なんて方にはM.モゥブレィのラテックス&スプラッシュブラシがオススメ。
ラテックス&スプラッシュブラシは発泡ゴムと天然ゴムの2つの素材で構成された起毛革用の汚れ落としブラシです。
軽くこするだけでスエードやヌバックに付着した汚れを落とせる優れもの。
発泡ゴムで起毛革に付着したホコリを絡め取り、さらに、天然ゴムがこびりついた汚れをキッチリ落とせます。
2段構えの起毛革用お手入れブラシです。
靴をはじめ、スエードやヌバックで作られたレザーアイテムの汚れ落としにピッタリです。
消しゴムのようにこするだけで汚れが落とせるため、手軽に使えるのもGOOD。
起毛革のお手入れが楽しくなります。
ということで、本記事ではスエードやヌバックの汚れ落としに最適なラテックス&スプラッシュブラシについてレビューしていきます。
スエード革の汚れ落としの様子とともにお伝えします。
- スエードやヌバックの汚れが目立ってきた…
- 起毛革をきれいにする方法とは?
- ラテックス&スプラッシュブラシの詳細が知りたい
気になる起毛革のホコリや汚れ
スエードやヌバックに代表される起毛革はその名の通り、革の繊維が立った状態のため、スムースレザーとはまったく異なる質感が魅力です。
- スエード
- ヌバック
- ベロア
- バックスキン
など、銀面や肉面を研磨材で起毛させた革の総称
起毛革のフワッとした毛足をともなう表面は、温かみのある表情。
一般的なスムースレザーとは異なる風合いを楽しめます。
起毛面は水を弾きやすく自然な撥水性を得られるのもポイント。
しかし、そんな魅力的な起毛革には欠点も…。
毛羽立たせた革であるゆえに、革の繊維にホコリやチリが絡まりやすく、汚れやすい特徴があります。
汚れた起毛革は美しい風合いが失われ、むしろその毛羽立った表面と汚れの組み合わせでみすぼらしさが倍増してしまうことに…。
汚れた起毛革は、お手入れして汚れを取り除きたいですよね?
しかし、起毛革の場合、スムースレザーにはない「ある問題」があります。
起毛革には液体クリーナーが使えない
スムースレザーにはない問題とは…。
- 起毛革には液体クリーナーが使えない
ということ。
液体クリーナーはクロスに染み込ませてから革表面を拭き上げることで、汚れを浮かせて取り除きます。
しかし、起毛革は表面が毛羽立っているため、クロスが革表面を滑らず、クリーナーが一部分にとどまってしまいます。
また、そもそもクロスが滑りにくいので、クリーナーで汚れを浮かせたとしてもきっちりキャッチできません。
起毛革には液体クリーナーは適していないのです。
スエードやヌバックの汚れ落としに!ラテックス&スプラッシュブラシ
とはいえ、起毛革の汚れは落としたいですよね?
そんなときに便利なケアアイテムが。
それがM.モゥブレィのラテックス&スプラッシュブラシ。

ラテックス&スプラッシュブラシは、発泡ゴムと天然ゴムが張り合わされた2層構造のブラシです。

用途スエード・ヌバック等起毛皮革の靴・ブーツ・ムートンブーツ・ハンドブック・ベルト・ジャケット・サイフ等
ブラシというか、消しゴムみたいな感じです。

高密度でありながらソフトタッチの発泡ゴムがスエードやヌバックの表面のみならず、毛羽立った繊維の間に入り込んだホコリ・汚れをしっかりキャッチ。
また、発泡ゴム面の背面には天然ゴムの面が設けられています。

天然ゴム面は、発泡ゴム面では除去できなかった頑固な汚れや、歩行時にこすってしまった黒ずみ汚れを落とす効果が高め。
両面を使い分けられる汚れ落とし用ブラシです。
起毛革の靴だけでなく、その他ジャケット、バッグなど起毛革のアイテムに幅広く使えます。
四角い形状はまるで消しゴムのような使い心地で、角を使用すれば細かな箇所の汚れ落としが可能に。
他のスエードブラシでは届きにくい、細かい箇所の汚れ落としにもバッチリ使えます。
ラテックス&スプラッシュブラシを使ってスエードをお手入れする方法
ここからは、実際にラテックス&スプラッシュブラシを使って起毛革の汚れ落としをしていきます。
お手入れするのはこちらのコールハーン(COLE HAAN)のレザースニーカー。

つま先にスエード素材が使われているのですが、ご覧の通り汚れています。
革表面が毛羽立っているがゆえに、汚れが絡まりやすいのです。
早速、ラテックス&スプラッシュブラシでスエードの汚れ落としをしていきます。
手順としては、以下の通り。
- 発泡ゴム面で起毛革表面を優しくこする
- (必要であれば)天然ゴム面で起毛革表面を優しくこする
まずは発泡ゴム面で汚れ落としを試み、それだけでは落ちない頑固な汚れがある場合は天然ゴム面を使用します。
発泡ゴム面で起毛革表面を優しくこする
はじめに、ラテックス&スプラッシュブラシの発泡ゴム面でスエードの汚れた箇所をこすります。

