システム手帳を使うときに欠かせない相棒がペンです。
万年筆やボールペンを手帳と一緒に携帯しておけば、思いついたときにすぐにメモできます。
スケジュール管理も同様です。
あとで書こうと思うと、忘れてしまうことがありますからね。
システム手帳と筆記具はニコイチというわけ。
ゆえに、システム手帳にはペンホルダーが付いています。
もしくは、ペンホルダーリフィルでカスタマイズすることで追加可能になっている場合がほとんど。
ただ、ここで問題が。
万年筆やボールペンの直径によっては、ペンホルダーに入らないことが起こり得ます。
細いペンなら何も恐れることはないのですが、太いペンは要注意。
いざペンホルダーに差そうとしたら、
なんてことが…。
というか、わりとあるあるです。
万年筆は特に顕著。
もともと太いものが多いですから。
しかし、太いペンでもシステム手帳に携えることができるアイテムがあります。
それがアッシュフォード(ASHFORD)のストレッチペンホルダーです。
その名の通り、ストレッチ性を持つ伸びるペンホルダー。
とりわけ、エイ革を使ったガルーシャストレッチペンホルダーはアッシュフォードのストレッチペンホルダーの中でも太めのペンに対応しています。
ペンホルダー径が大きいのです。
いかなる太軸ペンも受け入れる度量を持つアイテム。
ということで、本記事ではアッシュフォードのガルーシャストレッチペンホルダーをレビューします。
- システム手帳のペンホルダーに愛用のペンが差せなくて困っている…
- 万年筆や太めのボールペンを携帯したい
- アッシュフォードのストレッチペンホルダーの詳細が知りたい
システム手帳のお供にペンは必須
システム手帳はスケジュール管理やアイディアのメモに活躍します。
自分が今日何をするべきなのかを確認できますし、あるとき、ふと思いついたことをササっと書き残しておくのにも有効です。
そして、システム手帳を使う上で大事な存在なのがペン。
システム手帳のリフィルは紙ですから、ボールペンや万年筆がないと書くことができません。
システム手帳とペンはニコイチ。
常に一緒に携帯したいです。
しかし、条件によってはシステム手帳とともに持ち歩くことが難しい場合があるのです。
太いペンはペンホルダーに入らない
持ち歩くことが難しい、とは何か。
それはペンが携帯できない事態が発生すること。
というのも、システム手帳にペンを携えるためにはペンホルダーを使います。
もともとシステム手帳に付属しているアイテムもあれば、リフィルのリフターにペンホルダーが付いているアイテムも。
基本的には、ペンホルダーにペンを差して携帯します。
ただ、ペンの太さ次第でペンホルダーに差さらない場合があります。
ペンホルダーの径よりも、差そうとしているペンが大きいとき、当然ですが入りません。
細いペンならこのようにスマートに差せますが…。

上の写真で差しているペンはカヴェコのリリプットです。プロッターのペンホルダーリフターに投入しています。
例えば、サクラクラフトラボ003。

サクラクレパスのボールペンです。
プロッターのペンホルダーリフターに入れようとしても…。

この通り、入りません。
サクラクラフトラボ003は太軸のボールペン。
太すぎてペンホルダーに差さらないのです。
どうしたものか。
途方に暮れてしまいます。
細いペンを使うのは1つの手ではありますが…。
せっかくならお気に入りのペンを使いたいですよね?
ボールペンならば細いタイプは多いですが、万年筆ともなればほとんどが太軸。
ペンホルダーに入らない事態が多々発生します。
そこで出番が回ってくるのがアッシュフォードのストレッチペンホルダー。
リフターと一体型のペンホルダーです。
とりわけ、この記事で推したいのがガルーシャストレッチペンホルダー。

