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【起毛革のお手入れ】スエードリッチモイスチャーの使い方【潤い・栄養を補給する保革ミスト】

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起毛革のお手入れはしていますか?

スエード・ベロア・ヌバックといった革種は総じて「起毛革」と呼ばれ、一般的なスムースレザーとは全く違った表情を持っています。

起毛革の特徴は革表面が毛羽立ち、ザラザラとしていること。

一般的なスムースレザーの革製品ならば、デリケートクリームなどで水分や油分を補給することができます。

ですが、表面が毛羽立った起毛革にはその方法は適用できません。

なぜなら、保革クリームが毛羽立った革に邪魔されて塗り広げることができず、ムラができてしまうからです。

均一に栄養を行き渡らせることができないのはもちろんですが、革の変色を起こしてしまうかもしれません。

通りすがりの御方
通りすがりの御方
じゃあ、スエードとかの起毛革ってお手入れできないの?
一路
一路
いえ!
バッチリできます!

起毛革のお手入れを可能にするのは、ブートブラックの「スエードリッチモイスチャー」

ミスト状の保革剤なので、ムラなく、起毛革に潤いや油分を与えることができます。

本記事では、スエードリッチモイスチャーの詳細スエードのお手入れを実施する方法をご紹介します。

起毛革をお手入れする方法

スエードやベロア、ヌバックといった毛羽立った革は「起毛革」と呼ばれます。

起毛革はなめした後の革を、「バフ掛け」という、革表面を削って革を毛羽立たせる加工をほどこしたものを指します。

加工された革だけに、一般的なスムースレザー(銀付き革)とは異なる特徴を持ちます。

一路
一路
起毛革の特徴を理解していると起毛革のお手入れがはかどりますので、少しご紹介しますね!

起毛革の特徴

起毛革の種類としてはスエードベロアヌバックとあり、スエードとベロアは革の裏側ヌバックは革の表側をそれぞれバフ掛け加工した起毛革です。

バフ掛け:革の銀面や肉面をサンドペーパーなどの研磨材で起毛させる加工方法

起毛した革繊維の長さはスエードよりもベロアが長く、革の表面をバフ掛けしたヌバックは最も短いという特徴を持ちます。

  • スエード:革の裏側をバフ掛けした起毛革。毛先が短い。
  • ベロア:革の裏側をバフ掛けした起毛革。毛先が長い。
  • ヌバック:革の表側をバフ掛けした革。3種類の中で最も毛先が短い。
一路
一路
スエード・ベロアは日本ではバック(back)スキンと呼ばれることもあります!

起毛革のお手入れ方法って難しい?

一般的なスムース革(銀付き)に比べて、起毛革のお手入れ方法というと、少し面倒なイメージをお持ちの方は少なくないと思います。

表面が毛羽立っていますし、「特殊なケアをしなければいけないのでは?」なんて思いがちかもしれません。

ですが、起毛しているとはいえ、素材は革。

スムースレザーに少し加工をほどこしただけですから、一般的な革のように起毛革にも潤いや栄養補給は必要です。

そういう意味では、スエードなどの起毛革もスムースレザーと同じケア方法で良いという考えも浮かびます。

ですが、毛羽立っている起毛革をお手入れする際には、気を付けなければならないことがあるのです。

一路
一路
革の繊維が毛羽立っているのがポイントとなります!

起毛革のお手入れで気を付けるべきポイント

起毛革をお手入れするときに気を付けるポイントとは…

  • 保革剤がムラになりやすい

起毛革は、一般的に使われるデリケートクリームのようなクリーム状の保革剤を使うと、塗りムラがひどく、満遍まんべんなく革に潤いや油分を補給することができません。

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毛羽立った革繊維にクリームが引っかかってしまうのです。

そのため、クリーム状の保革剤は起毛革には使えないのです。

通りすがりの御方
通りすがりの御方
え?
それじゃあ、スエードとかの起毛革って栄養補給はできないの?
通りすがりの御方
通りすがりの御方
革が乾燥していくのをただ黙って見てるだけ?
一路
一路
そんなことはありません!

そんなときに満をして登場するのが、「スエードリッチモイスチャー」なのです。

スエードリッチモイスチャーの効果とは?

スエードのような起毛革をお手入れするのにおすすめのケア用品が、ブートブラック(Boot Black)スエードリッチモイスチャーです。

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スエードリッチモイスチャーはスプレータイプ保革剤がミストとして噴霧ふんむでき、通常の保革クリームではムラになってしまう起毛革であっても問題なく使用できます。

スエードリットモイスチャーの最大の売りは、オーガニックアルガンオイルが配合されていること。

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スエードリッチモイスチャーの成分
  • 油脂(アルガンオイル含む)

アルガンオイルは、同じくブートブラックの「リッチモイスチャー」にも配合されている保革効果抜群の成分です。

究極の保革剤「リッチモイスチャー」
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オーガニックアルガンオイルは栄養豊富な植物性オイルで、高級化粧品などにも使用される貴重なオイル。

スエードリッチモイスチャーに含まれるオーガニックアルガンオイルの効果によって、起毛革に柔軟性と潤いを与え、色を鮮明に保つことができます。

毛羽立ったスエードなどの革繊維に、しっかりと潤いや油分を補給することで、質感や色ツヤが維持されるというわけです。

先ほど述べたように、スエードリッチモイスチャーはスプレータイプ。

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保革成分はミスト状になって起毛革へと供給されます。

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ノズルをプッシュして、保革ミストを出す仕様です。

ゴールドとブラックの色の組み合わせは、高級感あふれるゴージャスな雰囲気を持っています。

また、無色のミストなので、どんな色の起毛革にも使える汎用性もあります。

一路
一路
一本持っておけば、起毛革のお手入れに困ることはないでしょう!