優しくこすりましょう。
起毛革についたホコリや軽度な汚れであれば、発泡ゴムのみで落ち切ります。
片側が終わったら、もう一方の靴もブラッシング。

仕上がりはこのようになりました。

まだ少し汚れが残っていますね…。
ラテックス&スプラッシュブラシの背面、天然ゴム面を活用しましょう。
天然ゴム面で起毛革表面を優しくこする
発泡ゴム面のみでは落ち切らなかった汚れは、天然ゴムでキッチリ取り除きましょう。
こちらも優しくこすります。

発泡ゴム面と天然ゴム面、両面を使って汚れを落としたスエードの様子はこちら。

汚れが取れましたね。
ラテックス&スプラッシュブラシの使用前後でスエードの状態を比較してみます。

上が汚れ落とし前、下が汚れ落とし後です。
ラテックス&スプラッシュブラシでスエードの美しさがよみがえりました。
以上が、ラテックス&スプラッシュブラシの使い方と汚れ落とし効果のご紹介でした。
起毛革の汚れ落としの後にしたい追加したいケア
起毛革の汚れ落としはこれにて完遂されたわけですが…。
ただ、もうひと手間加えれば起毛革の状態がもっと良くなります。
起毛革へ栄養補給して毛並みを整える
追加ケアは次の項目から実践していきますので、興味があればぜひご覧ください。
起毛革へ潤いと栄養を与える
汚れ落としの後の追加のケア、第一段階は潤いと栄養の補給です。
起毛革は一般的なスムースレザーとは異なった質感を持っていますが、革であることに変わりありません。
革は徐々に潤いが失われ、だんだんと乾燥していきます。
それは起毛革も同じ。
スエードやヌバックも定期的にお手入れして、潤いと栄養を補給してあげる必要があります。
起毛革へ潤いや栄養を補給するのに最適なのがブートブラック(Boot Black)のスエードリッチモイスチャーです。

スエードリッチモイスチャーは起毛革専用のミストタイプの保革剤。
保革効果の高いアルガンオイルが配合されており、起毛革に柔軟性と潤いを与えられます。

無色なので、どんな色にも使用可能なのもGOOD。
使い方は、スエードから20cmほど離れたところからノズルをプッシュ。

スプレータイプなので、クロスが使えない起毛革にも満遍なく保革成分を行き届かせることができます。

ムラなく吹き付けられたらミストが乾燥するのを待ちましょう。
起毛革の毛並みを整える
スエードリッチモイスチャーで水分と油分の補給ができたあとは、仕上げの工程に移ります。
起毛革の毛並みを整え、美しい風合いを与える作業です。
使用する道具はスエードブラシC。
起毛革専用ブラシで、スエードやヌバックのブラッシングに適した形状のブラシです。
一方向にブラッシングをして毛並みを整えます。

スエードへの保革とブラッシングをした後の状態はこんな感じになりました。

起毛革ならではの、独特の表情が際立つ美しい仕上がりです。
スエードのお手入れ前後を比較
最後に、起毛革のお手入れ前後で状態を比較してみます。

上がお手入れ前。
下がお手入れ後のスエードの状態です。
こちらのコールハーンのレザースニーカーのスエードの色はネイビー。
汚れを落とすことで、その上品さが際立つ仕上がりに。
保革と毛並みを整えた効果もあいまって、洗練された印象が高まりました。
スエードやヌバックは毛羽立った表面ゆえにホコリや汚れが付きやすいです。
しかし、お手入れしてあげれば起毛革の美しい風合いをいつまでも保てます。
定期的にケアして起毛革の上品さをキープすれば、使うのが楽しくなりますよ。
起毛革を美しく保つ!ラテックス&スプラッシュブラシ
本記事では、起毛革の汚れ落としに最適なM.モゥブレィのラテックス&スプラッシュブラシの詳細と使い方について書きました。
スエードやヌバックに代表される起毛革は、毛羽立った表面ゆえにホコリや汚れが絡まりやすいです。
美しい起毛革の風合いを保つためには汚れ落としが必須ですが、液体タイプのクリーナーは起毛革には適していません。
そこで活用したいのが、消しゴムのような使い心地のラテックス&スプラッシュブラシです。
発泡ゴムでホコリや軽い汚れを落とし、頑固な汚れは天然ゴムで除去。
2つの面で起毛革の汚れを落とせる、レザーケアアイテムです。
起毛革の汚れでお悩みの方は使ってみてください。
スエードやヌバックの美しい風合いを取り戻せます。
汚れ落としの後は水分と油分を与えて毛並みを整えれば完璧。
起毛革をいつまでも良好な状態で楽しめます。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!








靴磨きを始めたい。けれど道具をそろえるのが面倒…。
そこでおすすめしたいのが靴磨きセット。1セット買うだけで必要な道具がまるっと揃います。道具選びの手間が不要。今すぐ靴磨き可能に。
大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。