アッシュフォードには牛革を使ったペンホルダーもラインナップにあるのですが、あえてのガルーシャ。
エイ革です。
なぜなのか。
それは次の項目で解説しますね。
アッシュフォードのガルーシャストレッチペンホルダー
アッシュフォードのガルーシャストレッチペンホルダーは、エイ革を使ったペンホルダーです。
アッシュフォードのストレッチペンホルダーは愛用者の多い定番アイテム。
ストレッチと銘打っているだけあって、半面を革、半面をゴムで作っています。

このゴムが伸びる特性がポイント。
伸縮自在でどんな太さもバッチリフィット。
ペンの太さを問わず、差せるのです。
細いペンならそのままスッと。
太いペンであるなら、ゴム部分が伸びてペンの太さに合わせた径になりますからね。
汎用性が高いのが魅力。
ゆえに多くの愛用者がいるというわけ。
アッシュフォードのストレッチペンホルダーには革の種類にバリエーションがあります。
- ルガード
- ビタリータ
- マット
- ガルーシャ
上記の種類です。
そのうち、ルガード、ビタリータ、マットは牛革。
以下のペンホルダーリフターはマットバージョン。

一方、ガルーシャはエイ革。

この革こそが最大の特徴です。
こちらのガルーシャストレッチペンホルダーは、太いペンを差したい場合におすすめ。
理由はこれからの項目で詳細に述べるとして。
まずは外観と詳細を見ていきましょう。
ガルーシャストレッチペンホルダーの全体像
ガルーシャストレッチペンホルダーの全体像はこちら。

ブラックのリフター側面にペンホルダーが縫い付けられています。
下部にはアッシュフォードのブランドロゴ入り。

シンプルなデザインです。
リングは5穴。

M5サイズ用のリフィルとしてカスタマイズできます。
宝石のようなガルーシャレザー
ガルーシャストレッチペンホルダーの最大の特徴は、なんといってもガルーシャレザーを採用していること。
エイ革です。

スティングレイですね。
表面がゴツゴツしているのが特徴の革です。
成分はリン酸カルシウム。
一般的な牛革は、タンパク質などの有機物なのに対し、ガルーシャレザーは無機物。
同じ革でも、牛革や馬革とはまったく違った風合いを持つ革種です。
触るとザラザラ。

立体感ある表情。
石が並んだ構造で、凹凸があります。
まるで宝石のような革。
それがガルーシャレザーです。
ガルーシャレザーの背面はゴムバンド
ガルーシャレザーが表側なら、ペンホルダーの裏側はゴムバンド。

ブラウンのゴムでストレッチ性があります。

これがストレッチペンホルダーの特徴。
ガルーシャは伸びませんが、ゴムなら伸びます。
太いペンも受け入れられる、度量の大きさを見せつけてくれるわけです。
太めのボールペンを差してみる
では、ガルーシャストレッチペンホルダーに太軸のサクラクラフトラボ003を差してみます。

スッと入ります。

余裕です。
かといって、ゆるくもなく。

抜き差ししやすい絶妙な入れ心地。
サッと取り出してメモ、そして再びペンホルダーへイン。
一連の動作がラクでストレスフリー。
日常で使いやすいです。

ガルーシャレザーの宝石のようなきらめきがなんとも上品。

システム手帳が高級感ある見た目に仕上がります。

太軸のペンであっても、なんてことなし。
ゴムの伸縮性の高さがなせるわざです。
太めのペン用のペンホルダーに悩んだら、アッシュフォードのストレッチペンホルダーをチェックしてみてください。
ガルーシャレザーの独特の存在感
ガルーシャストレッチペンホルダーはエイ革の独特な質感が存在感を放っています。
エイ革であるガルーシャレザーは他の革種とはまったく別の風合いを持ち、レザー愛好家にはたまらない逸品です。
筆者はガルーシャレザーのフラグメントケースを愛用しています。
ガルーシャペンホルダーと並べてみると、こんな感じ。

