革製品には人を惹きつけてやまない魅力が多々あります。
革は丈夫で、経年変化による唯一無二の雰囲気をまとい、持つ人の所有欲を満たしてくれるものです。
革の製品を使っていない人は相当少ないはず。
そのくらい、僕たちの日常に浸透している革ですが、もともとは動物の皮。
人の肌同様に、お手入れしてあげれば美しくきれいな状態を保てます。
お手持ちの革小物たちをケアして、末永く、独特の風合いとエイジングによる表情変化を楽しみましょう。
本記事では、革製品のお手入れ方法についてまとめました。
革財布やレザーバッグ、革ベルトのお手入れや革の補色方法など。
総合的なレザーアイテムのケアのやり方を紹介していきます。
革財布のお手入れ方法
僕達の生活に欠かせない財布。
持っていない人はほぼいない財布ですが、多くの財布には革が使われています。
財布に使われている革には、使っていくうちに汚れが蓄積。
さらに、革は時間とともに潤いを失い、徐々に乾燥していきます。
そのまま放置してしまうと、革にしなやかさがなくなり、硬くなってしまうのです。
硬くなった革は柔軟性がないために、ひび割れてしまうかも…。
乾燥によって革がパサパサに。
折角の革の美しい風合いが台無しになります。
たまには財布のメンテナンスをして、革財布の調子を整えましょう。
財布に使われる革の中で最もメジャーなのは牛革。
その中でも、特にきめ細やかなカーフレザー。
美しいカーフの質感はお手入れによって長く美しくキープされますよ。
また、少し変わり種の財布、例えばクロコダイルレザーを使ったウォレットもケア可能。
クロコダイル革の財布のお手入れの際は、使うクリームに気を付ければOKです。
エキゾチックレザーのクロコダイル革はケアすると輝きが増し、エレガントな印象が一気によみがえります。
同じように、エレファントレザーのコンパクトマルチウォレットもケア可能。
象革のお手入れはハードルが高いと感じがちですが、意外と簡単なのでぜひともやってみてください。
象革と似た革種であるカバ革のお手入れも同じく簡単です。
また、小銭で汚れやすいコインケースの内側をケアすれば、清潔さを保て、美しさもキープ。
気持ち良く財布を使えます。
日々使っている財布のお手入れをすれば、ますます愛着がわき、大事にしようと思う気持ちが強まりますよ。
愛用の革財布のお手入れを通じて、革製品のお手入れをもっと身近に感じてもらえれば幸いです。
革ベルトのお手入れ方法
ベルトは革製が定番です。
腰回りに巻くという使い方から、負荷がかかりやすく、汗も吸いやすいのがベルト。
しっかりお手入れして革を保護しましょう。
普段は目につきにくいベルトですが、素敵なエイジング具合がチラッと見えれば、さりげなく、
- 大人のダンディズム
がアピールできます。
日本でも屈指のレザーブランド「栃木レザー」を使用したベルトのお手入れ方法に…。
ヘビ革のベルトのお手入れ方法も紹介。
ビジネス・カジュアルシーン問わず、ファッションを陰ながら支えてくれる革ベルト。
日頃の感謝を込めてメンテナンスしてあげましょう。
革バッグのお手入れ方法
革は非常にタフな素材。
その丈夫さゆえに、バッグで使われることが多いです。
バッグは通勤や通学、外出時に持ち運ぶため、周囲の環境に常にさらされています。
雨風にさらされるため、ホコリや汚れが付きやすく、革の乾燥も進みがち…。
個人的に、バッグのお手入れの重要度は財布やベルトよりも高いと感じています。
毎日使っているバッグだと、くたびれた状態になっていたとしても、その変化に気付きにくいものです。
意外とダメージを負っているかもしれない革バッグ。
バッグの健康診断だと思って、1年に1回程度はお手入れしてあげることをおすすめします。
ファッションの一部でもあるバッグをケアして美しさと清潔感を取り戻し、おしゃれを楽しみましょう。
革の補色方法
革を使っていくうちに進む現象。
それが、
- 経年変化(エイジング)
経年変化は革の楽しみ方の1つですが、ときには、望まない色落ちが起こってしまうことも…。
ぶつけたり、削れてしまったり、そんな場面もありますよね?
