインケース2:小物
- パスケース:交通系ICカード
- カードケース1:名刺
- カードケース2:ポイントカード
- マルチケース:領収書
それぞれ紹介していきます。
ブルーナボインのスモールクロコウォレット
ブルーナボイン(BRU NA BOINNE)とは、
- いまだかつて人の行かぬ道を心猛く進む この服を身にまとい
というコンセプトのもと服作りをしている、大阪に拠点を置く日本発のブランドです。
ブルーナボインには多くの種類の財布がありますが、僕が日頃愛用しているのはエキゾチックレザーの1種であるクロコダイル革のスモールクロコウォレット。
四角いウロコも色気があって美しい、存在感抜群なクロコダイル革を贅沢に使用した財布です。
ブルーナボインの手にかかれば、クロコダイルの圧倒的な存在感もカジュアルシーンに溶け込みます。
財布の中は発色の良いオレンジ色の牛側でとても柔らかく、スコットランドの革メーカー「Bridge of Weir」社のカウハイドを使用しています。
この革は高級車のシートにも使われる革で、非常に耐久性があり、経年変化しにくいのが特徴。
長く愛用したい財布にはぴったりの素材です。
中の形状はというと、カードポケットとコインケースがあり、また、お札は半分に折って収納することになります。
かなりコンパクトな財布ですが、大きさを考えればその収納力は高い部類です。
ブルーナボインのパイソンコインケース
僕はクロコダイル革財布とは別に、財布をもう1つ使っています。
それがこちら。
先ほどのクロコ革財布と同じブランド、ブルーナボインのパイソンレザーのコインケースです。
こちらの財布は小銭を入れるためのコインケース型。
財布に小銭をたくさん入れておくとパンパンになってしまって型崩れが生じます。
そのため、小銭を入れる専用のコインケースを用意してお札とは別に管理しているのです。
そして、肝心の革はインディゴで染められたパイソン(ヘビ)です。
パイソンレザーの魅力は、何といってもウロコが放つ独特の雰囲気。
1枚1枚、形、大きさが異なり、革が持つ表情の豊かさがより際立っているように感じます。
横から見た図。
ウロコが少し浮いているのが分かります。
ただこのウロコ、非常に丈夫で、日常生活で剥がれることはまずありません。
小銭入れとして毎日ガシガシ使っています。
シップスのコインケース
実は僕、コインケースを2つ使っています。
ただ、小銭入れとして使っているわけではありません。
2つ目のコインケースは小物入れとして普段使いしています。
コインケースは何も、小銭入れだけに使用が限定されるものではありません。
使い方はその人次第。
小銭サイズのものであれば、何でも入れることができます。
僕が愛用しているコインケース2つ目はセレクトショップであるシップス(SHIPS)のコインケース。
中は鮮やかなオレンジ。
上品な雰囲気のイタリアンカーフを使用していて、ビジネスでもカジュアルでも、長く使える定番的なデザイン。
良好な発色が特徴のイタリアンカーフに、きめの細かいシボ感がさらに素材の良さを引き立てている逸品です。
こちらのコインケースの中には…
ちょっとしたガジェット小物類を入れています。
スマホ用のフラッシュメモリや充電ケーブルを入れていて、とても重宝しています。
実際に入れるとこんな感じ。
本来の用途だけでなく、別の使い方で愛用するのもまた一興です。
ユハクのパスケース
クレジットカードや交通系のICカード、これらはもはや生活に必須のツールになりつつあります。
カードを使う際にもスムーズに・スタイリッシュにありたい…。
と思いまして、パスケースも普段から使っています。
パスケースに頻繁に使うICカードや定期券を入れておけば、ポケットやカバンの中からサッと取り出してスムーズに使用することができます。
僕が使っているのはこちらのパスケース。
ユハクのパスケース。
染め色が実に美しい革を使用したレザーパスケースです。
革にはイタリア産のベビーカーフと国産の牛革が使用されています。
手に持った感じはこのように。
カードを収納するための必要最低限の小ぶりなサイズなので、手のひらに収まるサイズ。
パスケースのポケットにカードを入れると、こんな感じ。
パスケースを使うときにサッと取り出せば、美しい色とベビーカーフの繊細なツヤがスタイリッシュさを演出してくれること請け合い。
日常を彩るおしゃれなパスケースです。
カガリユウスケのカードケース