カラーは違いますが、表面の凸凹は同じ。

人とは違ったアイテムを使いたい人には、とてもおすすめの革種です。
なぜガルーシャのペンホルダーを選ぶべきなのか
アッシュフォードのストレッチペンホルダーには、いくつかの革種があります。
- マット
- ルガード
- ビタリータ
といった、革種の選択肢があるわけです。
しかし、ガルーシャを選ぶべき理由があります。
見た目だけではありませんよ。
機能的な面で、です。
そう。
ガルーシャレザーのペンホルダーを選ぶ、機能的な側面があります。
それを理解するために、まずは通常の牛革を使ったペンホルダーを見てみましょう。

マットストレッチペンホルダーです。
ガルーシャストレッチペンホルダーと同じ、アッシュフォードの製品。
しかし、2つのペンホルダーを重ねてみると…

わかりますか?
穴の大きさが違いますね。
ガルーシャストレッチペンホルダーの方がホルダー径が大きいのです。
これこそがガルーシャストレッチペンホルダーを選ぶべき機能的な理由。
次の項目で詳しく比較していきます。
ガルーシャストレッチペンホルダーとマットストレッチペンホルダーを比較
2種のペンホルダーを重ねてみると、明らかにガルーシャストレッチペンホルダーは面積が広いです。

並べてみると、ガルーシャストレッチペンホルダーの幅が長いですね。

つまり、ガルーシャストレッチペンホルダーの方がより太いペンを差せるのです。
ガルーシャストレッチペンホルダーはサクラクラフトラボ003のボールペンを差しても、やや余裕あり。

ペンとペンホルダーの間に空間ができていますね。
一方のマットストレッチペンホルダーは…。

ピッタリです。
裏を返すと、余裕なし。
ややきつめです。
ペンを取り出す際、再びペンホルダーに戻す際。
ややきつく、快適な使用感を妨げます。
ガルーシャストレッチペンホルダーであれば、ペンホルダーの間に余裕があるので取り出しと収納がラク。

太いペンの場合、日常での使いやすさを考えると、より太いペンホルダーを持つガルーシャストレッチペンホルダーが良いです。

革種がどうこうというよりも、より太いペンを収納できるという機能的な面でガルーシャストレッチペンホルダーを推します。
アッシュフォードのガルーシャストレッチペンホルダーで太いペンを持ち歩こう
本記事ではアッシュフォードのガルーシャストレッチペンホルダーをレビューしました。
太いペンはシステム手帳のペンホルダーに入らないことがあります。
ペンホルダーの径が小さいためですね。
しかし、ガルーシャストレッチペンホルダーなら、どんな太軸ペンでもどんとこい。
ただでさえ太いペンを差し込めるアッシュフォードのストレッチペンホルダー。
その中でも、ガルーシャストレッチペンホルダーはより太いペンが入る大径です。
どんな太めのボールペン、万年筆でもOK。
ガルーシャレザーの風合いを楽しめて一石二鳥。
システム手帳のお供にしたい太めのペンを持っているなら、アッシュフォードのガルーシャストレッチペンホルダーをチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!






レザーアイテム選びの参考として、美しさと丈夫さを兼ね備えた末永く愛用できるレザーブランドを紹介します。
ランキング順で並べはするものの、それぞれおすすめの人が違うので自分にピッタリなレザーブランドを選んでみてください。


ワニ革の強い光沢はエレガントで一生モノの風格を持つ。
池田工芸の特徴 | 日本で最大級のクロコダイル専門の工場を持つ 一貫した生産管理で高品質を保つ一流メーカー |
---|---|
こんな人におすすめ | とにかく高級感のある財布が欲しい |


色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
ユハクのアイテムの特徴 | 染色が鮮やかで革の美しい色味とグラデーションが楽しめる 芸術品のような美しさ |
---|---|
こんな人におすすめ | 人とは違った美しいレザーアイテムを使いたい |


「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」をコンセプトに厳選した素材を基に機能性と品質を追求したモノづくりを徹底している。
キプリスの特徴 | 仕立ての良さと上質な革を使用 目に見えない部分の手間も惜しまない製品作りへのこだわりを持つ |
---|---|
こんな人におすすめ | 質実剛健の主張控えめな大人っぽい革製品が欲しい |