そんなときは、革に色を入れなおして元の風合いを蘇らせるのがおすすめです。
革に色を入れなおすと、
- そういえば、元々はこんなきれいな風合いだったなぁ
と思い出すこともしばしば。
あえて、革の色を少し変えてみるのも面白いかもしれませんね。
革に生えたカビの落とし方
気づいたら革にカビが生えていた…。
いつの間に…。
革製品には常に、カビが生えるというリスクが付きまといます。
下駄箱にしまいっぱなしにしていた革靴や、押し入れの中にずっと入れたままの革ベルト。
久しぶりに引っ張り出してみたら、カビだらけ…。
そんな悲劇が起こってしまった時は、革用の強力クリーナーを使ってカビ退治しましょう。
カビは除去できます。
手軽に使える使い捨てタイプのカビ取りシートもありますよ。
諦めるにはまだ早いです。
まぁ、そもそもカビが生えないように管理するのが、最も合理的で根本的な解決方法なんですけどね。
マイナーどころのレザーアイテムのお手入れ
革は色々な用途で使われているので、本当に多くのレザーアイテムがあります。
それらも革でできていることには変わりありませんので、お手入れは必須。
革製のグラスコードをお手入れしたり…。
革の用途や種類を問わず、お手入れするとそのアイテムが長持ちします。
その上、愛着もわくのでますますお気に入りの1点になること間違いなしです。
革に水シミができたときの対処方法
革製品は日常的に使うもの。
場合によっては、水に濡れてしまうときも。
と、そこで問題が。
水に濡れた革にはシミができることがあるのです。
革の水シミの多くの原因は、革中の油分が偏り、色の濃淡ができてしまうから。
革の水シミを落とすには、油分の偏りを解消してあげればOKです。
水分多めのレザーケアクリームをタップリと満遍なく塗ってあげれば、革の水シミを目立たなくできますよ。
革をお手入れしていつまでも美しく
以上、本記事では革小物のお手入れについてまとめました。
メンテナンスを怠ると、革はその風合いを徐々に失っていきます。
ですが、日々のケアを心がけて実践すれば、革もそれに応えてくれます。
潤いや油分を切らさないように、しっかりと保革をして、湿気が高いところでは保管せず、カビを防止する…。
「面倒だ」と感じるかもしれません。
しかし、その手間が革製品の美しさを引き立たせ、生涯を通して愛用できることに繋がります。
魅惑の素材である「革」の存在感をより一層際立たせるため、お手入れは必要なこと。
お手持ちの革製品のお手入れをして、美しい革の表情をいつまでも保ち、革と過ごす毎日を楽しんでみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
レザーアイテムのお手入れに関する記事を見る
レザーアイテム選びの参考として、美しさと丈夫さを兼ね備えた末永く愛用できるレザーブランドを紹介します。
ランキング順で並べはするものの、それぞれおすすめの人が違うので自分にピッタリなレザーブランドを選んでみてください。
ワニ革の強い光沢はエレガントで一生モノの風格を持つ。
池田工芸の特徴 | 日本で最大級のクロコダイル専門の工場を持つ 一貫した生産管理で高品質を保つ一流メーカー |
---|---|
こんな人におすすめ | とにかく高級感のある財布が欲しい |
色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
ユハクのアイテムの特徴 | 染色が鮮やかで革の美しい色味とグラデーションが楽しめる 芸術品のような美しさ |
---|---|
こんな人におすすめ | 人とは違った美しいレザーアイテムを使いたい |
「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」をコンセプトに厳選した素材を基に機能性と品質を追求したモノづくりを徹底している。
キプリスの特徴 | 仕立ての良さと上質な革を使用 目に見えない部分の手間も惜しまない製品作りへのこだわりを持つ |
---|---|
こんな人におすすめ | 質実剛健の主張控えめな大人っぽい革製品が欲しい |