スエードリッチモイスチャーを使ってみる

本体レビューはこのくらいにして、実際にスエードリッチモイスチャーを使ってみようと思います。

使用方法は簡単。

起毛革のホコリを落とした後、スエードリッチモイスチャーを革全体にスプレー。

その後、ブラッシングをして毛並みを整えるだけ。

箇条書きでまとめると、スエードのお手入れは以下の通りとなります。

  1. スエードのホコリや汚れを落とす
  2. スエードリッチモイスチャーを吹き付ける
  3. 乾燥させる
  4. スエードの毛先を整える

この手順を踏むと、スエードなどの起毛革にしっとりとした質感鮮明な革の風合いよみがえります。

そして、今回お手入れをする起毛革はこちら。

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エンダースキーマのジェットキャップです。

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一路
一路
豚さんの革ですね!
豚革の特長は?
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洗濯を繰り返すうちに、スエードの色がせてきており、スエードの乾燥や革繊維の乱れを感じるようになってきました。

そこで、このピッグスエードにスエードリッチモイスチャーで栄養を与え、保革を行なっていきます。

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スエードのホコリや汚れを落とす

革繊維が毛羽立っている起毛革は、起毛しているがゆえに、毛の間にホコリや水汚れ・油汚れが入り込みやすく、それらが毛羽立ちにホールドされてしまい、落としにくいのがネック。

起毛によって、肌触りの良さや独特の味わい深い質感というメリットが得られるわけですが、それがデメリットにつながる側面も…。

起毛革のお手入れをするときには、ブラッシングによって革の繊維をしっかりと立たせ、ホコリや汚れをしっかりと落とすのがポイントになります。

そこで登場するのが、スエードのような起毛革全般に使える「スエードブラシC」

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起毛革の寝てしまった繊維を、しっかりと起こしてホコリを払えるワイヤーブラシが付いています。

その裏側には…

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ゴム製ブラシも完備。

使い分け方としては…

  • 濃い色の起毛革:ワイヤーブラシ
  • 淡い色の起毛革:ゴムブラシ

といったように、革の色味によって使い分けられる仕様。

今回のピッグスエードは比較的淡い色なので、ゴムブラシの方でブラッシングしていきます。

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スエードの毛を立たせてホコリをき出すイメージで行いましょう。

一方向だけでなく、あらゆる方向からブラッシングしてホコリや汚れを取り除きます。

裏側もブラッシング。

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一路
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ブラッシングするだけでも毛先が立ち、スエードの風合いがより良い状態になるのが感じられると思います!

スエードリッチモイスチャーを吹き付ける

ブラッシングした後はスエードリッチモイスチャーを吹き付けます。

容器をよく振って…

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20cm程度離れた距離からスプレーし、スエードにミストを吹きかけていきます。

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満遍まんべんなく吹き付けた後のスエードの状態はこちら。

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ミストが上手く広がり、スエード部分全体に行き渡らせることができました。

ミスト状ならではの効果です。

クリーム状だとこう上手くはいきません。

ツバの裏側も忘れずにスプレー。

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一路
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アルガンオイルで元気になって!

スエードリッチモイスチャーを乾燥させる

スエードリッチモイスチャーをスエード全体に吹き付けた後は、液が乾燥するまで待ちます。

保革成分が内部へ浸透していくのを待つ時間でもあります。

使い終わったスエードリッチモイスチャーの吹き付け口をきれいにしつつ、待ちましょう。

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一路
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次の出番に備えてフキフキ!

スエードの毛先を整える

ここが最後の工程。

再度、スエードブラシでブラッシングします。

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ホコリ落とし時のブラッシングとは異なり、ここでのブラッシングはスエードの毛並みを整えることが目的です。

一方向に毛先を流すことを意識して行いましょう。

仕上がりはこのように。

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ツバの裏側もご覧ください。

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スエードの毛先が「フワッ」とした状態になり、スエードらしい風合いを取り戻しました。

スエードのお手入れ前後比較

とはいえ、やはりお手入れ前後での比較があった方が分かりやすいというもの。

ビフォー・アフターを比較してみましょう。

ツバの表。

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こちらは裏側です。

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スエードリッチモイスチャーの使用後は、スエードの発色が鮮やかになっていることが分かります。

スエードリッチモイスチャーが革に栄養を与える効果ブラッシングによる風合いの復活が合わさり、スエードが活き活きとした表情をしています。

スプレーするだけで保革効果が得られる、スエードリッチモイスチャーのお手軽さを感じられ、有意義な時間となりました。

一路
一路
起毛革のお手入れをもっとしたくなる、そんな大満足の仕上がりになりましたよ!

スエードリットモイスチャーで起毛革をケアしよう!

本記事ではブートブラックのスエードリッチモイスチャーのご紹介と、スエードのお手入れ方法を実践しました。

お手入れが面倒と思いがちな起毛革ですが、基本的な考え方は一般的なスムースレザーと同じ。

起毛革にもブラッシングや潤い・油分補給をしてあげれば良いのです。

ただ、革が起毛しているため、それを考慮したお手入れが必要になります。

クリーム状の保革剤では、毛羽立った革繊維に引っかかり、塗りムラができてしまいますが、ミスト状のスエードリッチモイスチャーならば革全体に満遍まんべんなく塗布が可能です。

保革作用の高いオーガニックアルガンオイルが配合されているので、栄養補給も抜かりなし。

一路
一路
スプレーするだけのお手軽ケアが可能な、スエードリッチモイスチャーを是非お試しください!

それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。

ご覧頂き、ありがとうございました!

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