続きまして、カガリユウスケの魅力的なカードケースを紹介します。
それがこちら。
カガリユウスケとは「壁を持ち歩く」をコンセプトに、建築用のパテを革に塗り重ねたバッグや革小物が特徴的なブランドです。
革の上から、さらに幾何学模様に革を張り合わせたカードケースをベースとして、その上から建築用パテを塗り重ねることで作られています。
手ごろなサイズ感で、僕は名刺入れとして活用しています。
ビジネスの場で使うには中々攻めたデザインですが、ブラックという色がフォーマルさを高めてくれているので、違和感は感じません。
当然ではありますが、ポケットの中まではパテを塗っていません。
革本来の滑らかさとしなやかさで、ポケットに入れたカードを保護してくれます。
両方のポケットに名刺を入れた状態です。
ポケットが2つあると自分の名刺と相手の名刺が分けて保管できるため、使い勝手が良いです。
「壁を持ち歩く」という、独創的なコンセプトのもと生み出される魅力的なカガリユウスケの革小物には、唯一無二の存在感と味わい深さがあります。
通常の革の経年変化と同時に、パテの変化も楽しめるのはカガリユウスケの製品ならではです。
エンダースキーマのカードケース
革の魅力の1つである経年変化。
経年変化とは、革製品を使い込むにつれて、徐々に革の色や風合いが変化していく現象です。
経年変化が魅力である革の中で、特に風合いの変化が著しいのがヌメ革。
そんなヌメ革のカードケースはポイントカード入れとして使っています。
エンダースキーマ(Hender Scheme)のワンピースカードケース。
中はこんな感じ。
マチが大きく設けられていて、そのおかげでカードを沢山入れることが可能です。
ポイントカードもまとめて入ります。
外出の際に、
というとき、まとめて持っていく用です。
マチの大きいカードケースは1個持っておくと重宝すると気付いたきっかけとなった愛用品です。
エンダースキーマのマルチケース
エンダースキーマのマルチケースは様々な用途に使える、マチが大きいレザーケース。
柔らかく手触りが心地良い、ナチュラルの風合いが魅力のレザーアイテム。
ガバっと開くので…
領収書をため込んでも安心。
カードはもちろん入りますし、お札も三つ折りで収納可能。
多岐にわたる使い方ができます。
お気に入りの愛用品を使い分けて生活を便利に
本記事では財布やカードケースを使い分けることで得られるメリットと僕の実際の使い分け方について書きました。
実際に使い分けをしてみて思うのは、財布やカードケースを複数に分けることで得られるメリットはそのデメリットを上回るということ。
場面によって使うケースを選んで最低限のものだけ持ち歩くのはとても合理的で、便利です。
財布が傷むことも防げます。
愛用品を長く使えるため、愛着もわきやすく、長期的に見ればコスパも良いです。
ぜひお試しください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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池田工芸の特徴 | 日本で最大級のクロコダイル専門の工場を持つ 一貫した生産管理で高品質を保つ一流メーカー |
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こんな人におすすめ | とにかく高級感のある財布が欲しい |
色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
ユハクのアイテムの特徴 | 染色が鮮やかで革の美しい色味とグラデーションが楽しめる 芸術品のような美しさ |
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こんな人におすすめ | 人とは違った美しいレザーアイテムを使いたい |
「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」をコンセプトに厳選した素材を基に機能性と品質を追求したモノづくりを徹底している。
キプリスの特徴 | 仕立ての良さと上質な革を使用 目に見えない部分の手間も惜しまない製品作りへのこだわりを持つ |
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こんな人におすすめ | 質実剛健の主張控えめな大人っぽい革製品が欲しい |